
手術が終わった。でも、不安はまだ続いている。
甲状腺がんの手術を受けた後、多くの患者さんが「体が以前と違う」と感じます。声が変わった、疲れやすくなった、傷跡が気になる……。そうした変化は、決して珍しいことではありません。
術後の変化を正しく理解し、適切に対処することが、その後の生活の質を大きく左右します。この記事では、甲状腺がん手術後に起こりやすい身体的・精神的な変化と、具体的な対処法をわかりやすく解説します。
手術を終えたばかりの方も、これから手術を控えている方も、ぜひ参考にしてください。
術後の体調変化が気になる方へ
東京都千代田で甲状腺がん手術後の生活について相談したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。
術後の不安や日常生活への影響について確認したい方にもご利用いただいています。
手術直後から、体にはさまざまな変化が現れます。
甲状腺は、のどぼとけのすぐ下に位置する小さな臓器です。重さはわずか10〜20gほどですが、甲状腺ホルモン(T3・T4)やカルシトニンなど、体の代謝や成長に深く関わるホルモンを分泌しています。その臓器を部分的または全摘出することで、術後にはさまざまな影響が生じます。

甲状腺を全摘出した場合、体内でホルモンが作られなくなります。
そのため、術後は「甲状腺ホルモン薬(レボチロキシン)」を毎日服用することが必要になります。この薬によって、体内のホルモンバランスを維持します。また、中〜高リスクの乳頭がんや濾胞がんでは、再発予防のために「TSH抑制療法」が検討されることもあります。TSH(甲状腺刺激ホルモン)を低く抑えることで、残存するがん細胞の増殖を抑制する目的があります。
ホルモン薬の量が適切でないと、倦怠感・体重変化・動悸・気分の落ち込みといった症状が出ることがあります。定期的な血液検査でホルモン値を確認しながら、担当医と相談して用量を調整することが大切です。
術後に声が変わったと感じる方は少なくありません。
甲状腺の裏側には「反回神経」という神経があります。この神経は声帯を動かす役割を担っており、手術の際に影響を受けることがあります。一時的な声のかすれ(嗄声)が生じるケースがありますが、多くの場合は時間とともに回復します。ただし、神経への影響が大きい場合は、声の変化が長期にわたることもあります。
声の変化が気になる場合は、言語聴覚士によるリハビリテーションが有効なことがあります。担当医に相談し、必要に応じて専門家の支援を受けることをお勧めします。
甲状腺の全摘術では、副甲状腺にも影響が出ることがあります。
副甲状腺は甲状腺の裏側に4つある小さな腺で、血液中のカルシウム濃度を調整するホルモン(PTH)を分泌しています。手術の影響でこの機能が低下すると、「低カルシウム血症」が起こることがあります。手足のしびれ・筋肉のけいれん・口周りのしびれなどの症状が現れた場合は、速やかに担当医に連絡してください。カルシウム製剤やビタミンD製剤の補充で対処することが一般的です。

首の傷跡は、多くの患者さんが気にするポイントです。
手術後の傷跡は、最初は赤みや硬さが目立ちます。
しかし、一般的に半年ほどで気にならなくなることが多いとされています。傷跡が気になる時期は、スカーフや襟の高い服で隠す方法もあります。また、保湿クリームやシリコンジェルシートを使ったケアが、傷跡の改善に役立つことがあります。ただし、ケアの方法や開始時期については、必ず担当医の指示に従ってください。
「退院してしばらくは、首元を見るたびに気持ちが沈んでいました。でも、半年後には鏡を見ても気にならなくなっていた」という声は、術後の患者さんから多く聞かれます。時間が解決してくれることも多いのです。
術後しばらくは、首のつっぱり感や動かしにくさを感じることがあります。
これは手術による組織の癒着や筋肉の緊張によるものです。担当医の許可を得た上で、首のストレッチや軽い運動を取り入れることで、徐々に改善することが期待できます。無理に動かすのではなく、痛みの範囲内でゆっくりと行うことが大切です。
術後ケアについて確認したい方へ
甲状腺がん手術後の経過や生活面について相談したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックまでご相談ください。
定期的な確認や体調管理についても丁寧にご案内しています。
手術後の日常生活は、基本的には食事や運動などの制限はありません。
しかし、いくつかの点に注意することで、体調の回復を促し、再発リスクを下げることができます。規則正しい生活を送ること、禁煙・節酒を心がけること、バランスのよい食事をとること、適度に運動することが、術後の体調維持に重要です。

放射性ヨウ素内用療法を受けた場合は、特別な注意が必要です。
治療前後には「ヨウ素を制限した食事」が求められます。海藻類・昆布・わかめなど、ヨウ素を多く含む食品を避ける期間があります。また、治療後は体内から微量の放射線が出るため、退院後数日間は周囲の人への被ばくに配慮した生活が必要です。この期間を過ぎれば、食事や活動に制限はなくなります。詳細は担当医や看護師に確認してください。
甲状腺がんは、長期にわたる経過観察が欠かせません。
乳頭がんや濾胞がんでは、10年・20年後に再発するケースもあります。手術後1〜2年間は1〜3か月ごと、手術後2〜3年間は半年ごとの通院が一般的です。通院の際には、内視鏡検査・首の触診・画像検査などが行われます。「もう大丈夫」と自己判断して通院をやめることは、非常に危険です。担当医と相談しながら、長期的な経過観察を続けてください。
体の変化だけでなく、心にも大きな変化が訪れます。
「がんと診断された」という事実は、それだけで大きな精神的負担です。手術が終わっても、再発への不安・将来への恐れ・気力の低下などが続くことは珍しくありません。これは弱さではなく、がんという病気と向き合う人間として、ごく自然な反応です。

術後に気分が落ち込む時期は、誰にでも訪れます。
「手術は成功したのに、なぜこんなに気持ちが晴れないのだろう」と感じる方も多くいます。ホルモンバランスの変化が気分に影響することもあります。まずは、自分の気持ちを誰かに話すことが大切です。家族・友人・医療スタッフ、あるいはがん相談支援センターなどの専門窓口を活用することも一つの方法です。一人で抱え込まないでください。
いつ仕事に戻れるか、気になる方も多いでしょう。
復帰の時期は、手術の範囲・体調の回復具合・仕事の内容によって異なります。体への負担が少ないデスクワークであれば比較的早期に復帰できることもありますが、体力を要する仕事の場合は慎重に判断する必要があります。担当医と相談しながら、無理のないペースで社会復帰を目指してください。
「治療が終わっても、不安は消えない。でも、その不安と上手に付き合いながら生きていくことが、術後の本当のリカバリーだと思います。」
再発の知らせは、大きなショックをもたらします。
甲状腺がんは比較的進行が緩やかなタイプが多い一方で、再発や遠隔転移を繰り返すケースも存在します。標準治療のみでは十分な効果が得られにくい場合もあります。そのような状況に直面したとき、「まだ選択肢がある」と知っていただくことが重要です。

手術・放射線・薬物療法を経ても、再発するケースがあります。
そのような場合、次の治療の選択肢を模索することになります。分子標的薬などの薬物療法が検討されることもありますが、副作用や効果の限界もあります。「もう治療がない」と感じる前に、免疫療法という選択肢についても情報を集めることをお勧めします。
ICVS東京クリニックでは、「延命ではなく、救命を目指す」という理念のもと、次世代免疫療法である**HITV療法**に取り組んでいます。
HITV療法は、免疫システムの司令塔である「樹状細胞」を活用した治療法です。患者さん自身の腫瘍が持つ情報を免疫に正確に伝えることで、がん細胞を効率的に攻撃する免疫反応の誘導を目指します。特に、**CTガイド下で樹状細胞を腫瘍内、または腫瘍に栄養を与える主要血管内へ直接投与する独自技術**により、樹状細胞の機能を最大限に引き出すことを重視しています。
また、院内に**国際的GMP基準に準拠した細胞培養加工施設(CPC)**を完備し、専任の培養士が高品質な樹状細胞の培養・管理を行っています。治療の中身が見えにくい免疫療法だからこそ、細胞の品質管理を院内で徹底している点は、患者さんにとって大きな安心材料です。
治療にあたっては、PET-CTなどの画像データや血液検査・治療履歴をもとに、専門医が慎重に適応を判断します。患者さん一人ひとりの状態・病状・生活背景を考慮した**オーダーメイドの治療計画**を提案しており、画一的な対応は行いません。
なお、HITV療法は保険適用外の自由診療であり、日本国内では未承認の医療に該当します。治療の目的・期待できる可能性と限界・想定されるリスクや副作用・費用や治療の流れについて、治療開始前に丁寧な説明が行われます。詳細は公式サイトまたは医療相談にてご確認ください。
甲状腺がんの手術後には、さまざまな変化が訪れます。
ホルモンバランスの変化・声の変化・傷跡・精神的な揺らぎ……。それらは決して「異常」ではなく、手術という大きな出来事を経た体と心が、新しいバランスを取り戻そうとしているサインです。
大切なのは、変化を正しく理解し、一人で抱え込まないことです。
定期的な経過観察を続け、気になることは担当医に相談する。それが術後の生活を支える基本です。そして、もし再発や転移に直面したとき、「まだできることがある」と知っていただくことが、次の一歩につながります。
ICVS東京クリニックでは、甲状腺がんと向き合う患者さんとご家族に寄り添いながら、最良の治療選択をともに考えています。「今の状態で免疫療法は検討できるのか」「他にできることは残っているのか」と感じたとき、まずは医療相談という形で話してみてください。
▶ ICVS東京クリニックへのご相談・お問い合わせは、公式サイトよりお気軽にどうぞ。
術後の不安を整理したい方へ
術後の生活や経過観察について確認したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。
現在の症状や生活状況に合わせて、今後の対応を一緒に整理していきます。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

「最近、首に何か引っかかる感じがする」
そう感じながらも、忙しさや不安から受診を先延ばしにしている方は、少なくありません。
甲状腺がんは、首の前部に位置する甲状腺に発生する悪性腫瘍です。多くの場合、進行がゆっくりであるため、初期段階では自覚症状がほとんどありません。だからこそ、「首の違和感」という小さなサインを見逃さないことが、早期発見への第一歩になります。
この記事では、腫瘍免疫を専門とする医師の立場から、甲状腺がんによる首の違和感の原因・症状・受診の目安について、できる限りわかりやすくお伝えします。
首の違和感が続いていて不安な方へ
東京都千代田で甲状腺の症状について相談したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。
「受診したほうがいいか迷う」という段階でも相談しやすい環境づくりを心がけています。
甲状腺は、のどぼとけ(甲状軟骨)のすぐ下にあります。
重さはわずか10〜20gほどの小さな臓器ですが、その役割は非常に重要です。羽を広げた蝶のような形をしており、中央の「峡部」と左右の「腺葉」から構成されています。気管を前から取り囲むように位置し、その裏側には声帯を動かす「反回神経」が走行しています。
甲状腺の主な働きは、「甲状腺ホルモン」を分泌することです。このホルモンは、脳や骨の成長、脂質・糖の代謝促進など、全身の新陳代謝を調整する重要な役割を担っています。子どもの発育にも、大人の体のバランス維持にも、欠かすことのできない臓器です。
この甲状腺に「しこり(結節)」ができ、それが悪性であるものを甲状腺がんと呼びます。
甲状腺がんは一種類ではありません。
がん細胞の形や増殖の仕方によって、いくつかの「組織型」に分類されます。それぞれの特徴を理解しておくことは、症状の理解や治療選択においても重要です。
甲状腺がんの約90%を占めます。
リンパ節への転移が見られることはありますが、非常にゆっくりと進行するため、生命に関わることはまれとされています。ただし、ごく一部の乳頭がんは再発を繰り返したり、悪性度の高い未分化がんに変化したりすることがあります。注意が必要です。
甲状腺がんの約5%を占めます。
乳頭がんと比べてリンパ節転移は起こりにくい一方、肺や骨などの遠くの臓器への「血行性転移」を起こしやすい傾向があります。良性の甲状腺腫瘍との区別が難しいことも特徴のひとつです。
髄様がんは甲状腺がんの約1〜2%を占め、乳頭がんや濾胞がんと比べると進行が速く、リンパ節や肺・肝臓などへ転移しやすい性質があります。遺伝性のケースも存在します。
未分化がんは、甲状腺がんの中でも最も悪性度が高く、進行が非常に速いタイプです。甲状腺周囲の臓器(反回神経・気管・食道など)への浸潤や、全身への転移を起こしやすいという特徴があります。発生頻度は約1〜2%と低いものの、迅速な対応が求められます。

首の違和感は、偶然ではありません。
甲状腺はもともと気管の前面に位置し、周囲の重要な構造物と密接に接しています。腫瘍が大きくなるにつれ、隣接する組織への圧迫や浸潤が起こり、さまざまな症状として現れてきます。
甲状腺の腫瘍が大きくなると、気管や食道を圧迫します。
その結果、「のどの閉塞感」「飲み込みにくさ(嚥下困難)」「息苦しさ」などの症状が出てきます。初期段階では「何となくのどに引っかかる感じ」程度ですが、進行とともに症状が強くなっていきます。
甲状腺の裏側には「反回神経」が走っています。
この神経は声帯を動かす役割を持っており、腫瘍がこの神経を圧迫・障害すると、「声のかすれ(嗄声)」が生じます。風邪でもないのに声がかすれる、以前より声が出にくいと感じる場合は、注意が必要なサインです。
甲状腺がんが頸部リンパ節に転移すると、首の横にしこりを触れるようになります。
乳頭がんはリンパ節転移が多く見られるタイプです。のどぼとけの下だけでなく、首の側面にしこりを感じた場合も、放置せず受診することをお勧めします。

「自分には関係ない」と思っていませんか?
甲状腺がんの症状は、日常生活の中で見過ごされやすいものばかりです。以下のサインに心当たりがある場合は、早めに専門医への相談を検討してください。
重要なのは、「数年前からしこりの大きさが変わっていない」からといって、がんではないとは言い切れない点です。甲状腺がんは年単位でゆっくり大きくなることがあります。変化がないように見えても、専門的な検査を受けることが大切です。
「しこりがあっても痛くないから大丈夫」という思い込みが、発見を遅らせる最大の落とし穴です。

受診のタイミングに迷う方は多いです。
以下のいずれかに当てはまる場合は、できるだけ早めに耳鼻咽喉科・内分泌科・甲状腺専門外来を受診することをお勧めします。
受診すると、まず視診・触診が行われます。
次に、首に超音波(エコー)を当て、甲状腺の大きさやしこりの性質、リンパ節転移の有無を調べます。がんが疑われる場合は、しこりに細い針を刺して細胞を採取する「穿刺吸引細胞診」が行われます。病変の広がりを評価するために、CTやMRI、PET/CT検査が追加されることもあります。
「検査が怖い」という気持ちはよくわかります。ただ、早期に発見できれば、治療の選択肢は大きく広がります。
甲状腺がんは、決して珍しいがんではありません。
年間約1万8,800人が甲状腺がんと診断されています。女性に多い傾向があり、甲状腺がんと診断される女性の数は男性の約2.8倍に上ります。年齢のピークは70代ですが、女性の場合は20〜30代の若い世代での発症も少なくありません。
原因としては、若いころの放射線被ばく、体重増加、食習慣、ヨウ素の過剰摂取などが一因として挙げられています。また、甲状腺がんの種類によっては、生まれつきの遺伝子変異が原因となる場合もあります。
症状が続いている方へ
甲状腺の違和感や首の腫れについて確認したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックまでご相談ください。
検査が必要かどうかも含めて、状態に応じた案内を行っています。
甲状腺がんは、比較的予後が良いとされています。
しかし現実には、手術や放射線治療を受けた後に再発したケース、転移が見つかり次の一手が見えないケース、標準治療を続けてきたが十分な効果が得られにくいケースも存在します。そうした状況に直面している患者さんやご家族に、知っていただきたい選択肢があります。
ICVS東京クリニックでは、甲状腺がんを含む進行がん・再発がんに対し、「延命ではなく、救命を目指す」という理念のもと、次世代免疫療法であるHITV療法に取り組んでいます。
「もう治療がない」と感じている患者さんにも向き合う医療を提供しています。
HITV療法は、免疫システムの司令塔である「樹状細胞」を活用した治療法です。
「樹状細胞」とは・・・
免疫細胞の中でも特に重要な役割を持つ細胞で、がん細胞の特徴を正確に免疫システムへ伝え、がんを攻撃する免疫反応を誘導する「司令塔」として機能します。
ICVS東京クリニックでは、CTガイド下で樹状細胞を腫瘍内、または腫瘍に栄養を与える主要血管内へ直接投与するという独自技術を用いています。これにより、樹状細胞の機能を最大限に引き出し、免疫ががんをより的確に認識できる環境を整えることを目指しています。
免疫療法では、使われる細胞の品質が非常に重要です。
ICVS東京クリニックでは、国際的なGMP基準に準拠した細胞培養加工施設(CPC)を院内に完備しています。専任の培養士が樹状細胞を厳格に管理・培養することで、治療の基盤となる免疫細胞の品質を保っています。「どこで、どのように細胞が作られているのか」が院内で一貫して管理されている点は、患者さんにとって大きな安心材料です。
甲状腺がんと一口に言っても、状況は人によって大きく異なります。
がんの進行度、転移の有無、これまで受けてきた治療、体力や生活背景・・・これらはすべて個人差があります。ICVS東京クリニックでは、PET-CTなどの画像データや血液検査・治療履歴をもとに、専門医が慎重に適応を判断し、患者さん一人ひとりの状態・病状・生活背景を考慮したオーダーメイドの治療計画を提案します。「とりあえずこの治療を行う」といった画一的な対応ではなく、今のその方にとって何が最善かを一緒に考える姿勢を大切にしています。
HITV療法は、保険適用外の自由診療であり、日本国内では未承認の医療に該当します。
そのためICVS東京クリニックでは、治療の目的・見込まれる経過・リスクや副作用・費用面まで、治療開始前に丁寧に説明することを何よりも大切にしています。「よく分からないまま治療が始まる」ということはありません。

甲状腺がんは、早期発見・早期治療が重要です。
のどぼとけの下のしこり、首の違和感、声のかすれ・・・これらの症状は、日常の中で見過ごされがちです。しかし、「痛くないから大丈夫」「しばらく様子を見よう」という判断が、発見を遅らせることにつながります。
気になるサインがあれば、まずはかかりつけ医や耳鼻咽喉科・内分泌科に相談することをお勧めします。
また、標準治療を受けた後に再発・転移を経験している方、次の治療の選択肢を探している方には、免疫療法という可能性もあります。
「まだ選択肢がある」と知っていただくことが、前に進む力になると信じています。
甲状腺がんと向き合う中で、不安や迷いを感じるのは自然なことです。ひとりで抱え込まず、まずは相談という形で話してみてください。ICVS東京クリニックでは、患者さんとご家族の気持ちに寄り添いながら、治療の選択肢を一緒に考える姿勢を大切にしています。
「今の状態で免疫療法は検討できるのか」「他にできることは残っているのか」・・・そう感じたときこそ、一度、医療相談という形で話してみる価値があります。
▶ ICVS東京クリニックへのご相談・お問い合わせは、公式サイトよりお気軽にどうぞ。
受診のタイミングに迷っている方へ
首の違和感やしこりについて相談したい方は、東京都千代田の医療法人社団ICVS東京クリニックをご利用ください。
症状の経過を確認しながら、必要な検査や治療方針について丁寧にご説明しています。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

リンパ節が腫れている。
そう気づいたとき、多くの方は「風邪かな」と思い、しばらく様子を見ることでしょう。実際、リンパ節の腫れのほとんどは感染症など良性の原因によるものです。しかし、腫れが2週間以上続く場合、あるいは痛みを伴わずに硬く大きくなっていく場合は、悪性リンパ腫を含む重篤な疾患の可能性を慎重に考える必要があります。
長年にわたりがん免疫療法の研究と臨床に携わってきた立場から、今回はリンパ節の腫れと悪性リンパ腫の関係、そして皮膚リンパ腫を含む診断・治療の最新情報をわかりやすくお伝えします。
「まだ大丈夫だろう」と思い込んでしまうことが、最も危険な判断になり得ます。
リンパ節の腫れが続いている方へ
東京都千代田で長引くリンパ節の腫れについて確認したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。
「風邪が治っても腫れが引かない」という方にも向いています。

リンパ節は全身に約600個存在し、免疫の「関所」として働いています。細菌やウイルスが体内に侵入すると、リンパ節はその情報をキャッチして免疫細胞を活性化させます。このとき、リンパ節が一時的に腫れるのは正常な生体反応です。
問題は、その腫れがいつまでも引かないときです。
一般的に、感染症によるリンパ節の腫れは2〜4週間で自然に縮小します。しかし、以下のような特徴がある場合は、悪性疾患の可能性を念頭に置いた精密検査が必要と考えられます。
特に最後の3つの症状は「B症状」と呼ばれ、悪性リンパ腫の診断において重要な指標とされています。
「痛くないから大丈夫」という思い込みは禁物です。悪性リンパ腫のリンパ節腫脹は、多くの場合、痛みを伴いません。痛みがないことが、かえって受診を遅らせてしまう原因になることがあります。
悪性リンパ腫は、血液やリンパ系に由来するがんです。
リンパ球という免疫細胞ががん化することで発症します。大きく「ホジキンリンパ腫(HL)」と「非ホジキンリンパ腫(NHL)」の2種類に分類されます。日本では非ホジキンリンパ腫が全体の約90%を占めており、さらにB細胞リンパ腫、T/NK細胞リンパ腫などに細分類されます。
悪性リンパ腫は成熟リンパ球に由来する腫瘍であり、その病型の多様性が治療方針の選択を複雑にする要因のひとつです。同じ「悪性リンパ腫」という診断であっても、病型・進行度・患者の全身状態によって、まったく異なるアプローチが必要になります。

治療においては、化学療法(抗がん剤)や分子標的薬が中心となります。多くの病型で寛解(がんが見かけ上消えた状態)を得られる可能性がある一方、再発や治療抵抗性が課題となるケースも少なくありません。
「治療が効いていたのに、また再発してしまった」という経験をお持ちの患者さんやご家族の方も多いのではないでしょうか。
再発・難治性の悪性リンパ腫に対しては、造血幹細胞移植や新規薬剤、そして免疫療法など、さまざまな選択肢が検討されます。次のステップをどう選ぶかは、患者さんにとって非常に重要な決断です。
悪性リンパ腫の中には、皮膚に病変が現れるタイプがあります。
これを「皮膚リンパ腫」と呼びます。皮膚リンパ腫は、皮膚科領域の悪性腫瘍の中でも特に見逃されやすい疾患のひとつです。湿疹や乾癬、アトピー性皮膚炎と症状が似ているため、長期間にわたって誤診されるケースがあります。
日本皮膚科学会と日本皮膚悪性腫瘍学会が共同で策定した「皮膚リンパ腫診療ガイドライン2025」では、皮膚リンパ腫の診断・治療に関する最新の推奨事項が示されています。このガイドラインは2020年版から改訂され、より精緻な診断基準と治療アルゴリズムが盛り込まれています。
最も頻度が高い皮膚リンパ腫は「菌状息肉症(Mycosis Fungoides)」です。初期は湿疹に酷似しており、確定診断まで数年〜10年以上かかることもあります。
皮膚リンパ腫の診断には、皮膚生検(組織を採取して顕微鏡で調べる検査)が不可欠です。さらに、病変の広がりを評価するために、CT検査・PET検査・骨髄検査などが行われます。画像診断においては、リンパ節の腫大パターンや代謝活性の評価が診断の精度を高める上で重要な役割を果たします。
「ずっと湿疹だと思っていたのに、皮膚生検を受けたら皮膚リンパ腫だった」という経験をお持ちの患者さんもいらっしゃいます。症状が長引く場合は、皮膚科専門医への受診をためらわないでください。

悪性リンパ腫の標準治療は、病型によって大きく異なります。
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)では、R-CHOP療法(リツキシマブ+化学療法)が第一選択とされています。濾胞性リンパ腫では、経過観察から化学療法・分子標的薬まで幅広い選択肢があります。T細胞リンパ腫では、化学療法の効果が限定的なケースも多く、治療の難しさが際立ちます。
標準治療で寛解が得られた場合でも、再発のリスクは常に存在します。
再発後の治療では、サルベージ化学療法・造血幹細胞移植・CAR-T細胞療法・新規分子標的薬などが検討されます。しかし、これらの治療を繰り返すうちに、体への負担が蓄積し、「もう使える治療がない」という状況に直面する患者さんも少なくありません。
そのような状況に置かれたとき、次の一手をどう考えるか。
治療の選択肢を整理し、患者さん自身が納得できる判断をするためのサポートが、今の医療に求められていると感じています。
免疫療法は、患者さん自身の免疫機能を活性化してがんと戦う治療法です。
近年、がん治療における免疫療法の重要性は急速に高まっています。免疫チェックポイント阻害薬の登場以降、免疫療法はがん治療の主要な柱のひとつとなりました。その中でも、樹状細胞を活用した免疫細胞療法は、患者さん個々の免疫応答を精密に引き出すアプローチとして注目されています。
樹状細胞は、免疫システムの「司令塔」とも呼ばれる細胞です。
体内でがん細胞の情報をキャッチし、それをT細胞(免疫の実行部隊)に伝えることで、がん細胞への攻撃を指揮します。樹状細胞の機能が低下すると、免疫システムはがん細胞を「見逃して」しまいます。そのため、樹状細胞を体外で培養・活性化して体内に戻すことで、がんへの免疫応答を強化しようとするのが樹状細胞療法の基本的な考え方です。
ICVS東京クリニックでは、樹状細胞を活用した「HITV療法」を提供しています。
この療法は、患者さんご自身の免疫機能に着目し、がん細胞を認識・攻撃する免疫反応を引き出すことを目的としています。悪性リンパ腫においても、免疫の働きを高め、がん細胞に対する反応を持続させることを重視した治療アプローチです。
治療の特徴として、以下の点が挙げられます。
なお、HITV療法は日本国内では未承認の医療であり、健康保険が適用されない自由診療です。治療の適応可否については、事前診断をもとに慎重に判断されます。詳細については、ICVS東京クリニックの公式サイトまたは医療相談窓口にてご確認ください。

悪性リンパ腫の治療は、「一律」ではありません。
同じ病名であっても、病型・進行度・これまでの治療歴・全身状態・年齢・生活環境によって、最適な治療方針はまったく異なります。ICVS東京クリニックでは、臨床経験豊富な専門医が画像検査・血液検査・治療経過を総合的に評価し、患者さんごとにオーダーメイドの治療計画を提案しています。
治療そのものだけでなく、生活への影響・ご家族の不安・生活の質(QOL)にも配慮した診療が行われています。治療開始前には、期待できる効果だけでなく、リスクや副作用についても丁寧に説明し、十分に理解・納得した上で治療を進めることを大切にしています。
「治療を無理に勧めるのではなく、患者さん自身が納得できる判断ができるよう寄り添う」という姿勢が、このクリニックの根幹にあります。
再発や進行により「この先どうすればいいのか分からない」と感じている方に対して、医療相談・事前診断・セカンドオピニオンを通じて、現在の状況を整理し、今後の選択肢を一緒に考える場を提供しています。

リンパ節の腫れは、多くの場合、感染症など良性の原因によるものです。
しかし、2週間以上続く無痛性のリンパ節腫脹、複数部位への広がり、発熱・寝汗・体重減少を伴う場合は、悪性リンパ腫を含む重篤な疾患の可能性を考えた精密検査が必要です。皮膚リンパ腫のように、湿疹と見分けがつきにくい病型も存在します。症状が長引く場合は、早めに専門医を受診することが重要です。
悪性リンパ腫と診断された後も、治療の選択肢は一つではありません。
標準治療が十分な効果を発揮できなかった場合、あるいは再発・進行に直面した場合でも、免疫療法を含む新たな選択肢を検討することができます。大切なのは、「もう選べる治療がない」と諦める前に、専門家に相談することです。
> 「治すことを決してあきらめない」という理念のもと、患者さん一人ひとりと向き合い続けることが、医療者としての使命だと考えています。
あなたの状況を一緒に整理し、最善の選択肢を考えるお手伝いをさせてください。
悪性リンパ腫に関するご不安・ご相談は、ICVS東京クリニックにお気軽にお問い合わせください。
ステージⅣを含む進行がん・再発がんに特化した免疫療法の専門クリニックとして、標準治療後の次の選択肢をお探しの方、セカンドオピニオンをご希望の方に対して、丁寧な医療相談と事前診断を提供しています。
詳細はICVS東京クリニック公式サイトにてご確認いただくか、まずはお電話・メールにてお気軽にご相談ください。一人で抱え込まず、専門家と一緒に次の一歩を考えましょう。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

ふと首を触ったとき、「あれ、なにかある?」と感じたことはありませんか?
脇の下や足の付け根(鼠径部)に、押すと動くようなしこりを発見して、不安になった方もいらっしゃるかもしれません。
リンパ節の腫れやしこりは、風邪などの感染症でも起こります。しかし、痛みがない・2週間以上続く・1.5cm以上あるという特徴が重なるときは、悪性リンパ腫を含む病気の可能性を考える必要があります。外科・腫瘍免疫を専門とする立場から、症状の見分け方と受診のタイミングについて詳しく解説します。
しこりが気になる方へ
東京都千代田で首・脇・足の付け根のしこりについて確認したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。
「痛みはないけれど腫れが続いている」という方にも向いています。
まず、基本から整理しましょう。
リンパ節は豆のような形をした小さな組織で、通常は0.2〜10mm程度の大きさです。全身に数百個存在し、ウイルスや細菌・腫瘍細胞などの異物が体内に入っていないかを監視・排除する免疫細胞の集合場所として機能しています。
通常は触れてもわからないことが多いのですが、腫れた場合に気づきやすい場所が3か所あります。
なお、健康な成人でも鼠径部には1cm程度のリンパ節が触れることがあります。また、過去に感染症を起こしたことがある場合、リンパ節が腫れたままになっているケースもあります。子どもは大人よりも腫れがわかりやすい傾向があります。

リンパ節が腫れる主な原因は、大きく3つに分類されます。
数日のうちに急に腫れて痛みを伴う場合は、感染症や急性炎症の可能性が高いとされています。一方、数週間から数か月かけてゆっくり進行し、痛みがなかったり硬かったりする場合は、悪性疾患を疑う必要があります。
悪性リンパ腫は、血液のがんです。
白血球の一種である「リンパ球」が遺伝子異常によってがん化し、異常に増殖することで発症します。増殖した細胞は主にリンパ節で塊を作りますが、リンパ球は全身を流れているため、胃・腸・眼窩・肺・脳などのリンパ節以外の臓器にも発症することがあります。
日本では年間10万人あたり約30人が診断を受けており、日本の成人の中では最も頻度が高い血液腫瘍です。60〜70歳代に多く認められ、やや男性に多い傾向があります。
悪性リンパ腫は100種類以上の病型があり、大きく以下の2つに分類されます。
さらに非ホジキンリンパ腫は、進行の速さによって3つに分けられます。
病型によって進行の速度も治療方針もまったく異なります。だからこそ、正確な診断が何より重要なのです。

初期症状は、意外と地味です。
悪性リンパ腫の初期段階では、首・脇の下・足の付け根などのリンパ節に、痛みを伴わないしこりが現れることが最も特徴的です。触ると弾力があってやや硬く、ゴムのような感触であることが多いとされています。風邪などで腫れる場合とは異なり、痛みがないことが大きな特徴です。
ホジキンリンパ腫では頸部(首)のリンパ節が腫れやすく、非ホジキンリンパ腫では腋の下や足の付け根のリンパ節が腫れやすいという特徴もあります。
症状が進行すると、以下の3つの全身症状が現れることがあります。これらは専門的に「B症状」と呼ばれ、病勢の指標にもなります。
そのほか、全身のかゆみ・皮膚の発疹・倦怠感なども現れることがあります。さらに進行すると、しこりが気道・血管・脊髄などを圧迫し、気道閉塞・血流障害・麻痺などを引き起こすこともあり、緊急で治療が必要になるケースもあります。
以下の項目に複数当てはまる場合は、早めに医療機関を受診することをお勧めします。
これらの症状があるからといって、必ずしも悪性リンパ腫とは限りません。しかし、原因がわからない体の異常が続く場合は、放置せずに医療機関を受診することが大切です。
「しこりがある=悪性リンパ腫」ではありません。
最も多い原因は、風邪やインフルエンザなどの感染症です。感染症によるリンパ節の腫れは、症状が改善するとともにリンパ節の腫れも消えていくのが通常の経過です。
では、どこで見分ければよいのでしょうか。

「2週間経っても腫れが引かない」「痛みがないのに大きくなっている気がする」——そう感じたら、迷わず受診してください。
早期発見・早期治療が、予後を大きく左右します。
受診タイミングを知りたい方へ
しこりの大きさや経過を踏まえながら、必要な検査や確認事項をご説明しています。
「どの診療科を受診すべきかわからない」という方にも向いています。
診断には複数の検査が組み合わされます。
まず問診と触診から始まり、血液検査・尿検査・画像検査へと進みます。血液検査では「可溶性インターロイキン2受容体(sIL-2R)」という数値が重要な指標となり、2,000 IU/L以上の場合は悪性リンパ腫を念頭に置いた精密検査が行われます。
悪性リンパ腫の確定診断には、リンパ節生検による病理検査が必須です。採取した組織を染色し、染色体異常の有無や細胞表面のタンパク質を調べることで、病型が確定されます。この分類に基づいて、治療方針が決まります。

悪性リンパ腫の治療は、病型によって大きく異なります。
主な標準治療は、化学療法(抗がん剤)と放射線治療です。ホジキンリンパ腫では化学療法と放射線治療の組み合わせが、非ホジキンリンパ腫では化学療法が中心となります。分子標的薬を組み合わせることも多く、種類によっては根治できる可能性があります。
ただし、悪性リンパ腫は再発しやすい病気でもあります。
寛解後も3〜6か月ごとの定期診察が必要であり、再発した場合や治療抵抗性が生じた場合には、次の治療の選択肢を検討することになります。
「これ以上、選べる治療がないと言われた」「今後どう向き合えばいいのか分からない」——そのような不安を抱える患者さんは、決して少なくありません。
標準治療後の次の選択肢として、免疫療法に関心を持つ患者さんが増えています。
免疫療法とは、患者さん自身の免疫機能に着目し、がん細胞を認識・攻撃する力を引き出すことを目的とした治療の考え方です。悪性リンパ腫においても、免疫の働きを高めること・がん細胞に対する反応を持続させることを重視したアプローチが研究・実践されています。
ICVS東京クリニックでは、ステージⅣを含む進行がん・再発がんに特化した免疫療法を専門に行っており、悪性リンパ腫の患者さんに対しても、標準治療後の次の選択肢として治療の可能性を一緒に整理する場を提供しています。

ICVS東京クリニックで行われているHITV療法は、免疫システムの司令塔である「樹状細胞」を活用する免疫細胞療法です。
患者さんご自身の免疫機能に着目し、がん細胞を認識・攻撃する免疫反応を引き出すことを目的としています。
これにより、免疫療法の特性を最大限に引き出すことを目指しています。
※本治療は、日本国内において未承認医療であり、健康保険の適用外となる自由診療です。治療の適応可否については、事前診断にて慎重に判断されます。
悪性リンパ腫は、病型・進行度・これまでの治療歴・全身状態によって、適した治療方針が大きく異なります。
ICVS東京クリニックでは、画像検査や血液検査・治療経過を総合的に評価したうえで、患者さんごとにオーダーメイドの治療計画を提案しています。治療そのものだけでなく、患者さんご本人やご家族の不安・生活の質(QOL)にも配慮した診療を心がけています。
治療開始前には、期待できる効果だけでなく、リスクや副作用についても丁寧に説明し、十分に理解・納得したうえで治療を進める姿勢が、このクリニックの特徴です。
「様子を見ていたら、いつの間にか大きくなっていた」——そういう経験談を、外来でよく耳にします。
悪性リンパ腫は、病型によっては急速に進行するものもあります。高悪性度リンパ腫では、日〜週単位で進行することもあるため、早期発見・早期治療が非常に重要です。
以下のいずれかに当てはまる場合は、早めに内科・血液内科・外科を受診してください。
再発や進行により「この先どうすればいいのか分からない」と感じている方も、一人で抱え込まないでください。
ICVS東京クリニックでは、医療相談・事前診断・セカンドオピニオンを通じて、現在の状況を整理し、今後の選択肢を一緒に考えることを大切にしています。治療を無理に勧めるのではなく、患者さんご自身が納得できる判断ができるよう寄り添う姿勢が、このクリニックの使命です。
首・脇・足の付け根のしこりは、多くの場合は感染症による一時的なものです。
しかし、痛みがない・2週間以上続く・大きくなっているという特徴が重なるときは、悪性リンパ腫を含む病気の可能性を考え、早めに医療機関を受診することが大切です。
悪性リンパ腫は100種類以上の病型があり、早期発見・適切な治療によって根治できる可能性もある病気です。一方で、再発や治療抵抗性が課題となるケースもあり、標準治療後の次の選択肢を検討する必要が生じることもあります。
「治すことを決してあきらめない」という姿勢で、患者さん一人ひとりに向き合い続けることが、医療者としての使命だと考えています。
しこりが気になる方、再発・進行がんで治療の選択肢にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
▼ ICVS東京クリニックへの医療相談・セカンドオピニオンはこちら
悪性リンパ腫に対する免疫療法(HITV療法)について、専門医が丁寧にご説明します。まずはお気軽にお問い合わせください。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

「家族ががんになったから、自分も心配…」
そう感じている方は、少なくないはずです。
悪性リンパ腫は、血液細胞のリンパ球ががん化する疾患です。約70種類もの病理組織型が存在し、非常に多様な顔を持つがんとして知られています。そして近年、大規模なゲノム解析研究によって、悪性リンパ腫の一部には遺伝的要因が深く関わっている可能性が明らかになってきました。
この記事では、腫瘍免疫を専門とする立場から、悪性リンパ腫と遺伝の関係について、最新の研究成果をもとに丁寧に解説していきます。
悪性リンパ腫の不安がある方へ
東京都千代田で悪性リンパ腫の遺伝や家族歴について確認したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。
「家族にがん経験者がいて不安」という方にも向いています。

悪性リンパ腫は、造血器腫瘍の中で最も罹患数の多い疾患の一つです。
2020年には世界で約63万人が罹患しているとされており、決して珍しいがんではありません。リンパ球という血液細胞が腫瘍化し、体のさまざまな部位に腫瘍を形成するのが特徴です。
悪性リンパ腫には現在、約70個の病理組織型が存在します。
代表的なものとして、マントル細胞リンパ腫、びまん性大細胞B細胞性リンパ腫、ホジキンリンパ腫などが挙げられます。それぞれ性質が大きく異なり、治療方針も変わってきます。病型の正確な分類が、適切な治療選択の出発点となります。
医療技術の進歩とともに、悪性リンパ腫患者の予後は著しく改善しています。
日本における5年相対生存率は、1993〜1996年では48.5%でした。それが2009〜2011年には67.5%まで向上しています。この数字は、化学療法や分子標的薬の進歩が患者さんの命を守ってきた証でもあります。

「遺伝するのか」という問いは、患者さんご本人だけでなく、そのご家族にとっても切実な疑問です。
結論から申し上げると、悪性リンパ腫の一部には遺伝的要因が関与している可能性がある、というのが現時点での医学的見解です。ただし、すべての悪性リンパ腫が遺伝するわけではありません。この点を正確に理解することが非常に重要です。
2022年、理化学研究所・東京大学・国立がん研究センターなどの共同研究グループが、画期的な研究成果を発表しました。
バイオバンク・ジャパンが収集した悪性リンパ腫患者2,066人のDNAを解析し、非がん対照群38,153人のデータと比較した、世界最大規模の症例対照研究です。乳がん・前立腺がん・膵がんなどの固形がん発症に関連する27個の遺伝性腫瘍関連遺伝子を評価した結果、4,850個の遺伝子バリアントが発見されました。そのうち309個が病的バリアントであると判定されています。
「病的バリアント」とは何か。
ヒトのDNA配列は約30億の塩基対から構成されており、その配列の個人間での違いを「遺伝子バリアント」と呼びます。そのうち疾患の発症に関連するものが「病的バリアント」です。いわば、がんの発症リスクを高める可能性のある遺伝子の変異と考えていただくと分かりやすいでしょう。
この大規模解析で特定されたのが、BRCA1・BRCA2・ATM・TP53という4つの遺伝子です。
これらの遺伝子に病的バリアントを保持していた悪性リンパ腫患者は、全体の1.6%でした。また、病的バリアントを保持する悪性リンパ腫患者は、非保持の患者と比較して、乳がんや卵巣がんの家族歴を持つ割合が高い傾向にあることも明らかになっています。
「遺伝子の変異は、がんの発症を”決定”するものではなく、リスクを”高める”要因の一つです。」
この視点は、患者さんやご家族が過度に不安を抱かないためにも、ぜひ覚えておいていただきたいと思います。

今回の研究で、特に注目すべき発見がありました。
それがマントル細胞リンパ腫における遺伝的関与の強さです。
マントル細胞リンパ腫は、悪性リンパ腫の中でも比較的まれな病型です。
リンパ節のマントル層を構成するB細胞と同じ形質を持つ異常な細胞が増殖するタイプで、日本では悪性リンパ腫患者のうち約2%を占めるとされています。進行が速く、治療が難しいケースもあることから、専門医による慎重な対応が求められます。
大規模ゲノム解析の結果、マントル細胞リンパ腫の患者において、9.1%が病的バリアントを保持していたことが明らかになりました。
これは悪性リンパ腫全体の1.6%という数字と比較して、非常に高い割合です。この結果から、マントル細胞リンパ腫の中には、ゲノム配列上たった1カ所の配列の違いによって発症する「単一遺伝子疾患型」が存在している可能性が示唆されました。
「単一遺伝子疾患」とは何か。
ある一つの遺伝子の配列の違いが、疾患への易罹患性(かかりやすさ)に関わる疾患の総称です。同じ造血器腫瘍である骨髄系腫瘍では、遺伝的要因が原因とされる分類がすでに確立されており、患者の血縁者においてもスクリーニングが検討されるようになっています。悪性リンパ腫においても、同様の方向性が今後期待されます。
この研究成果が意味するのは、単に「遺伝するかどうか」という問いへの答えだけではありません。
原因遺伝子が特定されることで、予防法の開発・診断精度の向上・原因遺伝子を標的とした治療法の開発など、診療の在り方が大きく変化する可能性があります。悪性リンパ腫の個別化ゲノム医療体制の構築に向けた、重要な一歩と言えるでしょう。

「母が悪性リンパ腫だった。自分は大丈夫だろうか…」
そのような不安を抱えて外来を訪れる方が、実際に少なくありません。遺伝的リスクは、正しく理解することで、恐怖ではなく「備え」に変えることができます。
今回の研究では、病的バリアントを保持する悪性リンパ腫患者は、乳がんや卵巣がんの家族歴を持つ割合が高い傾向にあることが示されました。
これは、BRCA1やBRCA2といった遺伝子が、悪性リンパ腫だけでなく複数のがん種の発症リスクに関連していることを示唆しています。つまり、乳がんや卵巣がんの家族歴がある方は、悪性リンパ腫のリスクについても専門医に相談することが有益である可能性があります。
現時点では、悪性リンパ腫に対する遺伝的要因の分類はまだ確立されていません。
しかし、BRCA1・BRCA2・ATM・TP53といった遺伝子の病的バリアントが発症リスクに関連することが分かってきた以上、今後は遺伝子検査の活用が診療の選択肢として広がっていく可能性があります。詳細については、遺伝子診療を専門とする医療機関にご相談されることをお勧めします。
遺伝的リスクがあると分かったとしても、それは「必ず発症する」ということではありません。
リスクを正確に把握することで、定期的な検査や早期発見につなげることができます。また、生活習慣の見直しや、専門医との継続的な対話を通じて、自分自身の健康を守る行動をとることが可能になります。知ることは、決して恐怖ではなく力になります。
体調変化が気になる方へ
現在の症状やご家族の病歴を踏まえて、必要な検査や受診タイミングをご案内しています。
「検査を受けるべきか迷っている」という方にも向いています。
悪性リンパ腫の発症には、生殖細胞系列の遺伝的変異(先天的に受け継ぐもの)だけでなく、腫瘍細胞自体に生じる体細胞性の遺伝子異常も深く関わっています。
悪性リンパ腫の腫瘍クローンにみられる染色体の構造異常は、初発変異と続発変異に分けられます。初発変異は疾患特異性を持つものが多く、続発変異は腫瘍の進展と増悪に関係します。
B細胞側の腫瘍では、免疫グロブリン(Ig)の重鎖(H)遺伝子の座位である14q32転座が高頻度に認められます。
これは、リンパ球の分化に伴って発現する機能遺伝子の座位に関連した構造異常が好発するという、悪性リンパ腫の特徴的なパターンです。このような体細胞性の遺伝子異常は、先天的な遺伝とは異なりますが、発症のメカニズムを理解する上で重要な知識です。
「遺伝する」という言葉には、2つの意味があります。
一つは、親から子へと受け継がれる生殖細胞系列の変異(先天的遺伝)。もう一つは、生きている間に細胞内で起きる体細胞性の変異(後天的変化)です。悪性リンパ腫の発症には両方が関与しており、「家族歴があるから必ず発症する」という単純な図式ではないことを、ぜひご理解ください。

標準治療を受けたにもかかわらず、再発してしまった。
「これ以上、選べる治療がないと言われた」と感じている方も、実際にいらっしゃいます。そのような状況に置かれた患者さんに、一つの選択肢をお伝えしたいと思います。
ICVS東京クリニックは、ステージⅣを含む進行がん・再発がんに特化した免疫療法を提供する専門クリニックです。
悪性リンパ腫においても、化学療法や分子標的薬などの標準治療で十分な効果が得られなかったケースに対して、慎重な診断のもとで治療の選択肢をご提案しています。「治すことを決してあきらめない」という理念のもと、患者さん一人ひとりの状態に応じた治療方針を検討しています。
ICVS東京クリニックで行われているのが、HITV療法です。
免疫システムの司令塔である樹状細胞を活用した免疫細胞療法であり、患者さんご自身の免疫機能に着目し、がん細胞を認識・攻撃する免疫反応を引き出すことを目的としています。
この療法の特徴は、大きく3点あります。
悪性リンパ腫は、病型や進行度によって適した治療の考え方が大きく異なります。だからこそ、画像検査や血液検査、これまでの治療経過を丁寧に確認したうえで、患者さんごとに最適な方針を提案することが重要です。
HITV療法は、日本国内では未承認の医療であり、健康保険が適用されない自由診療です。
治療の適応可否については、事前診断にて慎重に判断されます。また、治療開始前には、期待できる効果だけでなく、リスクや副作用についても丁寧に説明を受け、十分にご理解・ご納得いただいたうえで進めていただく形になります。
どう思いますか?
「まだ諦めたくない」という気持ちがあるなら、その気持ちを大切にしてほしいと思います。
悪性リンパ腫と遺伝の関係について、ここまで解説してきました。
大規模ゲノム解析によって、BRCA1・BRCA2・ATM・TP53という4つの遺伝子の病的バリアントが悪性リンパ腫の発症リスクに関連することが明らかになりました。特にマントル細胞リンパ腫では、患者の9.1%が病的バリアントを保持しており、単一遺伝子疾患型が存在する可能性が示唆されています。
ただし、遺伝的リスクがあることは「必ず発症する」ことを意味しません。リスクを正確に知り、専門医と連携しながら適切な対策をとることが、最も大切な行動です。
そして、もし悪性リンパ腫を発症し、再発や治療抵抗性に直面している場合は、免疫療法という選択肢も含めて、幅広く情報を集めることをお勧めします。
あなたの大切な命のために、一つでも多くの選択肢を知っておいてください。
再発や進行により治療選択に悩まれている方、標準治療後の次の選択肢を検討されている方へ。
ICVS東京クリニックでは、医療相談・事前診断・セカンドオピニオンを通じて、現状を整理するお手伝いを行っています。治療を無理に勧めるのではなく、患者さんご自身が納得できる判断ができるよう寄り添うことが、このクリニックの姿勢です。
生活の質(QOL)を大切にしながら、患者さんとご家族の不安にも配慮した、オーダーメイドの診療を提供しています。まずはお気軽にご相談ください。詳細はICVS東京クリニックの公式サイトでご確認ください。
将来の健康リスクを確認したい方へ
悪性リンパ腫はさまざまな要因が関係するため、気になる症状がある場合は早めの確認が大切です。
ご本人だけでなく、ご家族からの相談先を探している方にも向いています。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

がんと診断されたとき、多くの患者さんが「どの治療を選べばよいのか」と悩まれます。
標準治療として確立されている手術・抗がん剤・放射線治療に加えて、近年では「免疫療法」という選択肢も注目を集めています。しかし、一口に免疫療法といっても、その種類や効果は多岐にわたり、どのタイミングで検討すべきかは患者さんの状態によって大きく異なります。
免疫療法とは、私たちの体に本来備わっている「免疫」の力を利用してがん細胞を攻撃する治療法です。免疫細胞のうち、特に「T細胞(Tリンパ球)」にはがん細胞を攻撃する性質があり、免疫療法ではこのT細胞の働きを保つ、または強めることでがんに対抗します。
本記事では、免疫療法と抗がん剤の違いを明確にし、どのようなときに免疫療法を検討すべきかについて解説します。
免疫療法について確認したい方へ
抗がん剤との違いや、免疫療法をどんなときに検討するのか整理したい方は、東京都千代田区の医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。まずは考え方を知りたい段階でも構いません。
抗がん剤と免疫療法は、どちらもがん治療に用いられますが、その作用メカニズムは大きく異なります。
抗がん剤(化学療法)は、がん細胞の増殖を直接的に抑える薬剤です。細胞分裂が活発ながん細胞に作用し、DNA合成を阻害したり細胞分裂を止めたりすることで、がん細胞を死滅させます。
しかし、抗がん剤は正常な細胞にも影響を与えるため、脱毛・吐き気・白血球減少といった副作用が現れることがあります。これらの副作用は治療終了後に回復することが多いものの、治療中の生活の質(QOL)に影響を及ぼす場合があります。
一方、免疫療法は患者さん自身の免疫システムを活性化させることでがんと闘う治療法です。
私たちの体では、毎日数百から数千個のがん細胞が発生していますが、通常は免疫細胞によって排除されています。しかし、T細胞が弱まったり、がん細胞がT細胞にブレーキをかけたりすると、免疫ががん細胞を排除しきれないことがあります。

免疫療法は、このブレーキを解除したり、免疫細胞の攻撃力を強化したりすることで、体内のがん細胞を攻撃します。患者さん自身の免疫を利用するため、抗がん剤と比較して副作用が少ないとされていますが、免疫が過剰に反応することで生じる「免疫関連有害事象」には注意が必要です。
免疫療法には多くの種類がありますが、科学的に効果が証明され、保険診療で受けられる免疫療法は限られています。
現在、最も広く使用されている免疫療法が「免疫チェックポイント阻害薬」です。
T細胞の表面には、「異物を攻撃するな」という命令を受け取るためのアンテナがあります。一方、がん細胞にもアンテナがあり、T細胞のアンテナに結合して「異物を攻撃するな」という命令を送ります。すると、T細胞にブレーキがかかり、がん細胞は排除されなくなります。このように、T細胞にブレーキがかかる仕組みを「免疫チェックポイント」といいます。
免疫チェックポイント阻害薬は、T細胞やがん細胞のアンテナに作用して、免疫にブレーキがかかるのを防ぎます。
2025年10月現在、標準治療として診療ガイドラインに記載され、日本において保険診療で受けることができる免疫チェックポイント阻害薬が使用できるがんには、メラノーマ(悪性黒色腫)、非小細胞肺がん、腎細胞がん、ホジキンリンパ腫、頭頸部がん、胃がん、悪性胸膜中皮腫、子宮頸がん、食道がん、肝細胞がんなどがあります。
出典国立がん研究センター がん情報サービス「免疫療法 もっと詳しく」(2025年10月現在)より作成
CAR-T細胞療法は、患者さん自身のT細胞を体外に取り出し、がん細胞を攻撃する能力を強化してから体内に戻す治療法です。
一部の血液・リンパのがんの治療で使用されていますが、治療ができる施設は限られており、治療費が高額です。また、サイトカイン放出症候群や意識障害などの強い副作用が起きやすいため、入院して治療を行います。

国内で保険診療として受けることができる薬には、一部のがんの治療で使われるBCGやインターフェロン、インターロイキンがあります。これらは特定のがん種に対して有効性が認められています。
では、どのようなときに免疫療法を検討すべきでしょうか?
免疫チェックポイント阻害薬が適応となるがん種では、標準治療の一つとして免疫療法が推奨されることがあります。
特に、非小細胞肺がんや悪性黒色腫などでは、単独または抗がん剤と組み合わせて使用されることが一般的になっています。担当医から治療方針の説明を受ける際、免疫療法が選択肢に含まれているかを確認することが重要です。
手術や抗がん剤による治療を行っても、がんが進行したり再発したりする場合があります。
このような状況では、次の治療選択肢として免疫療法が検討されることがあります。ただし、すべてのがん種で免疫療法が有効とは限らないため、担当医との十分な相談が必要です。
ステージⅣの進行がんや再発がんに対しては、標準治療だけでは治癒が難しいケースもあります。
ICVS東京クリニックでは、「延命ではなく、救命を目指して」という理念のもと、ステージⅣの進行がん・再発がんに特化した次世代免疫療法「HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)」を提供しています。HITV療法は、免疫システムの司令塔とも呼ばれる「樹状細胞」を活用し、体内でがんを攻撃する主力であるCTL(キラーT細胞)を効率的に誘導することで、がんの消失(治癒)を目標にする免疫細胞療法です。

HITV療法の特徴は、CT画像で確認しながら樹状細胞を腫瘍内へ直接注入(腫瘍内注入が難しい場合は腫瘍を栄養する主要血管内への投与)することで、患者さんご自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を、より正確に樹状細胞へ学習させる点にあります。腫瘍に投与された樹状細胞は、がん情報を高精度で認識することで、CTLへの指示も精密化し、投与後2週間前後からCTLが体内に誘導され、24時間休むことなくがん細胞へ攻撃を継続します。
なお、HITV療法は日本国内の医薬品医療機器等法において未承認であり、保険適用外の自由診療となります。
免疫療法を検討する際には、いくつかの重要な注意点があります。
現状では、科学的に有効性が証明されている免疫療法は一部に限られています。
効果が明らかになっていない治療法は、保険診療として認められていないことから、患者が全額治療費を支払う自由診療として行っている医療施設もあります。一口に「免疫療法」と言っても、効果が証明され保険診療になっているものと効果が確認されていないものがありますので、慎重な確認が必要です。
標準治療が使えなくなるなど治療の選択に困り、自由診療でのがん免疫療法を選択肢として考えるときには、その選択をする前に公的制度に基づく臨床試験、治験などの研究段階の医療を熟知した医師にセカンドオピニオンを求めることをお勧めします。
出典国立がん研究センター「がん情報サービス 免疫療法の解説を一般向けにわかりやすい最新情報に更新」(2017年3月31日)より作成
免疫療法は抗がん剤と比較して副作用が少ないとされていますが、副作用がないわけではありません。
免疫チェックポイント阻害薬では、免疫が過剰に反応することで、皮膚炎、大腸炎、肝機能障害、甲状腺機能障害などの「免疫関連有害事象」が起こることがあります。また、CAR-T細胞療法では、血圧や酸素濃度の低下、心臓、肺、肝臓などのさまざまな臓器に障害が起こるサイトカイン放出症候群、意識障害などの強い副作用が起きやすいため、注意が必要です。
保険診療で受けられる免疫療法であっても、高額な治療費がかかる場合があります。
また、自由診療の免疫療法では全額自己負担となるため、治療開始前に費用について十分に確認することが重要です。ICVS東京クリニックのHITV療法の場合、アフェレーシス(成分採血+細胞培養費)が1,540,000円、樹状細胞局所注入が220,000円/1箇所、樹状細胞動脈内注入が400,000円、樹状細胞静脈内注入が55,000円、活性化T細胞点滴注入が45,000円となっています(いずれも保険適用外、外国籍の患者は料金が異なる)。

がん治療の選択は、簡単なものではありません。
特に進行がんや再発がんの場合、「何を信じればいいのかわからない」という思いを抱く方も多いはずです。
まず重要なのは、担当医との十分な対話です。
現在の病状、治療の選択肢、それぞれの治療のメリット・デメリット、予想される効果と副作用について、納得できるまで説明を受けることが大切です。わからないことがあれば、遠慮せずに質問しましょう。
治療方針に迷ったときは、セカンドオピニオンを求めることも有効です。
別の医師の意見を聞くことで、治療の選択肢が広がったり、現在の治療方針への理解が深まったりすることがあります。セカンドオピニオンを求める医師がわからない場合には、担当医やがん診療連携拠点病院などに設置されているがん相談支援センターにご相談ください。
治療効果だけでなく、生活の質(QOL)をできる限り保ちながら治療を続けることも重要な視点です。
ICVS東京クリニックでは、患者さまの状態・症状・生活環境を総合的に考慮し、専門医が丁寧にカウンセリングと診断を行った上で、相乗効果を生む治療法を組み合わせたオーダーメイドの治療計画を提案しています。治療は基本4回の来院で完了し、通院負担にも配慮されています。
がん治療は、患者さん本人だけでなく、ご家族にとっても大きな決断です。
治療方針について家族と十分に話し合い、理解と協力を得ることで、より安心して治療に臨むことができます。ICVS東京クリニックは、「治すことを諦めない」という姿勢を、患者さんと共有する場所として、がんで苦しむ患者さま、そしてご家族の力となるために、治療の可能性を最後まで追求しています。
免疫療法は、がん治療における重要な選択肢の一つです。
抗がん剤が直接的にがん細胞を攻撃するのに対し、免疫療法は患者さん自身の免疫システムを活性化させることでがんと闘います。効果が証明された免疫療法は限られていますが、免疫チェックポイント阻害薬をはじめとする治療法は、多くのがん種で標準治療の一部として確立されています。
免疫療法を検討すべきタイミングは、がんの種類や進行度、患者さんの状態によって異なります。標準治療の選択肢として、あるいは標準治療が効果を示さなくなったときの次の選択肢として、免疫療法が検討されることがあります。
治療選択に迷ったときは、担当医との十分な対話、セカンドオピニオンの活用、生活の質(QOL)の重視、家族との話し合いを通じて、最善の選択を見つけることが大切です。
ICVS東京クリニックでは、ステージⅣの進行がん・再発がんに特化したHITV療法を提供し、「延命ではなく、救命を目指して」という理念のもと、がんからの解放を目指した医療に尽力しています。今の治療に限界を感じている方、別の可能性を知ったうえで判断したい方にとって、一度相談してみる価値のあるクリニックといえるでしょう。
免疫療法を検討するか迷ったときに
今の治療との違いや選択肢を確認したい方は、東京都千代田区の医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。まずは情報整理からでも大丈夫です。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

がんの再発を告げられたとき、多くの患者さんが「次はどのような治療を受けるのか」「自分に最適な治療法は何か」という不安を抱えます。
実は、再発後の治療方針は偶然や医師の勘で決まるものではありません。
医療現場では、**検査結果**・**全身状態**・**過去の治療歴**という3つの要素を総合的に評価し、患者さん一人ひとりに最適な治療計画を立案しています。これらの要素は、がん治療の効果と安全性を左右する重要な判断材料です。
本記事では、がん免疫療法の専門医として長年臨床に携わってきた立場から、再発後の治療方針がどのように決定されるのか、患者さん自身が理解しておくべきポイントを詳しく解説します。
再発後の治療判断を整理したい方へ
がん再発後の治療が何で決まるのか、検査結果や全身状態、治療歴の見方を確認したい方は、東京都千代田区の医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。迷い始めた段階でもご利用いただけます。
再発がんの治療を考える上で、まず欠かせないのが各種検査結果の正確な評価です。
検査によって得られる情報は、がんの進行度・転移の有無・腫瘍の性質など多岐にわたります。これらのデータは、治療法を選択する際の最も重要な根拠となります。
CT検査やPET-CT検査は、再発がんの位置・大きさ・転移の範囲を可視化する上で不可欠です。
特にPET-CT検査では、がん細胞の代謝活動を画像化することで、微細な病変まで検出できる可能性があります。これにより、画像診断だけでは判別が難しい微小転移の存在も推測できる場合があります。
腫瘍の位置や大きさは、手術の可否・放射線治療の適応・免疫療法の効果予測など、あらゆる治療選択に影響を与えます。例えば、腫瘍が主要血管や重要臓器に近接している場合、手術のリスクが高まるため、別の治療法を優先することもあります。

血液検査では、腫瘍マーカーや炎症性サイトカインの数値を測定します。
腫瘍マーカーの推移は、がんの活動性や治療効果の判定に役立ちます。数値が上昇傾向にある場合、がんが活発に増殖している可能性が高く、より積極的な治療介入が必要と判断されることがあります。
また、炎症性サイトカインの解析は、免疫療法を選択する際に特に重要です。当院では生検時に炎症性サイトカインの発現解析を行い、炎症抑制に用いる薬剤選択の参考にしています。これにより、患者さんの免疫状態に合わせた治療計画の立案が可能になります。
生検や手術で採取した組織を顕微鏡で観察する病理検査は、がんの種類・悪性度・遺伝子変異の有無を明らかにします。
近年では、遺伝子検査によってがん細胞の特性を詳細に分析し、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤の適応を判断することが一般的になっています。同じ臓器のがんでも、遺伝子変異のパターンによって効果的な治療法が異なるため、この情報は治療選択の重要な指針となります。
どれほど効果的な治療法があっても、患者さんの体力や日常生活能力が不十分であれば、治療を安全に実施することはできません。
医療現場では、患者さんの全身状態を客観的に評価するために、**PS(Performance Status)**という指標を用います。

PSスコアは、患者さんの日常生活動作能力を0から4の5段階で評価する国際的な指標です。
PS 0は「まったく問題なく活動できる」状態、PS 1は「軽度の症状があるが日常生活はほぼ自立」、PS 2は「日中の50%以上は起きているが、労働はできない」、PS 3は「日中の50%以上を寝て過ごす」、PS 4は「まったく動けず、完全な介助が必要」という状態を示します。
一般的に、PS 0~1の患者さんは標準的な化学療法や手術に耐えられる可能性が高いとされます。一方、PS 3~4の場合は、積極的な治療が体力的に困難であり、緩和ケア中心の方針を検討することもあります。
肝機能・腎機能・心肺機能などの臓器機能も、治療選択に大きく影響します。
例えば、化学療法の多くは肝臓や腎臓で代謝・排泄されるため、これらの臓器に障害がある場合は薬剤の用量調整や別の治療法への変更が必要です。また、心機能が低下している患者さんでは、特定の抗がん剤が心臓に負担をかけるリスクがあるため、慎重な判断が求められます。
高齢の患者さんや糖尿病・高血圧などの合併症を持つ方では、治療による副作用のリスクが高まる可能性があります。
しかし、年齢だけで治療の可否を判断することはありません。実際の体力や臓器機能、そして患者さん自身の治療への意欲を総合的に評価し、最適な治療計画を立案します。
再発がんの治療を考える際、過去にどのような治療を受けたかという情報は極めて重要です。
治療歴は、次に選択できる治療法の範囲や効果予測に直接影響を与えるからです。

初回治療で手術・化学療法・放射線治療のいずれを受けたか、そしてその効果はどうだったかという情報は、再発後の治療方針を決める上で不可欠です。
例えば、初回の化学療法で良好な効果が得られた場合、同じ薬剤を再度使用できる可能性があります。一方、効果が不十分だった場合や、治療中にがんが進行した場合は、別の作用機序を持つ薬剤への変更が必要です。
がん細胞は治療を受ける過程で変化し、特定の薬剤に対して耐性を獲得することがあります。
これを「薬剤耐性」と呼びます。過去に使用した薬剤に対してがん細胞が耐性を持っている場合、同じ薬剤を再度使用しても効果が期待できません。このため、治療歴を詳細に把握し、未使用の薬剤や異なる作用機序の治療法を選択することが重要になります。
過去の治療で重篤な副作用を経験した場合、同じ薬剤や類似の治療法は避ける必要があります。
例えば、特定の化学療法で重度の骨髄抑制(白血球や血小板の減少)が生じた場合、次の治療では別の薬剤を選択するか、用量を調整します。また、放射線治療を受けた部位には再度の照射が困難な場合もあり、治療計画に制約が生じることがあります。
当院では、これら3つの要素を総合的に評価し、患者さん一人ひとりに最適な治療計画を提案しています。
特にステージⅣの進行がん・再発がんに対しては、**HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)**という次世代免疫療法を中核に据えた治療を提供しています。

HITV療法は、免疫システムの司令塔である樹状細胞を活用し、体内でがんを攻撃するCTL(キラーT細胞)を効率的に誘導する治療法です。
当院では、CT画像で確認しながら樹状細胞を腫瘍内へ直接投与することで、患者さん自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を正確に学習させることを目指しています。この「腫瘍のワクチン化」により、投与後2週間前後からCTLが体内に誘導され、24時間休むことなくがん細胞へ攻撃を継続します。
HITV療法の適応を判断する際も、検査結果・全身状態・治療歴を詳細に評価します。特に、腫瘍の位置がCTガイド下での投与に適しているか、患者さんの体力が治療に耐えられるか、過去の免疫療法の経験があるかなどを慎重に検討します。
当院では、患者さんの状態・症状・生活環境を総合的に考慮し、専門医が丁寧にカウンセリングと診断を行った上で、相乗効果を生む治療法を組み合わせたオーダーメイドの治療計画を提案します。
例えば、HITV療法に加えて、炎症性サイトカインの発現解析に基づく炎症抑制薬の併用や、活性化T細胞の点滴投与を組み合わせることで、治療効果の最大化を図ります。また、QOL(生活の質)を維持・向上させながら、できる限り心身の負担が少ない診療を目指しています。
治療開始後も、定期的なPET-CT検査や血液検査によって効果を評価し、必要に応じて治療計画を見直します。
がん治療は一度決めたら終わりではなく、患者さんの状態や腫瘍の反応に応じて柔軟に調整していくことが重要です。当院では、患者さんとのコミュニケーションを大切にし、治療の各段階で十分な説明と同意のもとに進めています。
再発後の治療方針を決定する過程では、患者さん自身の理解と協力も欠かせません。
医師との対話を通じて、自分の病状や治療選択肢を正しく理解することが、納得のいく治療につながります。
診察の際には、事前に質問リストを準備しておくことをおすすめします。
「この治療の目的は何か」「期待される効果とリスクは何か」「他にどのような選択肢があるか」「治療にかかる期間と費用はどのくらいか」など、疑問に思うことを遠慮なく尋ねてください。医師は患者さんの理解を助けるために存在しています。
治療方針に迷いがある場合や、より多くの情報を得たい場合は、セカンドオピニオンを求めることも有効です。
別の専門医の意見を聞くことで、治療選択肢の幅が広がったり、自分の病状への理解が深まったりすることがあります。当院でも、他院で治療を受けている患者さんからのセカンドオピニオンのご相談を受け付けています。
治療の決定は患者さん一人で抱え込むものではありません。
ご家族や信頼できる支援者と情報を共有し、一緒に考えることで、より良い判断ができることがあります。また、治療中の精神的サポートを得るためにも、周囲の理解と協力は重要です。
がん再発後の治療方針は、**検査結果**・**全身状態**・**過去の治療歴**という3つの要素を総合的に評価して決定されます。
これらの情報を正確に把握し、患者さん一人ひとりの状況に合わせた最適な治療計画を立案することが、治療の成功につながります。
当院では、約80年にわたる免疫療法の研究・開発の実績を基盤に、ステージⅣの進行がん・再発がんに特化したHITV療法を提供しています。2008年の設立以来、世界各国から2,000名以上の患者さんを受け入れ、「延命ではなく、救命を目指す」という理念のもと、治療の可能性を最後まで追求しています。
再発がんの治療は決して簡単な道のりではありませんが、正確な情報と適切な治療選択によって、希望を持って前に進むことができます。患者さん自身が自分の病状を理解し、医師と協力しながら治療に臨むことが、最良の結果につながると信じています。
ICVS東京クリニックでは、再発がんでお悩みの患者さんやご家族からのご相談を随時受け付けています。まずはお気軽にお問い合わせください。
再発後の治療選択を落ち着いて考えたいときに
検査結果や治療歴をどう見ればよいか迷う方は、東京都千代田区の医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。まずは考え方の整理から始められます。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

抗がん剤治療を受けている患者さんの多くが、副作用の苦しさに直面しています。
吐き気、倦怠感、脱毛、しびれ・・・治療を続けることで体力が奪われ、「このまま続けるべきなのか」と悩む方は少なくありません。がんと闘うための治療が、かえって日常生活を奪ってしまう。そんなジレンマに苦しんでいる方もいらっしゃるでしょう。
私は長年、がん免疫療法の研究と臨床に携わってきました。世界各国で多くの患者さんと向き合う中で、抗がん剤治療の限界と可能性、そして患者さん一人ひとりが抱える葛藤を目の当たりにしてきました。
この記事では、抗がん剤治療を続けるべきか迷ったときの判断基準、医師とのコミュニケーション方法、そして治療継続が難しい場合の選択肢について、専門医の視点から解説します。
抗がん剤を続けるか迷っている方へ
抗がん剤がつらく、やめるべきか迷っている方は、東京都千代田区の医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。まずは今の状態や悩みを整理するところから始められます。
抗がん剤治療の継続または中止を判断する際には、いくつかの重要な基準があります。
これらの基準を理解することで、ご自身の状況を客観的に把握し、医師との対話をより建設的に進めることができます。
抗がん剤治療を開始した当初は効果が見られても、時間の経過とともに効果が薄れることがあります。これは「薬剤耐性」と呼ばれる現象です。
治療効果の判断には、主に以下の3つの指標が用いられます。
腫瘍マーカーの数値が上昇し続けている、画像検査でがんの縮小が見られない、あるいは症状が改善しない場合には、治療方針の見直しが必要になる可能性があります。
抗がん剤は、がん細胞だけでなく正常な細胞にも影響を与えます。特に細胞分裂が盛んな組織は影響を受けやすく、さまざまな副作用が現れます。
副作用の程度は、国際的な基準であるCTCAE(Common Terminology Criteria for Adverse Events)で評価されます。Grade 1から5まであり、Grade 3以上の重篤な副作用が出現した場合には、治療の中止や変更が検討されます。
自覚症状として現れる副作用
血液検査で判明する副作用
特に骨髄抑制やアレルギー反応は生命に関わる可能性があり、医師の判断で治療が中止されることもあります。また、副作用によって日常生活が著しく制限され、QOL(生活の質)が大きく低下している場合には、患者さんご自身が治療の中止を希望されるケースもあります。
抗がん剤治療を継続するためには、一定以上の体力が必要です。全身状態の評価には、PS(Performance Status)という指標が用いられます。
PSは0から4までの5段階で評価され、数字が大きいほど全身状態が悪いことを示します。一般的に、PS 3以上(日中の50%以上を臥床して過ごす状態)になると、抗がん剤治療の継続が難しくなります。
体重の急激な減少、食事摂取量の著しい低下、持続する倦怠感なども、全身状態悪化のサインです。これらの症状が見られる場合には、治療の継続よりも症状緩和を優先することが検討されます。
治療方針を決定する上で、医師との信頼関係は不可欠です。
しかし、多くの患者さんが「医師に本音を伝えられない」「質問したいことがあっても時間がない」と感じています。限られた診察時間の中で、どのように医師とコミュニケーションを取れば良いのでしょうか。
「我慢すべき」と考えて症状を隠す必要はありません。
副作用の程度を正確に把握することは、適切な治療方針を決定するために非常に重要です。吐き気の頻度、痛みの強さ、日常生活への影響など、具体的に伝えることで、医師は対症療法の調整や治療計画の見直しを検討できます。
症状を記録するノートやアプリを活用すると、診察時に正確な情報を伝えやすくなります。「いつ」「どのような症状が」「どの程度の強さで」「どのくらいの時間続いたか」を記録しておくと良いでしょう。
抗がん剤治療の目的は、患者さんの状態によって異なります。
現在受けている治療がどの目的で行われているのかを理解することで、治療を続けるべきかどうかの判断材料になります。治療の目的が曖昧なまま続けることは、患者さんにとって大きな負担となります。
主治医以外の医師の意見を聞くことは、決して失礼なことではありません。
セカンドオピニオンを受けることで、他の治療選択肢があることを知ったり、現在の治療方針の妥当性を確認したりできます。主治医に「セカンドオピニオンを受けたい」と伝えることに抵抗を感じる方もいらっしゃいますが、多くの医療機関ではセカンドオピニオンを推奨しています。
セカンドオピニオンを受ける際には、これまでの治療経過、検査結果、画像データなどの資料を持参すると、より具体的なアドバイスを得られます。

抗がん剤治療の継続が難しい場合でも、治療の選択肢がなくなるわけではありません。
近年、がん治療の選択肢は大きく広がっています。それぞれの治療法の特徴を理解し、ご自身の状態や価値観に合った選択をすることが大切です。
免疫療法は、患者さん自身の免疫システムを活用してがんと闘う治療法です。
抗がん剤とは異なるメカニズムで作用するため、抗がん剤が効かなくなった場合や、副作用で継続が難しい場合の選択肢となります。免疫療法にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。
免疫チェックポイント阻害薬
がん細胞が免疫細胞の攻撃を回避する仕組みを解除し、免疫細胞ががんを攻撃できるようにする薬です。一部のがん種では保険適用となっており、標準治療として確立されています。
免疫細胞療法
患者さんの血液から免疫細胞を取り出し、体外で活性化・増殖させてから体内に戻す治療法です。樹状細胞療法、活性化リンパ球療法、CAR-T細胞療法などがあります。
当院で提供しているHITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)は、樹状細胞を活用した免疫細胞療法の一つです。樹状細胞を腫瘍に直接投与することで、患者さん自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を正確に学習させ、CTL(キラーT細胞)を効率的に誘導します。
HITV療法の特徴は、「腫瘍のワクチン化」という考え方にあります。腫瘍内に投与された樹状細胞が、がん情報を高精度で認識することで、CTLへの指示も精密化されます。投与後2週間前後からCTLが体内に誘導され、24時間休むことなくがん細胞へ攻撃を継続します。
また、画像診断で判別できない微細ながん細胞が血液により移動・着床することが転移・再発の一因とされますが、HITV療法では高精度なCTLが血液中を巡回し、がん細胞を見つけると即時に攻撃することで、転移・再発を防ぐことを目指しています。
なお、HITV療法は日本国内の医薬品医療機器等法において未承認であり、保険適用外の自由診療となります。
緩和ケアは、「治療をあきらめること」ではありません。
がんによる身体的・精神的な苦痛を和らげ、患者さんとご家族のQOLを向上させることを目的とした医療です。WHO(世界保健機関)は、緩和ケアを「生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、痛みやその他の身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題を早期に発見し、的確なアセスメントと対処を行うことによって、苦しみを予防し、和らげることで、QOLを改善するアプローチ」と定義しています。
緩和ケアは終末期だけでなく、がんと診断された早期から並行して受けることが推奨されています。痛みのコントロール、呼吸困難の緩和、精神的サポートなど、総合的なケアを受けることで、より良い状態で過ごすことができます。
新しい治療法の開発を目的とした臨床試験に参加することも、一つの選択肢です。
臨床試験では、まだ保険適用になっていない新しい薬や治療法を受けられる可能性があります。ただし、効果や安全性が十分に確立されていない段階の治療であることを理解した上で、参加を検討する必要があります。
臨床試験の情報は、国立がん研究センターの「がん情報サービス」や、医薬品医療機器総合機構(PMDA)のウェブサイトで検索できます。
治療を続けるか、変更するか、中止するか。
この決断は、患者さんご自身の人生観や価値観に深く関わる問題です。医学的な判断だけでなく、ご自身が何を大切にしたいかを考えることが重要です。
治療を続けることで得られる可能性のある延命期間と、治療による副作用で失われる時間の質を天秤にかけることになります。
「少しでも長く生きたい」と考える方もいれば、「残された時間を苦痛なく、大切な人と過ごしたい」と考える方もいます。どちらの選択も正しく、間違いではありません。
ご家族や大切な人と、率直に話し合う時間を持つことをお勧めします。一人で抱え込まず、周囲の人と思いを共有することで、より納得のいく決断ができるでしょう。
がん治療には、医療費だけでなく、通院のための交通費、仕事を休むことによる収入減少など、さまざまな経済的負担が伴います。
高額療養費制度や傷病手当金など、利用できる公的支援制度があります。医療ソーシャルワーカーに相談することで、経済的な負担を軽減する方法を見つけられる可能性があります。
HITV療法のような自由診療の場合、費用は全額自己負担となります。当院では、アフェレーシス(成分採血+細胞培養費)が1,540,000円、樹状細胞局所注入が220,000円/1箇所などとなっています。治療を検討される際には、経済的な負担も含めて総合的に判断することが大切です。
どのような選択をしても、後から「あのとき別の選択をしていれば」と考えることがあるかもしれません。
しかし、その時点で得られる情報をもとに、ご自身が納得できる選択をすることが何より重要です。十分な情報を集め、医師や家族と話し合い、ご自身の価値観に照らして決断することで、後悔を最小限にすることができます。
また、一度決めた選択を変更することも可能です。状況は刻々と変化しますし、気持ちも変わります。柔軟に考え、必要に応じて治療方針を見直すことも大切です。
抗がん剤治療を続けるべきか、それとも別の道を選ぶべきか。
この問いに対する唯一の正解はありません。患者さん一人ひとりの状況、価値観、希望によって、最善の選択は異なります。
大切なのは、十分な情報を得た上で、ご自身が納得できる選択をすることです。医師とのコミュニケーションを大切にし、セカンドオピニオンも活用しながら、さまざまな治療選択肢を検討してください。
抗がん剤治療の継続が難しい場合でも、免疫療法や緩和ケアなど、他の選択肢があります。当院で提供しているHITV療法は、ステージⅣの進行がん・再発がんに特化した治療法として、「延命ではなく、救命を目指す」という理念のもと、多くの患者さんの治療支援に携わってきました。
どのような選択をされるにしても、あなたらしい人生を歩むための決断を、私たちは全力でサポートします。
ICVS東京クリニックでは、無料相談を受け付けています。
抗がん剤治療に関するお悩みや、免疫療法についてのご質問など、どのようなことでもお気軽にご相談ください。専門医が丁寧にお答えいたします。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

抗がん剤治療を続けてきたにもかかわらず、「効果が見られない」と告げられたとき・・・患者さまとご家族の心には、大きな不安が押し寄せます。
しかし、ここで諦める必要はありません。
「効かない」という言葉の意味を正しく理解し、次の選択肢を冷静に見極めることが、これからの治療を左右する重要な判断となります。医師から告げられた言葉の真意を確認し、今後の治療方針を見直すための判断ポイントを、一つひとつ丁寧に確認していきましょう。
本記事では、抗がん剤の効果判定の基準、セカンドオピニオンの活用方法、そして次の治療選択肢について、患者さまとご家族が知っておくべき情報をまとめました。
抗がん剤の見直しを考えている方へ
抗がん剤が効かないと言われ、何を確認すべきか整理したい方は、東京都千代田区の医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。次の治療を考える前の相談にも対応しやすい導線です。

抗がん剤の効果判定には、明確な基準が存在します。
医師が「効果が見られない」と判断する際、多くの場合はRECIST(レシスト)という国際的な評価基準に基づいています。この基準では、CT検査やMRI検査などの画像診断によって腫瘍のサイズを測定し、治療前と比較してどの程度変化したかを評価します。
RECIST基準では、治療効果を以下の4つに分類します。
「効かない」という判断は、多くの場合「進行(PD)」に該当します。しかし、「安定(SD)」の状態であっても、腫瘍が縮小していないという理由で「効果が見られない」と説明されることがあります。
医師から「効かない」と告げられたとき、以下の点を具体的に確認してください。
抗がん剤の効果が現れるまでには一定の時間が必要です。治療開始後すぐに効果が見られなくても、継続することで効果が現れる場合もあります。評価のタイミングが適切かどうかも、重要な確認ポイントとなります。
「効かない」という判断に疑問を感じたとき、セカンドオピニオンは有効な選択肢です。
セカンドオピニオンとは、現在の主治医とは別の医師に意見を求めることを指します。これは主治医への不信感を示すものではなく、より良い治療選択のために情報を集める正当な権利です。

セカンドオピニオンを受ける際には、以下の点を中心に相談してください。
セカンドオピニオンを効果的に活用するには、準備が重要です。
主治医に紹介状を依頼し、これまでの治療経過、検査データ、画像診断の結果などをまとめた資料を用意してください。多くの医療機関では、セカンドオピニオン外来を設けており、予約制で対応しています。費用は自由診療となり、30分~1時間の相談で1万円~3万円程度が一般的です。
セカンドオピニオンを受けた後は、その内容を主治医に伝え、今後の治療方針について改めて相談することが大切です。複数の専門家の意見を総合的に判断することで、より納得のいく治療選択が可能となります。
抗がん剤が効かないと判断された場合でも、治療の選択肢は残されています。
標準治療として確立されている他の抗がん剤への変更、臨床試験への参加、そして免疫療法など、患者さまの状態や希望に応じた選択肢を検討することができます。
現在使用している抗がん剤が効かない場合、他の種類の抗がん剤に変更することで効果が得られる可能性があります。
がん細胞は遺伝子変異の状態によって、効果的な薬剤が異なります。遺伝子検査を行うことで、より効果が期待できる薬剤を選択できる場合もあります。また、複数の抗がん剤を組み合わせる併用療法や、放射線治療との併用など、治療法の組み合わせを変更することで効果が得られることもあります。
標準治療で効果が得られない場合、臨床試験への参加も選択肢の一つです。
臨床試験では、新しい治療法や薬剤の安全性と有効性を確認するための研究が行われています。参加には一定の条件(適格基準)があり、すべての患者さまが参加できるわけではありませんが、標準治療では得られない効果が期待できる可能性があります。
近年、がん治療における免疫療法の研究が進んでいます。
免疫チェックポイント阻害剤は、一部のがん種において標準治療として確立されており、保険適用で使用できるようになりました。肺がんや悪性黒色腫などでは、その有効性が証明されています。乳がんなど、一部のがん種では現在も研究が進められており、将来的に選択肢が広がる可能性があります。
また、ICVS東京クリニックが提供するHITV療法のような、樹状細胞を活用した次世代免疫療法も存在します。HITV療法は、樹状細胞を腫瘍へ直接投与することで、患者さまご自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を正確に学習させ、CTL(キラーT細胞)を効率的に誘導することで、がんの消失を目標とする治療法です。
ただし、HITV療法は日本国内の医薬品医療機器等法において未承認であり、保険適用外の自由診療となります。治療を検討される場合は、専門医と十分に相談し、治療内容、期待される効果、費用、リスクなどを理解した上で判断することが重要です。

治療効果だけでなく、QOL(生活の質)を重視した治療選択も重要です。
抗がん剤治療には、吐き気、倦怠感、脱毛、食欲不振など、さまざまな副作用が伴います。効果が限定的である場合、副作用による苦痛が患者さまの生活の質を大きく低下させる可能性があります。
緩和ケアは、がんによる痛みや不快な症状を和らげ、患者さまとご家族のQOLを向上させることを目的とした医療です。
「緩和ケア=終末期医療」という誤解がありますが、実際には治療の早い段階から並行して受けることができ、症状のコントロールによって治療を継続しやすくなる効果もあります。痛みの管理、吐き気や食欲不振への対応、精神的なサポートなど、総合的なケアが提供されます。
効果が見られず、副作用が強い場合、一時的に治療を休むという選択肢もあります。
体力を回復させることで、次の治療に備えることができます。また、治療を休んでいる間に新しい治療法が開発される可能性もあります。ただし、治療を休む判断は、がんの進行状況や全身状態を総合的に評価した上で、医師と十分に相談して行う必要があります。
治療方針の見直しは、患者さまご本人だけでなく、ご家族にとっても重要な決断です。
医師からの説明を受ける際には、可能な限りご家族も同席し、情報を共有することが大切です。複数の人が聞くことで、聞き漏らしを防ぎ、後で内容を確認し合うこともできます。
治療方針を決定する際には、以下のステップを踏むことをお勧めします。
最終的な決定は、患者さまご本人の意思が最も重要です。
ご家族の思いと患者さまの希望が異なる場合もあります。「もっと治療を続けてほしい」というご家族の思いと、「これ以上の治療は望まない」という患者さまの希望が対立することもあるでしょう。そのような場合は、医療者も交えて、お互いの思いを率直に話し合うことが大切です。
標準治療で効果が得られなかった場合、ICVS東京クリニックが提供するHITV療法も選択肢の一つとなります。
ICVS東京クリニックは、「延命ではなく、救命を目指して」という理念のもと、ステージⅣの進行がん・再発がんに特化した次世代免疫療法を提供する医療機関です。2008年の設立以来、日本のみならず、台湾、中国、マレーシア、ロシア、オーストラリアなど世界各国から患者さまを受け入れ、2,000名以上の治療支援に携わってきました。
HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)は、免疫システムの司令塔である樹状細胞を活用し、体内でがんを攻撃するCTL(キラーT細胞)を効率的に誘導する治療法です。
最大の特徴は、樹状細胞を腫瘍へ直接投与する点にあります。CT画像で確認しながら腫瘍内へ直接注入することで、患者さまご自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を、より正確に樹状細胞へ学習させることを目指します。
腫瘍に投与された樹状細胞は、がん情報を高精度で認識することで、CTLへの指示も精密化されます。投与後2週間前後からCTLが体内に誘導され、24時間休むことなくがん細胞へ攻撃を継続します。この状態を「腫瘍のワクチン化」と呼び、腫瘍そのものがCTLを生み出す工場のように機能することを狙います。
ICVS東京クリニックでは、CTガイド下投与によりリアルタイムのCT画像をもとに穿刺を行い、腫瘍内へ正確に樹状細胞を直接投与する高度な医療技術を採用しています。
院内には国際的GMP基準に沿った細胞培養加工施設(CPC)を完備し、専任の細胞培養士が適切に管理・処置を行っています。また、再生医療等安全性確保法に則った運用を行い、厚生労働省の許可を受けた特定細胞加工施設として、品質管理を重視した培養体制を構築しています。

治療は7ステップで構成され、来院回数は基本4回です。
初診でPET-CT等の検査データをもとに治療計画を提示し、医師が丁寧に説明します。その後、アフェレーシス(成分採血)、生検、細胞培養、樹状細胞投与、活性化T細胞投与、治療評価という流れで進みます。
費用は自由診療(税込)で、アフェレーシス(成分採血+細胞培養費)が1,540,000円、樹状細胞局所注入が220,000円/1箇所、樹状細胞動脈内注入が400,000円、樹状細胞静脈内注入が55,000円、活性化T細胞点滴注入が45,000円となります。
なお、HITV療法は日本国内の医薬品医療機器等法において未承認であり、保険適用外の自由診療となります。治療を検討される場合は、専門医と十分に相談し、治療内容、期待される効果、費用、リスクなどを理解した上で判断することが重要です。
抗がん剤が効かないと告げられたとき、それは決して終わりを意味するものではありません。
まずは「効かない」という判断の根拠を具体的に確認し、セカンドオピニオンを活用して複数の専門家の意見を聞くことが大切です。標準治療の見直し、臨床試験への参加、免疫療法など、次の治療選択肢は存在します。
治療効果だけでなく、QOL(生活の質)を重視した選択も重要です。緩和ケアを並行して受けることで、症状をコントロールしながら治療を継続することも可能です。
治療方針の決定は、患者さまご本人とご家族が十分に情報を共有し、納得した上で行うことが何より大切です。医師との対話を重ね、疑問点をすべて解消し、患者さまの希望を明確にした上で、次の一歩を踏み出してください。
ICVS東京クリニックのHITV療法のような次世代免疫療法も、選択肢の一つとして検討する価値があります。標準治療で効果が得られなかった場合でも、「治すことを諦めない」という姿勢を持ち続けることが、新たな可能性を開く鍵となります。
どのような選択をするにせよ、患者さまとご家族が納得し、希望を持って前に進めることを心から願っています。
今の治療をどう見直すか迷ったら
他の選択肢も知りたい、まずは現状を整理したいという方は、東京都千代田区の医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

トイレで血を見つけたとき、多くの方が不安になります。
「これは痔なのか、それとも大腸がんなのか」と迷われる方も少なくありません。実際、排便時の出血は日常的に起こりやすい症状であり、痔が原因であることも多いのですが、大腸がんの初期症状である可能性も否定できません。
大腸がんは早期には自覚症状がほとんど現れず、血便に気づいたときには進行している場合もあります。だからこそ、血便が出たときに「ただの痔だろう」と自己判断せず、正しい知識を持って適切に対処することが重要です。
この記事では、大腸がんと痔の出血の違いや見分け方、そして検査の必要性について、がん免疫療法の専門医としての視点から詳しく解説します。
血便が気になる方へ
痔と思ってよいのか、大腸がんとの違いを確認したい方は、東京都千代田区の医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。受診の目安を整理したい方にもおすすめです。
血便が出たとき、まず知っておきたいのは「出血の特徴」です。
大腸がんと痔では、血の色や量、出血のタイミングに違いがあります。これらの違いを理解することで、早期発見につながる可能性が高まります。

痔による出血は、鮮やかな赤色をしていることが特徴です。
これは肛門近くで出血が起こるため、血液が酸化せずに排出されるからです。一方、大腸がんの場合は、出血が大腸の内部で起こるため、便と混ざって排泄されることが多く、比較的暗い赤色や黒色の便として現れることがあります。ただし、肛門部に近い直腸がんの場合は、痔と同様に鮮やかな赤色の血液が排泄される場合もあります。
痔の出血は、肛門から少量の血が垂れる程度の場合もあれば、便器が血で染まるほどの大量の血が出る場合もあります。大腸がんの場合は、初めは出血量が少なく、気づかないこともあるほどです。しかし、徐々に便のまわりに血が付着するようになり、少量の血が持続的に出るのが特徴です。
痔の出血は、排便直後に起こりやすいです。
特に硬い便や大きな便を排出する際に、肛門周りの血管に負担がかかるため、出血が引き起こされます。トイレットペーパーに血が付く程度のこともあれば、便器に血が滴る場合もあります。
一方、大腸がんによる出血は、継続的で不規則に現れることが多いです。排便のたびに必ず出血するわけではなく、時々血が混じることもあれば、数日間続くこともあります。この不規則性が、大腸がんの出血の特徴の一つといえます。
痔では、出血の他に痛みやかゆみが伴うことが多いです。
特に長時間座っているとその症状が現れやすくなります。ただし、内痔核からの出血の場合は痛みが無いこともあります。切れ痔の場合は、排便時に強い痛みを感じることが一般的です。
大腸がんの場合は、多くの症状が同時に現れることがあります。便秘や下痢が交互に現れること、便が細くなる、腹部の張りや痛み、体重減少、疲労感などが挙げられます。これらの症状が複数重なって現れる場合は、早急に医療機関を受診することが重要です。
痔は日本人の3人に1人程度が経験するといわれる身近な病気です。
出血をともなう痔には、大きく「いぼ痔(痔核)」と「切れ痔(裂肛)」の2つがあります。それぞれの特徴を理解することで、自分の症状がどちらに当てはまるのか、ある程度の判断ができるようになります。

いぼ痔は、肛門に過度な負担がかかることで起こります。
うっ血や腫れが起こったり、いぼができたりする状態です。いぼができる位置によって「内痔核」と「外痔核」に分けられます。主な症状は排便時の出血で、内痔核の場合は濁りのない鮮やかな色をしており、肛門から少量の血が垂れる程度の場合もあれば、便器が血で染まるほどの大量の血が出る場合もあります。
内痔核は痛みを感じにくいため、出血に気づいて初めて痔であることを知る方も多いです。外痔核の場合は、腫れや痛みを伴うことが一般的です。
切れ痔は、便秘などの便通異常が原因で起こります。
歯状線より下にある肛門上皮に裂け傷ができた状態です。主な症状は排便時の痛みと出血で、いぼ痔と同様に血の色は濁りのない鮮やかな色をしていますが、大量に出血することはあまりありません。ティッシュに付く程度の少量の出血が一般的です。
切れ痔の場合、排便時に強い痛みを感じることが特徴です。この痛みのために排便を我慢してしまい、さらに便秘が悪化するという悪循環に陥ることもあります。
痔の既往がある方は、血便が出ても「また痔だろう」と考えがちです。
しかし、切れ痔の場合でも30%の方が便潜血検査で陽性となるという調査結果があります。症状があるときやその直後は偽陽性となりやすいため、その期間は検査を避けることが推奨されますが、便潜血検査が陽性になった際には痔の既往があっても、その都度医師に相談することが重要です。
痔と大腸がんが同時に存在する可能性もあるため、自己判断は避けるべきです。
大腸がんの出血には、痔とは異なる特徴があります。
初期の大腸がんはほとんど自覚症状が現れず、血便に気づいたときには進行している場合もあります。だからこそ、出血の特徴を正しく理解し、早期発見につなげることが大切です。
大腸がんの出血は、初めは出血量が少なく、気づかないこともあります。
しかし、少しずつ便のまわりに血が付着するようになり、少量の血がつねに出るようになるのが特徴です。直腸がんは肛門に近いため、頻繁に血便がみられ、結腸がんは血と便が混ざり、黒色の便がみられます。
この黒色の便は、出血が大腸の奥の方で起こり、血液が消化される過程で酸化するために生じます。タール便と呼ばれることもあり、見た目が通常の便とは明らかに異なります。
大腸がんの出血は、継続的で不規則に現れることが多いです。
排便のたびに必ず出血するわけではなく、時々血が混じることもあれば、数日間続くこともあります。痔のように排便時の刺激で出血するのではなく、腫瘍からの出血が便に混ざるため、このような不規則なパターンになります。
また、大腸がんが進行すると、便秘や下痢が交互に現れることがあります。これは腫瘍が大腸の内腔を狭くすることで、便の通過が妨げられるためです。
大腸がんでは、出血以外にもさまざまな症状が現れることがあります。
便が細くなる、腹部の張りや痛み、体重減少、疲労感などが挙げられます。これらの症状が複数重なって現れる場合は、早急に医療機関を受診することが重要です。特に、原因不明の体重減少や持続する疲労感は、がんの進行を示唆する可能性があります。
また、貧血の症状(めまい、動悸、息切れなど)が現れることもあります。これは持続的な微量出血により、体内の鉄分が徐々に失われるためです。
血便が出たとき、どのような検査を受けるべきでしょうか。
大腸がん検診として広く行われている「便潜血検査」と、より精密な「大腸カメラ検査」について、それぞれの特徴と限界を理解することが重要です。

便潜血検査は、便に含まれる微量な血液を調べる検査です。
厚生労働省が定めた大腸がん検診として、各自治体のがん検診を中心に広く実施されています。2日ぶんの便をスティックで採取して提出するだけの、食事制限なども必要ない非侵襲的で簡便な検査です。
しかし、便潜血検査は陽性=大腸がんというわけではありません。あくまで「便に血が混じっている」ということで、いぼ痔や切れ痔が原因で陽性となることもあります。反対に、陰性だったからといって、あくまで「便に血が混じっていない」ということで、早期の大腸がんが見逃されている可能性もあります。
便潜血検査の病変検出精度は、進行大腸がんへの感度が1日法で73.3%、2日法で85.6%といわれており、内視鏡検査等の精密検査に比べると劣ります。しかも前駆病変と言われる大腸ポリープや早期がんでは更に感度は低くなるといわれています。
大腸がんを確定的に診断するために行う検査には大腸内視鏡検査があります。
大腸内視鏡検査は、受けることで大腸がんの95%以上を見つけることができると言われています。便潜血検査が陽性だった場合はもちろん、陰性だった場合でも大腸カメラ検査は欠かせないといえます。
大腸内視鏡検査では、大腸の内部を直接観察できるため、ポリープやがんの有無を確認できます。また、検査中に発見されたポリープをその場で切除することも可能で、大腸がんの予防にもつながります。
便潜血検査が陰性でも安心せず、40歳を過ぎたら年に1回は大腸カメラ検査を受けることをおすすめします。
特に、便秘や下痢が続く、便が細い、腹痛などがある場合は、便潜血検査の結果に関わらず、大腸内視鏡検査などの精密検査を実施したほうがよい場合もあります。また、家族に大腸がんの既往がある方は、より若い年齢から定期的な検査を受けることが推奨されます。
大腸内視鏡検査は、費用がかかり身体的なリスクもあることから、健康診断としてすべての人に実施するのは難しいですが、血便などの症状がある場合や、便潜血検査で陽性となった場合は、必ず受診することが重要です。
血便が出たとき、すぐに受診すべきか迷う方も多いでしょう。
ここでは、受診の目安と、医療機関を選ぶ際のポイントについてお伝えします。早期発見・早期治療のためには、適切なタイミングでの受診が何より重要です。
以下のような症状がある場合は、早急に医療機関を受診してください。
大量の出血が続く場合、黒色のタール便が出る場合、便秘や下痢が交互に現れる場合、便が細くなった場合、原因不明の体重減少がある場合、腹痛や腹部の張りが続く場合などです。これらの症状は、大腸がんや他の重大な疾患の可能性を示唆します。
また、貧血の症状(めまい、動悸、息切れなど)が現れた場合も、持続的な出血による鉄欠乏性貧血の可能性があるため、受診が必要です。
少量の鮮血がトイレットペーパーに付く程度で、排便時の痛みがある場合は、切れ痔の可能性が高いです。
この場合、便秘を改善し、肛門への負担を減らすことで症状が改善することがあります。ただし、1週間以上症状が続く場合や、出血量が増える場合は、医療機関を受診してください。
また、痔の既往がある方でも、出血のパターンがいつもと異なる場合や、他の症状が伴う場合は、自己判断せずに受診することをおすすめします。
血便が出た場合、まずは消化器内科を受診することをおすすめします。
消化器内科では、便潜血検査や大腸内視鏡検査などの精密検査を受けることができます。痔が原因と思われる場合でも、まずは消化器内科で大腸がんなどの重大な疾患を除外してから、必要に応じて肛門科を受診するという流れが安全です。
また、かかりつけ医がいる場合は、まずはかかりつけ医に相談し、必要に応じて専門医を紹介してもらうという方法もあります。
大腸がんは、早期に発見できれば治癒率の高いがんです。
日常生活での予防策と、定期的な検診による早期発見が重要です。ここでは、大腸がんのリスクを減らすための生活習慣と、早期発見のためのポイントについてお伝えします。
大腸がんのリスクを減らすためには、生活習慣の改善が重要です。
食生活では、食物繊維を多く含む野菜や果物を積極的に摂取し、赤肉や加工肉の摂取を控えることが推奨されます。また、適度な運動を習慣化することで、大腸の蠕動運動が促進され、便秘の予防にもつながります。
喫煙や過度の飲酒も大腸がんのリスク因子とされているため、禁煙や節酒も重要です。肥満も大腸がんのリスクを高めるため、適正体重を維持することも大切です。
40歳を過ぎたら、年に1回は便潜血検査を受けることをおすすめします。
便潜血検査で陽性となった場合は、必ず大腸内視鏡検査などの精密検査を受けてください。また、家族に大腸がんの既往がある方は、より若い年齢から定期的な検査を受けることが推奨されます。
大腸内視鏡検査は、大腸がんの早期発見だけでなく、前がん病変であるポリープを発見し、その場で切除することで大腸がんの予防にもつながります。

万が一、大腸がんが進行してしまった場合でも、諦める必要はありません。
ICVS東京クリニックでは、「延命ではなく、救命を目指して」という理念のもと、ステージⅣの進行がん・再発がんに特化した次世代免疫療法「HITV療法」を提供しています。HITV療法は、樹状細胞を活用し体内でがんを攻撃するCTL(キラーT細胞)を効率的に誘導することで、がんの消失(治癒)を目標としています。
樹状細胞を腫瘍へ直接投与することで、患者さまご自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を正確に学習させ、腫瘍のワクチン化により、CTLが24時間休むことなくがん細胞へ攻撃を継続します。2008年の設立以来、世界各国から患者さまをお迎えし、2,000名以上の治療支援実績があります。
標準治療だけでは治癒が難しいとされる場合でも、一つの選択肢として検討していただけます。
血便が出たとき、痔か大腸がんかを自己判断することは危険です。
痔と大腸がんでは出血の色や量、タイミングに違いがありますが、これらの違いだけで確実に判断することはできません。痔の既往がある方でも、大腸がんが同時に存在する可能性があるため、血便が出た際には必ず医療機関を受診してください。
便潜血検査は簡便で有用な検査ですが、陰性だからといって大腸がんがないとは言い切れません。40歳を過ぎたら、年に1回は便潜血検査を受け、陽性となった場合や症状がある場合は、大腸内視鏡検査などの精密検査を受けることが重要です。
大腸がんは早期に発見できれば治癒率の高いがんです。日常生活での予防策と定期的な検診により、早期発見・早期治療につなげましょう。万が一、進行がんとなった場合でも、ICVS東京クリニックのような専門施設で新たな治療の選択肢を検討することができます。
血便が出たら、自己判断せず、早めに医療機関を受診してください。あなたの健康を守るために、今日から行動を起こしましょう。
ICVS東京クリニックでは、進行がん・再発がんに特化したHITV療法を提供しています。標準治療だけでは治癒が難しいとされる場合でも、一度ご相談ください。詳しくは公式サイトをご覧ください。
血便が出たときの判断に迷ったら
痔との違いや、受診すべきタイミングを確認したい方は、東京都千代田区の医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。まずは症状の経過確認からでも大丈夫です。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。