
「腫瘍が体の奥深くにあって、通常の治療では届きにくいと言われた」「悪性リンパ腫が再発・進行し、次の手を探している」――そのような状況で、免疫細胞療法という選択肢が気になっている方は少なくありません。
結論からお伝えすると、HITV療法は樹状細胞をCTガイド下で腫瘍内へ直接投与する手法であり、体の深い場所にある腫瘍へのアプローチが期待できる免疫細胞療法です。悪性リンパ腫を含む進行がん・再発がんの患者さまを対象に、世界2,000名以上への治療実績があります(個人差があります)。
この記事では、深部腫瘍や悪性リンパ腫に対してHITV療法がどのような仕組みで働くのか、どのような方に向いているのかを、できるだけわかりやすく解説します。
- ✅ 深い場所にある腫瘍へのアプローチ方法とHITV療法の仕組み
- ✅ 悪性リンパ腫とがん免疫細胞療法の関係
- ✅ HITV療法の治療の流れ・費用・注意点
腫瘍が深い場所にあるとき、患者さまが感じる不安とは
がんと診断されたとき、多くの患者さまが最初に直面するのは「治療が本当に届くのか」という不安です。特に腫瘍が体の奥深くにある場合、手術が困難だったり、放射線や抗がん剤が十分に効かなかったりするケースが報告されています。
「深部腫瘍」が難しい理由
腫瘍が縦隔(胸の中央)・後腹膜・骨盤深部・肝臓深部などに位置する場合、外科的切除のリスクが高く、腫瘍に十分な放射線量を当てることも難しくなることがあります。また、抗がん剤は全身に作用するため、腫瘍局所への集中的な働きかけという点では限界が生じることもあります。
悪性リンパ腫特有の悩み
悪性リンパ腫は、リンパ節や脾臓・骨髄など体の複数の部位に病変が及ぶことがある疾患です。再発や治療抵抗性を示したとき、標準治療の選択肢が限られてしまうことがあり、次の手を探す患者さまやご家族が多くいらっしゃいます。
「標準治療が難しい」と言われた後の選択肢を探して
主治医から「これ以上の標準治療は難しい」「次の手を考えたい」と告げられたとき、患者さまもご家族も大きな衝撃を受けられます。そのような状況だからこそ、免疫細胞療法という選択肢について、正確な情報をもとに冷静に検討することが大切です。諦めず、できる選択肢を一つひとつ丁寧に調べることが、前に進む力になります。
HITV療法の仕組み――深い場所の腫瘍にどう届くのか
HITV療法の最大の特徴は、免疫細胞(樹状細胞)を腫瘍内へCTガイド下で直接投与する点にあります。ここでは、その仕組みを順を追って解説します。
Point 01 樹状細胞とは何か
免疫の”司令塔”となる細胞
樹状細胞は、体内でがん細胞の情報を免疫システムに伝える役割を担う細胞です。患者さまご自身の血液から採取・培養した樹状細胞は、がん抗原の情報を覚え込み、免疫細胞(Tリンパ球など)を活性化させるはたらきが期待されます。この働きを利用して、がんへの免疫応答を高めることを目指すのが樹状細胞を用いた免疫細胞療法の基本的な考え方です。
Point 02 CTガイド下直接投与の意義
体の深部にある腫瘍へ精密にアプローチ
HITV療法では、CT(コンピュータ断層撮影)画像をリアルタイムで確認しながら、細い針で腫瘍の内部へ直接、培養した樹状細胞を注入します。体表から触れることが難しい深部の腫瘍であっても、画像誘導によって的確に投与位置を把握しながらアプローチすることができます。これが「深い場所にある腫瘍」に対してもHITV療法が選択肢となりうる理由の一つです(個人差・腫瘍の状態により適応は異なります)。
Point 03 免疫記憶と全身への波及効果
局所投与から全身の免疫応答へ
腫瘍内へ直接投与された樹状細胞は、そこでがん細胞の情報を取得し、リンパ節へ移動して免疫細胞を活性化させます。活性化されたT細胞は血流を通じて全身に広がり、他の部位のがん細胞にも働きかける可能性が期待されています。悪性リンパ腫のように多発病変を持つケースでも、この免疫記憶・波及効果が注目される理由です(効果には個人差があります)。
悪性リンパ腫とHITV療法――どのような状況で検討されるか
悪性リンパ腫の種類と免疫療法の関係
悪性リンパ腫は大きく「ホジキンリンパ腫」と「非ホジキンリンパ腫」に分類され、さらに多くのサブタイプが存在します。標準治療としては化学療法(R-CHOP療法など)や放射線療法、造血幹細胞移植などが行われますが、再発・難治性のケースでは治療選択肢が限られることがあります。こうした場面で、免疫細胞療法への関心が高まっています。
HITV療法が悪性リンパ腫に検討される主な状況
HITV療法が選択肢となりやすい状況
- 標準化学療法が効きにくくなってきた
- 再発・難治性で次の治療を探している
- 身体への負担を考慮し、外科手術が難しい
- 標準治療と並行して免疫療法を加えたい
- 複数の病変があり局所療法だけでは対処が難しい
治療前に確認が必要なポイント
- 適応の可否は診察・検査結果をもとに医師が判断
- 全ての病態・ステージに対応できるわけではない
- 自由診療のため全額自己負担となる
- 標準治療との調整が必要な場合がある
- 効果には個人差があり、結果を保証するものではない
よくある誤解:免疫療法は「副作用がなくて安心」?
⚠️ 注意:免疫細胞療法にもリスクや副反応があります
「免疫療法は自然な治療だから安全」という誤解が広まっていますが、免疫細胞療法も医療行為である以上、発熱・倦怠感・投与部位の炎症反応など、一定の副反応が起こりうる可能性があります。また、免疫が過剰に活性化することで想定外の反応が生じるリスクも否定できません。治療を受ける前に、担当医から十分な説明を受け、疑問点を解消してから意思決定することが大切です。

HITV療法の治療の流れと費用の目安
治療の基本的なステップ
HITV療法は日帰り外来通院で受けることができ、入院は原則不要です。治療の大まかな流れは以下のとおりです(詳細はクリニックにより異なります)。
- 医療相談・初診:現在の病状・治療歴・検査結果をもとに、医師が適応を確認します。
- 採血・細胞採取:患者さまご自身の血液から単球(免疫細胞の前駆細胞)を採取します。
- 樹状細胞の培養・調製:院内のCPC(細胞培養加工施設)で培養・調製します。
- CTガイド下投与:CT画像を確認しながら、腫瘍内へ樹状細胞を直接投与します。
- 経過観察・フォローアップ:投与後の反応を確認しながら治療計画を調整します。
費用の目安
HITV療法は自由診療(全額自己負担)です。以下の料金を参考にしてください。治療費の総額は治療計画によって異なりますので、まず医療相談でご確認いただくことをおすすめします。
| 診療項目 |
費用 |
| 医療相談(電話・オンライン・対面) |
税込 11,000円 |
| 初診料 |
税込 33,000円 |
| HITV療法治療費(総額) |
要相談(治療計画による) |
| CTガイド下投与オプション |
要相談 |
※ HITV療法は自由診療のため、健康保険・公的医療保険の適用外です。治療費の詳細は、患者さまの状態・治療計画に応じて異なります。詳しくはお気軽にお問い合わせください。
お問合わせ
標準治療との併用について――HITV療法の位置づけ
抗がん剤・放射線治療との並行も可能
HITV療法は、抗がん剤治療・放射線治療などの標準治療と並行して受けることが可能です。すでに標準治療を受けている患者さまが、免疫細胞療法を加える形で治療に取り組まれるケースもあります。ただし、治療の組み合わせや時期については、主治医とICVS東京クリニックの医師が連携して判断する必要があります。
現在かかっている病院との関係
HITV療法を受ける際、現在通院している病院を転院する必要はありません。通院中の病院での治療を続けながら、HITV療法を受けていただくことができます。ただし、担当主治医への情報共有と連携が重要です。ICVS東京クリニックでは、主治医との連携を大切にしながら、患者さまにとって最善の治療計画を一緒に考えます。
国内外から通院できる体制
ICVS東京クリニックは完全予約制・日帰り外来通院に対応しており、入院の必要がないため遠方からの通院にも対応しやすい体制を整えています。日本語・英語・中文での対応が可能なため、国内外から来院される患者さまにも広くご利用いただいています。東京都千代田区に位置し、赤坂見附駅・永田町駅・四ツ谷駅など複数の駅からアクセスが可能です。
ICVS東京クリニックのHITV療法へのこだわり
- ●
独自開発のHITV療法:樹状細胞をCTガイド下で腫瘍内へ直接投与する独自の手法で、体の深い場所にある腫瘍へのアプローチを実現しています。
- ●
国際GMP基準のCPCを院内に完備:細胞の培養・調製を院内の国際GMP基準に準じた細胞培養加工施設(CPC)で行い、品質管理を徹底しています。
- ●
世界2,000名以上の治療実績(2008年開院):2008年の開院以来、国内外の患者さまへの治療に携わり、豊富な経験をもとにオーダーメイドの治療計画を立案します。
- ●
東京都千代田区・好アクセスの立地:ホテルニューオータニ内新紀尾井町ビル4Fに位置し、複数の公共交通機関からアクセスしやすい環境です。
- ●
丁寧な説明と患者さま主体の意思決定:治療を始める前に、患者さまとご家族が十分にご理解・ご納得いただけるよう、時間をかけて説明を行っています。

よくあるご質問(FAQ)
Q 腫瘍が深い場所にある場合、HITV療法は適応になりますか?
A CTガイド下での投与を行うため、体表から触れにくい深部の腫瘍へのアプローチが期待できます。ただし、腫瘍の大きさ・位置・患者さまの全身状態などにより適応が異なります。まずは医療相談(税込11,000円)または初診にてご状況をお聞かせください。適応の可否は診察・検査結果をもとに医師が判断いたします。
Q 悪性リンパ腫の再発・難治性でも相談できますか?
A はい、悪性リンパ腫の再発・難治性ケースの患者さまもご相談いただけます。HITV療法は進行がん・再発がんを主な対象としており、標準治療が奏効しない状況の患者さまにも対応しています。効果には個人差があり、すべての方に同様の結果をお約束するものではありませんが、まずは現在の状況をお聞かせいただき、治療の可能性について一緒に考えさせてください。
Q 現在の病院での治療を続けながら、HITV療法を受けることはできますか?
A 可能です。HITV療法は標準治療との併用が可能であり、現在通院中の病院を変える必要はありません。ただし、他の治療との組み合わせや時期については、現在の主治医との情報共有と調整が重要です。ICVS東京クリニックでは、主治医との連携を大切にしながら、患者さまにとって最善の治療計画を検討します。お持ちの検査データ・画像データなどをお持ちいただけると、より具体的なご相談が可能です。
この記事のまとめ
- ✅ HITV療法はCTガイド下で樹状細胞を腫瘍内へ直接投与する手法で、深部腫瘍へのアプローチが期待できる
- ✅ 悪性リンパ腫の再発・難治性ケースでも、まず医療相談・初診で適応の可否を確認できる
- ✅ 標準治療(抗がん剤・放射線など)との併用が可能で、転院不要で受けられる
- ✅ 免疫細胞療法にもリスク・副反応がある。治療前に十分な説明を受け、納得して意思決定することが大切
- ✅ 治療費は全額自己負担の自由診療。医療相談は税込11,000円、初診料は税込33,000円から
HITV療法についてのご相談予約・お問い合わせ
腫瘍の深い場所へのアプローチ・悪性リンパ腫の治療についてご不安なこと、まずはお気軽にご相談ください。
ICVS東京クリニックの医師が、患者さまとご家族に丁寧にご説明いたします。
お問合わせ
監修医師プロフィール
蓮見賢一郎 (理事長)
ICVS東京クリニックでは開院以来、免疫療法によるがんの縮小や消失を目指してまいりました。免疫療法は、抗がん剤や放射線治療などの標準治療と組み合わせることで、その働きを助け治癒を早めるようになることが予測されています。
今後は、抗がん剤や放射線治療に支えられ、治癒を早める免疫療法ががん治療の主役となることが期待されています。当院の免疫療法においてもより真摯に、かつ新たな気持ちで取り組んでまいります。今後とも尚一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
資格・所属学会:【経歴】、埼玉医科大学卒業。、東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。、世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。、米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。、ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。、その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。
※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき、監修のもと作成しています。治療の効果・費用・期間には個人差があります。詳細は必ず医師にご確認ください。
理事長:蓮見賢一郎 先生より
“「治す」ことを決してあきらめず、これまでの治療の限界を超えて、がんから解放されるために――。深い場所にある腫瘍や、悪性リンパ腫のような難しいケースで来院される患者さまやご家族の不安は、どれほど大きいものかと日々受け止めています。ICVS東京クリニックでは、CTガイド下での樹状細胞直接投与という独自のHITV療法を通じて、一人ひとりに寄り添った治療計画をご提案しています。治療が始まった瞬間から、医師は患者さまのパートナーです。どんな困難な状況に陥っても、最良のガイドとなるべく尽力いたします。まずはお気軽にご相談ください。”