
「体力が落ちてきたけど、まだ治療を続けられるのだろうか」「先生から全身状態を考慮して治療を見直すと言われたけど、どういう意味?」――そんな疑問や不安を抱えながら、この記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、がん治療において「全身状態(PS)」や「ADL(日常生活動作)」は、どの治療法を選ぶかを左右する非常に重要な指標です。体力や日常生活の自立度が高いほど治療の選択肢は広がり、低下している場合でも体への負担が少ない治療法を組み合わせる工夫が可能です。
この記事では、全身状態・ADLの正確な意味と評価方法、治療選択への影響、そして体への負担を考慮した治療アプローチについて、具体的な数値・目安を交えながら丁寧に解説します。
がんの診察で「全身状態を確認しましょう」と言われたとき、それは単に「元気かどうか」を聞いているわけではありません。医師が評価しているのは、がん治療という大きな負荷に対して、患者さんの体がどの程度耐えられる状態にあるかという点です。
抗がん剤、放射線療法、外科手術のいずれも、がん細胞だけでなく体全体にダメージを与えます。体力・臓器機能・栄養状態がしっかり保たれていれば治療継続が可能ですが、これらが低下しているとリスクが高まる可能性があります。だからこそ、治療前後に全身状態の評価が繰り返し行われるのです。
患者さんやご家族から多く聞かれるのが、「つらい治療を続けることで、かえって体が弱ってしまうのではないか」という悩みです。この葛藤は決して誤りではなく、医療の現場でも真剣に議論されている問題です。
全身状態の低下は、治療効果よりも副作用リスクが上回る可能性を示すサインでもあります。そのため医師はPSスコアやADL評価をもとに、「治療する・治療法を変える・体力の回復を優先する」といった判断を行っています。患者さん自身もこの評価の仕組みを理解しておくことで、医師とのコミュニケーションがよりスムーズになります。
「全身状態が悪いと言われたら、もう積極的な治療は受けられない」と思い込んでしまう方がいますが、それは正確ではありません。全身状態の評価はあくまでも「どの治療法が最も適しているか」を選ぶための指標であり、治療の扉を閉じるためのものではありません。体への負担が少ない治療法を選択したり、体力の回復を図りながら段階的に治療を進めたりするための判断材料です。
ECOGが定めた「PSスコア(Performance Status)」は、0〜4の5段階で患者さんの全身状態を評価する国際的な指標です。PS 0は「まったく問題なく活動できる」、PS 4は「完全に寝たきりで自力での日常動作が不可能」な状態を意味します。PS 0〜1であれば多くの積極的治療が検討でき、PS 2以上になると治療法の選択に慎重な判断が必要になります。PS 3〜4の場合、標準的な抗がん剤治療では体への負担が大きくなる可能性があります(個人差があります)。
ADL(Activities of Daily Living)は、食事・移動・着替え・入浴・排泄などの基本的な日常動作がどれだけ自力でできるかを評価します。バーセルインデックスやカッツインデックスなど複数の評価ツールが存在し、0〜100点(または0〜6点)でスコア化されます。ADLが低下しているほど体力消耗が大きく、治療の負荷にも影響します。がん治療においてはPSスコアとADLを組み合わせて評価することで、より正確な全身状態の把握が可能になります。
全身状態の低下は、がんの進行そのものだけでなく、①抗がん剤・放射線療法による体への負担の蓄積、②食欲不振・体重減少・栄養不足(悪液質)、③がんによる痛みや倦怠感、④精神的ストレス・不眠、といった複合的な要因から生じます。そのためPSスコアが低下した場合も、原因を特定して対処することで、ある程度の改善が期待できることもあります(個人差があります)。

PSスコアによって、どの治療が検討されやすいかの目安が変わります。以下はあくまで一般的な参考情報であり、実際の治療選択は担当医との十分な相談のもとで行われます(個人差があります)。
| PSスコア | 状態の目安 | 治療選択の一般的な傾向 |
|---|---|---|
| PS 0 | 普通の活動が制限なく可能 | 手術・抗がん剤・放射線等の標準治療が広く検討可能 |
| PS 1 | 軽い家事・事務仕事は可能 | 積極的治療の対象として一般的に検討される |
| PS 2 | 起きている時間の50%以上は活動可能 | 治療の種類・用量の調整が必要になることが多い |
| PS 3 | 起きている時間の50%以上は横になっている | 体への負担が少ない治療・支持療法が中心になることが多い |
| PS 4 | 終日寝たきり・完全介護が必要 | 症状緩和・QOL維持が治療の主目標となりやすい |
標準治療(抗がん剤・放射線・手術)が全身状態の低下を理由に継続困難になった場合、「もう治療の選択肢がない」と感じてしまう患者さんは少なくありません。しかし医療の現場では、全身状態に配慮しながら使える治療法を「選び直す」という発想が重要です。
たとえば体への負担が比較的少ないとされる免疫療法は、全身状態が低下した患者さんにとっても選択肢のひとつとして検討される場合があります。ただし免疫療法にも適応の条件があり、すべての方に同様の効果が期待できるわけではありません(個人差があります)。主治医と十分に相談しながら判断することが大切です。
ADLが保たれていることは、治療の継続可能性と直結します。食事が摂れている・自力で移動できる・トイレに行けるといった基本的な動作が維持されていることは、体が治療の負荷に耐えられているサインでもあります。
逆に言えば、治療を続けながらADLをできる限り維持することが、より長期的な治療継続につながります。栄養管理・リハビリテーション・痛みのコントロール(緩和ケア)といったサポートを並行して行うことで、ADLの低下を抑える取り組みが可能です。
近年、がん治療の分野で注目を集めているのが免疫療法です。免疫療法とは、患者さん自身の免疫システムを活用してがん細胞を攻撃する治療法の総称で、薬剤系の免疫チェックポイント阻害剤と、細胞を使った免疫細胞療法に大きく分けられます。
免疫細胞療法の中でも樹状細胞を用いたアプローチは、患者さんの血液から採取した細胞を使って治療を行うため、抗がん剤のように全身の細胞にダメージを与える仕組みとは異なります。ただし効果には個人差があり、すべての患者さんに同様の反応が見られるわけではありません。
免疫細胞療法は、抗がん剤や放射線療法などの標準治療と組み合わせて使用できる場合があります。標準治療でがん細胞を攻撃しながら、免疫療法で体の防御機能を高める方向性は、多くの専門家が関心を持って研究を進めている分野です。
標準治療が効かなくなった、あるいは副作用により継続困難になった段階でも、免疫療法を別の選択肢として検討する余地がある場合があります。いずれも担当医との十分な相談のもとで判断することが重要です(個人差があります)。
⚠ 治療選択に関する注意事項
免疫療法を含むすべての治療には、適応条件・費用・リスクが伴います。治療効果には個人差があり、特定の結果をお約束するものではありません。自由診療(全額自己負担)となる場合もあるため、必ず担当医・専門医に詳細を確認のうえ、十分にご検討ください。インターネット上の情報だけで判断することは避け、医師との対話を通じて治療方針を決めることを強くお勧めします。
✅ 免疫細胞療法を検討するメリット
⚠ 注意しておきたい点
がん患者さんにとって、栄養状態の維持は全身状態を支える土台です。がんそのものや抗がん剤の影響で食欲が低下しやすいため、カロリーとタンパク質を意識した食事管理が重要とされています。経口摂取が難しい場合は、経腸栄養や栄養補助食品を活用する方法もあります。担当医や管理栄養士に相談しながら進めることをお勧めします。
「がんだから安静に」というイメージを持つ方も多いですが、過度の安静はADLの低下(廃用症候群)を招くリスクがあります。体力・体調の許す範囲での軽いウォーキングやストレッチは、筋力維持とQOL向上に寄与するとされています(個人差があります)。リハビリテーション専門職の指導のもとで行うことで、安全に活動量を保つことが期待できます。
痛み・倦怠感・不眠・精神的苦痛といった症状は、全身状態・ADLを直接的に悪化させる要因です。緩和ケアは終末期だけのものではなく、治療の早い段階から積極的に組み合わせることで全身状態を守る役割があります。痛みのコントロールがうまくいくと、食事量が増える・活動量が上がる・睡眠が改善するといった連鎖的な改善が期待できます(個人差があります)。
東京都千代田区に拠点を置くICVS東京クリニックは、2008年の開院以来、免疫細胞療法の専門クリニックとして多くの患者さんに向き合ってきました。世界2,000名以上の治療実績を積む中で、私たちが一貫して大切にしているのは「治すことを諦めない」という姿勢です。

「今の治療でよいのか」「全身状態が落ちてきた」――どんなご不安でも、まずはお気軽にご相談ください。東京都千代田区のICVS東京クリニックでは、医療相談(税込11,000円・電話・オンライン・対面)から丁寧に対応いたします。

「再発しました」「複数の臓器に転移が見つかりました」——そのひと言を告げられたとき、頭が真っ白になるほどの衝撃を受けた方は少なくないはずです。
がんが再発・複数臓器に転移しているとわかると、「もう治療の手がないのか」と感じてしまうかもしれません。しかし、再発・転移があっても、治療の選択肢がなくなるわけではありません。現在は標準治療に加え、免疫細胞を活用した治療法など、複数のアプローチが検討できる時代になっています。
この記事では、がん再発・複数臓器転移がどのような状態を指すのか、なぜ起こるのか、そして現在どのような治療の選択肢があるのかを、できるだけわかりやすく解説します。まずは正しい知識を得ることが、次の一歩を踏み出す力になります(治療効果には個人差があります)。
がんの「再発」とは、一度治療によって消失・縮小したがんが、同じ部位または周辺に再び現れた状態を指します。一方、「転移」はがん細胞が最初に発生した原発部位から離れ、血流やリンパ流に乗って別の臓器や組織に移動し、そこで新たな腫瘍を形成することをいいます。
「再発」と「転移」は似ているようで異なる概念ですが、実際には再発と転移が同時に起きているケースも少なくありません。例えば、乳がんの術後に局所の胸壁に再発しながら、肝臓や骨にも転移が見つかるといった状況です。
「複数臓器転移」とは、がん細胞が2つ以上の臓器に転移している状態です。例えば、肺がんが肝臓・骨・脳などに転移する、あるいは大腸がんが肝臓・肺・リンパ節に及ぶ、といったケースがこれにあたります。
転移先として比較的多く見られる臓器は、肝臓・肺・骨・リンパ節・脳などです。複数の臓器に転移が及ぶと、それぞれの臓器の機能低下を引き起こすリスクがあり、体全体への影響も大きくなります。
また、複数臓器に転移がある状態は一般に「ステージⅣ(進行がん)」と分類されることが多く、標準治療の適用が難しくなったり、治療の選択肢が限られてきたりすることもあります。しかし、それがすなわち「治療の終わり」を意味するわけではありません。
「複数の臓器に転移がある」と告げられた患者さまやご家族は、「もう手術はできないのか」「抗がん剤はどこまで続けられるのか」「ほかに方法はないのか」といった、多くの不安や疑問を抱えることになります。
こうした不安は当然のことです。大切なのは、状況を正確に理解したうえで選択肢を広げること。まずは再発・転移のメカニズムを知ることから始めましょう。
再発や転移は「治療が不十分だったから」とは一概にいえません。がん細胞が持つ生物学的な特性が大きく関係しています。以下のポイントで整理してみましょう。
手術や抗がん剤・放射線治療でがんが消えたように見えても、ごく少数のがん細胞が体内に残っていることがあります。これらの細胞は「休眠状態」に入り、免疫の監視をすり抜けながら潜伏しています。一定期間を経て何らかのきっかけで活性化すると、再び増殖を始めます。これが「再発」の主要なメカニズムのひとつです。
がん細胞は増殖するなかで、原発の腫瘍から離脱し血管やリンパ管に侵入することがあります。血流・リンパ流に乗ったがん細胞は全身をめぐり、条件が整った臓器に定着して新しい腫瘍(転移巣)を形成します。臓器によって転移のしやすさが異なるのは、各臓器の血流量や細胞環境の違いが関係していると考えられています。
本来、私たちの免疫システムはがん細胞を異物として認識し、攻撃・排除しようとします。しかし、がん細胞は免疫細胞の攻撃を回避する「免疫逃避」のしくみを持っていることがあります。免疫の監視をくぐり抜けたがん細胞が生き延び、増殖・転移することで、再発・多臓器転移へとつながるケースがあると考えられています。
「生活習慣が悪かったから再発した」「精神的に弱かったから転移した」——こうした自己否定をされる患者さまも少なくありませんが、再発・転移はがん細胞の生物学的な特性によるものであり、患者さまの努力不足ではありません。治療後の再発は医学的に起こりうる現象であり、ご自身を責める必要はまったくありません。大切なのは、現状を正確に把握し、次の行動につなげることです。

複数臓器に転移がある場合、手術で全ての転移巣を切除することは技術的に難しいケースが多くあります。そのため治療の中心は、全身に効果が期待できる薬物療法(抗がん剤・分子標的薬・免疫チェックポイント阻害薬など)や、特定の転移巣への放射線治療が中心になることが一般的です。
一方で、抗がん剤や分子標的薬が効かなくなる「薬剤耐性」が生じることも少なくありません。また、副作用によって標準治療を継続することが難しくなる患者さまも一定数いらっしゃいます。こうした場合に、次の治療選択肢を探される方が多いのが現状です。
近年、標準治療をベースにしながら、免疫細胞療法などの自由診療を並行して受けるという選択をされる患者さまが増えています。標準治療と免疫細胞療法を「組み合わせて取り組む」という発想は、体への負担を分散させながら複数のアプローチでがんに対処するという考え方です。
ただし、自由診療は保険診療とは異なり、費用は全額自己負担となります。また、治療効果は病状・体質・がんの種類によって大きく異なります(個人差があります)。自分に合った選択をするためにも、まずは専門医への相談が重要です。
✅ 免疫細胞療法を検討するメリット
⚠️ 注意しておくべき点
⚠️ 注意:根拠のない民間療法との違いを見極めること
インターネット上には「がんに効く」とうたう根拠不明の食品・サプリ・民間療法の情報が多数あります。免疫細胞療法は科学的な細胞培養技術と医学的な知見に基づく医療行為ですが、クリニックによって技術水準や実績は異なります。情報を選ぶ際は、専門医のいる医療機関に相談し、科学的根拠をご確認ください。
免疫細胞療法のひとつに、「樹状細胞」を活用した治療法があります。樹状細胞は免疫システムの中で「指令塔」ともいえる役割を担う細胞で、がん細胞の特徴を免疫細胞(Tリンパ球)に伝え、がんへの攻撃を促す働きを持ちます。
この樹状細胞を患者さまの血液から採取・体外で培養・活性化したうえで体内に戻すことで、自分自身の免疫機能ががん細胞を認識・攻撃する力を高めることを目指すというのが基本的な考え方です。
ICVS東京クリニックが独自に開発した「HITV療法」は、樹状細胞をCTガイド下で腫瘍内に直接投与するという特徴を持ちます。CTによる画像誘導を用いることで、腫瘍の内部に精度高く樹状細胞を届けることを目指しています。
一般的な免疫細胞療法では点滴による静脈投与が多い中、HITV療法のように腫瘍内に直接投与するアプローチは、がんの特徴を免疫システムに効率よく伝える可能性を持つ方法として、独自の研究・実績のもと提供されています。
HITV療法は、主に以下のような状況にある患者さまが相談対象となります(詳細はご相談ください)。
治療費は治療計画によって異なる自由診療(全額自己負担)となります。まず医療相談(税込11,000円・電話・オンライン・対面)や初診(税込33,000円)から始めることができます。HITV療法の治療費(総額)については、患者さまの状態や治療計画に応じた個別のご案内となります。
ICVS東京クリニックは、東京都千代田区(ホテルニューオータニ内新紀尾井町ビル4F)に位置し、2008年の開院以来、がん免疫細胞療法(HITV療法)に特化した専門クリニックとして歩んできました。

「どんな困難な状況にあっても、最良のガイドとなるべく尽力いたします」——まずはお気軽にご相談ください。電話・オンライン・対面でのご相談に対応しております。東京都千代田区・赤坂見附駅徒歩4分。

「腫瘍が大きくなってきた」「もう手術もできないと言われた」——そのような言葉を告げられた患者さまやご家族は、どれほど不安な思いを抱えておられることでしょう。がんの腫瘍の大きさは、治療の選択肢に大きく関わります。しかしそれは、「もう打つ手がない」ということを意味するわけではありません。
この記事では、腫瘍の大きさが治療方針にどう影響するのか、そして標準治療が難しくなった場合にどのような選択肢があるのかを、できるだけわかりやすくお伝えします。免疫細胞療法など、近年注目されているアプローチについても、科学的な根拠をふまえながら解説します。
がんと診断された瞬間から、多くの患者さまは「腫瘍はどのくらいの大きさなのか」「大きくなったらどうなるのか」という疑問と向き合い続けます。そして検査のたびに腫瘍径(腫瘍の直径)の数値を確認し、一喜一憂されているご家族も少なくありません。
「前回よりも腫瘍が大きくなっていた」と聞いたとき、多くの方が感じるのは「もう治らないのではないか」という恐怖です。しかしここで大切なのは、腫瘍が大きいこと=治療の選択肢がなくなること、ではないという事実です。医療は進歩しており、腫瘍の大きさや病期(ステージ)によっても、さまざまなアプローチが検討されています。
また、「抗がん剤を続けているのに腫瘍が縮まない」「放射線治療を勧められたが体力が心配」「手術は難しいと言われたが他に方法はないか」と悩まれる方も多くいらっしゃいます。そのような状況にある患者さまこそ、今回の記事をぜひ最後まで読んでいただければと思います。
医療の現場では、腫瘍の大きさ(腫瘍径)は治療方針を決める重要な指標のひとつです。特にCT検査やMRI検査で計測された腫瘍径は、がんのステージ分類にも使われており、「切除できるかどうか」「放射線治療の範囲はどうするか」「薬物療法の効果をどう評価するか」といった判断に直接影響します。
たとえば、固形がんの治療効果を評価するRECIST基準では、腫瘍径が20%以上縮小すれば「部分奏効(PR)」、30%以上縮小すれば「奏効」と判定されます(個人差があります)。このように、腫瘍の大きさは「治療がどれだけ効いているか」を測るものさしにもなっているのです。
「腫瘍が5cmを超えたら手術できない」「転移があると治療は緩和ケアだけ」——こうした情報を耳にして、絶望的な気持ちになった方もいるかもしれません。しかし実際には、腫瘍の大きさや転移の状況は、あくまで治療の方向性を決める「要素のひとつ」に過ぎません。
標準治療(手術・抗がん剤・放射線)だけがすべての選択肢ではなく、免疫療法をはじめとするさまざまなアプローチが、患者さまの状態に応じて検討されています。大切なのは、あきらめず、情報を集め、専門家に相談し続けることです。
がんの治療方針は、腫瘍の大きさだけでなく、発生部位・組織型・転移の有無・患者さまの全身状態など、多くの要素を総合的に判断して決められます。ここでは、腫瘍の大きさと治療の関係を3つのポイントに整理して解説します。
外科手術が選択肢に入るかどうかは、腫瘍の大きさと位置、そして周囲の臓器や血管への浸潤度合いによって判断されます。腫瘍が小さくても重要な血管に接していれば切除が難しい場合もあり、逆に腫瘍が大きくても部位によっては切除できることもあります。「大きさ=切除不可」とは一概に言えないため、専門医への相談が欠かせません。
薬物療法の効果は、治療前後の腫瘍径の変化で評価されます。一定期間の投与後に画像検査で腫瘍の大きさを測り、縮小・安定・増大のいずれかを確認します。効果が不十分な場合には、薬剤の変更や他の治療法との組み合わせが検討されます。近年では免疫チェックポイント阻害薬(PD-1阻害薬など)が一部のがん種で使われるようになっており、免疫の力でがんに対抗するアプローチへの関心が高まっています。
腫瘍が大きくなったり、複数の臓器に転移が及んでいる場合、局所治療(手術・放射線)だけでは対応が難しくなります。この段階では、全身に作用する薬物療法や免疫療法が重要な役割を担います。がんを全身レベルで抑えるためのアプローチとして、患者さま自身の免疫力を活用した免疫細胞療法も選択肢のひとつとして注目されています。
ステージⅣ(他臓器への遠隔転移あり)の進行がんでは、がんを「完全に取り除く」ことよりも、がんの進行を抑え、生活の質(QOL)を保ちながら長期間共存するという考え方が重視されることがあります。腫瘍が完全に消えなくても、一定の大きさで安定している状態(安定病変)を維持することも、治療の目標になりえます。
このような観点から、免疫細胞療法は「がんをゼロにする」というよりも「免疫の力でがんの勢いを抑え、患者さまの体が持つ自然な防御機能を高める」ことを目指すアプローチとして位置づけられています(効果には個人差があります)。

以下は一般的な目安であり、実際の治療方針は担当医との相談のもとで決定されます。あくまで参考情報としてご覧ください(個人差・がん種・部位・患者さまの状態により大きく異なります)。
| 腫瘍の状況(目安) | 一般的に検討される治療アプローチ |
|---|---|
| 小さい(2cm以下・早期) | 外科切除・内視鏡治療・局所放射線治療など |
| 中程度(2〜5cm・局所進行) | 外科切除+薬物療法・放射線との組み合わせなど |
| 大きい(5cm超・切除困難) | 薬物療法・免疫療法・緩和的放射線・免疫細胞療法との併用など |
| 多発転移・ステージⅣ | 全身薬物療法・免疫チェックポイント阻害薬・免疫細胞療法・緩和ケア併用など |
免疫細胞療法とは、患者さまご自身の免疫細胞を体外で培養・活性化させ、再び体内に戻すことで、免疫の力でがんに対抗することを目指す治療法です。現在、さまざまな種類の免疫細胞療法が研究・実施されており、その中でも樹状細胞(デンドリティックセル)を活用した方法は、がん免疫療法の分野で注目を集めています。
樹状細胞は、免疫システムの中でも特に重要な役割を担う細胞で、「異物(がん細胞)を認識する」情報をT細胞(攻撃部隊)に伝える役割を持っています。がんに罹患した状態では、この樹状細胞の機能が低下していることが多く、がんが免疫の目をかいくぐって増殖してしまいます。樹状細胞を体外で活性化させて戻すことで、この仕組みを立て直すことが期待されます(効果には個人差があります)。
免疫細胞療法は、以下のような状況にある患者さまに検討されることが多い治療です。
こんな患者さまに検討されやすい
注意が必要な場合・留意点
⚠ ご注意ください
免疫細胞療法は自由診療であり、治療効果・適応は患者さまの状態により大きく異なります。「これさえすれば治る」という治療法は存在せず、どの治療においても、担当医との十分な相談のもと、納得した上で受けることが大切です。標準治療(手術・抗がん剤・放射線)を突然中止して免疫療法のみに切り替えることは、医学的観点から推奨されていません。現在の担当医と連携しながら検討することをお勧めします。
HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)は、樹状細胞をCTガイド下で腫瘍の内部に直接投与するという独自の手法をとる免疫細胞療法です。従来の皮下投与(皮膚の下に注射する方法)ではなく、CTスキャンで腫瘍の位置を確認しながら、針を腫瘍内部に正確に刺して樹状細胞を届けるという技術を用いています。
腫瘍の内部にがんの情報が豊富に存在することに着目し、そこに直接樹状細胞を送り込むことで、免疫応答をより効果的に引き出すことを目指した発想に基づいています(効果には個人差があります)。
一般的に、HITV療法では患者さまから採取した血液中の単球から樹状細胞を培養・活性化し、それを腫瘍内部に投与するという流れをとります。日帰りの外来通院で対応しており、入院を要しないため、仕事や日常生活との両立を考えながら治療を進やすい体制です。詳しい治療の流れや適応については、診察・相談を通じて個別にご説明しています。
HITV療法は、手術・抗がん剤・放射線といった標準治療と並行して受けることができます。「どちらか一方を選ぶ」ものではなく、標準治療の効果を免疫の力でサポートする形で活用するという考え方が基本です。標準治療と免疫細胞療法を組み合わせることで、より包括的ながん治療を目指すことができます(個人差があります)。
また、現在受けている治療の状況・種類・タイミングによっても、HITV療法との組み合わせ方は変わります。治療計画は患者さまお一人おひとりの状態に合わせてオーダーメイドで策定されます。

理事長:蓮見賢一郎 先生より
「治す」ことを決してあきらめず、これまでの治療の限界を超えて、がんから解放されるために——ICVS東京クリニックは、その思いを胸に開院以来歩んでまいりました。腫瘍の大きさや病期に関わらず、「もう方法がない」と感じている患者さまやご家族こそ、一度ご相談ください。治療が始まった瞬間から、私たちは患者さまのパートナーです。どんな困難な状況であっても、最良のガイドとなるべく、誠心誠意お力になることをお約束します。まずはお話を聞かせてください。
HITV療法は自由診療(全額自己負担)です。以下の料金を参考にご確認ください。
| 診療項目 | 料金(税込) |
|---|---|
| 医療相談(電話・オンライン・対面) | 11,000円 |
| 初診料 | 33,000円 |
| HITV療法治療費(総額) | 要相談(治療計画による) |
| CTガイド下投与オプション | 要相談 |
治療費の詳細は患者さまの状態・治療計画によって異なります。まずはご相談・お問い合わせからお気軽にご連絡ください。
診療時間:午前 9:00〜12:00 / 午後 13:00〜17:00(土・日・祝日休診)
所在地:東京都千代田区紀尾井町4-1 ホテルニューオータニ内 新紀尾井町ビル4F
東京メトロ丸ノ内線・銀座線「赤坂見附駅」から徒歩4分、有楽町線「永田町駅」から徒歩5分、JR「四ツ谷駅」から徒歩8分とアクセスしやすい立地です。東京都内はもちろん、地方・海外からの患者さまも多くいらっしゃいます。
📝 この記事のまとめ

「標準治療を続けてきたけれど、思うように効果が出ない。でも、あきらめたくない」——そんな思いを抱えながら、ステージ4の進行がんや再発がんの治療法を探しているあなたやご家族へ、この記事はお届けしています。
結論からお伝えすると、日帰りの外来通院で受けられるがん免疫細胞療法(HITV療法)という選択肢があります。入院を必要とせず、抗がん剤や放射線などの標準治療と組み合わせながら通院できるため、日常生活を大きく変えずに治療を続けやすい点が特徴です。
ただし免疫療法はすべての患者さまに同じ効果をもたらすものではなく、適応や治療計画は個人差があります。まずは免疫療法の仕組みと、日帰り通院がどのように実現されているのかを正しく理解することが大切です。
ステージ4の進行がんや再発がんと診断されたとき、担当医から「これ以上の標準治療は難しい」と告げられることがあります。抗がん剤が効かなくなってきた、放射線の照射限界に達した、外科手術の適応外になった——そのような状況に直面すると、患者さまご自身もご家族も、深い不安と向き合うことになります。
しかし、標準治療の限界イコール治療の終わりではありません。近年、がん免疫細胞療法は自由診療の領域で着実に発展しており、標準治療では難しかった患者さまに対しても、新たなアプローチを提供できる可能性が広がっています。
進行がんの患者さまの中には、すでに長期入院の経験がある方、仕事や家庭の事情で長期間の入院が難しい方、体力的に入院生活がつらい方も少なくありません。「できれば自宅から通いながら治療を受けたい」という声は、実際の医療現場でも多く聞かれます。
日帰り外来通院で受けられる免疫療法は、こうした患者さまのニーズに応える可能性を持っています。もちろん、すべての方が日帰り対応できるかどうかは、体調・治療内容・腫瘍の状態によって異なりますので、専門医との相談が欠かせません。
「免疫療法は他に手がなくなってからするもの」というイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、これは必ずしも正確ではありません。実際には、標準治療と並行して免疫療法を受ける「併用」という形が選ばれるケースも多くあります。体力や免疫機能が比較的維持されているうちから取り組む方が、より良い状態で治療を進めやすい場合があります(個人差があります)。
私たちの体には、細菌やウイルス、そして異常な細胞(がん細胞を含む)を見つけて攻撃する免疫システムが備わっています。しかし、がん細胞は巧みに免疫の監視を逃れたり、免疫細胞の働きを抑えたりする機能を持つことがあります。
がん免疫療法とは、この免疫システムを活性化・強化することで、がん細胞を攻撃する力を高める治療の総称です。免疫チェックポイント阻害剤(オプジーボなど)が広く知られていますが、免疫細胞そのものを体外で培養・強化して戻す「免疫細胞療法」も、自由診療の分野で多くのクリニックが取り組んでいます。
樹状細胞は、体内に侵入した異物(がん細胞を含む)の情報をT細胞(攻撃部隊)に伝える「指令塔」のような役割を持つ免疫細胞です。樹状細胞がうまく機能することで、T細胞はがん細胞を正確に識別して攻撃できるようになります。
一般的な樹状細胞療法では、患者さま自身の血液から単球(樹状細胞のもとになる細胞)を採取し、体外で樹状細胞へと成熟・培養させます。その後、がんの情報(腫瘍抗原)を樹状細胞に覚えさせてから体内に戻すことで、免疫システムにがん細胞を攻撃させます。
樹状細胞の投与方法には、皮下注射・静脈投与・腫瘍内直接投与などがあります。それぞれに特性があり、どの方法が適しているかは腫瘍の部位・大きさ・患者さまの状態によって異なります。腫瘍内への直接投与は、がんの病巣に対してより局所的にアプローチする方法として注目されています(個人差があります)。
免疫細胞療法は、手術・抗がん剤・放射線といった標準治療と並行して受けることが可能なケースが多いとされています。ただし、免疫機能が著しく低下している時期(強い抗がん剤治療の直後など)は、併用のタイミングに注意が必要です。担当医・免疫療法専門医の両者が連携しながら治療計画を立てることが重要です。
HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)は、培養・活性化した樹状細胞を、CTガイド下で腫瘍内へ直接投与するという免疫細胞療法です。CTガイド下での腫瘍内直接投与というアプローチにより、より病巣に近い場所で免疫応答を引き起こすことを目指しています。
治療の効果や経過には個人差があります。すべての患者さまに同様の効果が得られるわけではありませんが、標準治療が奏効しなくなった患者さまにとって、新たな選択肢となり得る治療法として位置づけられています。
CTガイド下での腫瘍内投与は、画像でリアルタイムに腫瘍の位置を確認しながら、適切な場所へ正確に投与できる点が特徴です。一般的な皮下注射や静脈投与とは異なり、腫瘍の局所に直接はたらきかけることで、免疫反応を腫瘍内から引き起こすことが期待されています。
この投与方法は、高い精度が要求される手技であるため、専門的な医師と画像診断の設備・体制が整った施設で行われます。

HITV療法は、完全予約制・日帰り外来通院で実施されます。細胞の採取・培養・投与という各ステップはあるものの、入院を必要としない外来対応が可能です。国内外から患者さまが来院されるケースもあります。治療計画はオーダーメイドで立てられるため、通院のペースや頻度は患者さまの状態によって異なります。
免疫細胞療法を検討する際は、まず専門のクリニックへの相談から始まります。自由診療であるため、事前の情報収集と納得のいく説明を受けることが重要です。一般的な流れは以下のとおりです(クリニックや治療方針によって異なります)。
まず現在の病状・これまでの治療歴・検査データなどをもとに、免疫療法が適応となるかどうかを相談します。ICVS東京クリニックでは電話・オンライン・対面のいずれかでの医療相談が可能です(税込11,000円)。
相談後、実際に来院して初診を受けます(初診料:税込33,000円)。担当医が患者さまの状態を詳しく確認したうえで、オーダーメイドの治療計画を提案します。標準治療との併用方針や通院スケジュールについても、この段階で丁寧に説明が行われます。
患者さま自身の血液から細胞を採取し、国際GMP基準の細胞培養加工施設(CPC)で培養・活性化させます。その後、CTガイド下で腫瘍内へ直接投与します。日帰り外来通院で対応できます(体調・治療内容による個人差があります)。
HITV療法は全額自己負担の自由診療です。公的医療保険は適用されません。治療費の総額は、治療計画の内容(投与回数・期間・CTガイド下投与オプションの有無など)によって異なるため、相談・初診を経て個別にご案内されます。
⚠ 費用に関する注意点
HITV療法の治療費(総額)は治療計画による個別対応となります。医療相談(税込11,000円)・初診料(税込33,000円)は確定料金ですが、治療費本体はご相談のうえで決定されます。自由診療のため高額療養費制度の対象外となりますので、事前に費用の詳細を十分に確認されたうえでご判断ください。
ICVS東京クリニックは東京都千代田区に位置し、東京メトロ各線・JRの複数路線からアクセスできる立地にあります。日本語・英語・中文での対応が可能なため、国内外から多くの患者さまが来院されています。遠方からの方でも日帰り通院で治療を受けやすい体制が整えられています。

「治す」ことを決してあきらめず、これまでの治療の限界を超えて、がんから解放されるために。がんで苦しんでおられる患者さまやご家族の力となり支えになるために尽くします。ICVS東京クリニックでは開院以来、免疫療法によるがんの縮小や消失を目指してまいりました。治療が始まった瞬間から、医師は患者さまのパートナーです。どんな困難な状況に陥っても、最良のガイドとなるべく尽力いたします。まずは患者さまご自身やご家族の方に、お受けになる治療について丁寧にご説明し、ご理解とご納得をいただくことを大切にしています。
「自分(家族)に適応があるか知りたい」「現在の治療と併用できるか相談したい」など、どんな小さな疑問もお気軽にどうぞ。東京都千代田区のICVS東京クリニックが丁寧にお答えします。

「免疫療法に興味があるけれど、HITV療法と点滴で行う全身投与はどう違うの?」と疑問をお持ちではないでしょうか。進行がんや再発がんの治療選択肢を調べていると、さまざまな免疫療法の情報に出会います。その中でもHITV療法の最大の特徴は、樹状細胞をCTガイド下で腫瘍の中に直接届ける「局所投与」にあるという点です。全身投与と比べて免疫細胞を病巣へ集中させやすい設計になっており、これが治療の考え方を大きく変えています。この記事では、HITV療法と全身投与の仕組みの違いを丁寧に解説します。
標準治療(抗がん剤・放射線)が思うように効かなくなったとき、多くの患者さまやご家族が免疫療法という選択肢を調べ始めます。しかし、ひとくちに「免疫療法」「免疫細胞療法」といっても、投与する場所と方法によって治療の設計はまったく異なります。
特によく聞かれるのが、「点滴で体全体に免疫細胞を流す方法(全身投与)」と「がんのある場所に直接注入する方法(局所投与)」の違いです。どちらがご自身の状況に合っているのか、まず基本的な仕組みの違いを理解しておくことが大切です。
免疫細胞療法とは、患者さま自身の血液から採取した免疫細胞(主にリンパ球や樹状細胞)を体外で培養・強化し、再び体内に戻すことでがんへの免疫応答を高めることを目指す治療です。外科手術・抗がん剤・放射線という三大標準治療とは異なるアプローチであり、自由診療として提供されています。
代表的な免疫細胞として用いられるのが「樹状細胞(じゅじょうさいぼう)」です。樹状細胞は免疫の司令塔とも呼ばれ、がん細胞の情報をキラーT細胞に伝える重要な役割を担っています。
免疫細胞療法=すべて点滴で行うものだ、と思われている方が少なくありません。しかし実際には、投与経路(どこへ届けるか)が治療設計の根幹に関わります。全身に流す方法と、局所に集中させる方法とでは、免疫細胞がどこで、どのようにがん細胞と向き合うかがまったく異なります。「免疫療法を受けた」という事実よりも、「どの方法で、どこへ届けるか」を理解した上で選択することが重要です。
ステージⅣの進行がんや再発がんの患者さまは、「もう標準治療では打つ手がない」「副作用で体がもたない」という状況の中で情報を集めておられます。そのような方にとって、免疫療法の仕組みを正しく理解することが治療選択の第一歩になります。まずは各投与方法の仕組みを知ることから始めましょう。

HITV療法と全身投与の違いを理解するには、それぞれの「免疫細胞をどこへ届けるか」という設計思想の違いを把握することが大切です。以下に3つのポイントで整理します。
全身投与(静脈内投与)は、強化した免疫細胞を点滴などで血流にのせて全身に巡らせる方法です。血流を通じて体内を循環するため、理論上はどの部位のがんにも届く可能性があります。一方で、血液中に放出された免疫細胞が実際にがん組織の内部まで到達し、効果的に働くためには多くのステップを経る必要があります。がん組織は独自の免疫回避の仕組みを持っているため、外部から送り込まれた免疫細胞がその壁を突破することは容易ではないとされています。
HITV療法(Human Immuno-cell Tumor Vaccination療法)は、CTガイド下でリアルタイムに針の位置を確認しながら、樹状細胞を腫瘍組織の中に直接注入する局所投与法です。腫瘍内部という免疫細胞が最も働きかけやすい環境に直接届けることで、がん抗原を提示する樹状細胞の活性化を促します。血流に乗せて全身を回す必要がないため、免疫細胞を病巣へ集中的に送り届けることができます。ICVS東京クリニックが独自開発したこの方法は、2008年の開院以来、世界2,000名以上の治療実績を積み重ねています(個人差があります)。
「CTガイド下」とは、CTスキャンの画像をリアルタイムで確認しながら、針の先端が腫瘍の適切な位置に届いているかを確認しつつ投与を行う手法です。医師が画像を見ながら操作するため、針の位置を精密にコントロールできるのが特徴です。この技術により、体表から離れた深部の腫瘍に対しても、適切な位置に樹状細胞を届けることが可能になります。なお、治療の詳細な実施条件や適応については担当医が個別に判断します。
| 比較項目 | 全身投与(静脈内投与) | HITV療法(腫瘍内局所投与) |
|---|---|---|
| 投与方法 | 点滴・静脈注射 | CTガイド下で腫瘍内へ直接注入 |
| 届け先 | 血流を通じて全身へ | 腫瘍組織の内部へ集中 |
| 主な免疫細胞 | NK細胞・CTL等 多様 | 樹状細胞(免疫の司令塔) |
| 医師による画像確認 | 基本的に不要 | CTでリアルタイム確認 |
| 入院の必要性 | クリニックにより異なる | 日帰り外来通院(原則) |
| 標準治療との併用 | 可能な場合あり | 原則として併用可能 |
※上表はあくまでも一般的な特徴の比較です。実際の適応や治療内容は患者さまの状態・腫瘍の種類・場所により異なります。必ず専門医にご相談ください。
なぜHITV療法は腫瘍内への直接投与という方法を選ぶのでしょうか。その背景には、がんの免疫逃避というメカニズムへの対応があります。

がん細胞は長い時間をかけて体の免疫監視から逃れる仕組みを発達させてきます。腫瘍内部には「免疫抑制性微小環境」と呼ばれる特殊な環境が形成されており、外から免疫細胞が来ても働きを抑制されやすい状態になっています。全身投与では、この免疫抑制の壁を突破することが難しいケースがあると研究者の間で指摘されています。
HITV療法が腫瘍内直接投与を選ぶのは、免疫の司令塔である樹状細胞をあえてその環境の中に送り込み、その場でがん抗原を認識・提示させることを狙っているためです。樹状細胞が腫瘍内でがん抗原の情報をキラーT細胞に伝えることで、全身の免疫応答を引き起こすことが期待されています(個人差があります)。
HITV療法で主役となる「樹状細胞」は、免疫細胞の中でも特に抗原提示能力が高い細胞です。がん細胞の断片(がん抗原)を取り込み、それをキラーT細胞に見せて「これを攻撃せよ」という指令を出す役割を持ちます。樹状細胞が腫瘍内でうまく機能することで、患者さま自身の免疫細胞ががんを認識し攻撃するよう促す効果が期待されます。
患者さまご自身の血液から採取した単球を体外で樹状細胞に分化・培養したものを用いるため、拒絶反応のリスクは低いとされています。ただし、効果・経過には個人差があります。
ICVS東京クリニックでは、東京都千代田区の院内に国際GMP基準に準拠した細胞培養加工施設(CPC)を完備しています。患者さまから採取した血液細胞を高品質な環境で培養・管理し、そのまま院内で投与まで一貫して対応できる体制を整えています。外部委託ではなく院内で培養管理を行うことで、細胞の品質と鮮度を保ったまま投与できる環境を維持しています。
「どんな流れで治療が進むのか」「どれくらい通院が必要なのか」は患者さまが最も気になる点の一つです。以下に一般的な流れを解説します(個人差があります。実際のスケジュールは担当医が個別に決定します)。
まず医療相談(電話・オンライン・対面、税込11,000円)または初診(税込33,000円)にてお体の状態・これまでの治療歴・検査結果をお聞きします。その後、担当医師がオーダーメイドの治療計画を立案します。HITV療法の治療費(総額)は治療計画の内容により異なるため、詳しくはご相談ください。
患者さまの血液を採取し、院内CPCにて樹状細胞を培養・調製します。培養期間は概ね1〜2週間程度が目安です(状態により異なります)。培養中は通院不要の期間となります。
培養が完了した樹状細胞を、CTガイド下で腫瘍内に直接投与します。基本的に日帰り外来通院で行われます。入院の必要がないため、お仕事やご家庭の事情に合わせて通院しやすいのが特徴です。投与後は経過を観察しながら、必要に応じて複数回の投与サイクルを繰り返します。
⚠ ご注意・重要事項
HITV療法は自由診療(全額自己負担)です。公的医療保険は適用されません。治療費は治療計画の内容により異なります。治療効果・副作用・リスクについては患者さまの状態により大きな個人差があります。治療を受けるかどうかは、十分な説明を受けた上でご自身でご判断ください。標準治療が受けられる場合は、まず主治医にご相談ください。
HITV療法は標準治療(手術・抗がん剤・放射線治療)との併用が原則として可能です。「免疫療法を受けると抗がん剤をやめなければならないのでは?」と心配される患者さまもいらっしゃいますが、現在受けている標準治療を継続しながら並行して取り組むことができます(ただし個々の状況により判断が必要です)。まずは担当医にご相談ください。
東京都千代田区のICVS東京クリニックでは、遠方からお越しの患者さまを含む国内外の方々が治療を受けておられます。日本語・英語・中文での対応が可能です。
ICVS東京クリニックが患者さまにお伝えしたいのは、治療の仕組みだけでなく、「どのような姿勢で患者さまに向き合うか」という点です。

「治す」ことを決してあきらめず、これまでの治療の限界を超えて、がんから解放されるために。がんで苦しんでおられる患者さまやご家族の力となり支えになるために尽くします。
ICVS東京クリニックでは開院以来、免疫療法によるがんの縮小や消失を目指してまいりました。HITV療法はその中核となる治療であり、腫瘍内への直接投与というアプローチに私たちは独自の可能性を見出しています。
治療が始まった瞬間から、医師は患者さまのパートナーです。どんな困難な状況に陥っても、最良のガイドとなるべく尽力いたします。まずは患者さまご自身やご家族の方に、お受けになる治療について丁寧にご説明し、ご理解とご納得をいただくことを大切にしています。
「自分に合っているかどうか知りたい」「詳しく話を聞いてみたい」という段階からご相談いただけます。まずはお気軽にお問い合わせください。
診療時間:9:00〜12:00 / 13:00〜17:00(土・日・祝休診)|完全予約制

「標準治療を続けてきたけれど、もう選択肢がないと言われた」「ステージ4と診断されてから、次に何ができるのかを必死に調べている」——そんな状況にある患者さまやご家族にこそ、この記事を読んでいただきたいと思います。
結論からお伝えすると、ステージ4の進行がん・再発がんであっても、HITV療法という免疫細胞療法の選択肢を検討できるケースがあります。HITV療法は、患者さまご自身の樹状細胞を用いて免疫の力でがんに働きかける治療法で、標準治療との併用も可能です。
この記事では、HITV療法がどのような仕組みで、どのようなケースで検討されるのかを、できるかぎりわかりやすくご説明します。治療を受けるかどうかの判断はあくまでご本人・ご家族が主体です。まずは正しい知識を持っていただくことを目的に書いています(個人差がありますので、具体的な適応については専門医へのご相談をお勧めします)。
ステージ4(進行がん・転移がん)と診断された患者さまの多くが、抗がん剤・放射線・手術といった標準治療を一通り経験されたあとに「これ以上の治療は難しい」という言葉に直面します。そのとき、「何もしない」以外の選択肢を探すことは、決してあきらめではありません。
実際に免疫療法の情報を調べ始める患者さまのうち、多くは標準治療が奏効しなくなった段階や、副作用で治療継続が困難になった段階でHITV療法のような免疫細胞療法に関心を持たれます。「免疫療法は怪しいのでは」「効果があるのかどうかわからない」という不安の声もよく耳にします。この記事では、そのような疑問に一つひとつ向き合いながら解説していきます。
免疫療法について、よくある誤解のひとつが「標準治療がすべてダメになってから試すもの」という認識です。しかし免疫細胞療法は、体力が著しく低下する前の段階で検討するほうが、より有効に機能する可能性があるとされています。体内の免疫細胞を活性化・培養して使う治療である以上、患者さまの体の状態が治療の土台になるからです。
「もう少し早く知りたかった」と後悔されるご家族の声も少なくありません。ステージ4であっても、状態が安定しているうちに選択肢を増やしておくことが、後悔を減らすひとつの方法です。
ステージ4の診断後に多くの方が共通して抱える悩みには、次のようなものがあります。標準治療以外の選択肢がわからない、自由診療の情報が多すぎて何が正しいかわからない、治療への期待と不安が入り混じっている、家族の気持ちと自分の気持ちのすり合わせが難しい——こうした複雑な感情は、ごく自然なものです。
そのような状況だからこそ、正確な情報を持ったうえで、自分たちで考え、選ぶことが大切です。以下では、HITV療法の仕組みや対象ケースを具体的にご説明します。
HITV療法を理解するうえでまず知っておきたいのが、「樹状細胞」という免疫細胞の役割です。樹状細胞は体内に存在する免疫細胞のひとつで、がん細胞などの「異物」の情報をTリンパ球に伝える「司令塔」のような役割を担っています。
がんが進行している状態では、この樹状細胞の働きが弱まっていたり、がん細胞が免疫から逃れる仕組みを持っていたりすることがあります。HITV療法では、患者さまご自身の血液から採取した樹状細胞を体外で培養・活性化し、それをがん病巣に直接届けることで、免疫の力を再び引き出すことを目指します。

樹状細胞はTリンパ球に「これがんです」と教える役割を持ちます。体外で活性化した樹状細胞をがん病巣に届けることで、眠っていた免疫応答を再び呼び覚ますことが期待されます(個人差があります)。
一般的な免疫細胞療法が点滴(静脈投与)で全身に届けるのに対し、HITV療法ではCT(コンピュータ断層撮影)を使った画像ガイド下で、活性化した樹状細胞を腫瘍内部に直接投与します。がん病巣の局所に免疫の司令塔を届けることで、より直接的な免疫応答を促すことを目指しています(個人差があります)。
採取した樹状細胞は、院内に整備された国際GMP基準の細胞培養加工施設(CPC)で培養・活性化されます。培養から投与まで一貫した品質管理のもとで行われることが、HITV療法の治療精度を支えています。
抗がん剤や放射線治療は、がん細胞を直接攻撃・破壊することを目的とした治療です。一方でHITV療法は、患者さま自身の免疫機能を介してがんに働きかけるアプローチです。がん細胞を直接攻撃するのではなく、免疫細胞が自らがんを認識・排除できるよう後押しする、という考え方に基づいています。
このため、標準治療とは作用の仕組みが異なり、原則として標準治療と並行して行うことが可能です。ただし、実際に併用できるかどうかは患者さまの状態や治療内容によって異なりますので、担当医との十分な相談が必要です。
ステージ4の患者さまがHITV療法を検討されるきっかけや状況には、いくつかの共通したパターンがあります。以下に代表的なケースを整理します。なお、実際の適応は患者さまの状態・がんの種類・これまでの治療歴などによって異なり、担当医による個別の判断が必要です。
✅ HITV療法が検討されやすいケース
⚠️ 事前に確認が必要なケース
上記はあくまで一般的な目安です。実際に適応かどうかは、専門医が患者さまの検査データや状態を総合的に判断して決定します。「自分は対象になるだろうか?」と思った段階で、まずは医療相談(電話・オンライン・対面)からご相談いただくことをお勧めします。
HITV療法はさまざまな固形がんに対して治療実績があります。肺がん・肝臓がん・膵臓がん・大腸がん・胃がん・乳がん・前立腺がん・腎臓がんなど、多くの固形がん種で相談実績があります。血液がん(白血病・リンパ腫など)については、固形がんとは異なる特性があるため、まずはご相談ください。
重要なのは、がんの種類よりも「腫瘍内に樹状細胞を投与できる病巣があるかどうか」が適応の重要な判断軸のひとつになるという点です。これはCTガイド下投与という方法の特性によるものです。
HITV療法は、現在の標準治療(抗がん剤・放射線・分子標的薬・免疫チェックポイント阻害薬など)と並行して行うことが原則として可能です。ただし、使用している薬剤や治療内容によっては調整が必要な場合もあるため、主治医とも連携しながら治療計画を立てます。
「標準治療をやめてHITV療法に切り替えなければならない」ということではありませんので、現在の治療を続けながら選択肢を広げたいとお考えの方も、まずはご相談ください。

⚠️ ご注意ください
HITV療法は自由診療(保険適用外)です。治療費は全額自己負担となります。また、治療の効果には個人差があり、すべての患者さまに同じ効果が得られることを保証するものではありません。治療を受けるかどうかは、専門医との十分な相談のうえでご判断ください。現在の主治医への相談も重要です。
HITV療法の治療は、完全予約制・日帰り外来通院で行われます。入院は不要です。以下に一般的な流れをご紹介します(個人差があります)。
| ステップ | 内容 | 目安 |
|---|---|---|
| ①相談・問い合わせ | 電話・オンライン・対面での医療相談 | 税込11,000円 |
| ②初診・診察 | 医師による診察・検査データ確認・治療方針のご説明 | 税込33,000円 |
| ③採血・培養 | 血液採取→院内CPCにて樹状細胞の培養・活性化 | 数週間程度(個人差あり) |
| ④CTガイド下投与 | CT画像を確認しながら腫瘍内部へ直接投与(外来日帰り) | 要相談 |
| ⑤経過観察 | 定期的な画像検査・血液検査で効果を確認しながら継続判断 | 個人差あり |
HITV療法は自由診療(保険適用外)のため、治療費は全額自己負担となります。医療相談(電話・オンライン・対面)は税込11,000円、初診料は税込33,000円です。HITV療法の治療費(総額)およびCTガイド下投与オプションの費用については、患者さまの状態・治療計画によって異なるため、個別にご相談ください。
「費用を先に知ってから考えたい」という方のために、医療相談の段階でおおよその治療計画と費用の見通しをご説明することが可能です。まずはお気軽にご相談ください。
HITV療法では、患者さまお一人おひとりの状態・がんの種類・これまでの治療歴・現在の体の状態をもとに、個別の治療計画を立てます。投与回数・間隔・併用療法の組み合わせは、画一的なプロトコルではなく、患者さまに最も適した形でオーダーメイドで組み立てられます。
国内だけでなく海外からの患者さまも多く、日本語・英語・中文でのご対応が可能です。遠方の方や来日される方も、まずはオンライン相談からご検討ください。
ICVS東京クリニックは、2008年の開院以来、東京都千代田区でHITV療法(樹状細胞のCTガイド下腫瘍内直接投与)に特化した専門クリニックとして治療を続けてきました。これまでに世界2,000名以上の患者さまへの治療実績があります。
患者さまが抱える不安に向き合い続けてきたからこそ、「まず丁寧に説明する」「患者さまご自身が納得して選ぶ」という姿勢を何より大切にしています。

「自分は対象になるか」「現在の治療と併用できるか」など、どんな小さな疑問でも構いません。東京都千代田区のICVS東京クリニックが、患者さまとご家族の力となるべく丁寧にご説明いたします。

「再発と告げられた瞬間、頭が真っ白になった」――そうおっしゃる患者さまやご家族は少なくありません。がん再発という現実を前にして、「もう治療の選択肢はないのだろうか」「長く生きることはできないのだろうか」と深刻な不安を抱えておられることと思います。
結論からお伝えすると、がん再発後であっても、治療の選択肢はゼロではありません。免疫の力を活用するアプローチや、標準治療と組み合わせる方法など、近年では複数の選択肢が存在します。世界2,000名以上の治療実績を持つ専門クリニックの知見をもとに、再発がんと向き合うために知っておきたいことを、この記事でわかりやすくお伝えします。
がんが再発したとき、多くの患者さまは「もう治療の道は閉ざされてしまった」という感覚に陥ります。主治医から「これ以上の標準治療は難しい」と告げられれば、その気持ちはいっそう強くなるでしょう。しかし、標準治療の限界=すべての治療の限界ではありません。医療の世界は、標準治療の枠の外にも広がっています。
再発がんに直面した患者さまとご家族が抱える不安は、大きく分けると「身体的な不安」と「情報の不安」の二種類に整理できます。身体的な不安はもちろんですが、「正確な情報が得られない」「何を信じればよいかわからない」という情報の不安も、精神的な負担を大きくする要因です。
再発がんについての最も多い誤解が、「再発したら打つ手がない」というものです。実際には、再発後の治療目標は「がんとうまく共存しながら生活の質を保ち、生存期間を延ばすこと」にシフトするケースが多くあります。完全な消失を目指す治療だけが選択肢ではなく、がんの進行を抑えながら長期的に生活を送ることを目指すアプローチも存在します。
また、「免疫療法はすべて同じ」と思われている方も多いのですが、免疫療法にはさまざまな種類があり、そのメカニズムや対象となるがんの種類、期待できる効果も異なります。どのアプローチが自分に合っているかは、個々の状態によって異なるため、専門的な情報収集が重要です。
東京都千代田区をはじめとする首都圏には、がん治療の専門施設が集まっています。国内だけでなく、海外在住の日本人患者さまや、日本の医療を求めて来日される方々も少なくありません。言語対応(日本語・英語・中文)が整った施設への需要は高まっており、再発がんの患者さまが「最後の一手」ではなく「新しい一手」を求めて相談に来られるケースが増えています。

そもそも、なぜがんは再発するのでしょうか。手術・抗がん剤・放射線などの標準治療でがんを縮小・除去できたとしても、ごく少数のがん細胞が体内に残存することがあります。これらの残存がん細胞は休眠状態になったり、免疫システムの監視を巧みにかいくぐったりして、一定期間が経過した後に再び増殖を始めることがあります。これが「再発」の主なメカニズムです。
特に問題となるのが、がん細胞が免疫細胞の攻撃を回避するために獲得する「免疫逃避機構」です。がん細胞は自らの表面にある目印(抗原)を変化させたり、免疫細胞の働きを抑制する物質を放出したりすることで、体の防御システムをすり抜けようとします。
手術・抗がん剤・放射線でがんが消えたように見えても、画像に映らないほど微小ながん細胞が体内に残っている場合があります。これが再発の主な原因のひとつです。治療後のフォローアップが重要な理由はここにあります。
がん細胞は免疫細胞(T細胞やNK細胞など)の攻撃を回避するための仕組みを獲得することがあります。この「免疫逃避」が起きると、体の防御システムが正常に機能していてもがんが増殖します。免疫療法はこのメカニズムに直接アプローチするものです。
抗がん剤治療を続けるうちに、がん細胞がその薬に対して耐性を獲得してしまうケースがあります。このため、以前は効果があった治療が次第に効きにくくなることがあります。薬剤耐性は再発がん治療の大きな課題のひとつです。
「ステージⅣ(進行がん)」と「再発がん」は似ているように聞こえますが、医学的には区別されます。ステージⅣは診断時点で他の臓器への転移が認められた状態を指し、再発がんは一度治療でコントロールされた後に再び増殖・転移した状態を指します。いずれの場合も、治療方針の選択には専門医との十分な相談が必要です。個人差はありますが、どちらの状態からでも長期的な生存を目指した治療アプローチが検討できる場合があります。
がんの標準治療(手術・抗がん剤・放射線療法)は、科学的なエビデンスに基づいた治療であり、多くの患者さまにとって治療の主軸となります。しかし、再発がんや進行がんに対しては、標準治療だけでは十分な効果が得られないケースも少なくありません。薬剤耐性の問題、副作用による体力の消耗、適用できるがんの種類の限界などが背景にあります。
だからといって、標準治療を否定するわけではありません。再発がんの治療において重要なのは、標準治療を「続けるか、やめるか」の二択で考えるのではなく、「他のアプローチと組み合わせることで、より良い効果が期待できないか」という視点を持つことです。
近年注目されているのが、免疫細胞療法(免疫療法)です。これは患者さま自身の免疫システムを強化・活用して、がん細胞を攻撃する力を高めるアプローチです。免疫チェックポイント阻害剤などの薬物療法も免疫療法の一種ですが、細胞を使った治療(細胞療法)は、患者さまの体から採取した免疫細胞を体外で培養・活性化させ、再び体内に戻すという方法をとります。
免疫細胞療法には複数の種類がありますが、中でも樹状細胞(デンドリティックセル)を用いた治療は、がん細胞の特徴(抗原)を免疫システムに「覚えさせる」ことで、体自身の免疫細胞をがんに対して効果的に動員させることを目的としています。
✅ 免疫細胞療法のメリット
⚠️ 免疫細胞療法の注意点
再発がん治療における近年のアプローチとして重要なのが、標準治療と免疫細胞療法の「併用」です。抗がん剤や放射線はがん細胞を直接攻撃する一方で、免疫細胞療法は体の免疫システムを整え、残ったがん細胞への攻撃力を維持・向上させることを目指します。この二つを組み合わせることで、相乗的な効果が期待できる場合があります(個人差があります)。
ただし、どの治療を組み合わせるかは患者さまの状態・がんの種類・これまでの治療歴によって大きく異なります。自己判断で組み合わせを決めることなく、専門医との丁寧な相談のもとで治療計画を立てることが重要です。
⚠️ 注意:インターネット上の情報には注意が必要です
「がん再発」「免疫療法」などのキーワードで検索すると、根拠の不明確な情報や誇大な表現を含む情報も混在しています。治療の選択は必ず専門医への相談を経て行ってください。信頼できる施設かどうかは、細胞培養加工施設(CPC)の有無や治療実績の透明性なども判断材料になります。
一般的な樹状細胞療法では、培養した樹状細胞を点滴などで静脈内に投与します。これに対してHITV療法では、CTガイド下で樹状細胞を腫瘍の内部に直接投与するという独自のアプローチをとっています。画像誘導を用いることで、投与部位の精度を高め、腫瘍局所に直接働きかけることを目指した方法です。
この直接投与という手法により、腫瘍内に存在するがん抗原を樹状細胞が効率よく取り込み、免疫細胞(T細胞など)への提示を促すことが期待されています。これにより体全体の抗腫瘍免疫応答を引き出すことを目的としています(効果には個人差があります)。
HITV療法の特徴のひとつが、国際GMP基準に準拠した細胞培養加工施設(CPC)を院内に保有している点です。患者さまから採取した細胞は、この施設で厳格な品質管理のもとで培養・加工されます。院内にCPCを持つことで、培養から投与までの一貫した管理が可能になります。
細胞療法における品質管理は、治療の信頼性を左右する重要な要素です。施設を選ぶ際には、こうした設備の有無を確認することが、安心して治療を受けるための一つの判断材料になります。
HITV療法は完全予約制・日帰り外来通院で受けることができます。治療の流れは大きく、①医療相談・初診→②詳細な検査・治療計画の策定→③細胞の採取・培養→④CTガイド下での投与、という流れになります。各ステップで患者さまとの丁寧なコミュニケーションが行われ、個々の状態に応じたオーダーメイドの治療計画が立案されます。
料金については、医療相談(電話・オンライン・対面)が税込11,000円、初診料が税込33,000円となっており、HITV療法治療費の総額は治療計画によって異なるため、相談のうえでご案内しています(全額自己負担の自由診療です)。

「治す」ことを決してあきらめず、これまでの治療の限界を超えて、がんから解放されるために――ICVS東京クリニックはその思いで開院以来、診療を続けてまいりました。
再発がんや進行がんと診断された患者さまやご家族にとって、「まだできることがある」と感じていただける選択肢をご提供したい。そのために、独自開発のHITV療法と院内CPC体制を整えてきました。
治療が始まった瞬間から、医師は患者さまのパートナーです。どんな困難な状況に陥っても、最良のガイドとなるべく尽力いたします。まずはお気軽にご相談ください。
「まずは話を聞いてみたい」というご相談だけでも歓迎しています。東京都千代田区・ICVS東京クリニックのスタッフが丁寧にご対応いたします。完全予約制・オンライン相談にも対応しております。

「再発と告げられたけれど、また放射線治療を受けられるのだろうか」——そのような不安と疑問を抱えて情報を探しているのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、がん再発後に放射線治療が選択されるケースは実際に存在します。ただし、以前に照射した部位への再照射は照射線量・臓器耐性・全身状態によって適応が大きく異なるため、すべての再発例で選べるわけではありません。適応があるかどうかは、再発部位・過去の治療歴・現在の体力状態などを総合的に評価したうえで判断されます。
この記事では、放射線治療が再発後に用いられる具体的な状況から、再照射のリスクと注意点、さらに放射線治療が難しい場合の選択肢までを順序立てて解説します。
「一度治ったはずなのに、なぜまた……」。がんの再発という知らせは、患者さまとご家族にとって大きな衝撃です。初回治療のときとは異なる、二重の絶望感を覚える方も少なくありません。
再発後にまず頭をよぎるのは、「また同じ治療を受けられるのか」「今度は治療の選択肢がないのではないか」という不安ではないでしょうか。特に、放射線治療を一度経験した方にとって、再照射が可能かどうかは切実な問いです。
また、「放射線治療と抗がん剤を続けてきたが、効果が十分でなかった」という経験がある場合、次の一手をどう選ぶべきかがわからず、情報を求めてインターネットを検索されている方も多いと思います。
さらに、再発がんの治療については「どこに相談すればいいのかわからない」という声も多く聞かれます。主治医に気を使って「もっと他の治療はないか」と聞き出せない、あるいは転院を検討しているが何から動けばよいかわからない——そうした状況も、決して珍しくありません。
この記事では、そうした疑問や不安に一つひとつ向き合いながら、再発後の放射線治療についての情報をわかりやすくお伝えします。正しい知識を持つことが、次の治療選択への第一歩になります。
治療の選択肢を理解するためには、まず「がん再発」がどのような状態を指すのかを整理しておくことが大切です。再発の種類によって、放射線治療が適応になるかどうかも変わってきます。
手術や放射線治療を行った部位、またはその周辺にがんが再び現れた状態です。局所再発は比較的限られた範囲にとどまっていることが多く、再度の局所治療(手術・放射線など)が検討されることがあります。ただし、以前に放射線照射を受けた部位への再照射には、周囲の正常組織への影響を慎重に評価する必要があります。
元の腫瘍の近くにあるリンパ節や組織にがんが再び現れた状態です。領域リンパ節への転移・再発では、放射線治療の対象範囲に含まれることもあります。ただし、以前の照射野との関係や、追加照射できる線量の余裕があるかどうかが判断の鍵になります。
血液やリンパの流れを通じてがん細胞が遠い臓器に定着した状態です。骨転移による疼痛の緩和、脳転移の制御など、症状コントロールや局所制御を目的とした放射線治療が選ばれることがあります。全身への広がりがある場合は、全身療法(薬物療法・免疫療法)との組み合わせも検討されます。
再発がんに対して放射線治療が検討される場面は複数あります。目的によっても「根治を目指す」ものと「症状を和らげる」ものに分かれます。それぞれのケースを具体的に見ていきましょう。
局所再発であっても、再手術が解剖学的に困難な部位や、全身状態から手術リスクが高い場合には、放射線治療が局所制御の手段として選択されることがあります。特に、定位放射線治療(ピンポイント照射)は、周囲の正常組織への影響を抑えながら腫瘍に高線量を集中させられる技術として、限局した再発病変に対して用いられることがあります。
ただし、過去に同部位に放射線照射を受けている場合、再照射できる線量には上限があり、脊髄・腸管・肺などの重要臓器への影響を慎重に評価する必要があります(個人差があります)。
再発がんが骨に転移した場合、骨転移部位への放射線照射は疼痛緩和に有効とされています。1〜5回程度の短期照射で、多くの方が痛みの軽減を感じることが期待できます(個人差があります)。骨折リスクが高い荷重部位の場合は、予防的な整形外科的処置と組み合わせることもあります。
骨転移への放射線治療は、生活の質(QOL)を維持するうえで重要な位置を占める緩和的治療の一つです。

肺がん・乳がん・大腸がんなど多くのがん種で、再発・進行に伴い脳転移が生じることがあります。脳転移に対しては、転移個数・サイズ・症状の有無・原発巣のコントロール状態などを踏まえ、定位放射線手術(ガンマナイフ・サイバーナイフなど)や全脳照射が検討されます。
転移個数が少ない場合(一般的に1〜4個が目安とされることが多い)は定位照射が選ばれやすく、多発脳転移では全脳照射が検討されます(医療機関・状態により異なります)。
近年、遠隔転移があっても転移巣が少数(オリゴ転移)の場合には、積極的な局所治療(放射線治療・手術)により長期的な病勢コントロールが得られる可能性があるとして、注目されています。オリゴ転移への定位放射線治療は、全身薬物療法との併用を前提とするケースもあります。
⚠ よくある誤解:「一度放射線を受けていたら、もう再照射はできない」
これは必ずしも正しくありません。再照射が可能かどうかは、照射した部位・以前の総線量・照射からの経過期間・現在の臓器耐性・全身状態を総合的に評価して判断されます。以前に照射した部位への再照射は確かにリスクが高まりますが、部位や状況によっては安全域を考慮しながら実施されるケースもあります。主治医に「前回照射しているから無理」と言われた場合でも、放射線治療専門医へのセカンドオピニオンを検討することも一つの方法です。
再発後の放射線治療を検討する際、メリットだけでなくリスクについても正しく理解しておくことが大切です。
放射線治療では、腫瘍に照射するとともに、周囲の正常組織にも少なからず線量がかかります。正常組織にはそれぞれ「耐えられる線量の上限(耐性線量)」があり、過去に照射している場合は残っている「余裕」が少なくなっています。再照射によってこの耐性線量を超えると、晩期障害(治療後数か月〜数年後に現れる組織障害)のリスクが高まります。
📗 再照射が考慮されるポイント
📕 再照射が慎重・困難となる主なケース
放射線治療の副作用は、治療中〜治療後数週間以内に現れる急性期副作用と、数か月〜数年後に現れる晩期障害に大別されます。急性期副作用(皮膚炎・粘膜炎・倦怠感など)は一般的に治療終了後に軽快することが多いですが、晩期障害(肺臓炎、腸管障害、神経障害など)は慢性的に続いたり不可逆的になったりする可能性があります。
再照射では晩期障害のリスクが初回よりも高まることが多く、治療前に放射線腫瘍医とともにリスクと期待効果のバランスを十分に話し合うことが重要です(個人差があります)。

再照射が適応外と判断された場合、あるいは放射線治療の効果が十分に期待できないと評価された場合、以下のような選択肢が検討されます(状況・がん種・全身状態により異なります)。
近年、放射線治療・化学療法などの標準治療と、がん免疫療法を組み合わせる治療戦略が注目を集めています。
放射線治療は局所の腫瘍を攻撃するだけでなく、腫瘍細胞の抗原を免疫系に提示する効果(アブスコパル効果)が一部で報告されています。放射線照射によって死滅したがん細胞の破片が免疫細胞に認識され、照射野外の転移巣にも免疫応答が及ぶという現象です。これは免疫療法との組み合わせでより引き出せる可能性があるとして研究が続いています(個人差があります。すべての患者さまに生じるわけではありません)。
樹状細胞は免疫応答の司令塔ともいえる細胞で、がん細胞の特徴(抗原)をT細胞に提示してがん攻撃を指示する役割を持ちます。この樹状細胞を体外で培養・活性化して体内に戻す治療が、樹状細胞を用いた免疫細胞療法です。
標準治療(手術・放射線・抗がん剤)で十分な効果が得られなかった患者さまや、進行がん・再発がんの患者さまに対して、既存の治療と組み合わせて行われることがある治療の一つです。全身状態や他の治療との兼ね合いを踏まえ、専門医と相談しながら計画を立てることが大切です。
再発がんの治療選択は、一つの医療機関・一人の医師の見解だけで決めずに、セカンドオピニオンを積極的に活用することをおすすめします。主治医への遠慮から「もっと他の治療はないか」と聞けないまま治療を続けているケースも少なくありません。セカンドオピニオンは主治医への不満ではなく、患者さまが自分の治療を理解・選択するための正当な権利です。
東京都内には、再発がん・進行がんに特化した専門クリニックも複数あります。千代田区をはじめとする都心部では、免疫細胞療法を提供する専門施設への相談も選択肢の一つです。
東京都千代田区に位置するICVS東京クリニックは、2008年の開院以来、独自開発のHITV療法に特化した専門クリニックとして、進行がん・再発がんに向き合ってきました。

理事長:蓮見賢一郎 先生より
「治す」ことを決してあきらめず、これまでの治療の限界を超えて、がんから解放されるために——。がんで苦しんでおられる患者さまやご家族の力となり、支えになるために尽くしたいと考えています。再発・進行がんに直面されたとき、「もう選択肢がない」と感じていても、まずは私たちにご相談ください。患者さまご自身やご家族の方に、お受けになる治療について丁寧にご説明し、ご理解とご納得をいただくことを何より大切にしています。治療が始まった瞬間から、医師は患者さまのパートナーです。どんな困難な状況に陥っても、最良のガイドとなるべく尽力いたします。
再発がん・進行がんに関するご不安、治療の選択肢についてのご質問など、どうぞお気軽にご相談ください。東京都千代田区のICVS東京クリニックが、患者さまとご家族に寄り添い、丁寧にご説明いたします。

40歳は、がんリスクが急速に高まる転換点です。日本人男性の43.4%、女性の25.3%が、喫煙・飲酒などの生活習慣や感染が要因でがんになったと考えられています。
つまり、多くのがんは「防げる可能性がある」ということです。40歳という節目に生活習慣を見直すことは、健康寿命を守るうえで非常に重要な意味を持ちます。
本記事は、40歳以降の方が実践できるがん予防の生活習慣・検診の受け方・万が一の際の治療選択肢まで、幅広く扱います。
がんは年齢とともに発症リスクが高まる病気ですが、生活習慣の改善と定期的な検診によって予防することができます。特に40歳を過ぎたら、がん予防を意識した生活を心がけましょう。当サイトでは、40歳からのがん予防のポイントを詳しく解説しています。生活習慣の見直しや検診についてのご相談も受け付けていますので、ぜひお問い合わせください。

がんの発生には、喫煙・飲酒・食生活・運動不足・肥満・感染の6つの要因が深く関わっています。国立がん研究センターが提唱する「日本人のためのがん予防法(5+1)」がその根拠です。
遺伝的な要因はわずか5%程度とされており、生活習慣の改善ががん予防に大きく貢献できることがわかっています。
喫煙は、日本人男性のがん要因の中で最も多く、女性でも2番目に多い要因です。たばこを吸う人は吸わない人に比べて、何らかのがんになるリスクが約1.5〜1.6倍高くなります。
肺がん・食道がん・胃がん・膵がん・膀胱がんなど、多くのがん種で喫煙との関連が確実視されています。禁煙は今からでも遅くありません。20年以上の禁煙で非喫煙状態と同等までリスクが低下するという報告もあります。
飲酒は、肝がん・食道がん・大腸がん・頭頸部がんのリスクを確実に増加させます。日本人男性を対象とした研究では、1日あたりの純エタノール量が46g以上の人はがんリスクが約40%高くなりました。
毎日2合以上の飲酒習慣がある男性では、食道がんリスクが4.6倍、大腸がんリスクが2.1倍に上昇するというデータもあります。節酒、できれば禁酒が理想的です。
塩蔵食品の過剰摂取は胃がんリスクを高め、肥満は食道がん・大腸がん・閉経後乳がんなどのリスクを上昇させます。逆に、適度な運動は大腸がんのリスクを下げることが複数の研究で確認されています。
BMI(体格指数)の適正範囲は、男性で21〜27未満、女性で19〜25未満が目安です。
国立がん研究センターが40〜69歳の男女140,420人を対象に行った調査では、5つの好ましい生活習慣を実践した人は、何も実践しなかった人に比べてがんリスクが男性43%・女性37%低下したと推計されています。
5つの生活習慣とは、以下の通りです。
これらを1つずつ着実に取り入れることが、がん予防の基本です。

生活習慣の改善だけではすべてのがんを防ぎきることはできません。定期的ながん検診で早期発見・早期治療につなげることが重要です。
厚生労働省は、科学的根拠に基づく5種類のがん検診を推奨しています。
40歳になったら、まず大腸がん・肺がん検診から受診を始めましょう。市区町村が実施する検診は公費負担があり、自己負担を抑えて受診できます。
がん検診で「要精密検査」と判定されても、実際にがんと診断されるのはごくわずかです。令和6年度の報告では、要精密検査者のうちがんが見つかる割合は胃がん1.80%・大腸がん3.02%・肺がん1.66%・乳がん5.69%でした(厚生労働省、2024年)。
しかし、「症状がないから大丈夫」と精密検査を受けないと、がんが進行してしまうリスクがあります。必ず精密検査を受けることが大切です。
がんの原因として見落とされがちなのが「感染」です。ヘリコバクター・ピロリ菌(胃がん)・ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん)・肝炎ウイルス(肝がん)など、特定のウイルスや細菌ががんの発生に深く関わっています。
ピロリ菌の除菌治療、HPVワクチン接種、肝炎ウイルス検査の受診は、感染由来のがんを予防・早期発見するうえで非常に有効な手段です。40歳を機に、これらの検査・対策も検討してみてください。
生活習慣の改善や検診を続けていても、がんと診断されることはあります。特に進行がん・再発がん・転移がんと診断された場合、標準治療(手術・抗がん剤・放射線)に加えて、新たな治療選択肢を検討することが重要です。
近年注目されているのが、患者自身の免疫機能を活用した「免疫細胞療法」です。ICVS東京クリニック(東京都千代田区紀尾井町・ホテルニューオータニ内)では、樹状細胞を活用した独自の免疫細胞療法「HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)」を提供しています。
HITV療法の最大の特徴は、CTガイド下で腫瘍内に樹状細胞を直接投与するという独自の手法です。患者自身の腫瘍内に存在する複数のがん情報を、より正確かつ精度高く樹状細胞に学習させることを目指しています。
HITV療法は保険適用外の自由診療ですが、手術・抗がん剤・放射線治療などの標準治療を否定するものではなく、併用治療にも対応しています。対象となるがん種は、胃がん・大腸がん・肺がん・乳がん・膵臓がん・肝臓がんなど多岐にわたります。
特に進行がん(ステージⅣ)・再発がん・転移がんで新たな選択肢を探している方、セカンドオピニオンを希望する方に向けた専門クリニックです。対面・オンライン・電話相談に対応し、日本語・英語・中国語での相談が可能です。
がんの予防には、禁煙、バランスの取れた食事、適度な運動、適正体重の維持などが有効とされています。また、がん検診を定期的に受けることも大切です。生活習慣の改善や検診についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひお問い合わせください。

がん予防は「完璧にやらなければ意味がない」ものではありません。1つの習慣を変えるだけでも、リスクを着実に下げることができます。
以下のステップを参考に、今日から始めてみてください。
健康寿命を守るためには、予防と早期発見の両輪が欠かせません。40歳という節目を、生活習慣を見直す絶好の機会として活用してください。
標準治療だけでは解決が難しいと感じている方、新たな治療選択肢を探している方は、ICVS東京クリニックにご相談ください。独自の免疫細胞療法「HITV療法」について、対面・オンライン・電話で専門医が丁寧にご説明します。胃がん・大腸がん・肺がん・乳がん・膵臓がんなど多くのがん種に対応しており、セカンドオピニオンのご相談も受け付けています。
40歳からの受診開始は適切なタイミングです。厚生労働省が推奨する大腸がん・肺がん検診の対象年齢は40歳以上であり、今すぐ受診を始めることが重要です。
完全な予防は保証できませんが、リスクを大幅に下げることができます。国立がん研究センターの研究では、5つの習慣実践でがんリスクが男性43%・女性37%低下しました。
禁煙後からリスクは徐々に低下し始めます。20年以上の禁煙で非喫煙者と同等レベルまでリスクが低下するという報告があります。今すぐ禁煙することが最善策です。
お住まいの市区町村が実施する検診を公費負担で受けられます。職場の健康診断にがん検診が含まれている場合もあるため、案内を確認してください。
手術・抗がん剤・放射線などの標準治療に加え、免疫細胞療法(樹状細胞療法など)という選択肢があります。ICVS東京クリニックでは標準治療との併用も可能なHITV療法を提供しています。
免疫細胞療法(HITV療法)は保険適用外の自由診療です。費用や適応については、専門クリニックへの個別相談が必要です。
ピロリ菌は胃がんの主要な原因の1つです。除菌治療により胃がんリスクを下げる効果が期待できます。40歳以降は検査を受けることをお勧めします。
肥満は食道がん・大腸がん・閉経後乳がんなどのリスクを確実に高めます。適正BMI(男性21〜27未満・女性19〜25未満)を維持することが予防につながります。
現在の主治医以外の専門医に意見を求めることができます。ICVS東京クリニックでは、進行がん・再発がんのセカンドオピニオン相談を対面・オンライン・電話で受け付けています。
塩蔵食品(たらこ・すじこなど)を週1回未満に控えること、野菜・果物を積極的に摂ることが重要です。過度な塩分摂取は胃がんリスクを高めます。
40歳からのがん予防は、禁煙・節酒・食生活改善・運動・体重管理の5つの生活習慣と定期検診の継続が基本です。国立がん研究センターの研究では、5習慣の実践でがんリスクが男性43%・女性37%低下します。まず禁煙・検診受診から始め、1つずつ習慣を積み上げてください。万が一、進行がん・再発がんと診断された場合は、標準治療に加えてICVS東京クリニックのHITV療法のような免疫細胞療法も選択肢として検討することをお勧めします。
40歳を過ぎたら、がん予防を意識した生活習慣を心がけましょう。一つ一つの習慣の改善が、将来の健康につながります。また、がん検診は早期発見・早期治療に役立ちますので、定期的に受けるようにしましょう。がん予防について不安なことがあれば、ぜひお問い合わせください。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

がん免疫細胞療法の「治療効果」とは、患者自身の免疫機能を活性化することでがん細胞の増殖を抑制・縮小させる程度を指します。
通常の抗がん剤治療と異なり、免疫細胞療法は免疫系を介してがんに働きかけるため、効果の現れ方が緩やかで、評価に時間がかかる点が特徴です。
国立がん研究センターの情報によると、免疫療法の効果が証明されているのは免疫チェックポイント阻害薬などの一部に限られており、自由診療で行われる免疫細胞療法については慎重な確認が必要とされています。
ICVS東京クリニックが提供する「HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)」は、樹状細胞をCTガイド下で腫瘍内に直接投与する独自手法を採用しており、治療効果の確認においても専門的な評価が求められます。
がん免疫細胞療法を受けられる方にとって、治療効果の評価は大きな関心事ではないでしょうか。治療効果はどのように確認し、どのような基準で判定されるのでしょうか。当サイトでは、がん免疫細胞療法の治療効果の評価方法について詳しく解説しています。個別の治療効果に関するご相談も受け付けていますので、ぜひお問い合わせください。

がん免疫細胞療法の治療効果確認には、画像検査・腫瘍マーカー・免疫応答指標の3つのアプローチを組み合わせることが基本です。
最も客観的な評価手段は画像検査です。主に以下の検査が用いられます。
これらの画像検査は、治療開始前にベースラインを記録し、治療後の定期的なタイミングで比較評価を行います。
血液検査による腫瘍マーカーの変化も、治療効果の補助的な指標として活用されます。
腫瘍マーカーは単独での評価は難しく、画像検査と組み合わせて総合的に判断することが重要です。
免疫細胞療法特有の評価として、患者の免疫応答が適切に活性化されているかどうかを確認する指標も重要です。
がん免疫療法の奏功率向上のためにはバイオマーカーの同定が重要であり、免疫応答指標の活用が切望されています。
免疫細胞療法では、従来の固形がん評価基準(RECIST)とは異なる「iRECIST(免疫療法用RECIST)」という評価基準が用いられます。
通常の抗がん剤では腫瘍が縮小すれば「効果あり」と判定しますが、免疫療法では治療初期に一時的に腫瘍が増大して見える「偽増悪(pseudoprogression)」という現象が起きることがあります。
偽増悪とは、免疫細胞が腫瘍に集積することで一時的に腫瘍が大きく見える現象です。実際にはがんが進行しているのではなく、免疫応答が活発に起きているサインである場合があります。
iRECISTでは以下の判定区分が設けられています。
iUPDと判定された場合でも、すぐに治療を中止するのではなく、4〜8週後に再評価を行うことが推奨されています。

がん免疫細胞療法の効果が画像や検査値に現れるまでには、一般的に3〜6か月程度の期間を要することが多いとされています。
これは免疫系が活性化され、がん細胞への攻撃が本格化するまでに時間がかかるためです。抗がん剤のように投与直後から腫瘍が縮小するケースとは異なります。
一般的な免疫細胞療法における効果確認のスケジュールは以下のとおりです。
ICVS東京クリニックのHITV療法では、CTガイド下での腫瘍内直接投与という独自手法を採用しているため、投与後の腫瘍内環境の変化を画像で詳細に追跡することが可能です。
がん免疫細胞療法の治療効果は、一般的にCTやMRIなどの画像検査や、腫瘍マーカーの変化によって評価されます。ただし、治療効果の現れ方には個人差があるため、主治医とよく相談しながら経過を見守ることが大切です。ご自身の治療効果について詳しく聞きたい方は、お問い合わせフォームをご利用ください。
ICVS東京クリニックのHITV療法では、樹状細胞を腫瘍内に直接投与するという独自手法により、患者自身の腫瘍内に存在する複数のがん情報を樹状細胞に学習させます。
この手法の効果確認には、腫瘍局所の変化と全身の免疫応答の両方を評価することが重要です。
CTガイド下で投与を行うため、投与部位の腫瘍の変化を画像で追跡できます。
特に「アブスコパル効果」は、局所投与した免疫細胞が全身の免疫応答を活性化し、遠隔転移巣にも効果をもたらす可能性を示す重要な指標です。
HITV療法では、独自のアジュバント(樹状細胞を活性化させる物質)を使用することで、より精度の高い免疫応答の誘導を目指しています。
がん免疫療法の治療効果を左右する因子として、がん組織内のCD8陽性T細胞の存在が重要であることが示されています。
がん免疫細胞療法の効果評価では、免疫療法特有の反応パターンを理解した上で判断することが不可欠です。
画像検査や腫瘍マーカーだけでなく、患者の生活の質(QOL)の変化も治療効果の重要な評価軸です。
がん治療においては身体的な治療効果だけでなく、QOLの維持も重要な目標とされており、栄養管理・適度な運動・精神的サポートを組み合わせた包括的なアプローチが求められます。
HITV療法は手術・抗がん剤・放射線治療などの標準治療との併用にも対応しています。併用時の効果評価では以下の点に注意が必要です。
免疫チェックポイント阻害薬と他剤を併用した複合免疫療法の有効性についてのエビデンスが大幅に追加されており、併用療法の評価の重要性が示されています。

治療効果が期待通りに得られない場合でも、すぐに治療を諦めるのではなく、専門医と連携して次のステップを検討することが重要です。
自由診療での免疫療法を選択する際には、公的制度に基づく臨床試験を熟知した医師へのセカンドオピニオンを推奨しています。
がん免疫細胞療法の効果評価は、一度の検査で完結するものではありません。定期的な画像検査・血液検査・診察を通じて、医師と患者が継続的に対話しながら治療方針を調整していくことが重要です。
ICVS東京クリニックでは、初回相談から治療中の経過観察まで、対面・オンライン・電話相談に対応しており、全国各地からの相談を受け付けています。日本語に加えて英語・中国語での対応も可能です。
ICVS東京クリニックでは、進行がん・再発がん・転移がんを対象に、CTガイド下腫瘍内直接投与という独自手法のHITV療法を提供しています。治療効果の確認方法や評価基準について専門医に直接相談したい方は、対面・オンライン・電話でのご相談をお気軽にどうぞ。東京都千代田区紀尾井町のホテルニューオータニ内に所在し、全国からのご相談に対応しています。
一般的に治療開始後3〜6か月で最初の画像評価を行います。免疫系の活性化には時間がかかるため、抗がん剤と比べて効果確認までの期間が長くなる傾向があります。
CT・MRI・PET-CTなどの画像検査と、CEA・CA19-9などの腫瘍マーカー、リンパ球数・NK細胞活性などの免疫応答指標を組み合わせて評価します。
iRECISTは免疫療法特有の「偽増悪」に対応した評価基準です。腫瘍が一時的に増大して見えても、すぐに増悪と判定せず4〜8週後の再評価を行う点がRECISTと異なります。
腫瘍マーカーの低下は効果の一つの指標ですが、単独での判断は難しいです。画像検査や免疫応答指標と組み合わせた総合的な評価が必要です。
投与部位の腫瘍縮小・遠隔転移巣へのアブスコパル効果・CD8陽性T細胞の活性化などを、画像検査と血液検査で継続的に評価します。専門医による定期的な診察が重要です。
各治療の寄与度を完全に分離することは難しいですが、治療前後の経過を詳細に記録し、専門医が総合的に評価します。相乗効果の確認も重要な評価ポイントです。
治療プロトコルの見直し・他の免疫療法との組み合わせ・標準治療への切り替えなど複数の選択肢があります。専門医とのセカンドオピニオンも有効な手段です。
国立がん研究センターは、自由診療の免疫療法を選択する前に、臨床試験を熟知した専門医へのセカンドオピニオンを推奨しています。効果の科学的根拠と治療費を事前に確認することが重要です。
はい、QOLの変化は重要な評価指標です。体力・活動性の維持、疼痛の緩和、精神的状態の改善なども治療効果の一部として評価されます。
国立がん研究センターの研究では、がん組織内にCD8陽性T細胞(キラーT細胞)が多く存在する「炎症性がん」の患者で免疫療法の効果が認められやすいとされています。
がん免疫細胞療法の治療効果は、CT・MRI・PET-CTなどの画像検査、腫瘍マーカー、免疫応答指標を組み合わせたiRECIST基準による総合的な評価が基本です。効果発現まで3〜6か月を要することも多く、偽増悪への対応を含む継続的な経過観察が不可欠です。HITV療法を検討する際は、腫瘍局所と全身の免疫応答の両面から評価できる専門クリニックへの相談を強くお勧めします。
「がん免疫細胞療法の治療効果はどのくらいで現れるのだろうか」「自分の治療効果はどう評価されているのだろうか」とお悩みではありませんか。治療効果の評価には個人差がありますので、主治医とよく相談しながら見守っていくことが大切です。治療効果について不安なことがあれば、ぜひお問い合わせください。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。
理事長 蓮見賢一郎 先生よりメッセージ
「全身状態が落ちてきた」「もう治療の選択肢がない」と感じていらっしゃる患者さんやご家族のもとへ、どうか一人で抱え込まずにご相談ください。治療が始まった瞬間から、医師は患者さまのパートナーです。どんな困難な状況に陥っても、最良のガイドとなるべく尽力いたします。まずは患者さまご自身やご家族の方に、お受けになる治療について丁寧にご説明し、ご理解とご納得をいただくことを大切にしています。がんで苦しんでおられる方々の力となり、支えになるために、私たちは尽くします。