
「標準治療を続けてきたけれど、思うように効果が出ない。でも、あきらめたくない」——そんな思いを抱えながら、ステージ4の進行がんや再発がんの治療法を探しているあなたやご家族へ、この記事はお届けしています。
結論からお伝えすると、日帰りの外来通院で受けられるがん免疫細胞療法(HITV療法)という選択肢があります。入院を必要とせず、抗がん剤や放射線などの標準治療と組み合わせながら通院できるため、日常生活を大きく変えずに治療を続けやすい点が特徴です。
ただし免疫療法はすべての患者さまに同じ効果をもたらすものではなく、適応や治療計画は個人差があります。まずは免疫療法の仕組みと、日帰り通院がどのように実現されているのかを正しく理解することが大切です。
ステージ4の進行がんや再発がんと診断されたとき、担当医から「これ以上の標準治療は難しい」と告げられることがあります。抗がん剤が効かなくなってきた、放射線の照射限界に達した、外科手術の適応外になった——そのような状況に直面すると、患者さまご自身もご家族も、深い不安と向き合うことになります。
しかし、標準治療の限界イコール治療の終わりではありません。近年、がん免疫細胞療法は自由診療の領域で着実に発展しており、標準治療では難しかった患者さまに対しても、新たなアプローチを提供できる可能性が広がっています。
進行がんの患者さまの中には、すでに長期入院の経験がある方、仕事や家庭の事情で長期間の入院が難しい方、体力的に入院生活がつらい方も少なくありません。「できれば自宅から通いながら治療を受けたい」という声は、実際の医療現場でも多く聞かれます。
日帰り外来通院で受けられる免疫療法は、こうした患者さまのニーズに応える可能性を持っています。もちろん、すべての方が日帰り対応できるかどうかは、体調・治療内容・腫瘍の状態によって異なりますので、専門医との相談が欠かせません。
「免疫療法は他に手がなくなってからするもの」というイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、これは必ずしも正確ではありません。実際には、標準治療と並行して免疫療法を受ける「併用」という形が選ばれるケースも多くあります。体力や免疫機能が比較的維持されているうちから取り組む方が、より良い状態で治療を進めやすい場合があります(個人差があります)。
私たちの体には、細菌やウイルス、そして異常な細胞(がん細胞を含む)を見つけて攻撃する免疫システムが備わっています。しかし、がん細胞は巧みに免疫の監視を逃れたり、免疫細胞の働きを抑えたりする機能を持つことがあります。
がん免疫療法とは、この免疫システムを活性化・強化することで、がん細胞を攻撃する力を高める治療の総称です。免疫チェックポイント阻害剤(オプジーボなど)が広く知られていますが、免疫細胞そのものを体外で培養・強化して戻す「免疫細胞療法」も、自由診療の分野で多くのクリニックが取り組んでいます。
樹状細胞は、体内に侵入した異物(がん細胞を含む)の情報をT細胞(攻撃部隊)に伝える「指令塔」のような役割を持つ免疫細胞です。樹状細胞がうまく機能することで、T細胞はがん細胞を正確に識別して攻撃できるようになります。
一般的な樹状細胞療法では、患者さま自身の血液から単球(樹状細胞のもとになる細胞)を採取し、体外で樹状細胞へと成熟・培養させます。その後、がんの情報(腫瘍抗原)を樹状細胞に覚えさせてから体内に戻すことで、免疫システムにがん細胞を攻撃させます。
樹状細胞の投与方法には、皮下注射・静脈投与・腫瘍内直接投与などがあります。それぞれに特性があり、どの方法が適しているかは腫瘍の部位・大きさ・患者さまの状態によって異なります。腫瘍内への直接投与は、がんの病巣に対してより局所的にアプローチする方法として注目されています(個人差があります)。
免疫細胞療法は、手術・抗がん剤・放射線といった標準治療と並行して受けることが可能なケースが多いとされています。ただし、免疫機能が著しく低下している時期(強い抗がん剤治療の直後など)は、併用のタイミングに注意が必要です。担当医・免疫療法専門医の両者が連携しながら治療計画を立てることが重要です。
HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)は、培養・活性化した樹状細胞を、CTガイド下で腫瘍内へ直接投与するという免疫細胞療法です。CTガイド下での腫瘍内直接投与というアプローチにより、より病巣に近い場所で免疫応答を引き起こすことを目指しています。
治療の効果や経過には個人差があります。すべての患者さまに同様の効果が得られるわけではありませんが、標準治療が奏効しなくなった患者さまにとって、新たな選択肢となり得る治療法として位置づけられています。
CTガイド下での腫瘍内投与は、画像でリアルタイムに腫瘍の位置を確認しながら、適切な場所へ正確に投与できる点が特徴です。一般的な皮下注射や静脈投与とは異なり、腫瘍の局所に直接はたらきかけることで、免疫反応を腫瘍内から引き起こすことが期待されています。
この投与方法は、高い精度が要求される手技であるため、専門的な医師と画像診断の設備・体制が整った施設で行われます。

HITV療法は、完全予約制・日帰り外来通院で実施されます。細胞の採取・培養・投与という各ステップはあるものの、入院を必要としない外来対応が可能です。国内外から患者さまが来院されるケースもあります。治療計画はオーダーメイドで立てられるため、通院のペースや頻度は患者さまの状態によって異なります。
免疫細胞療法を検討する際は、まず専門のクリニックへの相談から始まります。自由診療であるため、事前の情報収集と納得のいく説明を受けることが重要です。一般的な流れは以下のとおりです(クリニックや治療方針によって異なります)。
まず現在の病状・これまでの治療歴・検査データなどをもとに、免疫療法が適応となるかどうかを相談します。ICVS東京クリニックでは電話・オンライン・対面のいずれかでの医療相談が可能です(税込11,000円)。
相談後、実際に来院して初診を受けます(初診料:税込33,000円)。担当医が患者さまの状態を詳しく確認したうえで、オーダーメイドの治療計画を提案します。標準治療との併用方針や通院スケジュールについても、この段階で丁寧に説明が行われます。
患者さま自身の血液から細胞を採取し、国際GMP基準の細胞培養加工施設(CPC)で培養・活性化させます。その後、CTガイド下で腫瘍内へ直接投与します。日帰り外来通院で対応できます(体調・治療内容による個人差があります)。
HITV療法は全額自己負担の自由診療です。公的医療保険は適用されません。治療費の総額は、治療計画の内容(投与回数・期間・CTガイド下投与オプションの有無など)によって異なるため、相談・初診を経て個別にご案内されます。
⚠ 費用に関する注意点
HITV療法の治療費(総額)は治療計画による個別対応となります。医療相談(税込11,000円)・初診料(税込33,000円)は確定料金ですが、治療費本体はご相談のうえで決定されます。自由診療のため高額療養費制度の対象外となりますので、事前に費用の詳細を十分に確認されたうえでご判断ください。
ICVS東京クリニックは東京都千代田区に位置し、東京メトロ各線・JRの複数路線からアクセスできる立地にあります。日本語・英語・中文での対応が可能なため、国内外から多くの患者さまが来院されています。遠方からの方でも日帰り通院で治療を受けやすい体制が整えられています。

「自分(家族)に適応があるか知りたい」「現在の治療と併用できるか相談したい」など、どんな小さな疑問もお気軽にどうぞ。東京都千代田区のICVS東京クリニックが丁寧にお答えします。
「治す」ことを決してあきらめず、これまでの治療の限界を超えて、がんから解放されるために。がんで苦しんでおられる患者さまやご家族の力となり支えになるために尽くします。ICVS東京クリニックでは開院以来、免疫療法によるがんの縮小や消失を目指してまいりました。治療が始まった瞬間から、医師は患者さまのパートナーです。どんな困難な状況に陥っても、最良のガイドとなるべく尽力いたします。まずは患者さまご自身やご家族の方に、お受けになる治療について丁寧にご説明し、ご理解とご納得をいただくことを大切にしています。