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甲状腺腫瘍とは?良性腫瘍と甲状腺がんの違いと見分け方のポイント甲状腺がん2026/04/02(木)

甲状腺のしこりが見つかったとき、多くの方が「もしかしてがんでは…」と不安を感じるでしょう。

実際、甲状腺のしこりは決して珍しいものではありません。特に20歳代から50歳代の女性に多く見られ、多くの場合は自覚症状がないまま健康診断などで偶然発見されることが多いのです。

甲状腺のしこりには良性と悪性があり、その見分け方を知ることが適切な治療への第一歩となります。本記事では、甲状腺腫瘍の基礎知識から、良性腫瘍と甲状腺がんの違い、そして診断方法まで、専門医の視点から詳しく解説します。

甲状腺腫瘍とは?基礎知識を理解する

甲状腺は、のどぼとけのすぐ下に位置する、重さ10~20gほどの小さな臓器です。

羽を広げた蝶々のような形をしており、気管を前から取り囲むように存在しています。この小さな臓器が、私たちの体の代謝を調整する重要なホルモンを分泌しているのです。

甲状腺のしこり「結節」について

甲状腺のしこりは、医学的には「甲状腺結節(けっせつ)」と呼ばれます。

甲状腺のはれ方には大きく分けて2つのタイプがあります。バセドウ病や橋本病のように甲状腺全体がはれる「びまん性甲状腺腫」と、部分的にしこりのようにはれる「結節性甲状腺腫」です。

結節性甲状腺腫は、さらに腫瘍様病変と腫瘍に分類され、腫瘍はさらに良性と悪性に分けられます。腫瘍様病変は「過形成」とされ、正常組織と同じような細胞が増殖したもので良性です。

甲状腺結節の分類

甲状腺結節は、以下の5つに大きく分類されます。

  • 良性腫瘍:濾胞腺腫(ろほうせんしゅ)など
  • 悪性腫瘍:乳頭がん、濾胞がん、低分化がん、髄様がん、未分化がんなど
  • その他の腫瘍
  • 分類不能腫瘍
  • 腫瘍様病変:腺腫様甲状腺腫、のう胞など

重要なのは、甲状腺のしこりの多くは良性であり、悪性であっても適切な治療により根治が期待できるという点です。

抗がん剤の副作用でしびれが出るのはなぜ?原因と対処の考え方

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良性腫瘍の特徴と種類

甲状腺の良性結節には、いくつかの種類があります。

それぞれに特徴があり、治療方針も異なるため、正確な診断が重要となります。

濾胞腺腫(ろほうせんしゅ)

濾胞腺腫は、真の良性腫瘍です。

大きさは触るとやっとわかる程度のものから、下が向けなくなるほど大きなものまで様々です。多くの場合、しこりがあるだけで他の症状はありません。

ごくまれに、しこりが甲状腺ホルモンを過剰に産生し、バセドウ病のように甲状腺機能亢進症の症状を呈することがあります。これを機能性甲状腺結節と呼び、以前はプランマー病(中毒性単結節性甲状腺腫)と呼ばれていました。

腺腫様甲状腺腫

腺腫様甲状腺腫は、甲状腺の細胞が増殖(過形成)して、しこり状に発達したものです。

しこりが1個もしくはごく少数の場合には、腺腫様結節と呼ぶこともあります。血液検査や画像検査のみで濾胞腺腫と腺腫様甲状腺腫を鑑別することは、かなり困難です。

この病気は本来良性ですが、時には一部にがんが含まれていることがあるため、定期的な経過観察が必要となります。

甲状腺のう胞

のう胞は、液体が溜まった袋状の病変です。

多くは良性で、小さなものであれば経過観察のみで問題ありません。ただし、のう胞の中に充実性の部分がある場合は、悪性の可能性も考慮して精密検査が必要となります。

甲状腺がん(悪性腫瘍)の種類と特徴

甲状腺がんにはいくつかの種類があり、それぞれで悪性度や治療法が大きく異なります。

乳頭がん

乳頭がんは、甲状腺がんの中で最も多く、約90%を占めます。

リンパ液の流れに乗って転移するリンパ節転移が多いですが、基本的にゆっくりと進行するため、急に命に関わる状況になることはまれです。適切な治療により、予後は比較的良好とされています。

ただし、ごく一部の乳頭がんは再発を繰り返すことがあり、また突然悪性度の高い未分化がんに変化することがごくまれにあります。

濾胞がん

濾胞がんは、甲状腺がんの中で2番目に多く、約5%を占めます。

良性の濾胞腺腫との区別が難しいことがあり、診断には慎重な検査が必要です。乳頭がんに比べてリンパ節への転移は少ないのですが、血液の流れに乗って肺や骨など遠くの臓器に転移しやすい傾向があります。

遠隔転移が起こらない場合は、乳頭がんと同様、予後は比較的よいとされています。

低分化がん

低分化がんは、甲状腺がんの中で1%未満とまれです。

特徴としては、乳頭がん・濾胞がんと未分化がんの中間的な性質を持ちます。乳頭がん・濾胞がんに比べると遠隔転移や再発しやすい性質があり、より慎重な治療と経過観察が必要となります。

髄様がん

髄様がんは、カルシトニンを分泌する傍濾胞細胞に由来するがんで、甲状腺がんの約1〜2%です。

髄様がんは分化がんと比べて悪性度が高く、リンパ節や肺のほか、肝臓へ転移しやすいという特徴があります。髄様がんの場合は、治療方針を決めるためにRET遺伝子検査を受けることが勧められています。

遺伝子検査を受けることで、自分だけでなく血縁者の遺伝情報を知ることにつながるため、遺伝カウンセリングなどで専門家ともよく相談することが大切です。

未分化がん

未分化がんは、甲状腺がんの中の約1~2%の割合です。

悪性度が高く進行が速いことから、甲状腺周囲の臓器への浸潤や全身の臓器への転移を起こしやすいという特徴があります。最も治療が難しいタイプのがんであり、集学的治療が必要となります。

良性と悪性の見分け方:診断方法

甲状腺のしこりが見つかった場合、良性か悪性かを見分けることが最も重要です。

そのために、いくつかの検査が段階的に行われます。

視診・触診

まず、首の周囲の視診と触診を行います。

しこりの有無と大きさ、性状(硬さや広がり)などを調べます。経験豊富な専門医であれば、触診である程度の判断ができることもあります。

血液検査

血液中の甲状腺ホルモンや、甲状腺組織で合成される蛋白質であるサイログロブリン(Tg)を測定します。

甲状腺の機能状態を把握し、また治療後の経過観察にも重要な指標となります。

頚部超音波検査(エコー検査)

首の周囲に超音波検査具(プローブ)を当て、返ってくる反射波(エコー)を画像化して診断します。

しこりの大きさや形、位置だけでなく、悪性が疑われるかも判断できます。超音波検査は痛みがなく、繰り返し行える優れた検査法です。

エコー下穿刺吸引細胞診検査(細胞診検査)

甲状腺のしこりに細い針を刺して細胞を取り、顕微鏡でその性質を判断します。

使用する針は採血などに使われるのと同じ細さで、局所麻酔を使用することもあります。この検査により、良性か悪性かの判断がかなり正確にできるようになりました。

ただし、濾胞腺腫と濾胞がんの鑑別など、細胞診だけでは判断が難しい場合もあります。

CT検査・アイソトープ検査

CT検査では、X線を照射して体の内部を描き出し、主に周辺の臓器へのがんの広がりや転移の有無を調べます。

アイソトープ検査では、放射性ヨウ素を服用し、体内でヨウ素が放出する微量の放射線をガンマカメラという専用装置でとらえて画像にします。甲状腺のしこりの大きさや形だけでなく、がんの再発や転移があるか、甲状腺の機能はどうかなども調べることができます。

症状の違いから見る良性と悪性

多くの場合、甲状腺のしこりは自覚症状がありません。

しかし、病状が進行すると、いくつかの症状が現れることがあります。

良性腫瘍の症状

良性腫瘍の多くは、しこりがあるだけで他の症状はありません。

ただし、しこりが大きくなると、首の圧迫感や飲み込みにくさを感じることがあります。機能性甲状腺結節の場合は、動悸や体重減少など、甲状腺機能亢進症の症状が現れることがあります。

悪性腫瘍(がん)の症状

初期の甲状腺がんは、ほとんど症状がありません。

しかし、病状が進行すると、以下のような症状が出てくることがあります。

  • のどの違和感
  • 嗄声(声のかすれ)
  • 痛み
  • 飲み込みにくさ
  • 誤嚥
  • 血痰
  • 呼吸困難感

特に声のかすれは、がんが反回神経(声帯を動かす神経)に浸潤している可能性があり、注意が必要な症状です。

このような気になる症状がある場合には、早めにかかりつけ医に相談したり、耳鼻咽喉科や内分泌科を受診することをお勧めします。

治療方針の違い:良性と悪性で何が変わるのか

良性腫瘍と悪性腫瘍では、治療方針が大きく異なります。

良性腫瘍の治療

良性腫瘍の多くは、経過観察のみで問題ありません。

定期的に超音波検査を行い、大きさの変化や性状の変化を確認します。しこりが大きくなって圧迫症状が出る場合や、美容上の問題がある場合、機能性甲状腺結節で症状がある場合などは、手術を検討することもあります。

悪性腫瘍(がん)の治療

甲状腺がんの治療は、がんの種類、大きさ、広がり、年齢などを総合的に判断して決定されます。

乳頭がんや濾胞がんの場合、手術が基本となります。がんの大きさや広がりによって、甲状腺の片側のみを切除する場合と、全体を切除する場合があります。リンパ節転移がある場合は、リンパ節郭清も行われます。

手術後は、甲状腺ホルモンの補充療法が必要となることがあります。また、放射性ヨウ素内用療法を追加することもあります。

低分化がん、髄様がん、未分化がんの場合は、より集学的な治療が必要となり、手術に加えて放射線療法や薬物療法を組み合わせることが多くなります。

ICVS東京クリニックの免疫療法という選択肢

標準治療だけでは治癒が難しいとされる進行がん・再発がんに対して、新たな選択肢があります。

ICVS東京クリニックでは、「延命ではなく、救命を目指して」という理念のもと、ステージⅣの進行がん・再発がんに特化した次世代免疫療法を提供しています。

HITV療法とは

治療の中核となるのは、HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)という免疫細胞療法です。

樹状細胞を活用し、体内でがんを攻撃するCTL(キラーT細胞)を効率的に誘導することで、がんの消失(治癒)を目標としています。なお、HITV療法は日本国内の医薬品医療機器等法において未承認であり、保険適用外の自由診療となります。

治療の特徴

HITV療法の特徴として、樹状細胞を腫瘍へ直接投与する点が挙げられます。

CT画像で確認しながら腫瘍内へ直接注入することで、患者自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を、より正確に樹状細胞へ学習させることを目指しています。投与後2週間前後からCTLが体内に誘導され、24時間休むことなくがん細胞へ攻撃を継続します。

当院は、がん免疫療法の専門医である蓮見賢一郎によって2008年に設立され、これまで日本のみならず、台湾、中国、マレーシア、ロシア、オーストラリアなど世界各国から患者を受け入れ、2,000名以上の治療支援に携わってきました。

治療は患者の状態・症状・生活環境を総合的に考慮し、専門医が丁寧にカウンセリングと診断を行った上で、相乗効果を生む治療法を組み合わせたオーダーメイドの治療計画を提案します。

まとめ:早期発見と適切な診断が重要

甲状腺のしこりは、多くの場合良性であり、悪性であっても適切な治療により根治が期待できます。

良性腫瘍と悪性腫瘍の見分け方は、視診・触診から始まり、超音波検査、細胞診検査などの段階的な検査により行われます。それぞれの検査には意味があり、総合的に判断することで正確な診断が可能となります。

甲状腺がんと診断された場合でも、多くは予後が良好です。乳頭がんは甲状腺がんの約90%を占めますが、基本的にゆっくりと進行し、適切な治療により良好な予後が期待できます。

標準治療だけでは治癒が難しい進行がん・再発がんの場合、ICVS東京クリニックのHITV療法のような免疫療法という選択肢もあります。患者の状態に応じたオーダーメイドの治療計画により、がんからの解放を目指した医療を提供しています。

甲状腺の健康を守るためには、定期的な健康診断を受け、異常を早期に発見することが大切です。気になる症状がある場合は、決して自己判断せず、専門医に相談することをお勧めします。

詳細はこちらのHPをご覧ください

著者情報

ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

 

【経歴】

埼玉医科大学卒業。

東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。

世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。

米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。

ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。

その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

甲状腺のしこりはがん?良性との違いと検査で確認されるポイント甲状腺がん2026/04/01(水)

甲状腺にしこりが見つかったとき、多くの方が「これはがんではないか」と不安を感じます。

実際、健康診断や人間ドックで甲状腺のしこりを指摘されるケースは珍しくありません。しかし、甲状腺にできるしこりの大部分は良性であり、悪性腫瘍(がん)は全体の約5%程度とされています。

さらに、たとえ甲状腺がんであったとしても、その多くは進行が穏やかで、適切な治療により根治が期待できるタイプのものです。

とはいえ、数は少ないものの悪性度の高いがんも存在するため、しこりの性質を正確に見極めることが非常に重要になります。

甲状腺のしこりとは・・・良性と悪性の基本的な違い

甲状腺のしこりは、医学的には「甲状腺結節」と呼ばれます。

甲状腺が部分的にしこりのようにはれる状態を指し、20歳代から50歳代の女性に多く見られる特徴があります。

しこりがあるだけで、ほかには何も自覚症状がないことが一般的です。

良性腫瘍の特徴

良性の腫瘍は、触診をすると表面がツルツルとしていてやわらかく、くりくりと動きます。

代表的なものとして、**濾胞腺腫**や**腺腫様甲状腺腫**、**甲状腺嚢胞**などが挙げられます。濾胞腺腫が真の腫瘍であるのに対し、腺腫様甲状腺腫は甲状腺の細胞が増殖(過形成)して、しこり状に発達したものです。

良性腫瘍の多くは経過観察で問題ありませんが、時には一部にがんが含まれていることもあるため、きちんと鑑別診断を受けることが大切です。

悪性腫瘍(がん)の特徴

一方、がんの場合はかたく、表面が凸凹としていて、周囲の組織と癒着しているため、あまり動きません。

甲状腺がんには、乳頭がん、濾胞がん、髄様がん、未分化がん、悪性リンパ腫などの種類があります。このうち乳頭がんが最も多く、進行が穏やかで予後が良好なタイプです。

ただし、未分化がんなど悪性度の高いタイプも存在するため、早期に正確な診断を受けることが重要になります。

甲状腺のしこりを見つけるための検査方法

甲状腺のしこりが良性か悪性かを見極めるために、いくつかの検査が行われます。

1980年代に超音波検査と細胞診ができるようになったことで、診断の精度は大きく向上しました。

視診・触診

最初に行われるのは視診と触診です。

医師が甲状腺のある場所(のどぼとけの下)を目で見て、指で触って確認します。しこりの有無、大きさ、硬さ、広がり、周囲の組織との癒着の有無などを調べます。

正常の甲状腺組織は軟らかく、体の表面からでは触れることができませんが、腫瘍ができるとしこりとして触れることがあります。

超音波(エコー)検査

超音波検査は、甲状腺腫瘍を調べる上で最も必要な検査です。

首の周囲に超音波検査具(プローブ)を当て、返ってくる反射波(エコー)を画像化して診断します。しこりの大きさ、数、形、ほかの組織との境界、血液の流れなどを見て、良性か悪性かをかなり正確に知ることができます。

悪性の場合はリンパ節への転移なども確認できます。痛みを伴うこともなく、所要時間も5~10分程度で終了する負担の軽い検査で、放射線被ばくもないため、妊娠・授乳中の女性でも安心して受けられます。

穿刺吸引細胞診検査

超音波検査で甲状腺がんを疑うしこりが見つかった場合、次に行うのが細胞診検査です。

超音波の画像を見ながら甲状腺のしこりに細い針を刺して細胞を採取し、顕微鏡でその性質を判断します。使用する針は採血などに使われるのと同じ細さで、慣れた施設で行えば1~2分程度で終了する検査です。

乳頭がん、髄様がん、未分化がんの3つは、細胞診を行うと高い確率で診断ができます。しかし、濾胞がんに関しては細胞診では診断が困難です。濾胞がんと良性腫瘍である濾胞腺腫の細胞は、顕微鏡でみてもほぼ同じように見えるためです。

血液検査

甲状腺にしこりができても、ほとんどの場合、甲状腺機能は正常です。

ただし、プランマー病のように、しこりができて甲状腺機能が亢進する病気もあります。正確に知るために、血液検査でホルモン濃度を測定します。

血液中の甲状腺ホルモン(遊離サイロキシン:FT4)や、甲状腺刺激ホルモン(TSH)、サイログロブリン(Tg)などを調べます。髄様がんの場合は、カルシトニンやCEA(がん胎児性抗原)が腫瘍マーカーとして用いられます。

CT検査・MRI検査

がんであることが確定した場合には、治療方針を決めるために、ステージ(病期)を調べる目的でCT検査やMRI検査が行われます。

CT検査は体の周囲からX線をあてて撮影することで、体の断面を画像として見ることができる検査です。がんの大きさ、深さや広がり、リンパ節への転移の有無を調べます。

MRI検査は強力な磁石と電波を使用して撮影する検査で、CT検査よりもがん組織と正常な組織の区別が明確です。

悪性リンパ腫と白血病の違いとは?症状・治療・進行の違いを整理

悪性リンパ腫と白血病はいずれも血液に関係するがんですが、発生部位や症状、治療の進め方に違いがあります。本記事では、それぞれの特徴や違いを整理し、理解しやすい形でわかりやすく解説します。

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良性と悪性を見分ける診断のポイント

甲状腺のしこりが良性か悪性かを見分けるには、いくつかの重要なポイントがあります。

超音波検査での特徴

超音波検査では、しこりの形状、境界の明瞭さ、内部の性状、血流の状態などを詳しく観察します。

悪性を疑う所見としては、境界が不明瞭、内部に微細な石灰化がある、縦横比が大きい(縦に長い)、血流が豊富などが挙げられます。

一方、良性の場合は境界が明瞭で、内部が均一、血流が少ないなどの特徴があります。

細胞診検査の重要性

細胞診検査は、しこりから直接細胞を採取して顕微鏡で観察するため、良性か悪性かを判断する標準的な方法です。

5mm程度の微小ながんも確実に診断できます。ただし、濾胞がんの診断は困難で、この場合は手術によって切除した腫瘍を顕微鏡で細かく調べる病理組織検査によって診断が確定されます。

リンパ節転移の確認

甲状腺がんは、リンパ節に転移しやすい特徴があります。

超音波検査やCT検査で、首のリンパ節に腫れがないか、転移の有無を確認します。リンパ節転移がある場合は、悪性の可能性が高くなります。

出典国立がん研究センター がん情報サービス「甲状腺がん 検査」より作成

甲状腺がんと診断されたら・・・治療の選択肢

甲状腺がんと診断された場合でも、多くは進行が穏やかで治療可能です。

がんのタイプ、大きさ、進行度、年齢などを総合的に考慮して、最適な治療法が選択されます。

手術療法

甲状腺がんの基本的な治療は手術です。

がんの大きさや広がりに応じて、甲状腺の一部を切除する葉切除術や、甲状腺全体を切除する全摘術が行われます。リンパ節に転移がある場合は、リンパ節郭清も同時に行われます。

放射性ヨウ素内用療法

甲状腺全摘術後に、放射性ヨウ素を内服して、残存する甲状腺組織や転移したがん細胞を破壊する治療です。

乳頭がんや濾胞がんに対して行われます。

薬物療法

手術が困難な進行がんや、再発・転移したがんに対して、分子標的薬などの薬物療法が行われることがあります。

経過観察

微小な乳頭がん(1cm以下)で、リンパ節転移や周囲への浸潤がない場合は、すぐに手術をせず、定期的な経過観察を選択することもあります。

超音波検査で大きさや性状の変化を確認しながら、必要に応じて治療を開始します。

進行がん・再発がんに対する免疫療法という選択肢

標準治療だけでは治癒が難しいステージⅣの進行がん・再発がんに対して、免疫療法という選択肢があります。

ICVS東京クリニックでは、「延命ではなく、救命を目指して」という理念のもと、次世代免疫療法である**HITV療法**(Human Initiated Therapeutic Vaccine)を提供しています。

HITV療法の特徴

HITV療法は、免疫システムの司令塔と呼ばれる**樹状細胞**を活用し、体内でがんを攻撃する**CTL(キラーT細胞)**を効率的に誘導することで、がんの消失(治癒)を目標にする免疫細胞療法です。

最大の特徴は、樹状細胞を腫瘍へ直接投与する点です。CT画像で確認しながら腫瘍内へ直接注入することで、患者さん自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を、より正確に樹状細胞へ学習させることを目指します。

腫瘍に投与された樹状細胞は、がん情報を高精度で認識し、CTLへの指示も精密化されます。投与後2週間前後からCTLが体内に誘導され、24時間休むことなくがん細胞へ攻撃を継続します。

腫瘍のワクチン化という考え方

HITV療法では、腫瘍そのものを免疫細胞の”生産工場”に変える「腫瘍のワクチン化」という考え方を採用しています。

画像診断で判別できない微細ながん細胞が血液により移動・着床することが転移・再発の一因とされますが、腫瘍のワクチン化によって生まれる高精度なCTLが血液中を巡回し、がん細胞を見つけると即時に攻撃することで、転移・再発を防ぐことにつなげることを目指しています。

世界水準の治療体制

ICVS東京クリニックは、がん免疫療法の専門医である蓮見賢一郎によって2008年に設立されました。

国内外の研究者・臨床現場とのネットワークを持ち、HITV療法専門施設として研鑽を重ねています。これまで日本のみならず、台湾、中国、マレーシア、ロシア、オーストラリアなど世界各国から患者を受け入れ、2,000名以上の治療支援に携わってきました。

治療体制としては、**CTガイド下投与**によりリアルタイムのCT画像をもとに穿刺を行い、腫瘍内へ正確に樹状細胞を直接投与する高度な医療技術を採用しています。また、**院内CPC**(細胞培養加工施設)を完備し、国際的GMP基準に沿った環境を整え、専任の細胞培養士が適切に管理・処置を行っています。

さらに、再生医療等安全性確保法に則った運用を行い、厚生労働省の許可を受けた特定細胞加工施設として、品質管理を重視した培養体制を構築しています。

約80年にわたる研究の系譜

当院の免疫治療の研究・開発は、1948年に故・蓮見喜一郎博士が開発したがんワクチン(ハスミワクチン)を起点とし、約80年にわたる実績の延長線上にあります。

さらに、樹状細胞研究の功績により2011年にノーベル生理・医学賞を受賞したラルフ・スタインマン博士が、当院母体の技術顧問としてHITV療法の確立にも長年貢献しました。

オーダーメイドの治療計画

治療は患者の状態・症状・生活環境を総合的に考慮し、専門医が丁寧にカウンセリングと診断を行った上で、相乗効果を生む治療法を組み合わせたオーダーメイドの治療計画を提案します。

治療の流れは7ステップで構成され、来院回数は基本4回です。

なお、HITV療法は日本国内の医薬品医療機器等法において未承認であり、保険適用外の自由診療となります。

まとめ

甲状腺にしこりが見つかっても、その大部分は良性であり、悪性腫瘍(がん)は約5%程度です。

さらに、たとえ甲状腺がんであったとしても、その多くは進行が穏やかで、適切な治療により根治が期待できます。

しこりの性質を正確に見極めるためには、超音波検査や穿刺吸引細胞診検査などの検査が重要です。良性と悪性を見分けるポイントとして、しこりの形状、境界の明瞭さ、内部の性状、血流の状態、リンパ節転移の有無などが挙げられます。

標準治療だけでは治癒が難しい進行がん・再発がんに対しては、HITV療法のような次世代免疫療法という選択肢もあります。ICVS東京クリニックでは、樹状細胞を腫瘍へ直接投与することで、患者さん自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を正確に学習させ、CTLが24時間休むことなくがん細胞へ攻撃を継続する治療を提供しています。

ICVS東京クリニックでは、進行がん・再発がんに特化した免疫療法の相談を受け付けています。治すことを諦めない姿勢で、患者さんと共に最適な治療法を追求します。詳しくは公式サイトをご覧ください。

詳細はこちらのHPをご覧ください

著者情報

ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

 

【経歴】

埼玉医科大学卒業。

東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。

世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。

米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。

ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。

その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

悪性リンパ腫で腫れるリンパ節の特徴とは?場所・症状・受診の目安悪性リンパ腫2026/04/01(水)

首やわきの下に痛みのない「しこり」が現れたとき、多くの方は不安を感じるでしょう。

悪性リンパ腫は、リンパ球ががん化する病気です。

全身のリンパ節や臓器に発生する可能性があり、初期段階では痛みを伴わないことが多いため、見逃されやすい特徴があります。早期発見のためには、リンパ節の腫れの特徴や進行に伴う症状の変化を正しく理解することが重要です。

本記事では、悪性リンパ腫によるリンパ節の腫れの特徴、腫れやすい場所、痛みの有無、進行に伴う症状の変化、そして医療機関を受診すべきタイミングについて、詳しく解説します。

悪性リンパ腫とは・・・リンパ球のがん化による全身性疾患

悪性リンパ腫は、白血球の一種であるリンパ球ががん化し、無制限に増殖する病気です。

リンパ球には「B細胞」「T細胞」「NK細胞」などの種類があり、これらががん化することで発症します。リンパ系組織は全身に分布しているため、悪性リンパ腫は体のさまざまな部位で発生する可能性があります。

リンパ系組織には、リンパ節をつなぐリンパ管やその中を流れるリンパ液、胸腺、脾臓、扁桃などが含まれます。また、胃、腸管、甲状腺、骨髄、肺、肝臓、皮膚などのリンパ外臓器(節外臓器)でも発生することがあります。

悪性リンパ腫は大きく「ホジキンリンパ腫」と「非ホジキンリンパ腫」の2つに分類されます。日本では非ホジキンリンパ腫が全体の約90~95%を占め、ホジキンリンパ腫は比較的まれです。さらに、がん細胞の形態や性質によって30種類以上に細かく分類されており、病型によって治療方針が大きく異なります。

新規罹患患者数は年々増加傾向にあり、2018年には35,782人が新たに診断されています。罹患率は人口10万人あたり約28.3人で、男女比は約3:2と男性に多く、70~80歳が発症のピークとなっています。

出典一般社団法人 日本血液学会「造血器腫瘍診療ガイドライン 第3.1版(2024年版)」(2024年)より作成

悪性リンパ腫で腫れるリンパ節の特徴・・・痛みのないしこりが持続的に増大

悪性リンパ腫の最も特徴的な症状は、痛みを伴わないリンパ節の腫れです。

痛みがないことが多い理由

リンパ節が腫れる原因は、感染性と腫瘍性に大きく分けられます。

感染症によるリンパ節の腫れは、炎症反応を伴うため痛みを感じることが多いのですが、悪性リンパ腫のような腫瘍性の腫れは、大部分の場合で痛みがないことが特徴です。ただし、まれに痛みを伴うケースもあります。

持続的に増大するしこり

悪性リンパ腫によるリンパ節の腫れは、数週間から数カ月かけて持続的に増大し、縮小することがありません。

感染症によるリンパ節の腫れは、原因となる感染が治まれば自然に縮小しますが、悪性リンパ腫の場合は時間とともに大きくなる傾向があります。2週間以上持続したり、大きくなってきたりする腫れ・しこりがあった場合は、早めに受診することが重要です。

しこりの性状

悪性リンパ腫によるリンパ節の腫れは、触診で以下のような特徴が認められることがあります。

  • 硬さ・・・比較的硬いことが多い
  • 可動性・・・周囲組織との癒着がない場合は可動性がある
  • 表面・・・表面は比較的滑らかなことが多い
  • 大きさ・・・1cm以上の大きさになることが多い

ただし、これらの特徴だけで悪性リンパ腫と診断することはできません。正確な診断のためには、医療機関での詳細な検査が必要です。

再生医療とは?がん治療で注目される理由をわかりやすく解説

再生医療は、細胞や組織の力を利用して機能の回復を目指す治療として注目されています。本記事では、再生医療の基本的な考え方やがん治療における役割、期待されている理由についてわかりやすく解説します。

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悪性リンパ腫で腫れやすいリンパ節の場所・・・首・わきの下・足の付け根が代表的

悪性リンパ腫は、リンパ節の多い部位で発生しやすい傾向があります。

首(頸部リンパ節)

首のリンパ節は、悪性リンパ腫で最も腫れやすい部位の一つです。

首の側面や後ろ側、あごの下などに、痛みのないしこりとして現れることが多くあります。鏡で見たり、触ったりして気づくことができるため、早期発見につながりやすい部位でもあります。

わきの下(腋窩リンパ節)

わきの下のリンパ節も、悪性リンパ腫で腫れやすい部位です。

腕を上げたときや、わきの下を触ったときに、しこりとして気づくことがあります。片側だけでなく、両側のわきの下に腫れが現れることもあります。

足の付け根(鼠径リンパ節)

足の付け根のリンパ節も、悪性リンパ腫で腫れることがあります。

ただし、鼠径リンパ節は反応性腫大(感染症などによる一時的な腫れ)をきたすことも多いため、全身にリンパ節腫脹が認められる場合には、診断のために頸部リンパ節の生検を行うことが望ましいとされています。

その他の部位

悪性リンパ腫は、上記以外の部位でも発生する可能性があります。

  • 胸部・・・縦隔リンパ節の腫大により、咳や呼吸困難などの症状が現れることがある
  • 腹部・・・腹部リンパ節の腫大により、腹痛や腹部膨満感などの症状が現れることがある
  • リンパ外臓器・・・胃、腸管、甲状腺、骨髄、肺、肝臓、皮膚などでも発生することがある

リンパ外臓器に発生した場合は、それぞれの臓器特有の症状が現れることがあります。

進行に伴う症状の変化・・・全身症状の出現が進行のサイン

悪性リンパ腫が進行すると、リンパ節の腫れだけでなく、全身的な症状が現れるようになります。

B症状(全身症状)

悪性リンパ腫の進行に伴い、以下のような全身症状が現れることがあります。これらは「B症状」と呼ばれ、病期分類の重要な指標となります。

  • 発熱・・・38℃以上の原因不明の発熱が続く
  • 体重減少・・・6カ月以内に体重の10%以上の減少
  • 寝汗・・・顕著な寝汗(夜間の大量の発汗)

これらの症状が現れた場合は、病気が進行している可能性があるため、早急に医療機関を受診することが重要です。

臓器圧迫による症状

腫瘤が大きくなると、周囲の臓器や血管、神経などを圧迫し、さまざまな症状が現れることがあります。

  • 気道圧迫・・・呼吸困難、咳、気道閉塞
  • 血管圧迫・・・血流障害、上大静脈症候群
  • 脊髄圧迫・・・麻痺、感覚障害

これらの症状は緊急で治療が必要な場合もあるため、速やかに医療機関を受診してください。

転移先特有の症状

悪性リンパ腫がほかの臓器や器官へ広がると、それぞれの転移先特有の症状が出現します。

  • 肺や気道・・・呼吸困難、咳、気道閉塞
  • 肝臓・・・黄疸、腹水
  • ・・・骨痛
  • 皮膚・・・発疹、皮膚の赤み、腫れ、かゆみ
  • 消化管・・・腹痛、嘔吐、下痢

これらの症状が現れた場合は、病気が進行している可能性が高いため、早急に専門医の診察を受けることが重要です。

医療機関を受診すべきタイミング・・・2週間以上続く腫れは要注意

悪性リンパ腫の早期発見のためには、適切なタイミングで医療機関を受診することが重要です。

すぐに受診すべき症状

以下のような症状がある場合は、できるだけ早く医療機関を受診してください。

  • 2週間以上持続するリンパ節の腫れ
  • 急速に大きくなるリンパ節の腫れ
  • 原因不明の発熱が続く(38℃以上)
  • 体重が急激に減少する(6カ月以内に10%以上)
  • 顕著な寝汗が続く
  • 呼吸困難や咳が続く
  • 腹痛や腹部膨満感が続く

特に、複数の症状が同時に現れている場合は、早急に受診することが重要です。

定期的な自己チェックの重要性

悪性リンパ腫の早期発見のためには、定期的に自分の体を触ったり、鏡で見たりして、リンパ節の腫れがないかチェックすることが大切です。

首、わきの下、足の付け根などのリンパ節が多い部位を中心に、しこりや腫れがないか確認しましょう。もし気になる腫れやしこりを見つけた場合は、放置せず、早めにかかりつけ医や血液内科に相談してください。

受診する診療科

リンパ節の腫れや全身症状がある場合は、まずはかかりつけ医に相談することをおすすめします。

必要に応じて、血液内科などの専門医を紹介してもらうことができます。悪性リンパ腫が疑われる場合は、血液内科での詳細な検査が必要になります。

悪性リンパ腫の診断と治療・・・生検による確定診断が必須

悪性リンパ腫の診断には、生検による病理組織検査が必須です。

診断のための検査

悪性リンパ腫が疑われる場合、以下のような検査が行われます。

  • 問診・身体診察・・・症状、既往歴、家族歴の確認、リンパ節の触診
  • 血液検査・・・血球算定、生化学検査、LDH、可溶性IL-2R、ウイルス検査など
  • 画像検査・・・CT検査、PET-CT検査、MRI検査など
  • 生検・・・腫れているリンパ節などの組織を採取し、顕微鏡で詳しく調べる
  • 骨髄検査・・・必要に応じて骨髄穿刺・骨髄生検を行う

生検は、悪性リンパ腫の診断と病型分類を決定するために最も重要な検査です。開放生検(外科的にリンパ節を切除する方法)が望ましく、針生検のみでは診断が不十分な場合があります。

治療の選択肢

悪性リンパ腫の治療は、病型や病期、全身状態を考慮して決定されます。主な治療法には以下のようなものがあります。

  • 化学療法・・・抗がん剤や分子標的薬を使用する治療
  • 放射線治療・・・病巣が限局している場合に単独または化学療法と併用
  • 造血幹細胞移植・・・治療効果が十分でない場合や再発時に検討
  • 免疫療法・・・体の免疫力を活用してがん細胞を攻撃する治療

悪性リンパ腫は治療効果の高い病気であり、適切な治療により多くの患者さんが寛解を目指すことができます。

ICVS東京クリニックの次世代免疫療法・・・ステージⅣ進行がん・再発がんに特化したHITV療法

標準治療だけでは治癒が難しいとされるステージⅣの進行がん・再発がんに対して、ICVS東京クリニックでは「HITV療法」という次世代免疫療法を提供しています。

HITV療法の特徴

HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)は、免疫システムの司令塔と呼ばれる「樹状細胞」を活用し、体内でがんを攻撃するCTL(キラーT細胞)を効率的に誘導することで、がんの消失(治癒)を目標とする免疫細胞療法です。

この治療法の大きな特徴は、樹状細胞を腫瘍へ直接投与する点にあります。CT画像で確認しながら腫瘍内へ直接注入(腫瘍内注入が難しい場合は腫瘍を栄養する主要血管内への投与)を行うことで、患者さんご自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を、より正確に樹状細胞へ学習させることを目指しています。

腫瘍に投与された樹状細胞は、がん情報を高精度で認識し、CTLへの指示も精密化します。投与後2週間前後からCTLが体内に誘導され、24時間休むことなくがん細胞へ攻撃を継続します。この「腫瘍のワクチン化」という考え方により、腫瘍そのものがCTLを生み出す工場のように機能する状態を狙います。

世界水準の医療体制

ICVS東京クリニックは、がん免疫療法の専門医である蓮見賢一郎によって2008年に設立されました。

これまで日本のみならず、台湾、中国、マレーシア、ロシア、オーストラリアなど世界各国から患者を受け入れ、2,000名以上の治療支援に携わってきました。院内には国際的GMP基準に沿った細胞培養加工施設(CPC)を完備し、専任の細胞培養士が適切に管理・処置を行っています。

また、再生医療等安全性確保法に則った運用を行い、厚生労働省の許可を受けた特定細胞加工施設として、品質管理を重視した培養体制を構築しています。

オーダーメイドの治療計画

HITV療法は一律の実施ではなく、患者さんの状態・症状・生活環境を総合的に考慮し、専門医が丁寧にカウンセリングと診断を行った上で、相乗効果を生む治療法を組み合わせたオーダーメイドの治療計画を提案します。

患者さんご本人とご家族のお気持ちを最優先し、QOL(生活の質)を維持・向上させながら、できる限り心身の負担が少ない診療を目指しています。

※HITV療法は日本国内の医薬品医療機器等法において未承認であり、保険適用外の自由診療となります。

まとめ・・・早期発見と適切な治療が予後を左右する

悪性リンパ腫は、リンパ球ががん化する病気であり、全身のさまざまな部位で発生する可能性があります。

初期症状として最も特徴的なのは、首やわきの下、足の付け根などに現れる痛みのないリンパ節の腫れです。この腫れは数週間から数カ月かけて持続的に増大し、縮小することがありません。2週間以上持続したり、大きくなってきたりする腫れ・しこりがあった場合は、早めに医療機関を受診することが重要です。

病気が進行すると、発熱、体重減少、寝汗などの全身症状が現れるようになります。また、腫瘤が周囲の臓器や血管、神経などを圧迫することで、呼吸困難や麻痺などの症状が現れることもあります。これらの症状が現れた場合は、緊急で治療が必要な場合もあるため、速やかに医療機関を受診してください。

標準治療だけでは治癒が難しいとされるステージⅣの進行がん・再発がんに対しては、ICVS東京クリニックのHITV療法という選択肢もあります。「延命ではなく、救命を目指して」という理念のもと、患者さん一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療計画を提供しています。詳細については、ICVS東京クリニックの公式サイトでご確認ください。

詳細はこちらのHPをご覧ください

著者情報

ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

 

【経歴】

埼玉医科大学卒業。

東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。

世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。

米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。

ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。

その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

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