
「腫瘍が大きすぎて手術できないと言われた」「抗がん剤を続けてきたけれど、思うように効いていない」――そんな状況に直面し、次にどうすればよいかと途方に暮れておられる患者さまやご家族は少なくありません。
大腸がんで腫瘍が大きい場合、標準治療だけでは対処しきれないケースがあるのは事実です。しかし、治療の選択肢は標準治療だけではありません。免疫細胞療法をはじめとするアプローチを組み合わせることで、治療の可能性を広げられる場合があります。
この記事では、大腸がんにおける腫瘍のサイズと治療方針の関係、標準治療の種類と限界、そして免疫療法との併用という選択肢について、できるだけわかりやすくまとめました。
大腸がんと診断されてから、あるいはしばらく治療を続けてきた中で、「腫瘍が大きい」「他の臓器にも広がっている」という言葉を医師から告げられると、患者さまもご家族も大きな衝撃を受けられることと思います。
「これ以上できる治療はないのだろうか」「抗がん剤をこれ以上続けることが体に負担をかけるだけなのでは」「手術できないと言われたが、本当に選択肢はないのか」――こうした疑問や不安は、多くの患者さまが共通してお持ちのものです。
特にステージⅣや再発大腸がんの場合、標準治療の選択肢が限られてくる局面があります。そのとき、何をどう判断すればよいかがわからず、情報を求めてインターネットを検索される方も多いのではないでしょうか。
まず大切なのは、「腫瘍が大きい=もう治療できない」ということではないという点です。腫瘍のサイズが大きくても、治療方針の工夫や複数のアプローチの組み合わせによって、病状の安定・腫瘍の縮小が期待できるケースがあります。この記事では、そうした可能性について正確な情報をお伝えしていきます。
【よくある誤解】「腫瘍が大きいと、もう免疫療法は受けられない」と思われている方も多いですが、これは正確ではありません。免疫細胞療法の中には、腫瘍内に直接投与するアプローチも存在し、腫瘍のサイズや状態によっては対象となる場合があります。まずは専門医への相談が重要です(治療の適否は個人の状態により異なります)。
大腸がんのステージは、腫瘍の壁への浸潤度、リンパ節転移の有無、遠隔転移(肝臓・肺・腹膜など)の有無によって決まります。腫瘍のサイズ自体が直接ステージを決定するわけではありませんが、腫瘍が大きくなるほど周囲の臓器や血管・リンパ節に影響を与えやすくなり、ステージが進行していることが多くなります。
大腸がんはステージ0〜Ⅳに分類されます。ステージⅢでは所属リンパ節への転移が、ステージⅣでは肝臓・肺・腹膜などへの遠隔転移が認められます。腫瘍が大きく周囲に浸潤している場合、外科的切除の難易度が上がるほか、治療効果を阻害する要因になることがあります。なお、腫瘍サイズと予後の関係には個人差があります。
腫瘍が腸管の外の血管・臓器に接していたり、複数箇所への転移が広範囲だったりする場合、外科手術で根治的な切除を行うことが困難と判断されることがあります。この「切除不能」という状態は、手術ができないということではなく、手術のみでは対処が難しい状態を指します。薬物療法・放射線療法・免疫療法などとの組み合わせが検討されます。
大腸がんは肝臓に転移しやすいとされており、肝転移が限局している場合は肝切除が選択肢になることがあります。一方、腹膜播種(腹膜転移)は広範囲に及ぶことが多く、外科的な切除が困難なケースも少なくありません。転移の部位・個数・サイズによって治療方針は大きく異なるため、専門医との詳細な相談が欠かせません。
大腸がんに対する標準治療は、外科手術・薬物療法(抗がん剤・分子標的薬)・放射線療法の3つが中心となります。腫瘍が大きい場合や転移がある場合でも、これらを組み合わせた治療が行われます。
大腸がんの根治を目指す場合、基本は外科的な腫瘍の切除です。腫瘍が大きい場合でも、周囲の組織への浸潤度が限定的であれば切除が可能なことがあります。ただし、隣接する臓器(膀胱・子宮・小腸など)への浸潤が広範囲だったり、遠隔転移が多数であったりする場合は、手術単独では対応が難しくなります。
近年では、術前化学療法(ネオアジュバント療法)によって腫瘍を縮小させてから切除を試みるアプローチも行われています。腫瘍のサイズを一定程度小さくすることで、切除の可能性が広がる場合があります(個人差があります)。
切除不能や転移のある大腸がんに対しては、薬物療法が治療の中心となります。フルオロウラシル(5-FU)をベースとするFOLFOX・FOLFIRI・CAPOXなどのレジメンが広く用いられています。さらに、血管新生を抑制するベバシズマブや、上皮成長因子受容体(EGFR)を標的とするセツキシマブ・パニツムマブなどの分子標的薬が併用されることがあります。
また、MSI-H(高頻度マイクロサテライト不安定性)という遺伝子的特性を持つ大腸がんでは、ペムブロリズマブなどの免疫チェックポイント阻害薬が有効とされるケースがあり、近年注目されています。ただし、この特性を持つ大腸がんは全体の一部であり、すべての患者さまに適用されるわけではありません。
直腸がんでは術前・術後の放射線療法が標準的に用いられています。結腸がんへの放射線適用は限定的ですが、骨転移や脳転移に対する疼痛緩和・局所制御の目的で使われることがあります。体への負担をできるだけ軽減しながら局所の制御を目指す場合に検討されます。

✅ 標準治療のメリット
⚠️ 標準治療の限界・課題
大腸がんの治療を続ける中で、「抗がん剤を何ライン試しても効果が出なくなった」「これ以上の化学療法は体が持たない」「主治医から標準治療は難しいと言われた」という局面を迎える方もいらっしゃいます。
そのとき、次に考えられる選択肢として免疫細胞療法(がん免疫療法)があります。これは、患者さま自身の免疫力を活用してがんへ働きかけるアプローチです。標準治療で用いられる免疫チェックポイント阻害薬とは異なり、患者さまの血液から採取した細胞を体外で培養・活性化してから体内へ戻す「細胞療法」の一種です。
免疫細胞療法の中でも特に注目されているのが、樹状細胞を用いた治療法です。樹状細胞はがん細胞の情報(抗原)をTリンパ球に伝達し、がんへの免疫反応を引き起こす「司令塔」のような役割を担っています。患者さまの血液から採取した樹状細胞にがんの情報を持たせて培養し、体内に戻すことで、免疫ががんを認識して攻撃するよう促すことが期待されます(効果には個人差があります)。
この治療は現時点では自由診療(全額自己負担)となり、保険は適用されません。また、すべての患者さまに同様の効果が得られるわけではなく、適応の有無は個々の状態によります。主治医・専門医との十分な相談のうえで選択することが重要です。
免疫細胞療法は、必ずしも標準治療の代わりに行うものではありません。抗がん剤・放射線療法・手術と並行して行うこともできる治療法です。標準治療で体の状態を整えながら免疫療法を加えることで、より多角的にがんへ対処することを目指す考え方があります。ただし、併用の可否・タイミングは患者さまの状態や治療内容によって異なります。専門医への相談が欠かせません。
現在の治療方針に疑問を感じたとき、または「他に選択肢はないか」と思ったときは、別の専門医にセカンドオピニオンを求めることをご検討ください。セカンドオピニオンは担当医への不信ではなく、患者さまが納得して治療を受けるための大切なプロセスです。特に東京都・千代田区周辺には、がん治療を専門とする医療機関が複数あり、免疫療法を専門とするクリニックへの相談も選択肢のひとつです。
【ご注意】免疫細胞療法は自由診療であり、治療効果には個人差があります。治療の選択にあたっては、現在の担当医とも十分に話し合いのうえでご判断ください。インターネット上には根拠の不明確な情報も多いため、専門医への直接相談が重要です。
東京都千代田区に拠点を置くICVS東京クリニックでは、2008年の開院以来、独自開発のHITV療法(樹状細胞を腫瘍内へCTガイド下で直接投与する免疫細胞療法)に特化した治療を行っています。

HITV療法は全額自己負担の自由診療です。治療費は患者さまの状態・治療計画によって異なりますので、まずはご相談ください(初診料:税込33,000円)。
「腫瘍が大きい」「標準治療が効かない」そんな状況でもあきらめないでください。まずはお気軽にご相談ください。医療相談(電話・オンライン・対面)は税込11,000円、初診料は税込33,000円です。

「抗がん剤を続けてきたけれど、体がもう限界かもしれない」「体力が落ちてしまって、これ以上の治療に耐えられるか不安」——大腸がんの治療を続ける中で、そんなお気持ちを抱えている患者さまやご家族の方は、決して少なくありません。
結論からお伝えします。体力が低下した状態でも、検討できる治療の選択肢は存在します。標準治療との併用や、体への負担が比較的小さい免疫細胞療法という方向性が、一つの可能性として注目されています。
もちろん、どのような治療が適しているかは、がんの状態や体力の程度、これまでの治療歴によって大きく異なります(個人差があります)。この記事では、体力低下と大腸がん治療の関係、そして免疫細胞療法という選択肢についてわかりやすくご説明します。
大腸がんの治療を続ける中で、食事がとれない、起き上がれない、以前のような体力がまったくないという状況に直面する方は多くいらっしゃいます。抗がん剤の副作用による消化器症状、がん自体が引き起こす栄養障害、精神的なストレスによる疲弊——これらが重なり合い、「治療を続けたい気持ちはあるのに、体がついていかない」という辛さを生み出します。
さらに深刻なのは、体力が低下すると医師から「今の状態では積極的な治療は難しい」と告げられるケースがあることです。そのような言葉を受け、治療の選択肢が閉ざされたように感じてしまう方もいらっしゃいます。しかし、「積極的な標準治療が難しい」と「何もできない」はイコールではありません。
特にステージⅣの進行がんや再発がんの患者さまでは、複数回の化学療法を経験している方が多く、骨髄抑制(血球が減少する状態)や消化機能の低下、体重減少が重なっていることも珍しくありません。体力の低下は治療の継続だけでなく、日常生活の質(QOL)にも大きく影響します。
「もっと早く知っていれば」「ほかに何か手はないか」——そのお気持ちは、治療をあきらめたくないという強い意志の表れです。その意志にしっかりと向き合うために、まず体力低下の原因と仕組みを整理することが大切です。
免疫細胞療法に対して「体力がないと受けられないのでは?」というご心配をお持ちの方も多くいらっしゃいます。これは一部正しく、一部は誤解です。免疫細胞療法の種類や施設によって条件は異なりますが、抗がん剤や放射線に比べて体への直接的な負担が小さいとされる治療法も存在します。詳しくは後の章で解説しますが、まずは「体力が落ちていても相談できる場所がある」と知っておいてください。
体力の低下がなぜ起こるのかを理解しておくことは、次の一手を考えるうえで重要です。原因は一つではなく、複数の要因が絡み合っています。
大腸がんが進行すると、がん細胞が放出するサイトカイン(炎症性物質)の影響で、食欲不振・筋肉の分解・体重減少が起こります。これを「がん悪液質(カヘキシア)」と呼びます。通常の栄養補給だけでは改善しにくく、体力低下の主要な原因の一つとされています。また大腸がんによる腸閉塞や出血が栄養の吸収を妨げることもあります。
大腸がんに対する標準的な化学療法(FOLFOX・FOLFIRIなど)は、吐き気・下痢・末梢神経障害・骨髄抑制といった副作用を引き起こすことがあります。これらが積み重なると、日常的な活動すら困難になるほどの体力低下につながります。放射線治療も、照射部位によっては消化器症状や倦怠感が生じやすいとされています(個人差があります)。
がんと診断されてからの精神的ストレスは、睡眠の質の低下・食欲の減退・活動意欲の喪失を招きます。心理的な疲弊は身体的な体力低下と密接に関係しており、どちらか一方だけを切り離して考えることはできません。心と体の両面からのサポートが、治療継続には欠かせない視点です。
医療の現場では、患者さまの全身状態を評価する指標として「PS(Performance Status)スコア」が使われます。0〜4の5段階で評価され、スコアが高いほど日常生活への支障が大きい状態を示します。標準治療の継続可否はこのPSスコアを参考に判断されることが多く、PS2以上(一人での日常生活が難しくなりつつある状態)になると、一部の化学療法が中断・変更される場合があります。
ただし、PSスコアが高い状態でも相談できる治療の選択肢はゼロではありません。担当医と十分に話し合うとともに、別の専門家に意見を求めること(セカンドオピニオン)も、患者さまに認められた大切な権利です。
体力が低下していると、「自分にはもう治療の選択肢がない」と感じてしまうことがあります。しかし現代のがん医療では、治療の目的・手段・強度を患者さまの状態に合わせて柔軟に調整するという考え方が広まっています。「がんを攻撃する」だけが治療ではなく、がんとの共存を目指すQOL重視の方針や、免疫の力を使ってがん細胞に対抗するアプローチなど、多様な選択肢が存在します。
重要なのは、現在の体力・がんの状態・これまでの治療歴・本人の希望を総合的に踏まえて、最もふさわしい治療方針を見つけることです。主治医との対話を大切にしながら、必要であれば専門的な医療機関へのセカンドオピニオンを活用することも一つの方法です。
治療の選択肢を広げるためにも、現在の体力を少しでも維持・回復させることが大切です。以下は一般的に推奨されているアプローチです(具体的な内容は担当医にご相談ください)。
これらは治療そのものではありませんが、体力を保つことで治療の選択肢を広げるという点で重要な役割を担います。
抗がん剤や放射線治療が体力的に難しい状況になったとき、選択肢の一つとして注目されているのが免疫細胞療法です。免疫細胞療法は、患者さま自身の免疫細胞を用いてがん細胞に対抗する治療法で、抗がん剤のように全身の細胞に直接ダメージを与えるわけではないため、体への直接的な負担の性質が標準治療とは異なります。
ただし、免疫細胞療法がすべての患者さまに適応されるわけではありません。どのような治療が選択できるかは、がんの種類・病期・全身状態・これまでの治療歴などを総合的に評価したうえで判断されます(個人差があります)。自己判断で治療を変更せず、必ず専門医への相談を経てから検討してください。
⚠ ご注意ください
免疫細胞療法は自由診療(保険適用外)であり、治療の効果や適応は個人によって大きく異なります。「免疫療法なら体力がなくても大丈夫」という一般化は危険です。必ず専門医による診察・評価を受けたうえで、治療の適否を判断してもらうことが重要です。
私たちの体には、もともとがん細胞を見つけて攻撃する免疫システムが備わっています。しかし進行がんや再発がんの状態になると、がん細胞が免疫の監視をくぐり抜けるようになるため、免疫による自然な制御が難しくなります。
免疫細胞療法とは、患者さま自身の血液から免疫細胞を取り出し、体外で強化・培養してから体内に戻す治療の総称です。免疫細胞の種類や投与方法によってさまざまな種類があり、その中の一つが「樹状細胞療法」です。

ICVS東京クリニックが独自に開発したHITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)は、一般的な樹状細胞療法とは異なる特徴を持っています。最大の特徴は、培養した樹状細胞をCTガイド下でがん腫瘍の内部に直接投与するという点です。
静脈注射などで体内に投与する場合、免疫細胞ががん病巣に到達するまでに希釈・分散が起きる可能性があります。一方、腫瘍内への直接投与では、樹状細胞をがん細胞と直接接触させることで、免疫応答をより局所的かつ効率的に誘導することを目指すアプローチです(治療効果は個人差があります)。
HITV療法は、以下のような流れで進みます(詳細は担当医の診察により異なります)。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| Step 1 | 採血(患者さまの血液から単球を採取) |
| Step 2 | 院内CPC(細胞培養加工施設)で樹状細胞を培養・活性化 |
| Step 3 | CTガイド下で腫瘍内へ直接投与(外来・日帰り) |
| Step 4 | 経過観察・オーダーメイド治療計画の見直し |
治療は完全予約制・日帰り外来通院で行われます。入院の必要がないため、体力的な負担を最小限に抑えながら通院を続けることができます。また、標準治療(抗がん剤・放射線など)との併用も可能ですので、現在の治療を続けながらHITV療法を上乗せするという形での相談も受け付けています。
HITV療法で期待できる点
留意しておきたい点
東京都千代田区に拠点を置くICVS東京クリニックは、2008年の開院以来、がん免疫細胞療法(HITV療法)に特化した専門クリニックとして歩んできました。「治す」ことをあきらめず、標準治療の壁に直面した患者さまのために、新しい可能性を追求し続けています。

👨⚕️ 理事長:蓮見賢一郎 よりひとこと
「治す」ことを決してあきらめず、これまでの治療の限界を超えて、がんから解放されるために——それが私たちの変わらない想いです。体力が落ちてしまって、どこに相談すればよいかわからなくなってしまった患者さまや、ご家族の方にこそ、まずお話を聞かせてください。治療が始まった瞬間から、医師は患者さまのパートナーです。どんな困難な状況であっても、最良のガイドとなるべく尽力いたします。受けられる治療について丁寧にご説明し、ご理解とご納得をいただくことを何より大切にしています。
| クリニック名 | ICVS東京クリニック |
| 所在地 | 東京都千代田区紀尾井町4-1 ホテルニューオータニ内新紀尾井町ビル4F |
| アクセス | 東京メトロ「赤坂見附駅」徒歩4分 / 「永田町駅」徒歩5分 / JR「四ツ谷駅」徒歩8分 |
| 診療時間 | 9:00〜12:00 / 13:00〜17:00(土・日・祝休診) |
| 料金の目安 | 医療相談(電話・オンライン・対面):税込11,000円 / 初診料:税込33,000円 / HITV療法治療費(総額):要相談 |
「体力が落ちていて相談していいのか不安」という方こそ、まずお気軽にお問い合わせください。
東京都千代田区のICVS東京クリニックにて、担当医が丁寧にご説明いたします。

「直腸がんと結腸がん、同じ大腸がんでも何が違うの?」と疑問に思われたことはありませんか。診断を受けたばかりの方やご家族にとって、部位の違いが治療内容や生活への影響にどうつながるのか、わかりにくいと感じるのは自然なことです。
結論からお伝えすると、直腸がんと結腸がんは同じ「大腸がん」の一種ですが、発生する部位・症状の出方・手術方法・再発リスクの特徴がそれぞれ異なります。とくに直腸は骨盤内の狭い空間に位置するため、手術の難易度や人工肛門(ストーマ)の必要性などで、結腸がんとは大きく異なる点があります。
この記事では、大腸の構造から始まり、直腸がん・結腸がんそれぞれの症状・治療法の違い、標準治療が難しい場合の選択肢まで、順を追ってわかりやすく解説します(個人差がありますので、詳細は主治医にご確認ください)。
大腸は、小腸から続く消化管の最終部分であり、全長は約1.5〜2メートルほどです。大腸は大きく「結腸」と「直腸」に分けられます。結腸はさらに盲腸・上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸に細分化されます。
直腸は大腸の最も末端に位置し、肛門のすぐ手前にある長さ約15〜20cmの部分です。便を一時的に蓄え、排便のタイミングを調整する役割を担っています。この構造的な違いが、がんの症状や治療に大きな差を生み出します。
一般的に「大腸がん」と呼ばれる場合、結腸がんと直腸がんの両方を含みます。国内の統計では、大腸がん全体のうち約30〜40%が直腸がん、残りの約60〜70%が結腸がん(とくにS状結腸・下行結腸)とされています。
同じ「大腸がん」というカテゴリでも、発生する部位によって手術方法・術後の合併症リスク・再発パターンが異なるため、診断時に「どの部位のがんか」を正確に把握することがとても重要です。
「直腸がんのほうが重い病気」と誤解される方も少なくありませんが、これは正確ではありません。どちらのがんもステージや個々の状態によって重篤度は大きく異なります。ただし、直腸がんは骨盤内という解剖学的に狭い場所に位置するため、手術の技術的難易度が高く、排尿・性機能・排便機能への影響が出やすいという特性があります。この点が「難しいがん」と認識される理由のひとつです。

直腸は肛門に近い部位のため、がんが生じると比較的早い段階で症状が現れやすいとされています。代表的な症状には以下のものがあります。
とくに鮮血便は「痔だろう」と自己判断されがちですが、直腸がんのサインである可能性もあるため、症状が続く場合は早めの検査が重要です(個人差があります)。
結腸がんは発生部位によって症状が異なります。右側(上行結腸・横行結腸)のがんは腸の内腔が広く、便が液状に近い状態のため、症状が出にくく発見が遅れるケースがあります。左側(下行結腸・S状結腸)のがんは腸の内腔が狭くなるため、比較的早く症状が現れやすい傾向があります。
右側結腸がんでは自覚症状に乏しく、貧血の精査をきっかけに発見されることも少なくありません。
直腸がん・結腸がんともに、早期段階では自覚症状がほとんど出ないことがあります。だからこそ、定期的な大腸がん検診(便潜血検査・大腸内視鏡検査)が重要とされています。症状が出てから受診する頃には、ある程度進行しているケースも多いのが実情です。
直腸は骨盤の深部に位置しており、周囲には膀胱・前立腺(または子宮・卵巣)・神経・血管が密集しています。そのため手術は技術的に難易度が高く、排尿機能・性機能・排便機能への影響が生じることがあります。腫瘍の位置が肛門に近い場合は、括約筋を温存できずに永久的な人工肛門(ストーマ)が必要になるケースもあります。腹腔鏡手術やロボット支援手術が普及し、近年は括約筋温存率が向上しています(個人差があります)。
結腸は腹腔内に比較的広く存在するため、手術のアプローチが直腸より取りやすい傾向があります。がんのある部位に応じて「右半結腸切除術」「横行結腸切除術」「左半結腸切除術」「S状結腸切除術」などが選択されます。人工肛門になる可能性は低いとされますが、腸閉塞など緊急の状況では一時的なストーマが必要になる場合もあります(個人差があります)。
直腸がんでは、手術前に放射線療法と抗がん剤を組み合わせた「術前化学放射線療法」を行い、腫瘍を縮小させてから手術に臨む方法が標準的に用いられることがあります。これにより括約筋温存の可能性が高まる場合があります。一方、結腸がんでは放射線療法は基本的に行われず、手術+術後の抗がん剤(補助化学療法)が標準的な流れです(個人差があります)。
| 項目 | 直腸がん | 結腸がん |
|---|---|---|
| 発生部位 | 肛門手前・骨盤内 | 盲腸〜S状結腸 |
| 主な症状 | 鮮血便・残便感・便の変形 | 腹痛・便通異常・貧血 |
| 手術の難易度 | 骨盤内のため高難度 | 比較的アプローチしやすい |
| 人工肛門の可能性 | 一定割合で必要になる場合あり | 一般的に低い |
| 放射線療法 | 術前化学放射線療法を行うことが多い | 基本的に行わない |
| 主な再発部位 | 骨盤内局所再発・肝転移・肺転移 | 肝転移・肺転移・腹膜播種 |
直腸がんでは、手術後の骨盤内局所再発リスクが結腸がんと比較して高い傾向があるとされています。骨盤内は空間が狭く、がん細胞が周囲の組織に広がりやすい解剖学的特性があるためです。この局所再発に対しては、再手術・放射線療法・抗がん剤療法などが検討されますが、初回手術後の骨盤内は癒着が強く、再手術が非常に困難になるケースもあります。
そのため、手術後の定期的なフォローアップ(CT・内視鏡・血液検査)が特に重要で、早期に再発を発見することが治療の選択肢を広げることにつながります(個人差があります)。

大腸がん(直腸がん・結腸がんともに)は、肝臓・肺への転移が起こりやすいがんのひとつです。肝転移・肺転移が発見された場合でも、転移巣が切除可能な状況であれば積極的な切除手術が検討されます。切除できない場合には、化学療法(抗がん剤)・分子標的薬・免疫チェックポイント阻害薬などの薬物療法が選択されます。
ただし、標準治療を重ねてきた末に「これ以上の選択肢がない」と告げられるケースも存在します。そうした状況でも、治療の選択肢をあきらめずに探し続けることが大切です。
ステージⅣの進行がんや、抗がん剤・放射線療法が十分に奏効しなくなった再発がんでは、治療の選択肢が限られてくることがあります。そのような方々が新たな選択肢として注目しているのが、がん免疫療法です。自分自身の免疫細胞を活用してがんに働きかけるアプローチは、標準治療との併用も視野に入れながら、患者さまの状態に応じて検討することができます。
⚠ ご注意
がん免疫療法は標準治療に代わるものではなく、あくまで選択肢のひとつです。治療効果には個人差があり、すべての方に同様の結果が期待できるわけではありません。現在の主治医との連携のもと、十分な情報収集のうえでご判断されることをおすすめします。
東京都千代田区に位置するICVS東京クリニックは、2008年の開院以来、がん免疫細胞療法の専門クリニックとして、ステージⅣの進行がん・再発がんに悩む多くの患者さまのお力になってまいりました。
「治す」ことを決してあきらめず、これまでの治療の限界を超えて、がんから解放されるために。東京都千代田区にあるICVS東京クリニックでは開院以来、免疫療法によるがんの縮小や消失を目指してまいりました。直腸がん・結腸がんの再発や進行がんで標準治療が難しくなったとき、「もう選択肢がない」とあきらめないでください。治療が始まった瞬間から、医師は患者さまのパートナーです。どんな困難な状況に陥っても、最良のガイドとなるべく尽力いたします。まずはお気軽にご相談ください。
直腸がん・結腸がんの進行がん・再発がんでお悩みの方、標準治療が奏効しない方も、一人で抱え込まずまずはご相談ください。東京都千代田区のICVS東京クリニックが、患者さまとご家族に寄り添い、丁寧にご説明いたします。初診料:税込33,000円 / 医療相談(電話・オンライン・対面):税込11,000円

「もう使える抗がん剤はない」「放射線治療は限界です」と告げられたとき、頭が真っ白になったというご経験をお持ちの方は少なくありません。標準治療終了後の大腸がん治療の選択肢は何があるのか——その問いに、この記事では具体的な情報をお伝えします。
結論からお伝えすると、標準治療が終了・奏効しなくなった後も、免疫細胞療法をはじめとする自由診療の選択肢が存在します。なかでも樹状細胞を使った免疫細胞療法は、患者さま自身の免疫を活用してがんの縮小を目指すアプローチとして、国内外の専門施設で取り組まれています。治療実績・通院方法・費用の目安まで、この記事でひとつずつ整理しています。
大腸がんの治療は、手術・抗がん剤・放射線を組み合わせて進めていくのが一般的です。しかし、治療を重ねるうちに「これ以上使える薬がない」「副作用に体が耐えられない」「再発した腫瘍が薬に反応しなくなった」という状況に直面される患者さまやご家族が、実際に多くいらっしゃいます。
そのとき感じる「もう終わりなのか」という恐怖と絶望感は、言葉では言い表しにくいほど深いものです。一方で「何かできることはないか」と必死に情報を集め、この記事にたどり着いてくださった方も多いのではないでしょうか。
まず知っておいていただきたいのは、標準治療が終了した後も「治療の選択肢がゼロになった」わけではないということです。自由診療の領域では、免疫細胞療法や遺伝子パネル検査を活用した個別化治療など、複数のアプローチが存在します。
よくある誤解として、「標準治療が終わったら緩和ケアしかない」と思い込んでいるケースがあります。しかし緩和ケアと積極的な治療は並行して行えるものであり、どちらか一方を選ばなければならないわけではありません。「諦める前に調べる」という姿勢は、とても大切な一歩です。
大腸がんの標準治療とは、科学的根拠(エビデンス)に基づいて有効性が確認されている治療法です。手術療法を軸に、補助化学療法(FOLFOX・FOLFIRI・カペシタビンなど)、分子標的薬(ベバシズマブ・セツキシマブなど)、免疫チェックポイント阻害薬(MSI-H陽性例など)が組み合わされます。しかし、薬剤耐性が生じる・副作用が蓄積する・投与可能な薬剤を使い切るなどの理由で「標準治療の終了」が宣告されることがあります。
がん細胞は増殖を繰り返す過程で遺伝子変異を蓄積し、抗がん剤の効果を回避する仕組みを獲得していくことがあります。これが「薬剤耐性」です。初期には有効だった治療薬が、数か月〜数年の使用を経て効きにくくなるのはこのためです。特にステージⅣの大腸がんでは複数ラインの治療を経るうちに耐性が生じやすく、次の薬剤の選択肢が狭まる傾向があります(個人差があります)。
標準治療の対象外になった治療法が、すべて科学的根拠のないものかというと、そうではありません。臨床研究が進行中のもの、保険適用外でも一定の研究蓄積があるもの、患者さまの状態によっては有効性が期待できるものが自由診療の領域に存在します。大切なのは、医師と十分に情報を共有したうえで判断することです。
ここでは、標準治療終了後の大腸がん患者さまが検討される代表的な治療の選択肢を整理します。それぞれに特徴・利点・留意点がありますので、主治医や専門医と相談しながら情報を整理することが重要です。
国内外の医療機関で実施されている新薬・新治療法の臨床試験(治験)に参加する選択肢があります。条件を満たせば試験的な治療を受けられる場合があり、費用が一部無償となるケースもあります。ただし参加要件(年齢・病期・治療歴など)が厳しく、希望どおりに参加できないこともあります。国立がん研究センターの「がん情報サービス」などで最新の試験情報を調べることができます。
がん組織の遺伝子変異を網羅的に解析し、その結果に応じた治療薬を探す「がんゲノム医療」は、2019年から保険適用が始まり、一定の条件下で受けることが可能です。RAS・BRAF・HER2などの遺伝子変異の有無によって、適用できる薬剤が変わります。ただし、パネル検査を行っても有効な薬剤が見つかるのは全体の約1〜2割程度とされており(個人差・検査法によって異なります)、万能ではないことも理解しておく必要があります。
担当医以外の専門医の意見を聞く「セカンドオピニオン」は、患者さまの権利として広く認められています。大腸がん・消化器がん専門の施設では、現在の治療施設では提案されなかった選択肢が提示されることがあります。セカンドオピニオンを受けても現在の担当医との関係が崩れるわけではなく、積極的に活用することが推奨されています。
患者さまご自身の免疫細胞を体外で培養・活性化し、体内に戻すことでがんへの免疫応答を高めることを目指す治療法です。樹状細胞を用いた免疫細胞療法は、がんの特徴を免疫細胞に学習させることで、より標的を絞った免疫応答が期待できるとされています。標準治療との併用が可能なケースも多く、外来通院で受けられる施設もあります(施設・治療内容によって異なります)。

免疫細胞療法のメリット
免疫細胞療法の留意点
⚠ 免疫細胞療法を検討する際の注意点
インターネット上には、科学的根拠が乏しい「免疫療法」を高額で提供している施設も存在します。施設を選ぶ際は、治療実績・細胞培養加工施設(CPC)の有無・医師の専門性・治療内容の説明の丁寧さなどを必ず確認するようにしましょう。主治医への事前相談も重要です。
免疫細胞療法のなかでも、ICVS東京クリニックが取り組む「HITV療法」は、樹状細胞を腫瘍内へCTガイド下で直接投与するという独自の手法を採用しています。ここでは、その仕組みと通院の流れを具体的にご説明します。
樹状細胞は、体内で「免疫の司令塔」として働く細胞のひとつです。がん細胞の特徴(抗原)を認識し、T細胞などほかの免疫細胞に「この敵を攻撃せよ」という情報を伝える役割を担っています。がん患者さまの体内では、この樹状細胞の働きが低下していることがあり、免疫ががんを攻撃しにくい状態になっているケースがあります。
一般的な樹状細胞療法では、点滴や皮下注射で樹状細胞を投与します。HITV療法では、CTガイド下で腫瘍の内部に直接樹状細胞を届けることで、腫瘍抗原との接触効率を高め、より強い免疫応答を促すことを目指しています。腫瘍が体の深部にある場合でも、CTによる精密な画像ナビゲーションによって投与が行われます(治療適応・効果は個人差があります)。
HITV療法は、外来通院で受けることができます。おおまかな流れは以下のとおりです(実際のスケジュールは担当医との相談のうえ決定します)。
日帰り外来通院が基本のため、遠方からお越しの方でも入院せずに治療を受けることが可能です(交通・宿泊はご自身でのご手配となります)。
自由診療であるHITV療法の費用は、治療計画や患者さまの状態によって異なります。以下に現在の料金の目安をお示しします。
| 診療項目 | 料金(税込) | 備考 |
|---|---|---|
| 医療相談(電話・オンライン・対面) | 11,000円 | 治療前に病状・適応のご確認に |
| 初診料 | 33,000円 | 詳細な治療計画の立案・説明 |
| HITV療法治療費(総額) | 要相談 | 治療計画による。全額自己負担(自由診療) |
| CTガイド下投与オプション | 要相談 | 詳しくはお問い合わせください |
⚠ 費用に関する重要事項
HITV療法は全額自己負担の自由診療です。健康保険・高額療養費制度は適用されません。治療費の総額は患者さまの病状・治療計画によって異なるため、まず医療相談または初診にてご確認ください。費用の不安についても、初診時に遠慮なくご相談いただけます。

理事長:蓮見賢一郎 からのメッセージ
「治す」ことを決してあきらめず、これまでの治療の限界を超えて、がんから解放されるために——。私たちICVS東京クリニックは、がんで苦しんでおられる患者さまとご家族の力となり、支えになるために尽くしてまいります。標準治療が終了した後も選択肢を諦めてほしくない。その思いから、HITV療法の開発・改良を続けてきました。治療が始まった瞬間から、医師は患者さまのパートナーです。どんな困難な状況にあっても、最良のガイドとなるべく、これからも一人ひとりに向き合い続けます。
📌 この記事のまとめ
「まず話を聞いてみたい」という段階からお気軽にどうぞ。患者さまとご家族が納得できる治療の選択のために、丁寧にご説明いたします。完全予約制・日帰り外来通院(東京都千代田区)。

人工肛門(ストーマ)が必要になるのは、直腸がんで肛門に非常に近い場合です。結腸がんでは原則として人工肛門は不要です。
大腸がんは「結腸がん」と「直腸がん」に大きく分けられます。直腸は肛門から約20cmほどの部分を指し、この部位にがんができた場合に人工肛門の問題が生じます。
直腸がんであっても肛門からの距離が一定以上あれば、肛門を温存できるケースが多くあります。手術方法の選択は、腫瘍の位置・進行度・患者さんの状態を総合的に評価して決定されます。
大腸がんの手術では、状況によって人工肛門(ストーマ)が造設されることがあります。当サイトでは、人工肛門になるケースや、手術前後に知っておきたいポイントについて詳しく解説しています。手術や人工肛門について不安な方は、ぜひお問い合わせください。

人工肛門(ストーマ)とは、腸の端をお腹の表面に出して人工的につくられた便の出口のことです。ギリシャ語で「口」を意味する「ストーマ」とも呼ばれます。
本来の肛門は括約筋によって開閉をコントロールできますが、人工肛門は自分の意志でコントロールできません。そのため、専用の袋(パウチ)を取り付け、出てくる便を受け止めます。
パウチは使い捨てで、製品によって異なりますが1日〜1週間に1度交換します。最近のストーマ装具は防臭加工が施されており、においが漏れる心配はほとんどありません。
人工肛門には2種類あります。
直腸がんの手術は、大きく「肛門を残す手術(括約筋温存手術)」と「肛門を残さない手術(直腸切断術)」の2種類に分けられます。
がんのある腸管と転移の可能性があるリンパ節を切除し、残った腸管をつなぎ合わせます。肛門は残るため、手術後も肛門から排便できます。
がんが肛門に極めて近く、十分な切除距離を確保できない場合に行われます。直腸と肛門を一緒に切除し、永久人工肛門を造設します。
原則として直腸がんでは腫瘍から2cmの距離を確保して腸管を切離する必要があるため、肛門に極めて近い腫瘍や肛門にかかるような腫瘍はISRの適応外となる場合があります。

括約筋間直腸切除術(ISR)は、内肛門括約筋を切除しながら外肛門括約筋と肛門を残すことで、排便機能をある程度温存する手術です。
欧米から報告されたこの手術は日本でも徐々に普及しており、永久人工肛門を回避できる可能性があります。ただし、高度な技術を要するため、この手術に習熟した施設で受けることが推奨されています。
ISRの注意点は以下のとおりです。
ISRを選択するかどうかは、術前に担当医とよく話し合って慎重に判断することが重要です。
人工肛門になっても、食事・入浴・運動などの日常生活に大きな制限が生じるわけではありません。適切なケアを身につければ、社会復帰も十分に可能です。
人工肛門部分には痛みを感じる神経がないため、衣服が触れても痛みはありません。温泉や水泳を楽しむことも可能です。
生活上のポイントは以下のとおりです。
国立がん研究センター中央病院では、主治医チーム・WOCナース・外来/病棟看護師が連携し、人工肛門に対する術前の十分な説明と術後の丁寧なサポートを行っています。
肛門を温存できた場合でも、手術前と全く同じ排便習慣に戻るわけではありません。排便機能の変化を十分に理解した上で手術方法を選択することが重要です。
直腸の多くを切除するため、便を貯めておく機能が低下します。主な排便障害として以下が挙げられます。
肛門近くのがんに対しては肛門が温存された場合でも、頻便・切迫便・便失禁などの症状が出ることがあります。必ずしも肛門を温存したほうが生活の質(QOL)が上がるとは限らないため、主治医とよく話し合って決定することが大切です。

ステージⅣの進行大腸がんや再発大腸がんでは、標準治療に加えてがん免疫療法という選択肢があります。転移や再発を繰り返すケースでは、治療の幅を広げることが重要です。
大腸がんは標準治療(手術・抗がん剤・放射線)によって一定の効果が期待できる一方で、肝臓・肺・リンパ節などへの転移を伴う進行大腸がんでは治療の選択肢が限られることがあります。
ICVS東京クリニックでは、2008年の設立以来、「延命ではなく、救命を目指す」という理念のもと、次世代免疫療法「HITV療法」を専門的に実施しています。
人工肛門の管理は、最初は大変に感じるかもしれません。でも、手術前からしっかり準備し、退院後のサポート体制を整えることで、安心して自宅での生活に戻れます。人工肛門のケアや日常生活について詳しく聞きたい方は、ぜひお問い合わせください。
HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)は、免疫システムの司令塔である樹状細胞を活用した、がん免疫細胞療法です。
同クリニックは国際的GMP基準に準拠した細胞培養加工施設(CPC)を院内に完備しており、専任の細胞培養士が樹状細胞および活性化T細胞を厳格に管理・培養しています。
ステージⅣの進行大腸がん・再発大腸がんで、標準治療の効果が限られている方、または転移・再発を繰り返している方が主な対象です。
大腸がんの進行度・転移の有無・これまでの治療歴・全身状態は患者さん一人ひとり異なるため、事前診断や詳細なカウンセリングを通じて、HITV療法を軸とした個別の治療計画をオーダーメイドで提案しています。患者さん本人だけでなく、ご家族のお気持ちにも配慮し、生活の質(QOL)を大切にした診療を行っています。
進行大腸がん・再発大腸がんにおいて「もう治療がない」と感じておられる患者さんやご家族へ。ICVS東京クリニックでは、まずは医療相談・事前診断を通じて、現在の状態にHITV療法が適応となるかどうかを一緒に検討する体制を整えています。治すことをあきらめず、患者さんのパートナーとして寄り添う医療を提供しています。お気軽にご相談ください。
結腸がんでは原則として人工肛門は不要です。ただし、術後の縫合不全など合併症が発生した場合に一時的な人工肛門を造設することがあります。
直腸がんでも肛門から十分な距離があれば肛門温存手術が選択されるケースが多くあります。肛門に極めて近い場合のみ、永久人工肛門となる可能性があります。
一時的人工肛門は、術後3か月〜半年以降に閉鎖手術を行うことが一般的です。ただし、縫合不全などの合併症の状況によって時期が変わる場合があります。
人工肛門になっても多くの方が仕事に復帰しています。パウチ管理に慣れれば、デスクワークから体を動かす仕事まで幅広く対応できます。
製品によって異なりますが、1日〜1週間に1度の交換が目安です。最近の装具は防臭加工が施されており、においの心配はほとんどありません。
肛門を温存した場合でも、頻便・切迫便意・便失禁などの排便障害が起こることがあります。特に肛門に近い直腸がんの手術後は注意が必要です。
ISRは高度な技術を要する手術のため、この手術に習熟した施設での実施が推奨されます。日本大腸肛門病学会は専門施設での受診を勧めています。
がん免疫細胞療法(HITV療法など)という選択肢があります。ICVS東京クリニックでは、ステージⅣの進行大腸がん・再発大腸がんに対して、樹状細胞を活用したHITV療法を専門的に実施しています。
防水タイプのストーマ装具を使用することで、温泉や水泳も楽しめます。人工肛門だからといって入浴や運動が制限されるわけではありません。
がんの位置・進行度・患者さんの全身状態などを総合的に評価して決定されます。担当医とよく話し合い、必要に応じてセカンドオピニオンを活用することも重要です。
大腸がん手術で人工肛門(ストーマ)が必要になるのは、主に直腸がんで肛門に極めて近い場合です。結腸がんでは原則不要で、直腸がんでも手術技術の進歩により肛門温存できるケースが増えています。一方、肛門温存手術後も排便障害が起こる可能性があるため、「根治性」を最優先に担当医と十分に話し合うことが重要です。進行大腸がん・再発大腸がんで標準治療に限界を感じている方は、HITV療法などの免疫療法も含めて選択肢を広げることを検討してください。
大腸がん手術で人工肛門になる可能性があると言われて不安を感じている方は多いと思います。手術の必要性や術後の生活について、分からないことや不安なことがあれば、専門医に相談することをおすすめします。当サイトでは、大腸がん手術や人工肛門に関するご相談をお受けしています。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

便潜血検査で陽性と判定されるのは、便の中に微量の血液(ヘモグロビン)が検出された状態です。目で見てわかるほどの出血ではなく、専用の試薬を使って初めて検出できるレベルの血液反応を指します。
大腸にがんやポリープがあると、便が通過する際に病変とこすれて微量の出血が起こることがあります。この血液を検出するのが便潜血検査の仕組みです。
ただし、陽性=大腸がん確定ではありません。痔(じ)や大腸ポリープ、炎症性腸疾患など、がん以外の原因でも陽性になることがあります。逆に、がんがあっても出血しないタイミングでは陰性になる場合もあります(偽陰性)。
重要なのは、陽性と判定された場合は必ず精密検査を受けることです。「陽性でも症状がないから大丈夫」と放置するのは非常に危険です。
健康診断の便潜血検査で陽性と判定されると、大腸がんが心配になるかもしれません。でも、陽性=大腸がんではありません。当サイトでは、便潜血陽性の場合に次に受けるべき検査について詳しく解説しています。検査や精密検査について不安な方は、ぜひお問い合わせください。

日本で広く使われている免疫法の便潜血検査は、国際的にも高い精度が認められています。
国内の研究では、便潜血検査免疫法(1日法)を毎年受診することで、大腸がんによる死亡率を約60%減少させるという結果が報告されています(国立がん研究センターがん情報サービス)。
免疫法は日本で開発された検査方法で、食事制限や薬剤制限が不要という利点があります。化学法と異なり、肉や野菜の成分に反応しないため、受診者の負担が少ない点も特徴です。
便潜血検査免疫法の推奨グレードをA(死亡率減少効果を示す十分な証拠あり)と評価しており、全がん検診の中で唯一の推奨グレードAです。
便潜血検査で陽性と判定されたら、大腸内視鏡検査(全大腸内視鏡検査)が精密検査として推奨されます。これは肛門から内視鏡を挿入し、直腸から回盲部(大腸の終わり)まで全体を直接観察する検査です。
大腸内視鏡検査は感度95%以上と非常に高精度で、がんやポリープを発見するだけでなく、その場で組織を採取(生検)して確定診断することも可能です。ポリープが見つかれば、内視鏡下で切除することもできます。
大腸内視鏡検査の偶発症(合併症)は約0.069%(2,038人/2,945,518人)と報告されており、安全性は高い検査です。ただし、腸管穿孔などのリスクがゼロではないため、専門の医療機関で受けることが重要です。
便潜血検査で陽性と判定されても、精密検査を受けない方が一定数います。しかし、精密検査を受けないことは大腸がんの発見機会を失うことを意味します。大腸がんは早期であれば内視鏡治療のみで完治できるケースも多いですが、進行するにつれて治療の選択肢が狭まり、生存率も低下します。
陽性後の精密検査受診率の向上が、日本の大腸がん対策における重要な課題となっています。

大腸がんが発見された場合、ステージ(病期)によって治療方針が大きく異なります。早期発見・早期治療が予後を大きく左右します。
大腸がんのステージは以下のように分類されます。
大腸がんは日本で年間約15万〜16万人が診断される、非常に頻度の高いがんです。40歳代から罹患率が増加し始め、年齢が高くなるほどリスクが上昇します。
ステージⅣの進行大腸がんや再発大腸がんでは、標準治療(手術・化学療法・放射線療法)に加えて、がん免疫療法などの選択肢も検討されます。標準治療で効果が限られるケースや、転移・再発を繰り返す場合には、治療の選択肢を広げることが重要です。
進行・再発大腸がんに対する最新の治療エビデンスが示されており、個々の患者の状態に応じた治療選択が推奨されています。
ステージⅣの進行大腸がんや再発大腸がんに対して、近年注目されているのががん免疫細胞療法です。免疫の力を活用してがん細胞を攻撃するアプローチで、標準治療との組み合わせや、標準治療が難しいケースでの選択肢として検討されます。
ICVS東京クリニックでは、「HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)」と呼ばれる独自のがん免疫細胞療法を専門的に実施しています。2008年の設立以来、がん免疫療法の臨床・研究に長年携わってきた医師が中心となり、進行がん・再発がんの治療に取り組んでいます。
HITV療法の最大の特徴は、免疫システムの司令塔である「樹状細胞」をCTガイド下で腫瘍へ直接投与する点にあります。腫瘍内に直接投与された樹状細胞は、患者自身の大腸がんが持つ複数の抗原情報を高精度に学習します。
同クリニックは国際的GMP基準に準拠した細胞培養加工施設(CPC)を院内に完備しており、専任の細胞培養士が樹状細胞および活性化T細胞を厳格に管理・培養しています。肝転移・肺転移・リンパ節転移などの転移巣に対しても、CTガイド下での高精度投与が可能です。
「延命ではなく、救命を目指す」という理念のもと、進行大腸がん・再発大腸がんにおいて、もう治療がないと感じておられる患者さんやご家族に対し、個別の治療計画をオーダーメイドで提案しています。
便潜血陽性の場合、次に行われるのは大腸内視鏡検査です。当サイトでは、大腸内視鏡検査の目的や方法、ポリープが見つかった場合の対応などについてもご説明しています。検査や治療について詳しく聞きたい方は、ぜひお問い合わせください。

大腸がんは早期段階では自覚症状がほとんどないことが最大の特徴です。症状が出るころには進行していることが多く、定期的な検診による早期発見が命を守る最も有効な手段です。
便潜血検査の対象年齢として40歳からの開始を推奨しており、検診間隔は1年から2年、採便回数は1回法・2回法のいずれも可能と明示しています。
大腸がんの罹患数は男性で最多、女性で2番目に多く、死亡数は女性で最多、男性で肺がんに次いで2番目という状況です(国立がん研究センター、2024年)。定期的な便潜血検査の受診と、陽性時の精密検査受診が、大腸がん死亡率を下げる最も確実な方法です。
下痢・便秘・血便・便が細くなる・残便感・腹部膨満感・腹痛・貧血・体重減少などの症状がある方は、便潜血検査の結果にかかわらず、速やかに消化器内科や外科を受診することをお勧めします。これらは大腸がんの進行を示すサインである可能性があります。
また、家族に大腸がんの既往がある方・肥満・飲酒・加工肉の過剰摂取・喫煙習慣がある方はリスクが高いため、より積極的な検診受診が重要です。
ステージⅣの進行大腸がんや再発大腸がんと診断された場合、標準治療の担当医に加えて、専門的な免疫療法を行う医療機関への相談も選択肢の一つです。治療の選択肢を広げることで、より自分に合った治療方針を見つけられる可能性があります。
ICVS東京クリニックでは、事前診断や詳細なカウンセリングを通じて、現在の状態にHITV療法が適応となるかどうかを一緒に検討する体制を整えています。大腸がんの進行度・転移の有無・これまでの治療歴・全身状態は患者一人ひとり異なるため、個別の治療計画をオーダーメイドで提案しています。
患者本人だけでなく、ご家族のお気持ちにも配慮し、生活の質(QOL)を大切にした診療を心がけています。「もう治療がない」と感じておられる方も、まずは医療相談・事前診断からご相談ください。
ICVS東京クリニックでは、進行大腸がん・再発大腸がんに対してHITV療法(がん免疫細胞療法)を専門的に実施しています。「延命ではなく、救命を目指す」という理念のもと、樹状細胞をCTガイド下で腫瘍へ直接投与する独自の手法で、転移・再発を繰り返す大腸がんにも個別対応のオーダーメイド治療を提供しています。まずはお気軽に医療相談・事前診断をご利用ください。
陽性=大腸がん確定ではありません。痔・ポリープ・炎症性腸疾患など、がん以外の原因でも陽性になります。ただし、大腸がんの可能性を除外するために、必ず大腸内視鏡検査(精密検査)を受けることが重要です。
消化器内科・消化器外科・内視鏡専門クリニックで受けられます。かかりつけ医に紹介状を書いてもらうか、直接消化器専門の医療機関に予約することが可能です。
多くの医療機関では鎮静剤を使用するため、ほとんど痛みを感じずに受けられます。検査時間は通常20〜60分程度です。前処置として腸管洗浄剤の服用が必要です。
国立がん研究センター(2024年度版ガイドライン)では40歳からの開始を推奨しています。大腸がんの罹患率は40歳代から増加するため、40歳を目安に毎年受診することが大切です。
陰性でも大腸がんが存在する場合があります(偽陰性)。がんがあっても出血しないタイミングでは陰性になることがあるため、定期的な受診を継続することが重要です。
ステージⅣでも手術・化学療法・放射線療法・免疫療法など複数の治療選択肢があります。ICVS東京クリニックのHITV療法のような専門的な免疫細胞療法も選択肢の一つです。担当医や専門医療機関に相談することをお勧めします。
CT検査・MRI検査・PET-CT検査などの画像検査で転移の範囲や状態を評価します。肝転移・肺転移・リンパ節転移の有無を確認し、治療方針を決定します。
自費でも受けられます。自宅で採取して郵送する検査キットは2,000〜3,000円台で利用可能です。また、自治体によっては助成制度があるため、お住まいの自治体に確認することをお勧めします。
便潜血検査で陽性と言われたら、放置せず速やかに大腸内視鏡検査(精密検査)を受けることが最優先です。国立がん研究センターの2024年度ガイドラインでは、陽性後の精密検査受診が大腸がん死亡率の減少に直結すると示されています。万が一、ステージⅣの進行大腸がんや再発大腸がんと診断された場合も、標準治療に加えてHITV療法などの免疫細胞療法を専門とする医療機関への相談を検討してください。早期発見・早期治療が最善ですが、進行がんでも諦めず、治療の選択肢を広げることが重要です。
便潜血検査で陽性と言われたら、誰でも不安になるものです。検査結果の意味や、次に必要な検査について分からないことがあれば、一人で悩まずに専門医に相談することをおすすめします。当サイトでは、便潜血検査や大腸がん検診に関するご相談をお受けしています。どうぞお気軽にお問い合わせください。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

「手術は成功した。でも、再発が怖くて毎日不安で仕方ない」——そんな気持ちを抱えながら術後の検診を待ち続けている患者さまやご家族は、決して少なくありません。大腸がんは比較的手術で取り切れるケースも多い一方で、ステージによっては術後の再発リスクが無視できない疾患でもあります。
ICVS東京クリニックには、「手術後に何かできることはないか」「免疫細胞療法はいつ頃から始められるのか」というご相談が数多く寄せられています。このページでは、大腸がん術後の再発予防を目的とした免疫細胞療法——特に当院が専門とするHITV療法(樹状細胞腫瘍内直接投与療法)の開始時期の考え方、治療計画の組み方、そして保険診療との並行可否について、わかりやすくご説明します。
大腸がんの手術を終えた後、多くの患者さまが口にされるのが「これで治ったのか、またいつか出てくるのではないか」という不安です。担当医から「経過観察で様子を見ましょう」と言われても、定期検診までの数ヶ月間、ただ待ち続けることへの精神的な負担は想像以上に大きいものです。
特にステージII〜IIIの大腸がんでは、手術で切除できたとしても微小転移や残存がん細胞のリスクが完全にゼロになるわけではありません。術後補助化学療法を行うケースもありますが、「副作用が辛くて続けられなかった」「抗がん剤が合わなかった」という方からのご相談も少なくありません。
「標準治療だけでなく、自分でできることを探したい」という思いは、治療への前向きな姿勢の表れです。免疫細胞療法はそのような患者さまの選択肢のひとつとして、近年注目を集めています。ただし、「いつから始めるべきか」「保険治療と並行できるのか」という疑問を持たれる方が多く、正確な情報を得ることが最初の大切なステップです。
免疫細胞療法に対して「末期や再発後にしか意味がない治療」というイメージをお持ちの方がいらっしゃいます。しかし実際には、術後の比較的早い段階から再発予防を目的として検討できる場合があります。免疫の力を高めるアプローチは、がん細胞が少ない時期ほど効果が期待しやすいという考え方もあります。もちろん個人差がありますので、担当医との十分な相談が前提となりますが、「再発後でないと相談できない」ということはありません。

大腸がんの手術は、画像診断や術中所見に基づいてがんを切除しますが、目に見えない微小ながん細胞や、血管・リンパ管を通じて体内に散らばった細胞まで取り除くことは困難です。これらが増殖することで、術後数年以内に肝臓や肺などへの転移として再発が起きることがあります。特にステージIIIでは、術後5年以内の再発率が統計的にも一定の割合で報告されています(個人差があります)。
健康な状態では、免疫細胞(特にT細胞やNK細胞)が異常な細胞を発見して排除しています。しかし、がん細胞は免疫の監視を逃れる巧みな仕組みを持つことがあり、免疫が十分に機能しないとがん細胞が生き残り増殖します。術後の免疫機能を高めることは、残存がん細胞への対抗力を高めることに繋がると考えられています。
樹状細胞は免疫細胞の中でも「抗原提示細胞」として特別な役割を持ちます。樹状細胞がT細胞に「このがん細胞を攻撃せよ」という情報を伝えることで、特異的ながん免疫反応が始まります。ICVS東京クリニックが専門とするHITV療法では、患者さま自身の樹状細胞を体外で培養・活性化し、腫瘍内に直接投与することで、この司令塔機能を最大限に引き出すことを目指しています。
外科手術や化学療法は身体に大きな負荷をかけるため、術後しばらくは免疫機能が低下した状態になりやすいです。この時期に免疫を支えるアプローチを組み合わせることで、再発予防につながる可能性が期待されます(個人差があります)。ただし、開始のタイミングは患者さまの体力・回復状態・治療経過によって異なりますので、専門医との相談が欠かせません。
HITV療法(Hyper-activated Immune cell Tumor Vector therapy)は、患者さまの血液から採取した樹状細胞を院内のGMP基準準拠の細胞培養加工施設(CPC)で培養・活性化し、CTガイド下でがん病変に直接投与する治療法です。東京都千代田区のICVS東京クリニックでは、2008年の開院以来、世界2,000名以上の患者さまにこの治療を提供してきた実績があります。樹状細胞を腫瘍内に直接届けることで、全身の免疫システムへの働きかけが期待されます(効果には個人差があります)。
大腸がんの手術後、一般的な目安として術後1〜3ヶ月程度で身体が安定してきた頃から、免疫細胞療法の開始を検討できるケースがあります(個人差があります)。ただしこれはあくまでも目安であり、患者さまの回復状況・病理診断の結果・術後補助化学療法の有無などによって異なります。実際の開始時期は、主治医の意見とICVS東京クリニックの担当医の両方が確認した上で判断します。
「まだ術後すぐなので相談が早すぎるのでは?」と遠慮される方もいらっしゃいますが、早い段階でご相談いただくことで、治療計画を余裕をもって立てやすくなります。細胞採取から培養・投与までには一定の準備期間が必要なため、早めに情報収集を始めることをお勧めしています。
術後補助化学療法(FOLFOX療法など)を受けている期間は、白血球数など血液状態によっては免疫細胞の採取が難しい場合があります。化学療法の休薬期間や終了後のタイミングを見計らって細胞採取を行うなど、治療スケジュールを柔軟に調整することが可能です。ICVS東京クリニックでは、主治医との連携を前提とした治療計画の立案を心がけています。
術後の再発予防だけでなく、すでに再発・転移が確認されているステージIVの進行大腸がんの方からのご相談も受け付けています。肝転移・肺転移・腹膜播種など、様々な状態の患者さまに対して、個別の治療計画を検討します。「標準治療を続けながら並行して行いたい」「標準治療が難しくなった段階での選択肢を探している」など、どのような状況でも一度ご相談ください。
ICVS東京クリニックでのHITV療法は、患者さまお一人おひとりの状態に合わせた個別治療計画を立案します。主なステップは以下の通りです。
まずは初診時事前相談(予約不要・無料)または医療相談(要予約)にお越しください。現在の病状・治療歴・画像データなどをもとに、HITV療法が適応できるかどうかを担当医が判断します。海外在住の患者さま向けには予備診断費22,000円(税込)にて事前診断も承っています。
患者さまの血液を採取し、院内のGMP基準準拠のCPC(細胞培養加工施設)で樹状細胞を培養・活性化します。この施設は再生医療等安全性確保法に基づく特定細胞加工施設許可(施設番号FC3150408)を取得しており、安全性と品質管理を徹底した環境での培養が行われます。培養期間はおよそ1〜2週間程度が目安です(個人差があります)。
培養した樹状細胞を、CTガイド下の画像誘導によって腫瘍内に直接投与します。CTによる高精度なナビゲーションにより、正確な部位への投与が可能です。投与回数・間隔は個別の治療計画によって異なります。

HITV療法は自由診療(保険適用外)の治療です。日本では原則として、保険診療と自由診療を同一の医療機関で同時に受けることは「混合診療の禁止」のルールがあります。そのため、現在保険診療を受けている主治医の病院での治療は、そのまま継続しながら、ICVS東京クリニックにて自由診療としてHITV療法を受けるという形が多くの患者さまのケースです。
つまり、大学病院や総合病院での標準治療(手術・化学療法・放射線療法)を担当医のもとで続けながら、当院でのHITV療法を並行して受けることは可能です。ただし具体的なスケジュールや体力面の管理については、両方の担当医が情報を共有し連携することが大切です。詳細は受診時にご相談ください。
HITV療法の治療費は、患者さまの病状・治療回数・計画内容によって異なるため、個別の治療計画をもとに担当医との事前相談・合意の上で決定します。初診時事前相談は予約不要・無料でご利用いただけますので、まずはお気軽にご来院ください。
【ご注意】HITV療法は自由診療(保険適用外)です。治療効果には個人差があり、すべての方に同じ結果が得られるものではありません。治療開始前に担当医から十分な説明を受け、納得した上で治療をご検討ください。また、現在保険診療を受けている場合は、主治医にも相談されることをお勧めします。
HITV療法の主なメリット
注意・留意点
東京都千代田区に位置するICVS東京クリニックは、2008年の開院以来、HITV療法専門クリニックとして国内外の患者さまの治療に取り組んできました。台湾・中国・マレーシア・ロシア・オーストラリアなど海外からの患者さまも多数受け入れており、世界2,000名以上の治療実績を積み重ねています。
蓮見賢一郎 理事長(外科・腫瘍免疫専門)/ ICVS東京クリニック
「大腸がんの術後、”何もしないで待つしかない”という状況は、患者さまにとって非常に辛いものです。ICVS東京クリニックでは開院以来、免疫療法によるがんの縮小や消失、そして再発予防への貢献を目指してまいりました。
治療の効果には個人差がありますが、”治す”ことを決してあきらめず、患者さまとご家族の力となり支えになるために尽くしたいと考えています。どんな困難な状況であっても、私たちは患者さまのパートナーとして最良のガイドとなるべく尽力いたします。術後の再発予防についてのご相談も、ぜひ早い段階でお聞かせください。」
ICVS東京クリニックでは、術後のご不安やHITV療法についての疑問に、専門医が丁寧にお答えします。初診時事前相談は予約不要・無料です。まずは情報収集からでも、お気軽にお越しください。
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大腸がんのステージ4と告げられたとき、「もう打つ手がないのだろうか」と感じた方は少なくありません。標準治療を続けながらも、「他に選択肢はないのか」「免疫療法という言葉を聞いたが、自分に合うのだろうか」と情報を探し続けているご本人・ご家族の方へ。このページでは、大腸がんステージ4に対して樹状細胞を腫瘍内に直接投与するHITV療法とはどのようなものか、そしてICVS東京クリニックへの受診の流れをわかりやすくお伝えします。

「ステージ4と診断されても、まだできることがあるのでは」——そう信じて情報を探し続けている患者さまやご家族が、毎日のようにICVS東京クリニックにご相談くださいます。大腸がんがステージ4に進行すると、肝臓・肺・腹膜などへの遠隔転移が生じているケースも多く、標準治療(手術・抗がん剤・放射線)だけでは対応が難しい局面に直面することがあります。
「抗がん剤の副作用がつらくて、体力的に限界を感じている」「主治医からは”経過観察”と言われたが、何もしないのは不安」「免疫療法という選択肢があると聞いたが、本当に自分に合うのかわからない」——こうしたお声は決して珍しいものではありません。大腸がんステージ4の方にとって、新たな治療の選択肢を知ること自体が、大切な一歩になります。
このページでは、免疫細胞療法の中でも「樹状細胞を腫瘍内に直接届ける」という特化型アプローチ——HITV療法について、できるだけわかりやすくご説明します。まず「どんな治療なのか」を知っていただくことから始めてみてください。
免疫療法にはさまざまな種類がありますが、ICVS東京クリニックが専門とするのは「樹状細胞を腫瘍内に直接投与するHITV療法」です。ここでは、その仕組みを3つのポイントで整理してご説明します。
樹状細胞は、私たちの体の中に自然に存在する免疫細胞の一種です。がん細胞の情報(抗原)をいち早くキャッチし、「この細胞を攻撃せよ」とT細胞(キラー細胞)に指示を出す”指令塔”のような役割を担っています。しかし、がんが進行すると、この樹状細胞の働きが弱まり、免疫がうまく機能しなくなることがあります。
一般的な免疫療法の多くは点滴(静脈投与)で行われますが、HITV療法では患者さまご自身の血液から採取・培養した樹状細胞を、腫瘍の内部(腫瘍内)に直接投与します。CTガイド下で高精度に針を誘導するため、狙った部位への投与が可能です。腫瘍内部は「免疫が働きにくい環境」になっていることが多いため、そこに直接免疫の指令塔を届けることで、より強力な免疫応答を引き出すことが期待されます。
HITV療法は大きく「①樹状細胞の採取(採血)」「②院内CPCでの培養・調製」「③CTガイド下での腫瘍内投与」という流れで進みます。ICVS東京クリニックでは院内にGMP基準に準拠した細胞培養加工施設(CPC)を完備しており、外部委託に頼らない院内一貫体制を整えています。治療スケジュールは個別の治療計画に基づいて医師と相談のうえ決定されます(個人差があります)。
HITV療法は自由診療(保険適用外)であり、標準治療(手術・化学療法・放射線療法)の代わりになるものではありません。あくまで標準治療と並行して、または標準治療が難しい状況での選択肢のひとつとして位置づけられます。主治医の先生と十分に相談したうえで、セカンドオピニオン的にご検討いただくことをお勧めしています。
大腸がんステージ4では、肝転移・肺転移・リンパ節転移など複数の転移部位が存在するケースも多く、「どの腫瘍に投与するか」という適応判断が治療効果に大きく影響します。ICVS東京クリニックでは、CTやMRIなどの画像データをもとに蓮見賢一郎理事長が個別に適応を検討し、治療計画を策定します。
免疫療法に対して「一度受ければがんが消える」というイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、これは誤解です。免疫細胞療法は、患者さまご自身の免疫力を活性化・強化することを目指すものであり、効果の出方や治療期間には個人差があります。腫瘍の大きさ・部位・患者さまの全身状態・これまでの治療歴などによって適応や期待できる効果は異なります。
【ご注意】HITV療法は自由診療(保険適用外)です。治療の効果・期間・費用については、初診時・医療相談時に医師が個別に説明します。「がんが必ず小さくなる」「生存率が上がる」といった断言はいたしません。ご自身の状態に合った判断ができるよう、丁寧にご説明することをお約束します。
HITV療法の主な特長
事前に知っておきたい注意点
ICVS東京クリニックでは、初診時の事前相談は無料・予約不要で受け付けています。「HITV療法とはどんな治療か」「自分(または家族)に合うかどうか」を、まずは気軽に確認していただける窓口です。東京都千代田区の静かな環境の中、プライバシーに配慮した形で相談いただけます。
この段階では、治療を受けることを決断する必要はありません。「話を聞いてみたい」「どんな治療なのか知りたい」という段階で十分です。海外在住の方(台湾・中国・マレーシア・ロシア・オーストラリアなど)には予備診断費(22,000円・税込)による事前相談対応も行っています。

事前相談後、具体的な治療の可能性を検討する「医療相談」に進みます(要予約・費用は要問合せ)。この段階では、これまでの検査データや画像(CTやMRIのデータ)をご持参いただき、蓮見賢一郎理事長が個別に状態を確認します。大腸がんの部位・転移状況・これまでの治療歴などをもとに、HITV療法が適応となるか、どのような治療計画が考えられるかを丁寧にご説明します。
医療相談を経て、患者さまのご希望・全身状態・治療目標をもとに個別の治療計画を策定します。治療費についても、この段階で医師と事前に相談・合意のうえで決定されます。治療計画に納得いただいた後、樹状細胞の採取(採血)から培養・調製・腫瘍内投与へと進みます。投与スケジュールや回数は個人差がありますので、医師との継続的なコミュニケーションのなかで調整していきます。
2008年の開院以来、ICVS東京クリニック(医療法人社団ICVS)は世界2,000名以上の治療実績を積み重ねてきました。東京都千代田区に拠点を置き、国内はもとより台湾・中国・マレーシア・ロシア・オーストラリアなど海外からも患者さまをお迎えしています。その信頼の背景には、いくつかの具体的なこだわりがあります。
⚕ 蓮見賢一郎(理事長・外科・腫瘍免疫専門)からひとこと
「大腸がんステージ4と診断されても、”治す”ことをあきらめないでいただきたいと思っています。これまでの治療の限界を超えようとする患者さまやご家族の力となり、支えになるために、私たちは日々の診療に向き合っています。HITV療法は決して万能ではありませんが、個別に最良のガイドとなるべく、丁寧な対話と適切な判断を積み重ねています。まずはお気軽に、初診時の事前相談(無料)からお声がけください。どんな困難な状況であっても、一緒に考えます。

この記事のまとめ
初診時事前相談は無料・予約不要です。「話を聞くだけ」でも大歓迎です。東京都千代田区のICVS東京クリニックで、蓮見賢一郎理事長が丁寧にお答えします。お一人で悩まず、まず一歩を踏み出してみてください。
〒102-8578 東京都千代田区紀尾井町4-1 ホテルニューオータニ 新紀尾井町ビル4F
東京メトロ丸ノ内線・銀座線「赤坂見附駅」徒歩約4分 / 南北線「永田町駅」徒歩約7分
診療時間:平日 9:00〜17:00(土日祝休診)・完全予約制

「大腸がんは中高年の病気」——そう思っていませんか?
実は近年、20代・30代の若い世代でも大腸がんの発症が増加しており、医療の現場でも大きな問題となっています。さらに2025年4月、英国科学誌「Nature」に掲載された国際共同研究の成果が、この問題に新たな光を当てました。
日本人の大腸がん患者の5割に、特定の腸内細菌が産生する「コリバクチン毒素」による変異パターンが存在することが明らかになったのです。
この発見は、若年者大腸がんの発症メカニズムを理解するうえで、非常に重要な手がかりとなります。腸内細菌と大腸がんの関係、そして若い世代が知っておくべきことを、詳しく解説します。
若いうちから健康管理を考えたい方へ
東京都千代田で大腸がんのリスクについて相談したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。
生活習慣や体調変化について確認したい方にもご利用いただいています。

まず、数字を見てください。
大腸がんは日本において年間罹患者数が14万人を超え、全がん種の中で第1位となっています(2020年)。死亡数も年間53,000人以上にのぼり、肺がんに次いで第2位という深刻な状況です。
さらに注目すべきは、若年層の動向です。全国がん登録の詳細集計が始まった2016年以降、20〜39歳の大腸がんは毎年1,900〜2,100例で推移し、長期的には右肩上がりとなっています。1975年から2015年の40年間で、約1.7倍に増加したというデータもあります。
世界的な視点でも、日本の状況は際立っています。
50歳未満の若年者大腸がんの発症率では、日本は世界5位。50歳以上でも世界3位という、突出して高い水準にあります。欧米諸国を超えるほどの発症率であり、その原因解明が急務とされてきました。
30代になるとがん全体が急増し、その8%が大腸がんであるとも言われています。「若いから大丈夫」という思い込みが、診断の遅れにつながるケースも少なくありません。

「コリバクチン」という言葉を、初めて聞く方も多いかもしれません。
コリバクチンとは、大腸菌など一部の腸内細菌が産生する毒素です。この毒素は細胞のDNAに直接傷をつけ、突然変異を引き起こすことが知られています。発がん性物質はそれぞれ特徴的な変異のパターンを残しますが、これを「変異シグネチャー」と呼びます。タバコが肺の細胞に特定のパターンの変異を残すように、コリバクチン毒素も大腸の細胞に固有の変異パターンを刻みます。
今回の国際共同研究では、この変異シグネチャーを手がかりに、大腸がん発症の要因を探りました。
研究チームは、日本を含む11カ国981人の大腸がん患者から採取した血液と腫瘍組織のサンプルを分析。その結果、日本人の大腸がん患者の50%にコリバクチン毒素による変異パターンが存在することが判明しました。これは他の地域と比べて2.6倍以上高い割合です。
さらに重要な発見がありました。
コリバクチン毒素による変異パターンは、大腸がんの発症において最も早期に起こるドライバー異常である「APC変異」の15%に見られることが分かりました。つまり、コリバクチン毒素によるDNA変異が、大腸がん発症の非常に初期の段階から関与している可能性があるのです。

この研究で最も注目すべき発見の一つが、年齢と変異パターンの関係です。
コリバクチン毒素による変異パターンは、50歳未満の若年発症者に多く見られ、70歳以上の高齢者と比べて3.3倍多いという結果が得られました。40歳未満で大腸がんと診断された人たちでは、70歳を過ぎてから診断された人たちと比べて、コリバクチン由来の変異を持っている割合が約3倍にのぼります。
年齢が低い患者ほど、コリバクチンに関わる変異シグネチャーの頻度が平均して高い傾向にあることも確認されています。
では、なぜ若い人ほどこの変異が多いのでしょうか?
研究では、コリバクチン毒素による変異パターンがあるかどうかと、現在の腸内に存在するコリバクチン産生菌の量とは関連が見られませんでした。このことから、現時点での菌の量ではなく、「早期から長期間にわたってコリバクチンにさらされ続けること」が発症に関わっているのではないかと推測されています。
がんのDNA配列を解析すると、その人の一生で起こったことすべての「考古学的な記録」が見えてくると言われています。つまり、腸内で特定の変異がいつ起こったのか、おおよその時期を突き止めることができるのです。この観点から見ると、幼少期や若い時期からのコリバクチンへの暴露が、後の大腸がん発症リスクと深く関わっている可能性が示唆されます。
若い世代の大腸がんには、中高年のそれとは異なる特徴があります。
まず、進行が速い傾向があります。
初期症状が乏しく、気づきにくいという点も大きな問題です。健診で見つかりにくいという特性もあり、特に便潜血検査では陽性にならないことがあります。さらに、医師も本人も「若いから大丈夫」と判断してしまいやすく、診断が遅れるケースが少なくありません。
実際に、来院時にはすでに進行した状態だったというケースも報告されています。
以下のような症状が続く場合は、年齢に関わらず早めに医療機関を受診することが大切です。
「まだ若いから」「もともと痔があるから」と安心せず、気になる症状があれば早めに受診してください。
大腸がんは早期に発見すれば、治療によって完治が期待できるがんです。
最も信頼性の高い検査法は**大腸内視鏡検査(大腸カメラ)**です。肛門から内視鏡を挿入し、大腸全体の粘膜をリアルタイムで観察します。がんやポリープが見つかった場合には、その場で組織を採取したり切除したりすることも可能です。便潜血検査はスクリーニングとして有効ですが、小さなポリープや出血のない初期がんは検出されないこともあるため、陰性でも安心はできません。
お腹の不調が続いている方へ
若年層の大腸がんリスクについて相談したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックまでご相談ください。
症状や生活習慣に合わせて、必要な確認事項をご案内しています。

腸内細菌と大腸がんの関係は、コリバクチン毒素の研究だけにとどまりません。
東京大学医学部附属病院と岡山大学の研究グループは、口腔内細菌の一種である「アクチノマイセス・オドントリティカス(A. odontolyticus)」が大腸がんの発がん初期過程に密接に関与することを明らかにしました。この細菌が産生する膜小胞(Membrane vesicles)が腸管上皮細胞の炎症を引き起こし、DNA損傷をもたらすことで発がんに関与する可能性が示されています。
また、大阪大学微生物病研究所の研究では、大腸がん患者で異常増殖している12菌種を同定。その中でも「P. gingivalis」が酪酸を分泌することで細胞老化を誘導し、大腸がんの発症を促進することが動物実験で確認されています。
これらの研究が示すのは、腸内環境の乱れが大腸がんの発症に深く関わっているという事実です。
腸内細菌叢を制御することによる効果的な大腸がん予防法の確立が、今後の研究の重要な方向性の一つとなっています。
若年発症であれ、高齢発症であれ、大腸がんが進行・再発した場合、治療の選択肢は限られてきます。
「抗がん剤を続けているけれど効果が感じられない」「転移や再発を繰り返し、次の選択肢が見えない」——そうした状況に直面している患者さんやご家族の方も、少なくないと思います。
「延命ではなく、救命を目指す」——この理念こそが、免疫療法の本質です。
ICVS東京クリニックでは、ステージⅣの進行大腸がんや再発大腸がんに対して、次世代免疫療法「**HITV療法**」を専門的に行っています。
HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)は、免疫システムの司令塔である「**樹状細胞**」を活用した、独自のがん免疫細胞療法です。
この治療の大きな特徴は、**CTガイド下で樹状細胞をがんの腫瘍内へ直接投与する**点にあります。腫瘍の中に入った樹状細胞は、患者さん自身の大腸がんが持つ複数のがん抗原を学習し、その情報をもとに**CTL(キラーT細胞)**を体内で誘導します。
これにより、以下のような作用が期待されます。
ICVS東京クリニックは、がん免疫療法の臨床・研究に長年携わってきた医師が中心となり、2008年に設立された専門医療機関です。
第一の強みは、**CTガイド下による高精度な樹状細胞投与**です。大腸がんの転移巣(肝転移・肺転移・リンパ節転移など)に対しても、CT画像で腫瘍の位置をリアルタイムで確認しながら投与を行い、治療効果の精度向上を図っています。
第二の強みは、**院内CPCによる高品質な細胞培養**です。国際的GMP基準に準拠した細胞培養加工施設(CPC)を院内に完備し、専任の細胞培養士が樹状細胞および活性化T細胞を厳格に管理・培養しています。
第三の強みは、**オーダーメイドの治療計画**です。大腸がんの進行度、転移の有無、これまでの治療歴、全身状態は患者さん一人ひとり異なります。事前診断や詳細なカウンセリングを通じて、個別の治療計画を提案しています。

今回の国際共同研究が示したことは、明確です。
日本人の大腸がん患者の5割にコリバクチン毒素による変異パターンが存在し、その変異は若年者に3.3倍多く見られます。幼少期からの腸内細菌への暴露が、若年者大腸がんの重要な発症要因である可能性が強く示唆されています。
「若いから大丈夫」という思い込みは、今すぐ捨てる必要があります。
気になる症状があれば早めに受診し、定期的な検診を心がけることが、大腸がんの早期発見・早期治療につながります。そして、万が一進行・再発大腸がんと診断された場合でも、治療の選択肢はまだあります。
ICVS東京クリニックでは、「治癒をあきらめない」という理念のもと、HITV療法を軸としたオーダーメイドの治療計画を提案しています。まずは医療相談や事前診断を通じて、現在の状態にHITV療法が適応となるかどうかを一緒に確認することから始められます。
進行大腸がん・再発大腸がんに向き合うすべての患者さんとご家族へ——あなたのパートナーとして、寄り添う医療を提供します。
▶ ICVS東京クリニックへのご相談・事前診断のお申し込みは、公式サイトよりお気軽にお問い合わせください。
将来の健康が気になる方へ
大腸がんのリスクや検査について相談したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックをご利用ください。
生活習慣や現在の症状を踏まえて、受診の目安についてご説明しています。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎
埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

「最近、食事量は変わっていないのに体重が落ちている…」
そう感じたとき、多くの方は疲れやストレスのせいだと片付けてしまいます。しかし、その体重減少が大腸がんの初期サインである可能性を、見逃してはいけません。
大腸がんは、日本において年間罹患者数が14万人を超え、全がん種で第1位の罹患率を誇る、非常に身近ながんです。早期発見できれば根治が期待できる一方、進行すると治療の選択肢が大きく狭まります。
本記事では、大腸がんによって体重減少が起こるメカニズムと、見逃しやすい初期症状について、専門医の視点からわかりやすく解説します。
原因不明の体重減少が気になる方へ
東京都千代田で大腸がんの症状について相談したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。
体調の変化が続いている方にも相談しやすい環境を整えています。

体重が減る。
これは、大腸がんが進行していく過程で現れる、非常に重要なサインです。ダイエットをしているわけでも、食事を減らしたわけでもないのに、気づいたら体重が落ちていた——そのような場合は、身体の内側で何かが起きているかもしれません。
大腸がんによる体重減少には、主に2つのメカニズムが関係しています。
がんにおける体重減少を語るうえで、欠かせない概念があります。
がん悪液質(がんあくえきしつ)…
これは、がん細胞から分泌される「炎症性サイトカイン」と呼ばれる物質が全身に広がることで、筋肉や脂肪が急速に分解されていく病態です。通常の飢餓状態とは異なり、食事を増やしても体重が戻りにくいという特徴があります。
主な症状は以下の通りです。
「食べたいのに食べられない」「食べても体重が戻らない」という状態になるのは、この悪液質が関係しています。がん患者さんの死因の一つにも挙げられるほど、深刻な病態です。
もう一つの理由は、がん細胞そのものの「エネルギー消費」です。
がん細胞は増殖するために大量のエネルギーを必要とします。周囲の正常組織から栄養を奪いながら成長するため、患者さんがどれだけ食事をとっても、その栄養の多くをがん細胞に持っていかれてしまいます。
さらに、炎症性サイトカインが全身に放出されることで、安静にしていても通常より多くのカロリーを消費する状態が続きます。これが「食べているのに痩せる」という現象を引き起こします。
また、大腸がんが大きくなると腸管を塞ぎ、食事の通過を妨げることもあります。その結果、食欲低下や消化吸収の障害が重なり、体重減少がさらに加速します。
一般的に、ダイエットをしていないにもかかわらず1ヵ月に1kg以上の体重減少が3ヵ月以上続く場合は、何らかの病気が隠れている可能性があります。5kg以上の体重減少が見られる場合は、速やかに医療機関を受診することをお勧めします。
体重が落ちるだけなら大丈夫—そう思っていませんか?
体重減少は、単に「痩せる」だけの問題ではありません。栄養状態の低下は、全身にさまざまな悪影響を及ぼします。
これらは、がんの治療そのものにも悪影響を及ぼします。低栄養状態では抗がん剤の副作用が強く出やすくなり、治療の継続が困難になることもあります。
だからこそ、原因不明の体重減少を「様子見」で放置することは、非常に危険です。

大腸がんは、初期段階では自覚症状がほとんど現れません。
これが、発見が遅れる最大の理由です。しかし、がんが少しずつ進行するにつれて、身体はさまざまなサインを発し始めます。体重減少以外にも、以下の症状には特に注意が必要です。
「最近、便秘と下痢を繰り返している」
そんな経験はありませんか?大腸がんが腸管の内側を狭めていくと、便の通過が妨げられ、便通に変化が生じます。具体的には、以下のような変化が見られることがあります。
特にS状結腸や直腸にがんができた場合、肛門に近い部位であるため、比較的早い段階で便通の変化として気づきやすいとされています。一方、右側(上行結腸など)のがんは腸の内容物が液状で通過しやすいため、進行するまで気づかないことが多いです。
血便は、大腸がんを疑う重要なサインの一つです。
大腸がんでは、がん細胞が増殖する過程で「新生血管」と呼ばれる新しい血管を作り出します。この新生血管は正常な過程で作られたものではないため非常に脆く、出血しやすい傾向があります。その出血が便に混じることで、血便として現れます。
注意すべきは、鮮血だけではありません。褐色便や黒色便も出血のサインである可能性があります。排便後は便の色や状態を確認する習慣をつけることが大切です。
また、じわじわと続く出血は「鉄欠乏性貧血」を引き起こします。ヘモグロビンが減少することで、立ちくらみ・めまい・動悸・息切れといった症状が現れます。「最近、立ちくらみが多い」と感じている方は、貧血の可能性を念頭に置いてください。
お腹の痛みや張りも、見逃せない症状です。
がんが大きくなり腸管を圧迫すると、ガスが溜まりやすくなり、腹部膨満感(お腹の張り)が生じます。さらに進行すると、食べ物の通過が困難となり、腸閉塞に近い状態になることもあります。腹痛は様々な原因で起こりますが、継続する場合は要注意です。
体調の変化が続いている方へ
大腸がんの初期症状や検査について相談したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックまでご相談ください。
現在の症状や生活状況を確認しながらご案内しています。

大腸がんは、発生する部位によって現れる症状が異なります。
大腸は、結腸(盲腸・上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸)と直腸に分けられます。日本人ではS状結腸と直腸に約70%のがんが発生するとされています。
腸管の径が太く、便も液状であるため、腸閉塞の症状が出にくいです。出血しても排便までに時間がかかるため、血便として気づきにくい傾向があります。腹部のしこりや出血による貧血、全身倦怠感が出始めて初めて気づくケースも少なくありません。
腸管が狭くなると便が通過しにくくなり、便秘や間欠的な下痢などの便通異常が現れやすいです。さらに進行すると腹痛や腸閉塞様の症状が出ることもあります。
肛門に近い部位であるため、血便で発見されることが多いです。便に血液が付着して発見されることが多く、比較的鮮血に近い状態です。便の狭小化や残便感も特徴的な症状です。

大腸がんは、早期に発見できれば根治が期待できるがんです。
だからこそ、定期的な検診と、気になる症状があれば躊躇せず検査を受けることが重要です。主な検査方法を確認しておきましょう。
便潜血検査…
大腸などから出血が起きていないかを調べる検査です。便に血液が混じっているかどうかを調べることで、自覚症状のない大腸がんを発見するために有効です。2日法(日を変えて便を2回採取する方法)のほうが精度が高いとされています。
陽性になった場合は、大腸がんだけでなく大腸ポリープ・潰瘍性大腸炎・クローン病・痔核なども疑われます。陽性が出たら、必ず大腸内視鏡検査を受けることが大切です。
大腸内視鏡検査…
小型カメラが取り付けられた管を肛門から挿入し、大腸全体を調べる検査です。大腸がんの有無を判断するために最も重要な検査です。病変が発見された際は、一部を採取して顕微鏡で確認し、確定診断を行います。
「痛そう」という理由で検査を避ける方も多いですが、鎮静剤を使用することで苦痛を軽減できます。40歳を過ぎたら、定期的に受けることをお勧めします。
大腸がんの診断が確定した後は、CT検査・MRI検査などの画像診断で、がんの進行具合や転移の有無を調べます。肝臓・肺・リンパ節への転移の確認に用いられます。また、腫瘍マーカー(CEA・CA19-9など)の血液検査も、術後の再発確認などに活用されます。
「抗がん剤を続けているけれど、効果が感じられない」
「転移や再発を繰り返し、次の選択肢が見えない」
そうした深刻な状況に直面している患者さんやご家族は、決して少なくありません。標準治療の選択肢が限られてきたとき、免疫療法という道を検討することも一つの選択肢です。
HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)…
これは、免疫システムの司令塔である「樹状細胞」を活用した、ICVS東京クリニック独自のがん免疫細胞療法です。
この治療の最大の特徴は、CTガイド下で樹状細胞をがんの腫瘍内へ直接投与する点にあります。腫瘍の中に入った樹状細胞は、患者さん自身の大腸がんが持つ複数のがん抗原を学習し、その情報をもとにCTL(キラーT細胞)を体内で誘導します。
これにより、以下のような作用が期待されます。
ICVS東京クリニックは、がん免疫療法の臨床・研究に長年携わってきた医師が中心となり、2008年に設立された専門医療機関です。
①CTガイド下による高精度な樹状細胞投与
肝転移・肺転移・リンパ節転移などに対しても、CT画像で腫瘍の位置をリアルタイムで確認しながら投与を行います。治療効果の精度向上を図っています。
②院内CPCによる高品質な細胞培養
国際的GMP基準に準拠した細胞培養加工施設(CPC)を院内に完備しています。専任の細胞培養士が、樹状細胞および活性化T細胞を厳格に管理・培養しています。
③オーダーメイドの治療計画
大腸がんの進行度、転移の有無、これまでの治療歴、全身状態は患者さん一人ひとり異なります。事前診断や詳細なカウンセリングを通じて、HITV療法を軸とした個別の治療計画を提案しています。患者さんご本人だけでなく、ご家族のお気持ちにも配慮し、生活の質(QOL)を大切にした診療が行われています。

大腸がんによる体重減少は、がん悪液質やエネルギー消費の亢進によって引き起こされます。
そして、体重減少以外にも、便の変化・血便・貧血・腹痛といった初期症状が重なって現れることがあります。これらのサインを見逃さないことが、早期発見への第一歩です。
「体重が落ちているのは、疲れのせいだろう」——その一言が、発見を遅らせることがあります。
大腸がんは、早期発見できれば根治が期待できるがんです。定期的な便潜血検査や大腸内視鏡検査を受けることが、何より大切です。
また、進行・再発大腸がんに直面している方も、「もう治療がない」と諦める必要はありません。ICVS東京クリニックでは、延命ではなく救命を目指す「HITV療法」を通じて、治癒をあきらめない医療を提供しています。
まずは医療相談や事前診断を通じて、現在の状態にHITV療法が適応となるかどうかを一緒に確認することから始められます。一人で抱え込まず、専門家に相談してみてください。
あなたの不安に、真摯に向き合います。
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症状を整理したい方へ
体重減少や大腸の症状について相談したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックをご利用ください。
不安な症状が続いている場合の受診目安についてもご説明しています。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。
理事長:蓮見賢一郎 先生 コメント
「治す」ことを決してあきらめず、これまでの治療の限界を超えて、がんから解放されるために。私たちは、がんで苦しんでおられる患者さまやご家族の力となり支えになるために尽くしています。腫瘍が大きい、ステージが進んでいる、標準治療が効かなくなった――そのような状況でもあきらめずに私たちへご相談ください。まずは患者さまご自身やご家族に、お受けになる治療について丁寧にご説明し、ご理解とご納得をいただくことを大切にしています。治療が始まった瞬間から、医師は患者さまのパートナーです。どんな困難な状況であっても、最良のガイドとなるべく尽力いたします。