
「息が吸えない」という感覚は、肺がん患者さんにとって最も切実な苦痛のひとつです。
呼吸困難は、単なる身体的な症状にとどまらず、不安や恐怖と深く結びついています。夜中に突然息苦しくなって目が覚めた、という経験をお持ちの患者さんも少なくありません。そのとき、そばにいるご家族がどれほど心を痛めるか……私はこれまで多くの現場でその場面を目にしてきました。
本記事では、肺がんによる呼吸困難の原因から、医療現場で実践されている具体的な対処法、そして緩和ケアの基本的な考え方まで、患者さんとご家族に役立つ情報をお伝えします。
呼吸の苦しさは、適切な知識とケアによって、必ず和らげることができます。
呼吸の苦しさが気になる方へ
東京都千代田で肺がんの症状緩和について相談したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。
息苦しさへの対処法や日常生活での工夫についても確認できます。
まず、なぜ肺がんで呼吸が苦しくなるのかを整理しておきましょう。
呼吸困難の原因は、肺がんそのものによるものだけではありません。治療の影響、合併症、さらには心理的な要因まで、複数の原因が重なり合って生じることが多いのです。

肺がんが進行すると、以下のような状態が呼吸を妨げます。
肺がんの患者さんに限ると、呼吸困難や息切れを感じる割合は75〜87%と報告されています。
抗がん剤治療や放射線治療も、呼吸困難の原因となることがあります。
放射線治療後に起こる「放射線肺臓炎」は、治療中から終了後6ヵ月以内に発症することが多いとされています。また、抗がん剤による薬剤性肺障害(間質性肺炎など)も、呼吸機能に影響を与えます。手術で肺の一部を切除した場合は、肺容積の減少によって息切れを感じやすくなります。
不安や恐怖、抑うつ状態は、呼吸困難を悪化させます。
「息が苦しい→不安になる→さらに苦しくなる」という悪循環が生じやすいのです。個人が感じる「苦しさ」と、血液中の酸素濃度などの検査値は必ずしも一致しません。主観的な苦しさを丁寧に評価することが、適切なケアの第一歩です。
症状を和らげるためのアプローチは、「原因を治す治療」と「症状を緩和する治療」の2つに大きく分けられます。

まず担当医は、呼吸困難の原因を特定することに努めます。
パルスオキシメータで血中酸素濃度を確認し、聴診や胸部X線検査で呼吸不全の状態を評価します。胸水が原因であれば排液処置を、肺炎が原因であれば抗菌薬治療を行います。原因に直接アプローチすることで、症状が大きく改善するケースも少なくありません。
必要な酸素が不足している場合、酸素吸入療法が併用されます。
機器を自宅に設置して使用することも可能です。酸素ボンベや携帯型の酸素濃縮装置を携行すれば、散歩などの外出も可能になります。生活の質(QOL)を維持しながら、在宅での療養を続けることができます。
症状を緩和する薬剤として、主に以下が使われます。
必要な薬の量には個人差があります。担当医と相談しながら、少しずつ調整していくことが大切です。
医療的なサポートと並行して、ご自身でできることも数多くあります。
「自分には何もできない」と感じてしまう患者さんも多いのですが、日常の小さな工夫が、呼吸の苦しさを確実に和らげます。

深呼吸や腹式呼吸は、呼吸困難の緩和に役立ちます。
口をすぼめてゆっくり息を吐く「口すぼめ呼吸」は、気道内の圧力を保ち、呼吸を安定させる効果があります。ストレッチや軽い体操も、呼吸筋の緊張をほぐすのに有効です。焦らず、ゆっくりと自分のペースで行うことが大切です。
室内環境を整えるだけで、呼吸が楽になることがあります。
「扇風機で顔に風を当てるだけで、こんなに楽になるとは思わなかった」と話してくださった患者さんがいました。シンプルな工夫が、大きな変化をもたらすことがあります。
不安や緊張は、呼吸困難を悪化させます。
好きな音楽を聴く、好きな香りを楽しむ、信頼できる人と話す……そういった時間が、心と体の緊張をほぐします。十分な睡眠を確保することも、呼吸機能の回復に欠かせません。
症状緩和について相談したい方へ
肺がんによる呼吸の苦しさについて相談したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックまでご相談ください。
無理のない生活を続けるための工夫や対応方法をご案内しています。
「緩和ケアは終末期のもの」という誤解が、いまだに根強く残っています。
しかし、現在の医療の考え方は大きく変わっています。

進行非小細胞肺がん患者151人を対象としたランダム化比較試験では、診断早期(診断から8週間以内)に緩和ケア専門医と専門看護師からなるチームが関わることで、12週後のQOLと抑うつが対照群と比較して有意に良好であり、全生存期間(OS)も延長していたことが示されました。
欧州臨床腫瘍学会(ESMO)の進行非小細胞肺がんに対する臨床ガイドラインでは、「早期からの専門的な緩和ケアは標準的な腫瘍学的ケアと併用される」ことが推奨されています。
緩和ケアチームが行うのは、症状の緩和だけではありません。
患者さんご自身がストレスにどう対処するか(コーピング)の支援、病状や生命予後についての理解を深めるサポート、そして担当医との率直なコミュニケーションを促すことも、緩和ケアの重要な役割です。早期からの緩和ケアは、苦痛症状の緩和と適切な治療選択の両方に好影響を与えます。
何を優先して、どのように過ごしたいか。
この問いは、患者さんだけで抱えるものではありません。家族や医療者と話し合っておくことで、いざというときに適切な対応ができます。「もっと早く話し合っておけばよかった」という後悔を、できるだけ少なくするために、早い段階から対話を始めることをお勧めします。
標準治療の限界に直面したとき、それが終わりではありません。
ステージⅣの進行肺がんや再発肺がんでは、手術・抗がん剤・放射線治療といった標準治療を行っても、「これ以上できる治療がない」と告げられることがあります。そのような状況にある患者さんやご家族にとって、次の選択肢を知ることは非常に重要です。

近年、がん治療において「免疫療法」への注目が高まっています。
ICVS東京クリニックでは、ステージⅣの進行がんや再発がんの患者さんに対して、次世代免疫療法である「HITV療法」を提供しています。この療法は、従来の標準治療では治癒が難しいとされる肺がんに対して、「がんの消失」を目指すものです。
HITV療法の中心となるのは、免疫システムの司令塔である「樹状細胞」です。
樹状細胞は、免疫系に「どのがん細胞を攻撃すべきか」という情報を伝える役割を担っています。HITV療法では、この樹状細胞を肺がんの腫瘍内、または腫瘍に栄養を供給する血管内にCTガイド下で直接投与します。これにより、CTL(キラーT細胞)が活性化され、肺がん細胞を効率的に攻撃することが期待されます。
また、腫瘍そのものを「免疫が働くきっかけ(ワクチン)」のような状態に導く「腫瘍のワクチン化」により、画像では確認できない微細ながん細胞に対しても免疫が作用することを目指しています。転移や再発を見据えた治療方針が、HITV療法の大きな特徴のひとつです。
肺がんの状態は、患者さんごとに大きく異なります。
ICVS東京クリニックでは、PET-CTや血液検査などの情報をもとに事前診断を行い、患者さん一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療計画を提案しています。がん免疫療法に長年携わってきた専門医を中心に、医師・細胞培養技術者・スタッフが連携し、安全性と治療精度を重視した体制を整えています。
治療そのものだけでなく、患者さんやご家族のお気持ち、生活の質(QOL)にも配慮しながら進めていきます。
HITV療法は、日本国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていない治療法であり、保険適用外の自由診療となります。
そのため、治療内容・流れ・想定されるリスクや副作用については、事前に十分な説明を行い、患者さんのご理解・ご納得のうえで治療を進めています。「未承認」という言葉に戸惑いを感じる方もいらっしゃいますが、治療前の丁寧な説明と対話を何より大切にしています。詳細については、公式サイトまたは医療相談にてご確認ください。

肺がんによる呼吸困難は、多くの患者さんが経験する深刻な症状です。
しかし、その原因を正確に把握し、医療的な対処と日常のセルフケアを組み合わせることで、苦しさを和らげることは十分に可能です。酸素療法、薬物療法、呼吸法の工夫、環境の整備……それぞれの手段を上手に組み合わせることが、QOLの維持につながります。
そして、緩和ケアは「あきらめ」ではありません。
治すことをあきらめない。その姿勢こそが、患者さんとご家族の力になります。
標準治療の限界を感じている方にとっても、免疫療法という新たな選択肢が存在します。ICVS東京クリニックでは、「もう治療がない」と感じている方に対しても、がんの消失を目指すHITV療法を軸に、患者さんの立場に寄り添いながら治療の可能性を一緒に考えていきます。
まずは医療相談・事前診断からご相談いただけます。一人で抱え込まず、専門チームにお声がけください。
▼ ICVS東京クリニック 肺がん治療のご相談はこちら
肺がんに対する免疫療法(HITV療法)について、詳しくはICVS東京クリニックの公式サイトをご確認ください。
医療相談・事前診断のお申し込みも受け付けています。
息苦しさへの対応を相談したい方へ
肺がんによる症状緩和について相談したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックをご利用ください。
生活状況や不安に合わせて、無理のない対処法を一緒に整理しています。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

「もう2週間以上、咳が止まらない…」
そう感じながらも、「風邪が長引いているだけだろう」と受診を先延ばしにしていませんか?
実は、長引く咳は肺がんの初期症状として現れることがあります。肺がんは、自覚症状が出にくい病気です。症状が現れたときには、すでに進行しているケースも少なくありません。国立がん研究センター中央病院のデータによれば、初診時に約4割の肺がん患者さんがステージⅣと診断されているのが現状です。だからこそ、「咳」というサインを軽視しないことが、命を守ることに直結します。
この記事では、長引く咳をどう判断すべきか、肺がんと風邪・気管支炎との違いを見極める6つのポイントを、医療ガイドラインに基づいてわかりやすく解説します。
咳が続いていて不安な方へ
東京都千代田で長引く咳や肺の症状について相談したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。
「様子を見るべきか迷っている」という段階でも相談しやすい体制を整えています。

咳は、体の防御反応です。
異物や細菌・ウイルスを気道から排除しようとする、ごく自然な生理的反応です。風邪による咳であれば、発熱や喉の痛みが先に治まり、咳も徐々に軽くなっていくのが一般的です。通常、1〜2週間程度で改善に向かいます。
しかし、2〜3週間以上続く咳は、注意が必要とされています。
なぜなら、これほど長く続く咳は、単なる風邪ではなく、気管支炎・喘息・肺炎・結核、そして肺がんといった、より深刻な疾患が背景にある可能性があるからです。「そのうち治る」という思い込みが、発見の遅れにつながることがあります。
特に喫煙歴がある方、50代以上の方は、長引く咳を「年齢のせい」「タバコのせい」で片付けず、一度専門医に相談することをお勧めします。
まず確認すべきは、期間です。
風邪による咳は、多くの場合1〜2週間以内に改善します。一方、肺がんによる咳は、なかなか治らず、徐々に回数が増えてくる傾向があります。夜間や早朝に強く出るという特徴が見られることもあります。「2週間以上続いている」という事実だけで、受診を検討する十分な理由になります。
これは、見逃してはいけないサインです。
痰の中に赤い血が混じる、あるいは茶色っぽい血の塊が出ることがあります。少量で一度きりであっても、「血が混じった」という事実そのものが重要です。肺がんでは、腫瘍が気道の粘膜を刺激・損傷することで出血が起こることがあります。感染症や気管支炎でも血痰が出ることはありますが、咳が長期間続いている場合や喫煙歴がある場合は、早めに医療機関を受診し、画像検査で原因を確認することが大切です。
「薬を飲んでも、全然効かない…」
そう感じたことはありませんか? 肺がんによる咳は、気道の炎症ではなく腫瘍そのものが刺激となって起こるため、一般的な咳止めでは十分に抑えられないことがあります。処方された薬で一時的に良くなっても、またすぐ再発するというパターンも注意が必要です。「効かない」と感じた時点で、検査を検討することが重要です。

咳だけでなく、以下のような症状が重なっている場合は、より注意が必要です。
これらは、肺がんが進行することで現れやすい症状です。複数の症状が重なっている場合は、早急な受診が求められます。
喫煙は、肺がんの最大のリスク因子です。
喫煙者は非喫煙者と比べて、男性で4.4倍、女性では2.8倍肺がんになりやすいとされています。喫煙を始めた年齢が若く、喫煙量が多いほどリスクは高まります。また、受動喫煙も肺がんになる危険性を2〜3割程度高めるとされています。
ただし、肺がんは喫煙者だけの病気ではありません。大気汚染・職業上の粉じん・化学物質なども発症リスクに関与します。家族に肺がんの方がいる場合も、体質や遺伝的背景が関与することがあります。「タバコを吸わないから大丈夫」という思い込みは禁物です。
肺がんは、症状がないまま進行することがあります。
胸部X線検査やCT検査を受けた際に、自覚症状が乏しい初期段階の病変が偶発的に発見されることもあります。「症状がなければ肺がんではない」というわけではありません。定期的な検診を受けることが、早期発見の大きな鍵となります。特にCT検査は、自覚症状が乏しい初期段階の病変も見つけやすい検査です。「咳が続く」という理由だけでも、検査を受ける価値は十分にあります。

迷っているなら、受診してください。
以下のいずれかに当てはまる場合は、早急に医療機関を受診することをお勧めします。
「大げさかな」と思う必要はありません。早めに受診して「異常なし」であれば、それで安心できます。受診が遅れることのリスクの方が、はるかに大きいのです。
最初の受診先は、内科・呼吸器内科が適しています。
胸部X線検査やCT検査を行い、必要に応じて専門機関への紹介が行われます。「咳が続いている」という主訴だけで、十分に検査を受ける理由になります。かかりつけ医がいる場合は、まずそちらに相談するのも良いでしょう。
受診のタイミングを確認したい方へ
肺がんとの違いや検査について相談したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックまでご相談ください。
現在の症状や経過を確認しながら、必要な検査についてご案内しています。
肺がんと診断されたとき、多くの方が「もう治療がない」と感じる瞬間があります。
特にステージⅣの進行肺がんや再発肺がんでは、手術・抗がん剤・放射線治療といった標準治療を行っても、「これ以上できる治療がない」と告げられることがあります。しかし、医療は進歩しています。免疫療法という新たなアプローチが、近年注目を集めています。
肺がんは、画像では確認できない微細ながん細胞が血液中を移動し、転移や再発につながることがあります。こうした状況に対応するために、免疫の力を活用する治療法が研究・実践されてきました。
ICVS東京クリニックでは、「がんの消失を目指す」という理念のもと、次世代免疫療法である「HITV療法」を提供しています。
この療法は、免疫システムの司令塔である樹状細胞を活用した免疫細胞療法です。
樹状細胞…
体内の免疫システムにおいて、がん細胞などの異物の情報を正確に免疫系に伝える役割を担う細胞です。
肺がんの腫瘍内、または腫瘍に栄養を与える主要血管内へ、CTガイド下で樹状細胞を直接投与することで、がん細胞の情報を高精度に免疫へ伝達します。これにより、CTL(キラーT細胞)が体内を巡り、肺がん細胞を効率的に攻撃・排除することを目指します。
さらに、腫瘍を「免疫細胞の生産拠点」へと変える「腫瘍のワクチン化」を促し、血液中の微細ながん細胞に対しても免疫が作用することを目指しています。転移や再発も視野に入れた治療方針です。

肺がんの進行度、転移の有無、これまでの治療歴、全身状態は患者さんごとに大きく異なります。
ICVS東京クリニックでは、事前診断にてPET-CTや血液検査などの情報を総合的に評価し、患者さん一人ひとりに合わせた治療計画をオーダーメイドでご提案します。がん免疫療法に長年携わってきた専門医のもと、医師・培養技術者・スタッフが連携し、安全性と精度を重視した治療体制を整えています。治療そのものだけでなく、患者さんやご家族のお気持ち、生活の質(QOL)にも配慮しながら進めていきます。
HITV療法は、日本国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていない治療法であり、保険適用外の自由診療となります。
そのため、治療内容・流れ・想定されるリスクや副作用については、事前に十分な説明を行い、ご理解・ご納得いただいた上で治療を進めています。治療を検討される際は、詳細をクリニックに直接ご確認ください。
肺がんの治療成績の向上には、症状の出ないうちに検診を受け、早期のうちに治療を行うことが重要です。
胸部X線検査は、多くの自治体の健康診断に含まれています。より精度の高い検査を希望する場合は、低線量CTによる肺がん検診も選択肢の一つです。特に喫煙歴がある方、家族に肺がんの方がいる方は、積極的に検診を受けることをお勧めします。禁煙を始めてから10年後には、禁煙しなかった場合と比べて肺がんのリスクを約半分に減らせることも分かっています。
「咳が続いているのに、忙しくて受診できていない」——その先延ばしが、取り返しのつかない結果を招くことがあります。
肺がんは、早期に発見できれば治療の選択肢が広がり、生活への影響も最小限に抑えられる可能性があります。逆に、発見が遅れるほど治療は難しくなります。「大したことはないだろう」という思い込みを手放すことが、最初の一歩です。

咳は、体が発するサインです。
2週間以上続く咳、血痰、咳止めが効かない、息切れや胸痛、声のかすれ——これらのポイントに一つでも当てはまるなら、早めに医療機関を受診してください。肺がんは、症状が出にくい病気だからこそ、わずかなサインを見逃さないことが重要です。
「もう治療がない」と感じている方も、あきらめないでください。
標準治療の枠を超えた選択肢として、ICVS東京クリニックのHITV療法という免疫療法があります。ステージⅣの進行肺がんや再発肺がんに対しても、「がんの消失を目指す」という理念のもと、患者さん一人ひとりに寄り添った治療を提供しています。
まずは医療相談・事前診断からご相談いただけます。あなたの不安や疑問を、専門チームが丁寧にお聞きします。
治すことを、あきらめない選択肢を——一緒に考えましょう。
【ICVS東京クリニック 肺がん治療のご相談はこちら】
肺がんに対する次世代免疫療法「HITV療法」について、詳しくはICVS東京クリニックの公式サイトをご覧いただくか、医療相談窓口までお気軽にお問い合わせください。
「他の選択肢があるのか知りたい」という方も、まずはご相談からどうぞ。専門医チームが、あなたの状況に合わせて丁寧にご説明します。
症状を早めに確認したい方へ
咳や呼吸の違和感について相談したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックをご利用ください。
症状の経過や生活への影響も含めて丁寧に確認しています。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

咳が2週間以上続くとき、「ただの風邪だろう」と軽く考えていませんか?
実は、長引く咳の背後には肺がんが隠れている可能性があります。風邪と肺がんの初期症状は驚くほど似ているため、多くの方が受診のタイミングを逃してしまうのです。
私は長年にわたり、がん免疫療法の研究と臨床に携わってきました。その中で、「もっと早く受診していれば」という患者さまの声を数多く耳にしてきました。咳や痰といった日常的な症状だからこそ、見逃してはいけないサインを知っておくことが重要です。
この記事では、肺がんと風邪の違いを医学的根拠に基づいて詳しく解説し、受診すべき6つのサインをお伝えします。早期発見のための知識を身につけ、大切な命を守りましょう。
咳が長引いて気になる方へ
風邪と思って様子を見てよいのか、肺がんとの違いを確認したい方は、東京都千代田区の医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。受診の目安を整理したい方にも向いています。
咳や痰は、風邪でも肺がんでも共通して現れる症状です。
しかし、その「質」と「持続期間」に大きな違いがあります。風邪による咳は、通常1~2週間程度で自然に改善していきます。一方、肺がんによる咳は3週間以上続き、なかなか改善しないことが特徴です。

風邪の場合、発熱や喉の痛み、鼻水といった症状が同時に現れることが多く、これらの症状は数日から1週間程度で軽快します。咳も徐々に落ち着き、痰の色も透明から白色へと変化していくのが一般的です。
対照的に、肺がんの初期症状には特有のものがありません。咳や痰、倦怠感など、風邪によく似た症状が主体となります。ただし、これらの症状が長期間続くことが最大の特徴です。特に、喫煙歴のある方や家族にがんの既往がある方は、注意が必要です。
肺がんの種類によっても症状の現れ方が異なります。肺の中心部にできる「肺門型肺がん」では、早期から咳や痰、血痰などの症状が出やすい傾向があります。一方、肺の端にできる「肺野型肺がん」では、初期症状がほとんどなく、進行してから息切れや呼吸困難が現れることが多いのです。
咳の性質にも違いがあります。風邪の咳は痰を伴う湿った咳が中心ですが、肺がんでは乾いた咳が続くケースも少なくありません。また、咳をしたときに胸の痛みを感じる場合は、肺がんが周囲の組織に広がっている可能性も考えられます。
重要なのは、「いつもの風邪と何か違う」という直感を大切にすることです。症状が3週間以上続く場合や、徐々に悪化している場合は、必ず医療機関を受診してください。
長引く咳以外にも、肺がんを疑うべき重要なサインがあります。
以下の6つの症状のいずれかが現れた場合は、速やかに呼吸器内科や呼吸器外科を受診することをお勧めします。

痰に血が混じる「血痰」は、肺がんの可能性が高い重要なサインです。
風邪や気管支炎でも血痰が出ることはありますが、繰り返し血痰が出る場合や、量が増えていく場合は特に注意が必要です。血痰の色は鮮紅色から暗赤色までさまざまですが、いずれの場合も早急な受診が求められます。
以前は問題なくできていた階段の昇り降りや、軽い運動で息切れを感じるようになった場合、肺機能の低下が疑われます。
肺がんが進行すると、がんが気管支を狭くしたり、肺の機能を低下させたりするため、息切れや動悸が現れます。安静時でも息苦しさを感じる場合は、すぐに医療機関を受診してください。
咳をしたときや深呼吸をしたときに胸が痛む場合、肺がんが肋骨や周辺の神経に広がっている可能性があります。
胸痛の程度は軽いものから激しいものまでさまざまですが、持続的な痛みや徐々に強くなる痛みは要注意です。特に、片側の胸だけが痛む場合は、肺がんの可能性を考慮すべきです。
風邪でもないのに声がかすれ、その状態が2週間以上続く場合は注意が必要です。
肺がんが声帯に関係する神経に広がると、声帯の動きが悪くなり、声のかすれが生じます。この症状は「反回神経麻痺」と呼ばれ、肺がんの進行を示す重要なサインの一つです。
特にダイエットをしていないにもかかわらず、1~2ヶ月で5kg以上体重が減少した場合は要注意です。
がん細胞は正常な細胞よりも多くのエネルギーを消費するため、体重減少が起こります。また、食欲不振や倦怠感を伴うことも多く、これらの症状が組み合わさって現れる場合は、肺がんを含む悪性腫瘍の可能性を考える必要があります。
37度台の微熱が2週間以上続く場合や、解熱剤を使っても熱が下がらない場合は、肺がんによる炎症が原因かもしれません。
肺がんが気管支を塞ぐと、その奥で感染が起こりやすくなり、発熱が続くことがあります。風邪薬を飲んでも改善しない発熱は、必ず医師に相談してください。
これらの症状は単独で現れることもあれば、複数が同時に現れることもあります。いずれの場合も、早期発見・早期治療のために、躊躇せず医療機関を受診することが大切です。
肺がんの発症には、いくつかの明確なリスク要因があります。
最も大きなリスク要因は喫煙です。肺がんの原因の約70%はタバコによるものとされています。タバコには約70種類もの発がん物質が含まれており、肺や気管支が繰り返しこれらの物質にさらされることで、細胞に遺伝子変異が起こり、がん化していくのです。

喫煙歴がある方は、禁煙後も一定期間はリスクが高い状態が続きます。ただし、禁煙することでリスクは徐々に低下していくため、今からでも遅くありません。禁煙は肺がん予防の最も効果的な方法です。
受動喫煙も重要なリスク要因です。自分は吸わなくても、家族や職場で喫煙者がいる環境にいる方は、肺がんのリスクが高まります。特に長期間にわたって受動喫煙にさらされている場合は、定期的な検診が推奨されます。
家族歴も無視できません。家族に肺がんを含むがんの既往がある方は、遺伝的な要因によってリスクが高まる可能性があります。特に、親や兄弟姉妹に肺がんの既往がある場合は、より注意深い経過観察が必要です。
職業的な曝露も肺がんのリスクを高めます。石綿(アスベスト)やコールタールなどの化学物質に長期間さらされる職業に就いている方、または過去に就いていた方は、定期的な健康診断を受けることが重要です。
年齢も考慮すべき要因です。肺がんは50歳以降に発症率が高まる傾向があります。特に60歳以上の方で、上記のリスク要因に該当する場合は、年1回の胸部CT検診を検討してください。
これらのリスク要因に該当する方は、症状がなくても定期的な検診を受けることで、早期発見の可能性が高まります。早期発見できれば、治療の選択肢も広がり、治癒の可能性も大きく向上します。
肺がんが疑われる場合、いくつかの段階を経て診断が確定します。
まず、最初に行われるのが胸部X線検査です。これは最も基本的な検査で、肺に異常な影がないかを確認します。ただし、小さながんや肺の端にあるがんは、X線では見つけにくいことがあります。
より詳細な検査が必要な場合は、胸部CT検査が行われます。CTはX線よりも精密で、数ミリ単位の小さながんも発見できます。特に、人間ドックや検診のオプションとして低線量CTを選択することで、早期の肺がんを発見できる可能性が高まります。
画像検査で異常が見つかった場合、次に行われるのが組織検査です。気管支鏡を使って気管支の内部を観察し、疑わしい部分から組織を採取します。この組織を顕微鏡で調べることで、がん細胞の有無や種類を確定します。

痰の検査も重要です。特に血痰が出ている場合、痰の中にがん細胞が含まれていないかを調べます。この検査は非侵襲的で、患者さまの負担が少ないという利点があります。
胸水が貯まっている場合は、針を使って胸水を採取し、がん細胞の有無を調べます。胸水の中にがん細胞が見つかれば、肺がんの進行度を判断する重要な情報となります。
肺がんと診断された場合、次に行われるのが進行度(ステージ)を調べる検査です。全身CT、PET-CT検査、脳MRI、骨シンチグラフィなどを用いて、がんの広がりを詳しく調べます。これらの検査結果に基づいて、最適な治療法が選択されます。
肺がんは、小細胞がんと非小細胞がん(腺がん、扁平上皮がん、大細胞がん)に大きく分類されます。小細胞がんは全体の10~15%を占め、非小細胞がんとは治療法が異なるため、正確な診断が重要です。
進行度はI期からIV期まで分類され、さらにA、B、Cに細分化されます。早期(I期、II期)であれば手術が第一選択となり、治癒の可能性も高くなります。進行期(III期、IV期)では、放射線治療や薬物療法、免疫療法などを組み合わせた治療が行われます。
肺がんの治療法は、がんの種類と進行度によって大きく異なります。
早期の非小細胞肺がん(IA期からIIA期)では、手術が第一選択となります。がんを含む肺の一部または全体を切除することで、治癒を目指します。手術後の病理検査で、がんの広がりが予想以上だった場合は、再発予防のために抗がん剤治療を追加することがあります。
進行した非小細胞肺がん(IIB期からIIIB期)では、手術に加えて抗がん剤治療や放射線治療を組み合わせた集学的治療が行われます。手術前に抗がん剤や放射線でがんを小さくしてから手術を行う場合もあれば、手術後に追加治療を行う場合もあります。
IV期の進行がんや再発がんでは、手術が難しいため、薬物療法が中心となります。近年では、免疫チェックポイント阻害薬という新しいタイプの薬が登場し、治療成績が大きく向上しています。この薬は、がん細胞が免疫システムから逃れる仕組みを阻害し、体の免疫力でがんを攻撃する治療法です。
小細胞肺がんは進行が非常に早く、発見時にはすでに転移していることが多いがんです。限局型(肺とリンパ節に留まっている)の場合は、抗がん剤と放射線治療を同時に行います。進展型(遠隔転移がある)の場合は、抗がん剤治療が中心となり、最近では免疫チェックポイント阻害薬を併用する治療法が標準となっています。
標準治療だけでは十分な効果が得られない場合や、さらなる治療の可能性を求める場合、次世代の免疫療法という選択肢もあります。
ICVS東京クリニックでは、「延命ではなく、救命を目指して」という理念のもと、ステージIVの進行がんや再発がんに特化した**HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)**を提供しています。
HITV療法は、免疫システムの司令塔である**樹状細胞**を活用した治療法です。患者さまご自身の体から採取した樹状細胞を、CT画像で確認しながら腫瘍内へ直接投与することで、患者さま自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を正確に学習させます。
この治療の特徴は、「腫瘍のワクチン化」という考え方にあります。腫瘍に投与された樹状細胞は、がん情報を高精度で認識し、それをもとに強力な免疫細胞(CTL:キラーT細胞)を体内で誘導します。誘導されたCTLは24時間休むことなくがん細胞を攻撃し続け、画像診断では捉えきれない微細ながん細胞にも対応することで、転移・再発の抑制を目指します。
HITV療法は、2008年の設立以来、日本のみならず台湾、中国、マレーシア、ロシア、オーストラリアなど世界各国から患者さまをお迎えし、2,000名以上の治療支援実績があります。また、院内には国際的なGMP基準に準じた細胞培養加工施設(CPC)を完備し、厳密な品質管理のもとで治療を提供しています。
なお、HITV療法は日本国内の医薬品医療機器等法において未承認であり、保険適用外の自由診療となります。治療費用は、アフェレーシス(成分採血+細胞培養費)が1,540,000円、樹状細胞局所注入が220,000円/1箇所などとなっています。
治療は患者さまの状態・症状・生活環境を総合的に考慮し、専門医が丁寧にカウンセリングと診断を行った上で、オーダーメイドの治療計画をご提案します。来院回数は基本4回程度で、通院負担にも配慮した体制を整えています。
肺がんは早期発見が何よりも重要です。
まず、定期的な検診を受けることが基本です。特に40歳以上で喫煙歴がある方、家族にがんの既往がある方は、年1回の胸部X線検査または低線量CT検査を受けることをお勧めします。
日常生活では、自分の体の変化に敏感になることが大切です。咳が3週間以上続く、痰に血が混じる、息切れが以前より強くなった、などの症状に気づいたら、「様子を見よう」と先延ばしにせず、すぐに医療機関を受診してください。
禁煙は肺がん予防の最も効果的な方法です。喫煙している方は、今日から禁煙を始めましょう。禁煙外来を利用すれば、医師のサポートを受けながら無理なく禁煙できます。禁煙後も一定期間はリスクが残りますが、年数が経つにつれてリスクは確実に低下していきます。
受動喫煙を避けることも重要です。家族に喫煙者がいる場合は、屋外で吸ってもらうなど、煙を吸わない環境を作りましょう。職場での受動喫煙が気になる場合は、分煙の徹底を求めることも必要です。
バランスの取れた食生活と適度な運動も、がん予防に役立ちます。野菜や果物を積極的に摂取し、適度な運動で免疫力を維持することが、健康な体を保つ基本です。
何よりも大切なのは、「おかしいな」と感じたら、すぐに行動することです。早期発見できれば、治療の選択肢も広がり、治癒の可能性も大きく高まります。

肺がんと風邪の初期症状は非常に似ていますが、決定的な違いは症状の持続期間です。
咳や痰が3週間以上続く場合、血痰が出る場合、息切れや胸痛がある場合は、肺がんの可能性を考えて早急に医療機関を受診してください。特に、喫煙歴がある方、家族にがんの既往がある方、職業的に化学物質にさらされてきた方は、定期的な検診が重要です。
肺がんは早期発見できれば治癒の可能性が高い病気です。しかし、初期症状が乏しいため、発見が遅れることも少なくありません。だからこそ、日頃から自分の体の変化に注意を払い、少しでも異常を感じたら躊躇せず受診することが大切です。
標準治療に加えて、進行がんや再発がんに対する次世代免疫療法という選択肢もあります。ICVS東京クリニックでは、HITV療法を通じて「治すことを諦めない」医療を提供しています。今の治療に限界を感じている方、別の可能性を知ったうえで判断したい方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの大切な命を守るために、今日から行動を始めましょう。咳が長引くときは、決して軽視せず、専門医の診察を受けてください。
ICVS東京クリニックでは、進行がん・再発がんに特化した次世代免疫療法HITV療法を提供しています。標準治療だけでは十分な効果が得られなかった方、治す可能性を最後まで諦めたくない方は、ぜひ一度ご相談ください。詳しくは公式サイトをご覧いただくか、お電話にてお問い合わせください。
咳が続くときの受診判断に迷ったら
風邪との違いや受診タイミングを確認したい方は、東京都千代田区の医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。まずは状態の整理からでも大丈夫です。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

肺がんの治療を続けてきた患者さんが、主治医から「これ以上の治療効果が見込めない」と告げられる瞬間は、想像を絶する衝撃です。
これまで信じて続けてきた治療が限界を迎えたとき、多くの方が「もう何もできないのか」「このまま諦めるしかないのか」という深い絶望に包まれます。
しかし、標準治療の効果が得られなくなったとしても、選択肢はまだ残されています。
この記事では、肺がんの治療効果がないと言われた際に考えるべき次の治療選択肢と、患者さんとご家族が知っておくべき判断のポイントを詳しく解説します。
治療効果に不安を感じている方へ
肺がんの治療効果がないと言われ、今後の選択肢を考えたい方は、東京都千代田区の医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。次の一手を整理したい段階でもご利用いただけます。
主治医から「治療効果がない」と告げられたとき、その言葉の意味を正確に理解することが重要です。
多くの場合、これは「現在行っている治療法では、がんの進行を抑えることが難しくなった」という意味であり、「何もできることがない」という意味ではありません。
肺がんの標準治療には、手術・放射線治療・薬物療法があります。非小細胞肺がんでは、ステージや組織型、遺伝子変異の有無によって治療法が選択されます。
しかし、がん細胞は治療に対して耐性を獲得することがあり、当初効果があった治療薬が次第に効かなくなることは珍しくありません。特に進行がんでは、複数の治療ラインを経た後に選択肢が限られてくるのが現実です。

医学的に「治療効果がない」と判断される基準には、いくつかのパターンがあります。
画像検査でがんが明らかに増大している場合、腫瘍マーカーが上昇し続けている場合、あるいは症状が悪化している場合などです。これらの状況では、現在の治療を継続しても患者さんの利益にならないと判断され、治療方針の変更が検討されます。
ただし、これは「治療の選択肢がすべて尽きた」ことを必ずしも意味しません。
標準治療の効果が得られなくなった場合でも、複数の選択肢が存在します。
非小細胞肺がんでは、がん細胞の遺伝子変異を調べることで、その変異に適した分子標的薬を使用できる可能性があります。EGFR遺伝子変異、ALK融合遺伝子、ROS1融合遺伝子、BRAF遺伝子変異、KRAS遺伝子変異など、複数の遺伝子異常が治療標的となっています。
初回診断時に遺伝子検査を受けていない場合や、限られた遺伝子のみを調べていた場合は、包括的ながん遺伝子検査(がんゲノムプロファイリング検査)を受けることで、新たな治療の可能性が見つかることがあります。
免疫チェックポイント阻害薬は、患者さん自身の免疫システムを活性化してがん細胞を攻撃する治療法です。PD-1阻害薬やPD-L1阻害薬などが該当します。
この治療は、がん細胞表面のPD-L1発現状況によって効果が予測されますが、発現が低い場合でも効果が得られることがあります。標準治療後の選択肢として、単剤または他の薬剤との併用で使用されることがあります。

標準治療がない、または終了した患者さんを対象に、がんゲノムプロファイリング検査が行われることがあります。次世代シークエンサーを用いて100以上の遺伝子を同時に調べ、その結果を複数の専門家で構成されるエキスパートパネルで検討します。
遺伝子変異が見つかり、その変異に対して効果が期待できる薬がある場合には、臨床試験や治験への参加を検討できる可能性があります。
標準治療だけでは治癒が難しいとされるステージⅣの進行がん・再発がんに対して、次世代の免疫療法が注目されています。
ICVS東京クリニックでは、「延命ではなく、救命を目指して」という理念のもと、HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)という免疫細胞療法を提供しています。この治療法は、免疫システムの司令塔である樹状細胞を活用し、体内でがんを攻撃するCTL(キラーT細胞)を効率的に誘導することで、がんの消失を目標とするものです。
HITV療法の特徴は、樹状細胞を腫瘍へ直接投与する点にあります。CT画像で確認しながら腫瘍内へ直接注入することで、患者さん自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を、より正確に樹状細胞へ学習させることを目指します。
投与された樹状細胞は、がん情報を高精度で認識し、CTLへの指示を精密化します。投与後2週間前後からCTLが体内に誘導され、24時間休むことなくがん細胞へ攻撃を継続する「腫瘍のワクチン化」という状態を狙います。
なお、HITV療法は日本国内の医薬品医療機器等法において未承認であり、保険適用外の自由診療となります。
「治療効果がない」と告げられたとき、セカンドオピニオンを求めることは患者さんの権利です。
主治医の判断が間違っているという意味ではなく、別の専門医の視点から新たな治療の可能性を探るためです。医療機関や医師によって、持っている情報や経験、得意とする治療法が異なります。
特にがん治療は日々進歩しており、最新の治療法や臨床試験の情報は、専門施設でなければ把握していないこともあります。

セカンドオピニオンを受ける際は、現在の主治医に紹介状と検査データの提供を依頼します。多くの医療機関では、セカンドオピニオン外来を設けており、予約制で対応しています。
受診時には、これまでの治療経過、現在の状態、今後の希望などを整理して伝えることが大切です。また、セカンドオピニオンで得た情報をもとに、主治医と再度相談することも重要なプロセスです。
治療効果が得られなくなったとき、緩和ケアへの移行を検討することも重要な選択肢です。
緩和ケアは、がんに伴う心と体のつらさを和らげるための医療です。「終末期の医療」というイメージを持たれがちですが、実際には診断された時点から受けることができ、がん治療と並行して行われるものです。
痛みや呼吸困難などの身体症状の緩和だけでなく、不安や抑うつなどの精神的苦痛、社会的・経済的な問題、スピリチュアルな悩みなど、患者さんとご家族が抱える様々な問題に対応します。
緩和ケアを早期から受けることで、生活の質(QOL)を維持・向上させることができます。症状が軽減されることで、残された時間をより充実したものにすることが可能です。
また、緩和ケアチームは、患者さんとご家族の意思決定を支援し、今後の療養場所や治療方針について一緒に考えてくれます。

緩和ケアを受けることは、積極的治療を諦めることではありません。多くの場合、両者は並行して行われます。
症状を緩和しながら、可能な治療を継続することで、患者さんの負担を軽減しつつ、治療の機会を失わないようにすることができます。
次の治療を選択する際には、いくつかの重要なポイントを考慮する必要があります。
どれだけ優れた治療法であっても、患者さんの体力が治療に耐えられなければ実施できません。パフォーマンスステータス(PS)という指標で全身状態を評価し、治療の適応を判断します。
体力が低下している場合は、まず栄養状態の改善や症状の緩和を優先し、体力が回復してから治療を開始することもあります。
治療を選択する際には、その目的を明確にすることが大切です。治癒を目指すのか、延命を目指すのか、症状の緩和を優先するのか。
目的によって選択すべき治療法は異なります。患者さん自身が何を最も大切にしたいのか、ご家族とも十分に話し合い、医療チームに伝えることが重要です。
保険適用外の治療を選択する場合、経済的負担は大きな問題となります。HITV療法の場合、アフェレーシス(成分採血+細胞培養費)が1,540,000円、樹状細胞局所注入が220,000円/1箇所などの費用がかかります。
治療を選択する前に、総額の費用、支払い方法、利用可能な医療費控除や高額療養費制度などを確認し、経済的に継続可能かどうかを慎重に検討する必要があります。
治療の選択は、患者さん一人で決めるものではありません。ご家族との十分な話し合いが必要です。
治療に伴う身体的・経済的負担、療養場所、介護の体制など、様々な側面から検討し、家族全体で納得できる選択をすることが大切です。また、患者さんの価値観や希望を尊重しながら、現実的な選択肢を探ることが求められます。
ICVS東京クリニックは、がん免疫療法の専門医である蓮見賢一郎によって2008年に設立されました。
国内外の研究者・臨床現場とのネットワークを持ち、HITV療法専門施設として研鑽を重ねています。これまで日本のみならず、台湾、中国、マレーシア、ロシア、オーストラリアなど世界各国から患者さんを受け入れ、2,000名以上の治療支援に携わってきました。
当院では、CTガイド下投与によりリアルタイムのCT画像をもとに穿刺を行い、腫瘍内へ正確に樹状細胞を直接投与する高度な医療技術を採用しています。
また、院内CPC(細胞培養加工施設)を完備し、国際的GMP基準に沿った環境を整え、専任の細胞培養士が適切に管理・処置を行っています。さらに、再生医療等安全性確保法に則った運用を行い、厚生労働省の許可を受けた特定細胞加工施設として、品質管理を重視した培養体制を構築しています。

当院の免疫治療の研究・開発は、1948年に故・蓮見喜一郎博士が開発したがんワクチン(ハスミワクチン)を起点とし、約80年にわたる実績の延長線上にあります。
さらに、樹状細胞研究の功績により2011年にノーベル生理・医学賞を受賞したラルフ・スタインマン博士が、当院母体の技術顧問としてHITV療法の確立にも長年貢献しました。
治療は患者さんの状態・症状・生活環境を総合的に考慮し、専門医が丁寧にカウンセリングと診断を行った上で、相乗効果を生む治療法を組み合わせたオーダーメイドの治療計画を提案します。
治療の流れは7ステップで構成され、来院回数は基本4回です。
肺がんの治療効果がないと告げられたとき、それは決して「終わり」を意味するものではありません。
分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬などの最新治療法、がんゲノム医療、次世代免疫療法など、複数の選択肢が存在します。セカンドオピニオンを活用し、専門施設に相談することで、新たな治療の可能性が見つかることもあります。
また、緩和ケアを早期から受けることで、生活の質を維持しながら、可能な治療を継続することもできます。
治療を選択する際には、体力と全身状態、治療の目的、経済的負担、ご家族との話し合いなど、様々な要素を総合的に考慮することが重要です。
ICVS東京クリニックでは、標準治療だけでは治癒が難しいとされるステージⅣの進行がん・再発がんに対して、HITV療法という次世代免疫療法を提供しています。樹状細胞を腫瘍へ直接投与することで、患者さん自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を正確に学習させ、CTLが24時間休むことなくがん細胞へ攻撃を継続する「腫瘍のワクチン化」を目指します。
2008年の設立以来、世界各国から2,000名以上の患者さんを受け入れ、治療支援に携わってきた実績があります。院内CPCを完備し、国際的GMP基準に沿った環境で、厚生労働省の許可を受けた特定細胞加工施設として運営しています。
「治すことを諦めない」という姿勢を、患者さんと共有する場所として、ICVS東京クリニックは存在しています。今の治療に限界を感じている方、別の可能性を知ったうえで判断したい方は、一度相談してみる価値があるでしょう。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

肺がんと診断され、「抗がん剤治療が難しい」と告げられたとき、多くの患者さんやご家族は大きな不安を感じられることでしょう。
しかし、抗がん剤が使えないからといって、治療の選択肢がなくなるわけではありません。
最新の「肺癌診療ガイドライン2024年版」では、患者さんの状態やがんの進行度に応じて、外科手術、放射線治療、そして免疫療法など、複数の治療法が示されています。
この記事では、抗がん剤治療が困難と判断された場合に考えられる他の治療選択肢と、それぞれの判断基準について、がん免疫療法の専門医である私の視点から詳しく解説します。
抗がん剤以外の選択肢も知っておきたい方へ
肺がんで抗がん剤が使えないと言われ、他の治療や判断ポイントを整理したい方は、東京都千代田区の医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。まずは現在の状況確認からでも構いません。
まず、なぜ抗がん剤治療が難しいと判断されるのか、その背景を理解することが大切です。
抗がん剤治療には一定の体力が必要とされます。
体力や臓器機能が低下している場合、抗がん剤の副作用に耐えられず、かえって生活の質を損なう可能性があるため、医師は慎重に判断します。
肺がん診療では、患者さんの全身状態を評価する指標として「パフォーマンスステータス(PS)」が用いられます。
PSは0から4までの5段階で評価され、数値が高いほど日常生活に支障が出ている状態を示します。
PS3以上(日中の50%以上をベッドや椅子で過ごす状態)では、抗がん剤治療の効果よりも副作用のリスクが上回ると判断されることが多くなります。
肝臓や腎臓の機能が著しく低下している場合、抗がん剤の代謝や排泄が適切に行われず、体内に薬剤が蓄積して重篤な副作用を引き起こす可能性があります。
また、骨髄機能が低下していると、白血球や血小板の減少により感染症や出血のリスクが高まります。
高齢であることや、心疾患・糖尿病などの合併症がある場合も、抗がん剤治療のリスクが高まる要因となります。
ただし、年齢だけで治療を諦める必要はなく、総合的な評価が重要です。
抗がん剤が使えない場合でも、がんの種類、進行度、患者さんの状態に応じて、さまざまな治療法が検討できます。
ここでは主な選択肢を紹介します。
早期の肺がんや、限局した病変に対しては、外科手術が有効な選択肢となります。
手術によってがん組織を完全に切除できれば、根治の可能性が高まります。
ただし、手術には一定の体力と肺機能が必要です。肺活量や心肺機能の評価を行い、手術に耐えられるかどうかを慎重に判断します。
近年では、胸腔鏡下手術(VATS)やロボット支援手術など、体への負担が少ない低侵襲手術も普及しており、高齢の方や体力に不安のある方でも検討できるケースが増えています。
放射線治療は、手術が難しい場合や、局所的ながんに対して有効な治療法です。
特に、体幹部定位放射線治療(SBRT)は、高精度で腫瘍に集中的に放射線を照射する方法で、早期肺がんに対して手術に匹敵する治療成績が報告されています。
また、進行がんで症状がある場合には、緩和的放射線治療により、痛みや呼吸困難などの症状を軽減することも可能です。
免疫チェックポイント阻害薬は、患者さん自身の免疫システムを活性化させてがん細胞を攻撃する治療法です。
抗がん剤とは異なる作用機序を持ち、一部の患者さんでは長期間にわたる効果が期待できます。
ただし、すべての患者さんに効果があるわけではなく、PD-L1の発現状況などのバイオマーカー検査が治療選択の参考となります。
標準治療だけでは治癒が難しいとされるステージⅣの進行がんや再発がんに対して、当院では「HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)」という次世代免疫療法を提供しています。
HITV療法は、免疫システムの司令塔である樹状細胞を活用し、体内でがんを攻撃するCTL(キラーT細胞)を効率的に誘導することで、がんの消失を目標とする治療法です。
CT画像で確認しながら腫瘍内へ直接樹状細胞を投与することで、患者さんご自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を正確に学習させ、腫瘍そのものをワクチン化する考え方に基づいています。
投与後2週間前後からCTLが体内に誘導され、24時間休むことなくがん細胞へ攻撃を継続します。
なお、HITV療法は日本国内の医薬品医療機器等法において未承認であり、保険適用外の自由診療となります。
複数の治療選択肢がある中で、どの治療を選ぶべきかは、患者さん一人ひとりの状況によって異なります。
以下のポイントを参考に、主治医とよく相談することが大切です。
がんが肺の一部に限局しているのか、リンパ節や他の臓器に転移しているのかによって、適切な治療法は変わります。
早期であれば手術や放射線治療が第一選択となることが多く、進行している場合は全身療法である免疫療法や分子標的薬が検討されます。
治療には一定の体力が必要です。
日常生活がどの程度自立しているか、臓器機能は保たれているかなど、総合的な評価が重要になります。
体力に不安がある場合でも、体への負担が少ない治療法を選ぶことで、QOL(生活の質)を維持しながら治療を続けることが可能です。
治療の目的が「がんを完全に治すこと」なのか、「症状を和らげて生活の質を保つこと」なのかを明確にすることも大切です。
根治を目指す場合は、より積極的な治療が選択されますが、緩和を目的とする場合は、体への負担を最小限に抑えた治療が優先されます。
治療を受けるのは患者さんご本人です。
どのような治療を受けたいか、どのような生活を送りたいかという希望を、医師に率直に伝えることが重要です。
医師はその希望を尊重しながら、最適な治療計画を提案します。

「抗がん剤が使えない」と言われた場合、他の医療機関でセカンドオピニオンを受けることも一つの選択肢です。
医師によって治療方針や判断基準が異なることもあり、別の視点からの意見を聞くことで、新たな治療の可能性が見つかることもあります。
セカンドオピニオンは、主治医への不信感を示すものではなく、より良い治療を受けるための正当な権利です。
多くの医療機関では、セカンドオピニオン外来を設けており、患者さんが納得して治療を選択できるようサポートしています。
当院は、「延命ではなく、救命を目指して」という理念のもと、標準治療だけでは治癒が難しいとされるステージⅣの進行がん・再発がんに特化した次世代免疫療法を提供しています。
がん免疫療法の専門医である蓮見賢一郎によって2008年に設立され、これまで日本のみならず、台湾、中国、マレーシア、ロシア、オーストラリアなど世界各国から患者さまをお迎えし、2,000名以上の治療支援に携わってきました。
当院の中核となるHITV療法は、以下の3つの特徴を重視しています。
樹状細胞を腫瘍へ直接投与・・・CT画像で確認しながら腫瘍内へ直接注入することで、患者さまご自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を、より正確に樹状細胞へ学習させます。
腫瘍のワクチン化・・・腫瘍に投与された樹状細胞は、がん情報を高精度で認識し、CTLへの指示も精密化します。投与後2週間前後からCTLが体内に誘導され、24時間休むことなくがん細胞へ攻撃を継続します。
微細ながん細胞まで浄化・・・画像診断で判別できない微細ながん細胞が血液により移動・着床することが転移・再発の一因とされます。HITV療法では、腫瘍のワクチン化によって生まれる高精度なCTLが血液中を巡回し、がん細胞を見つけると即時に攻撃することで、転移・再発を防ぐことを目指します。

当院では、CTガイド下投与によりリアルタイムのCT画像をもとに穿刺を行い、腫瘍内へ正確に樹状細胞を直接投与する高度な医療技術を採用しています。
また、院内CPC(細胞培養加工施設)を完備し、国際的GMP基準に沿った環境を整え、専任の細胞培養士が適切に管理・処置を行っています。
再生医療等安全性確保法に則った運用を行い、厚生労働省の許可を受けた特定細胞加工施設として、品質管理を重視した培養体制を構築しています。
治療は患者さまの状態・症状・生活環境を総合的に考慮し、専門医が丁寧にカウンセリングと診断を行った上で、相乗効果を生む治療法を組み合わせたオーダーメイドの治療計画をご提案します。
患者さまご本人とご家族のお気持ちを最優先し、QOL(生活の質)を維持・向上させながら、できる限り心身の負担が少ない診療を目指しています。
肺がんで抗がん剤治療が難しいと言われても、決して治療の道が閉ざされたわけではありません。
外科手術、放射線治療、免疫療法など、患者さんの状態に応じた複数の選択肢があります。
最新の肺癌診療ガイドライン2024年版に基づき、一人ひとりに最適な治療法を選択することが重要です。
治療を選ぶ際には、がんの進行度、全身状態、治療の目的、そして患者さんご自身の希望を総合的に考慮し、主治医とよく相談してください。
セカンドオピニオンを活用することも、納得のいく治療選択につながります。
当院では、標準治療だけでは治癒が難しいとされる進行がん・再発がんに対して、HITV療法という次世代免疫療法を提供しています。
「治すことを諦めない」という姿勢を、患者さんと共有しながら、最後まで可能性を追求する医療に尽力しています。
今の治療に限界を感じている方、別の可能性を知ったうえで判断したい方は、ぜひ一度ご相談ください。
他の治療を知ったうえで判断したいときに
今の説明だけで決めきれない、別の選択肢も確認しておきたいという方は、東京都千代田区の医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

肺がんは、がん細胞が血液やリンパの流れに乗って、他の臓器へと広がりやすい特徴を持っています。
その中でも、骨への転移は比較的頻度が高く、進行した肺がん患者さんの約30~50%に認められるとされています。
骨転移とは、がん細胞が骨組織に到達し、そこで増殖を続ける状態を指します。骨は全身から血液が集まる場所であり、リンパ系のネットワークも張り巡らされているため、がん細胞が到達しやすい環境にあるのです。
特に非小細胞肺がんでは、診断時にすでに骨転移が認められるケースも少なくありません。
骨転移が起こると、骨を溶かしたり、異常な骨を作ったりすることで、さまざまな症状が現れてきます。

がん治療には保険診療と自由診療があり、それぞれ特徴や選択肢が異なります。本記事では、両者の違いや自由診療を検討する際の考え方、判断するためのポイントについてわかりやすく解説します。
肺がんの骨転移には、特に発生しやすい部位があります。
最も多いのは、**肋骨**、**胸椎**、**腰椎**といった体幹部の骨です。これらの部位は血流が豊富で、がん細胞が到達しやすい環境にあります。
まれに、肘から下や膝から下といった四肢の末端にも転移することがありますが、頻度としては低いとされています。
体幹部の骨は、骨髄が豊富に存在し、血液の生成や免疫機能に関わる重要な役割を担っています。
そのため血流が活発で、がん細胞が血液を介して到達しやすい構造になっているのです。また、脊椎は神経が密集しているため、転移が起こると深刻な症状を引き起こすリスクが高まります。
骨転移が小さいうちは、ほとんど症状が現れないことが多いです。
しかし、がん細胞が増殖し、骨の構造に影響を与えるようになると、さまざまな症状が出てきます。

腰椎や胸椎に転移が起こると、腰痛や背中の痛みが生じることがあります。
骨自体には痛みを感じる神経は通っていませんが、がん細胞が骨を包む膜を圧迫することで、痛みとして感じられるようになります。初期には軽い違和感程度でも、進行すると持続的な痛みへと変化していきます。
脊椎に転移が起こり、がん細胞が増殖すると、脊髄を圧迫する可能性があります。
脊髄には全身の神経が通っているため、圧迫されると上肢や下肢の麻痺、しびれ、筋力低下といった神経障害が現れることがあります。これは緊急に対応が必要な状態です。
がん細胞によって骨が破壊され、脆くなると、通常では骨折しないような軽い衝撃でも骨折してしまうことがあります。
これを「**病的骨折**」と呼びます。脊椎や大腿骨など、体重を支える部位で起こると、日常生活に大きな支障をきたします。
がん細胞が骨を溶かすことで、骨に含まれていたカルシウムが血液中に溶け出し、血中カルシウム濃度が上昇することがあります。
これを「**高カルシウム血症**」と呼び、脱水、口渇、多尿、悪心、嘔吐、筋力低下といった症状が現れます。さらに進行すると、腎機能障害を引き起こすこともあります。
骨転移の有無を正確に診断することは、今後の治療方針を決定する上で非常に重要です。
骨転移の診断には、複数の画像検査を組み合わせて行います。
単純X線検査は最も基本的な検査ですが、骨の変化が進行してからでないと検出しにくい場合があります。
CT検査は、骨の構造を詳細に観察でき、転移の広がりを把握するのに有用です。
MRI検査は、骨髄の変化や軟部組織への浸潤を評価するのに優れています。
骨シンチグラフィーは、放射性物質を用いて全身の骨を一度に評価できる検査で、小さな転移も検出しやすい特徴があります。
PET検査は、がん細胞の代謝活動を画像化する検査で、骨転移の活動性を評価するのに役立ちます。

画像検査で骨転移が疑われる場合、確定診断のために組織を採取して顕微鏡で観察する病理学的検査が行われることもあります。
これにより、転移の性質や治療への反応性を予測する情報が得られます。
骨転移は、直接命に関わるわけではありませんが、痛みや骨折、神経障害といった症状によって、生活の質(QOL)を大きく低下させる可能性があります。
そのため、治療の目的は、症状を緩和し、骨関連事象(SRE)を予防することに重点が置かれます。
薬物治療は、骨転移に対する基本的な治療法です。
**骨修飾薬(BMA)**は、骨を溶かす細胞の働きを抑え、骨折や痛みを予防する効果があります。代表的なものに、ビスホスホネート製剤や抗RANKL抗体薬があります。
また、がん細胞そのものの増殖を抑える**抗がん薬**や**分子標的薬**も、骨転移の進行を遅らせる効果が期待できます。
痛みに対しては、消炎鎮痛薬や、必要に応じてモルヒネなどの麻薬性鎮痛薬が使用されます。
放射線治療は、骨転移による痛みを緩和し、骨折や神経圧迫を予防するために有効な治療法です。
外部から放射線を照射する外照射が一般的で、1回の照射時間は数分程度です。痛みの改善率は50~80%と高く、多くの患者さんで効果が得られています。
脊髄を圧迫している場合や、病的骨折のリスクが高い場合には、早急に放射線治療が検討されます。
近年では、**体幹部定位放射線治療(SBRT)**という、高線量を少ない回数で照射する方法も保険適用となり、より効果的な局所制御が期待できるようになっています。
病的骨折が起こった場合や、骨折のリスクが非常に高い場合には、外科的治療が検討されます。
脊椎の場合は、神経の圧迫を取り除き、脊椎を安定化させる手術が行われます。四肢の長管骨では、骨を補強するために金属プレートやセメントを用いた固定術が行われることがあります。

標準治療だけでは十分な効果が得られない進行がん・再発がんに対して、ICVS東京クリニックでは「**HITV療法**」という次世代の免疫療法を提供しています。
HITV療法は、免疫システムの司令塔である「**樹状細胞**」を活用し、体内でがんを攻撃する「**CTL(キラーT細胞)**」を効率的に誘導する治療法です。
最大の特徴は、樹状細胞を**腫瘍へ直接投与**することで、患者さん自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を正確に学習させる点にあります。
これにより、腫瘍そのものが免疫細胞の”生産工場”のように機能し、24時間休むことなくがん細胞への攻撃を継続することを目指します。
骨転移を伴う進行肺がんに対しても、HITV療法は一つの選択肢となり得ます。
画像診断では捉えきれない微細ながん細胞に対しても、誘導されたCTLが血液を巡って攻撃を続けるため、転移・再発の抑制を目指す治療とされています。
当院では、2008年の設立以来、世界各国から2,000名以上の患者さんを受け入れ、治療支援に携わってきました。
HITV療法は、患者さんの状態、症状、生活環境を総合的に考慮し、専門医が丁寧にカウンセリングと診断を行った上で、治療計画を提案します。
来院回数は基本4回程度で、通院負担にも配慮されています。
なお、HITV療法は日本国内の医薬品医療機器等法において未承認であり、保険適用外の治療です。
肺がんの骨転移は、痛みや骨折、神経障害といった症状によって、日常生活に大きな影響を与える可能性があります。
しかし、早期に発見し、適切な治療を行うことで、症状を緩和し、生活の質を維持することは十分に可能です。
放射線治療や薬物治療といった標準治療に加え、免疫療法という選択肢も存在します。
ICVS東京クリニックでは、「延命ではなく、救命を目指して」という理念のもと、進行がん・再発がんに特化した治療を提供しています。
治療の可能性を最後まで諦めたくない方、別の選択肢を知ったうえで判断したい方にとって、一度相談してみる価値のあるクリニックといえるでしょう。
骨転移の症状に不安を感じている方、現在の治療に限界を感じている方は、ぜひ専門医にご相談ください。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

肺がんは日本人の死因において上位に位置する深刻な疾患です。
早期発見が治療成績を大きく左右するため、適切な検査を受けることが極めて重要となります。
しかし、「どのような検査があるのか」「それぞれの検査で何がわかるのか」といった疑問を抱える方も少なくありません。本記事では、肺がんの発見から確定診断、さらに病期診断に至るまでの検査の流れと、各検査の特徴について詳しく解説します。
肺がんの発見には、大きく分けて二つのきっかけがあります。一つは検診や人間ドックでの発見、もう一つは自覚症状による受診です。
検診や人間ドックで発見された肺がんは、自覚症状がきっかけで発見されたものと比較して、小さく初期の段階であることが多いとされています。
自覚症状としては、咳が続く、血痰が出る、胸の痛みなどが挙げられます。こうした症状が続く場合、多くの方がまず医療機関を受診し、胸部X線検査を受けることになります。
胸部X線検査で異常が認められた場合、次のステップとして胸部CT検査が行われます。CT検査はX線検査よりも詳細に肺の状態を観察できるため、より小さな病変も発見しやすくなります。
近年、CTで肺を精密に調べることができるようになったため、初期の肺がんを見つけやすくなっています。
ただし、PET検査は初期の肺がんを見つけられないことがあるため、初期の肺がんを発見する目的であれば精密なCTのほうが優れているとされています。
CTで肺がんが疑われても、それだけでは確定診断とはなりません。
確定診断をつけるためには、がんが疑われる部位の細胞や組織を採取し、病理医が顕微鏡で調べて「がん」と診断する必要があります。この細胞や組織を採取する検査を「生検」といいます。
痰の中に出てくるがん細胞を顕微鏡で診断する検査です。
気管支の中にがんができている場合、この検査でがんと診断が確定することがあります。ただし、肺の末梢にできたがんは痰の中にがん細胞が出てきにくいため、この検査では診断がつきません。

口または鼻から直径6mm程度のファイバースコープを気管支まで挿入して観察し、腫瘍が直接見えればこれを一部採取します。
腫瘍が見えない場合でも、X線透視下で腫瘍に向かってブラシを挿入し、細胞を一部かきとって顕微鏡で診断します。のどの麻酔を行い、さらに検査中は眠くなる薬を投与して苦痛を軽減します。
肺の末梢にできたがんは通常の気管支鏡が届きにくいため、特殊な気管支鏡を用いることがあります。
この検査は、肺がんかどうかを調べるための組織を採取する検査の中では体への負担が小さく、最初に選択されます。
ただし、がんができた場所や大きさによって気管支鏡での診断は困難なことがあります。組織採取によって肺や気管支内の出血、胸腔内の空気漏れ(気胸)、肺炎、発熱などの合併症を起こす可能性があります。
がんが疑われる箇所まで気管支鏡が届かない場合や、気管支鏡検査で診断がつかない場合などに行われます。
局所麻酔を使用して体表から細い針を刺し、超音波(エコー)やX線、CTで位置を確認しながら病変のある肺の細胞や組織を採取して詳しく調べます。気胸などの合併症を起こす可能性があるため、行えるかどうかは体の状態をみながら検討します。
胸部を小さく切開して、内視鏡を肋骨の間から胸腔内に挿入し、肺や胸膜、リンパ節の組織を採取して調べる検査です。
胸膜の近くに病変がある場合や、画像検査でがんが強く疑われ、気管支鏡検査による生検や経皮的針生検での診断が難しい場合などに行われます。多くは全身麻酔をした状態で行いますが、がんや体の状態によっては局所麻酔で行うこともあります。
影が小さい場合には確定診断をつけるための検査がいずれもできないことがあります。最近は影が小さい状態で見つかることも多いため、肺がんで手術を受ける方の半数以上が術前に確定診断がついておらず、診断と治療を兼ねた手術を受けられる方が増えています。

大腸がんとポリープは似たように感じられますが、性質や対応方法には違いがあります。本記事では、それぞれの違いや放置してよいケースと注意が必要なケース、受診の判断ポイントについてわかりやすく解説します。
肺がんと確定診断がついたり、肺がんが強く疑われた場合、次にがんの転移を調べる検査を行います。
がんの転移の程度によって治療方針が変わるため、転移を調べる検査は極めて重要です。肺がんは脳、肺、全身の骨、肝臓、副腎などの臓器や気管支近傍のリンパ節に転移することがあります。

肺にがんを疑う病変がないかどうかを調べる画像診断法としては、現在最も多く使われている方法です。
胸部X線検査などで異常が認められた場合に行い、がんを疑う病変の大きさや場所、リンパ節や腹部などのほかの臓器に転移していないかどうかを調べます。体の周囲からX線をあてて、体の断面を画像にします。
また、がんの広がりなどを調べるために造影剤を使ったCT検査を行うこともあります。脳以外の臓器や骨への転移、あるいは胸の中のリンパ節転移を調べるには造影CTとともにPETが有用とされています。
PET検査は、放射性薬剤を体内に投与し、その分布を特殊なカメラでとらえて画像化する核医学検査の一種です。
CTなどの画像検査では通常、頭部、胸部、腹部などと部位を絞って検査を行いますが、PET検査では全身を一度に調べることができます。現在PET検査といえば大半がブドウ糖代謝の指標となる18F-FDGというくすりを用いた「FDG-PET検査」です。
CT検査などでは形の異常を診るのに対し、PET検査ではブドウ糖代謝などの機能から異常をみます。臓器のかたちだけで判断がつかないときに、機能をみることで診断の精度を上げることができます。
がん細胞は正常細胞の何倍もの量のブドウ糖を取り込むため、18F-FDGを注射すると、このくすりもがんの病巣に集まります。
くすりが集まったところからは放射線が多く放出されるので、それを捕らえて画像化することにより、がんの病巣を見つけ出すことができます。一般に、がんが1cmほどになればPET検査で発見できるとされています。
全身を一度に調べられ、予想外のがんの発見に威力を発揮することから、がんの可能性が疑われながら他の検査で病巣が発見できない「原発不明癌」の診断や、がんの転移・再発を調べるのに有力な検査とされています。
出典国立国際医療研究センター「FDG-PET/CTとは」より作成
脳転移を調べるためには、PET検査よりもMRI検査が有用です。
MRI検査は磁気を使って体の断面を画像化する検査で、脳の詳細な構造を観察することができます。肺がんは脳に転移しやすいため、病期診断の際には脳MRI検査が推奨されます。
骨への転移を調べるための検査です。
放射性医薬品を静脈注射し、数時間後に全身の骨を撮影します。骨に転移がある場合、その部位に放射性医薬品が集まるため、画像上で転移の有無を判断できます。

非小細胞肺がんで薬物療法を検討する場合に、がん細胞の発生や増殖に関わるがん遺伝子に異常があるかどうかを調べる検査です。
医師がこの検査を必要と判断した場合は保険診療で行われています。非小細胞肺がんにおいては、生検で採取した組織を用いて、特定の遺伝子変異や遺伝子再構成の有無を調べます。
この検査結果によって、分子標的薬などの治療薬の選択が可能になります。
肺がん検診では、対象者によって推奨される検査が異なります。
重喫煙者に対する低線量CTは、複数のランダム化比較対照試験による死亡率減少効果が示されており、対策型検診及び任意型検診における肺がん検診として推奨されています。
対象年齢は50-74歳、検診間隔は1年に1回が望ましいとされています。重喫煙者に対しては、胸部X線検査よりも低線量CTのほうが利益が大きいと考えられます。
なお、重喫煙者とは喫煙指数(1日平均喫煙本数×喫煙年数)が600以上の人で、現在も喫煙している人と禁煙してから15年以内の人も含まれます。
米国のランダム化比較対照試験で死亡率減少効果が示唆され、国内の症例対照研究による結果と矛盾はありません。
喫煙状況にかかわらず対策型検診及び任意型検診における肺がん検診として推奨されています。対象年齢は40-79歳、検診間隔は1年に1回が望ましいとされています。
重喫煙者において胸部X線検査に喀痰細胞診を上乗せすることによる効果は明確ではありません。
国内では喫煙率の低下により喀痰細胞診の標的病変である肺門部扁平上皮がんは激減し、喀痰細胞診によって追加的に発見される肺がんは全国で年間20-30人程度です。また、喀痰細胞診を追加すると、胸部X線による不利益に加えて侵襲性の高い精密検査である気管支鏡の検査件数も増加するので、不利益が大きくなります。
対策型検診及び任意型検診における肺がん検診として実施しないことが勧められています。喀痰がある人は肺がんに限らず様々な呼吸器疾患の可能性があるため、がん検診ではなく、速やかに医療機関を受診するように勧められています。
出典国立がん研究センター がん対策研究所「有効性評価に基づく肺がん検診ガイドライン(2025年度版)」より作成

標準治療だけでは治癒が難しいとされるステージⅣの進行がん・再発がんに対して、ICVS東京クリニックでは「延命ではなく、救命を目指して」という理念のもと、次世代免疫療法を提供しています。
治療の中核となるのは、HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)という免疫細胞療法です。
樹状細胞を活用し体内でがんを攻撃するCTL(キラーT細胞)を効率的に誘導することで、がんの消失(治癒)を目標としています。なお、HITV療法は日本国内の医薬品医療機器等法において未承認であり、保険適用外の自由診療となります。
樹状細胞を腫瘍へ直接投与する点が大きな特徴です。
CT画像で確認しながら腫瘍内へ直接注入(腫瘍内注入が難しい場合は腫瘍を栄養する主要血管内への投与)を行うことで、患者自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を、より正確に樹状細胞へ学習させることを目指しています。
腫瘍に投与された樹状細胞ががん情報を高精度で認識することで、CTLへの指示も精密化され、投与後2週間前後からCTLが体内に誘導されます。
CTLは24時間休むことなくがん細胞へ攻撃を継続します。画像診断で判別できない微細ながん細胞が血液により移動・着床することが転移・再発の一因とされるため、腫瘍のワクチン化によって生まれる高精度なCTLが血液中を巡回し、がん細胞を見つけると即時に攻撃することで、転移・再発を防ぐことにつなげることを目指しています。
当院は、がん免疫療法の専門医である蓮見賢一郎によって2008年に設立され、国内外の研究者・臨床現場とのネットワークを持ち、HITV療法専門施設として研鑽を重ねています。
これまで日本のみならず、台湾、中国、マレーシア、ロシア、オーストラリアなど世界各国から患者を受け入れ、2,000名以上の治療支援に携わってきました。
CTガイド下投与によりリアルタイムのCT画像をもとに穿刺を行い、腫瘍内へ正確に樹状細胞を直接投与する高度な医療技術を採用しています。また、院内CPC(細胞培養加工施設)を完備し、国際的GMP基準に沿った環境を整え、専任の細胞培養士が適切に管理・処置を行っています。
さらに、再生医療等安全性確保法に則った運用を行い、厚生労働省の許可を受けた特定細胞加工施設として、品質管理を重視した培養体制を構築しています。
肺がんの診断には、胸部X線検査やCT検査から始まり、気管支鏡検査やCTガイド生検などの確定診断のための検査、さらにPET検査や脳MRI検査などの病期診断のための検査まで、段階的な検査の流れがあります。
それぞれの検査には特徴があり、がんの状態や患者の体の状態に応じて適切な検査が選択されます。
早期発見が治療成績を大きく左右するため、定期的な検診を受けることが重要です。特に重喫煙者の方は、低線量CT検査による検診が推奨されています。
また、標準治療だけでは治癒が難しいとされる進行がん・再発がんに対しては、ICVS東京クリニックのようなHITV療法などの次世代免疫療法という選択肢もあります。
気になる症状がある場合は、早めに医療機関を受診し、適切な検査を受けることをお勧めします。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

肺がんは、日本人のがん死亡率において常に上位に位置する深刻な疾患です。
しかし、初期段階では自覚症状がほとんど現れないという特徴があります。そのため、気づいたときにはすでに進行していたというケースも少なくありません。
この記事では、肺がんの初期段階で現れる可能性のある症状を幅広く紹介し、「咳」「息切れ」「胸痛」「体重減少」など複数のサインをまとめて解説します。特定の症状を深掘りするのではなく、あくまで「初期症状の全体像」を理解するための入口として、患者さまやご家族が早期に異変に気づき、適切な受診につながることを目指します。
肺がんは、肺の気管や気管支、肺胞などの細胞が何らかの原因でがん化し、異常に増殖する病気です。
進行すると、がん細胞は周囲の組織を壊しながら増殖し、血液やリンパ液の流れに乗って様々な部位に転移する可能性があります。肺がんは大きく「小細胞肺がん」と「非小細胞肺がん」に分けられ、非小細胞がんはさらに「腺がん」「扁平上皮がん」「大細胞がん」に分類されます。
いずれのがんでも喫煙が発生原因の1つとされており、中でも扁平上皮がんや小細胞がんは喫煙との関連が大きいとされています。ただし、喫煙していない方でも肺がんになることはあります。
肺がんが見逃されやすい最大の理由は、初期段階では症状がほとんど現れないことです。
腫瘍が小さいうちは、痛みや違和感を感じることが少なく、健康診断や他の病気の検査で偶然見つかることも少なくありません。また、咳や息切れといった症状が現れても、風邪や気管支炎などの他の呼吸器疾患と区別がつきにくいため、「ただの風邪だろう」と軽視してしまうケースが多いのです。
さらに、肺がん特有の症状が存在しないことも、早期発見を難しくしている要因の一つです。
肺がんの初期症状は、一見すると日常的な体調不良と見分けがつきません。
しかし、複数の症状が同時に現れたり、長期間続いたりする場合は注意が必要です。ここでは、肺がんの初期段階で現れる可能性のある主な症状をまとめて解説します。
咳は風邪や気管支炎など他の呼吸器疾患でも見られる一般的な症状です。
そのため、肺がんを原因とした咳と他の疾患による咳を区別することは非常に困難です。しかし、数週間以上続く咳や、徐々にひどくなっていく咳には警戒が必要です。
特に、痰に血が混じる場合は早めに医療機関を受診することが推奨されます。喫煙者や高齢者は特に、普段の咳と異なると感じたときには専門医に相談してください。
肺の機能が徐々に低下することで、階段を上る、重い荷物を持つなど、軽い運動でも息切れを感じることがあります。
普段は感じなかった疲労感や息苦しさが現れた場合、それは体が酸素不足に陥っているサインかもしれません。病状が進行すると、安静時にも息切れを感じることがあります。
特に、運動習慣のある方がこれまでにない息切れを感じた場合は、肺がんを含む呼吸器の異常を疑う必要があります。

腫瘍が胸膜や周囲の組織に影響を及ぼすことによって、胸の痛みが引き起こされます。
痛みの種類は鋭く刺すような感覚から鈍い圧迫感まで個人差がありますが、特に深呼吸や咳をしたときに強く痛みを感じる場合は注意が必要です。胸の痛みが数週間続いたり徐々に悪化したりする場合は、単なる筋肉痛とは異なる可能性があります。
特に食事量を減らしていないにもかかわらず、体重が減少する場合は注意が必要です。
がん細胞が体内のエネルギーを消費することで、意図しない体重減少が起こることがあります。数ヶ月で5kg以上の体重減少が見られる場合は、専門医に相談することをおすすめします。
肺がんの初期症状として、肩こりのような症状が見られることがあります。
首の付け根から肩にかけての痛みや、背中の痛みが長期間続く場合は、肺がんが神経や周囲の組織に影響を及ぼしている可能性があります。特に、通常の肩こりとは異なる痛みや、マッサージをしても改善しない痛みには注意が必要です。
微熱が続く、原因不明の倦怠感が長期間続くといった症状も、肺がんの初期症状として現れることがあります。
風邪のような症状が長引く場合や、休息をとっても疲労感が取れない場合は、専門医に相談することが大切です。

大腸がんとポリープは似たように感じられますが、性質や対応方法には違いがあります。本記事では、それぞれの違いや放置してよいケースと注意が必要なケース、受診の判断ポイントについてわかりやすく解説します。
肺がんの初期症状は、日常的な体調不良と見分けがつきにくいため、受診のタイミングを逃してしまうことがあります。
しかし、以下のような状況に当てはまる場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
これらの症状が複数同時に現れる場合や、長期間続く場合は、肺がんの可能性を考慮して早めに受診することが大切です。

肺がんの早期発見には、適切な検査が不可欠です。
健康診断や人間ドックで行われる胸部X線検査は、肺がんのスクリーニングとして有効ですが、小さな腫瘍や特定の部位にある腫瘍は見逃される可能性があります。
より精密な検査としては、CT検査が推奨されます。CT検査は、胸部X線検査では発見しにくい小さな腫瘍や、肺の奥深くにある腫瘍を発見することができます。特に、低線量CT検査は、被曝量を抑えながら高精度な検査が可能です。
また、気管支鏡検査や生検などの精密検査により、腫瘍の性質や進行度を詳しく調べることができます。これらの検査は、治療方針を決定する上で非常に重要です。
喫煙歴のある方や、家族に肺がんの既往歴がある方は、定期的にCT検査を受けることをおすすめします。
肺がんの治療法は、がんの種類や進行度、患者さまの体の状態などに基づいて検討されます。
主な治療法には、手術(外科治療)、放射線治療、薬物療法、緩和ケアなどがあります。これらの治療法は単独で使用される場合もありますが、場合によっては複数を組み合わせて行われることもあります。
早期の肺がんに対しては、手術による腫瘍の切除が第一選択となることが多いです。
近年では、胸腔鏡手術などの低侵襲手術が普及しており、患者さまの体への負担を軽減しながら治療を行うことが可能になっています。手術の適応は、がんの進行度や患者さまの体力、合併症の有無などを総合的に判断して決定されます。
手術が困難な場合や、手術後の再発予防のために放射線治療が行われることがあります。
放射線治療は、がん細胞に高エネルギーの放射線を照射することで、がん細胞を破壊する治療法です。近年では、ピンポイントで照射する技術が進歩しており、正常な組織への影響を最小限に抑えながら治療を行うことが可能になっています。

抗がん剤や分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤などの薬物療法が行われます。
特に、進行がんや再発がんに対しては、薬物療法が中心となることが多いです。近年では、がん細胞の遺伝子変異に応じた個別化医療が進んでおり、患者さま一人ひとりに最適な治療法を選択することが可能になっています。
標準治療だけでは治癒が難しいとされるステージⅣの進行がん・再発がんに対して、免疫療法という選択肢があります。
免疫療法は、患者さま自身の免疫細胞を活用してがん細胞を攻撃する治療法です。ICVS東京クリニックでは、「延命ではなく、救命を目指して」という理念のもと、HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)という次世代免疫療法を提供しています。
HITV療法は、免疫システムの”司令塔”とも呼ばれる樹状細胞を活用し、体内でがんを攻撃する主力であるCTL(キラーT細胞)を効率的に誘導することで、がんの消失(治癒)を目標にする免疫細胞療法です。
樹状細胞を腫瘍へ直接投与することで、患者さまご自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を、より正確に樹状細胞へ学習させることを目指します。腫瘍に投与された樹状細胞は、がん情報を高精度で認識することで、CTLへの指示も精密化され、投与後2週間前後からCTLが体内に誘導され、24時間休むことなくがん細胞へ攻撃を継続します。
ICVS東京クリニックは、がん免疫療法の専門医である蓮見賢一郎によって2008年に設立され、国内外の研究者・臨床現場とのネットワークを持ち、HITV療法専門施設として研鑽を重ねています。これまで日本のみならず、台湾、中国、マレーシア、ロシア、オーストラリアなど世界各国から患者さまをお迎えし、2,000名以上の治療支援に携わってきました。
なお、HITV療法は日本国内の医薬品医療機器等法において未承認であり、保険適用外の自由診療となります。
肺がんの予防には、日常生活での取り組みが重要です。
最も効果的な予防法は、禁煙です。喫煙は肺がんの最大のリスク要因であり、禁煙することで肺がんのリスクを大幅に減少させることができます。また、受動喫煙を避けることも重要です。
その他、バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠など、健康的な生活習慣を維持することが肺がん予防につながります。
また、定期的な健康診断を受けることで、早期発見・早期治療につながる可能性が高まります。特に、喫煙歴のある方や、家族に肺がんの既往歴がある方は、定期的にCT検査を受けることをおすすめします。

肺がんは初期症状が気づきにくく、見逃されやすい病気です。
しかし、咳、息切れ、胸痛、体重減少、肩こりなど、複数のサインに注意を払うことで、早期発見につながる可能性があります。これらの症状が長期間続く場合や、複数同時に現れる場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。
肺がんの治療法は、手術、放射線治療、薬物療法など多岐にわたり、患者さま一人ひとりの状態に応じて最適な治療法が選択されます。また、標準治療だけでは治癒が難しい場合には、免疫療法という選択肢もあります。
ICVS東京クリニックでは、ステージⅣの進行がん・再発がんに特化したHITV療法を提供しており、「延命ではなく、救命を目指して」という理念のもと、患者さまとご家族に寄り添った医療を提供しています。
肺がんの予防には、禁煙、健康的な生活習慣、定期的な健康診断が重要です。特に、喫煙歴のある方や家族に肺がんの既往歴がある方は、定期的にCT検査を受けることをおすすめします。
少しでも気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
早期発見・早期治療が、肺がんと闘う上で最も重要です。あなたの健康を守るために、今日から行動を始めましょう。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

咳が2週間以上続いている・・・風邪薬を飲んでも一向に良くならない・・・そんな経験はありませんか。
長引く咳は、単なる風邪ではない可能性があります。
特に肺がんによる咳は、初期段階では風邪と見分けがつきにくく、多くの患者さんが「ただの咳」と思い込んで放置してしまうケースが少なくありません。しかし、早期発見・早期治療が予後を大きく左右する肺がんにおいて、咳という症状を正しく理解することは極めて重要です。
肺がんは、肺の細胞が何らかの原因でがん化し、異常に増殖する悪性腫瘍です。
気管支や肺胞の細胞から発生し、進行すると周囲の組織を破壊しながら増殖します。血液やリンパ液の流れに乗って、リンパ節や他の臓器(骨・脳・肝臓・副腎など)へ転移することもあります。
2019年の統計では、肺がんの罹患数は男性が約8.4万人、女性が約4.2万人で、がんの罹患数では男性第4位、女性第2位と非常に多いがんです。また、2021年の肺がんの死亡数は男性が約5.3万人、女性が約2.3万人で、男女合計ではがん死亡数第1位となっています。
肺がんは大きく分けて「非小細胞肺がん」と「小細胞肺がん」の2種類に分類されます。
非小細胞肺がんは、さらに「腺がん」「扁平上皮がん」「大細胞がん」に分けられます。腺がんは肺がんの中で最も多く、半数以上を占めます。肺の末端にできやすく、喫煙との関係が比較的弱いのが特徴です。扁平上皮がんは肺の入り口付近に発生しやすく、喫煙との関連が深いとされています。大細胞がんは発症数は少ないものの、進行や転移が速いという特徴があります。
小細胞肺がんは、進行や転移が速く、肺の入り口付近・肺の奥の方ともに発生します。特に喫煙との関連が強いとされています。
初期の肺がんの5年相対生存率を比べると、非小細胞がんで80%を超えるのに対し、小細胞がんでは50%程度とその差は約2倍です。
出典国立がん研究センター がん情報サービス「肺がんについて」より作成
なぜ肺がんになると咳が止まらなくなるのでしょうか。
その理由は、がん細胞が気管支や肺の組織を刺激することにあります。
がんが大きくなると、肺や気管支を圧迫し、刺激となって咳が出ます。特に気管支の入り口近くに発生したがんが大きくなると、気管支が狭くなり喘鳴や呼吸困難が起こることもあります。
咳が出始めるとなかなか止まらないこともあり、体力消耗にもつながります。
がん細胞の増殖に伴い、周囲の組織に炎症が起こります。この炎症が気道を刺激し、咳を誘発します。また、がんが進行すると気管支が狭くなることで、発熱・胸痛を伴う「閉塞性肺炎」を発症する可能性もあります。
腫瘍の位置によって、咳の出方や特徴が異なります。肺の入り口近く(肺門)に発生した扁平上皮がんや小細胞がんは、咳や血痰などの症状があらわれやすい傾向があります。一方、肺の奥の方(肺野)に発生する腺がんや大細胞がんは、症状が出にくいといわれています。

肺がんによる咳には、いくつかの特徴的なパターンがあります。
これらの特徴を知っておくことで、早期発見につながる可能性が高まります。
肺がんで最も出やすいとされている症状は、咳と痰です。肺がんによる咳や痰は、なかなか改善しないという特徴があります。2週間以上咳と痰が続いたり、痰に血が混じったりする場合は注意が必要です。
風邪であれば通常1~2週間で症状が改善しますが、肺がんによる咳は3週間、4週間と長期間続きます。
肺がんの咳は、痰がからまない乾いた咳の場合もあれば、痰を伴う湿った咳の場合もあります。
特に注意すべきは、血痰です。痰に血が混じる場合、がん細胞が気管支の血管を傷つけている可能性があります。少量の血液でも、繰り返し血痰が出る場合は早めに医療機関を受診しましょう。
通常の風邪や気管支炎による咳は、動いたときや話したときに出やすいものです。しかし、肺がんによる咳は、安静にしていても咳が出ることがあります。特に夜間、横になっているときに咳が出て眠れないという症状は、肺がんの可能性を示唆する重要なサインです。
市販の咳止め薬や風邪薬を服用しても、症状が改善しない場合は注意が必要です。肺がんによる咳は、一般的な咳止め薬では効果が得られにくいという特徴があります。

長引く咳は、肺がん以外の呼吸器疾患でも起こります。
ここでは、肺がんと似た症状が現れる主な病気について解説します。
気管支喘息は、気道の慢性的な炎症により、咳や喘鳴(ヒューヒュー、ゼーゼーという音)、呼吸困難などの症状が繰り返し起こる病気です。咳喘息は、喘鳴を伴わない咳だけが続く喘息の一種です。
喘息による咳は、季節の変わり目や夜間・早朝に悪化しやすく、アレルギー物質や運動、冷気などが引き金となることが特徴です。
肺炎は、細菌やウイルス感染によって肺に炎症が起こる病気です。咳、痰、発熱、胸痛などの症状が現れます。肺炎による咳は、抗生物質などの適切な治療により比較的短期間で改善します。
一方、肺がんによる咳は治療しても改善しにくいという違いがあります。
COPDは、主に喫煙が原因で気管支や肺胞が破壊され、呼吸機能が低下する病気です。慢性的な咳、痰、息切れが主な症状です。
COPDは肺がんのリスク因子でもあるため、COPDと診断されている方は定期的な検査が重要です。
間質性肺炎は、肺胞の壁やその周辺の炎症のために酸素を取り込みにくくなり、血液中の酸素濃度が低くなる状態です。乾いた咳や息切れが主な症状で、進行すると呼吸困難が強くなります。
間質性肺炎も肺がんのリスク因子の一つとされています。
非定型抗酸菌症は、結核菌以外の抗酸菌による感染症です。慢性的な咳、痰、微熱などの症状が続きます。進行は比較的ゆっくりですが、長期間の治療が必要となることが多い病気です。
これらの病気は、いずれも呼吸器専門医による正確な診断が必要です。症状だけで自己判断せず、長引く咳がある場合は必ず医療機関を受診しましょう。

では、どのようなタイミングで医療機関を受診すべきでしょうか。
以下のような症状がある場合は、早めに呼吸器専門医を受診することをおすすめします。
特に、喫煙歴がある方、50歳以上の方、家族に肺がんの方がいる方は、より注意が必要です。
肺がんの診断には、以下のような検査が行われます。
胸部X線検査は、肺がんの検査でもっとも基本的な検査です。X線を胸部に照射して画像を撮影し、肺がんと疑われる影がないかどうか調べます。
胸部CT検査は、肺がんを発見するためにもっとも有効な検査方法とされています。主に、胸部X線検査で異常があった場合に用いられます。がんの存在、大きさ、周囲の臓器への広がりなどを調べます。
喀痰細胞診は、痰の中にがん細胞が含まれていないかを調べる検査です。3日間連続で痰を採取し、顕微鏡で観察します。
気管支鏡検査は、細い管状のカメラを口や鼻から気管支に挿入し、直接観察する検査です。同時に組織を採取して病理検査を行うこともできます。
PET/CT検査は、がん細胞が正常細胞よりも多くのブドウ糖を取り込む性質を利用した検査です。全身のがんの広がりや転移の有無を調べることができます。
肺がんの発症には、いくつかのリスク因子が関係しています。

肺がんの最大の原因はタバコです。喫煙者は、タバコを吸わない人に比べて、肺がんになるリスクが男性で4.4倍、女性で2.8倍高くなることがわかっています。
また、喫煙者本人だけでなく、喫煙者の家族や同僚など、タバコの煙を吸うことになる周りの人(受動喫煙者)も肺がんのリスクが高くなります。受動喫煙は肺がんになる危険性を2~3割程度高めるといわれています。
禁煙を始めてから10年後には、禁煙しなかった場合と比べて肺がんのリスクを約半分に減らせることが分かっています。
肺がんは40代から増え始め、50代以降、急激に罹患数が増えます。加齢も肺がんのリスクとなるため、40歳を超えたら年1回、肺がん検診を受けることが大切です。
建築などで多く使われていたアスベストの曝露も発症のリスクがあります。アスベストを吸い込むと、繊維が肺に残ります。その繊維によって肺が傷つけられ、炎症を引き起こすことで発症することがあります。
肺結核、慢性閉塞性肺疾患、間質性肺炎なども、肺がんの発生の危険性を高めると報告されています。これらの病気をお持ちの方は、定期的な検査が重要です。
親族に肺がんになった人がいる場合とそうでない場合を比較すると、親族に肺がんになった人がいる場合のほうが肺がんのリスクが2倍高くなることがわかっています。
出典国立がん研究センター中央病院「肺がんの症状について」より作成
標準治療だけでは十分な効果が得られなかった方、「治す可能性」を最後まで諦めたくない方へ・・・
ICVS東京クリニックでは、「延命ではなく、救命を目指して」という理念のもと、ステージⅣの進行がん・再発がんに特化した次世代免疫療法「HITV療法」を提供しています。

HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)は、免疫システムの”司令塔”とも呼ばれる樹状細胞を活用し、体内でがんを攻撃する主力であるCTL(キラーT細胞)を効率的に誘導することで、がんの消失(治癒)を目標にする免疫細胞療法です。
多くの樹状細胞療法では、体外で人工的に作成した抗原や摘出組織から情報を学習させる工程を踏みます。これに対し当院では、CT画像で確認しながら腫瘍内へ直接注入(腫瘍内注入が難しい場合は腫瘍を栄養する主要血管内への投与)を行うことで、患者さまご自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を、より正確に樹状細胞へ学習させることを目指します。
腫瘍に投与された樹状細胞は、がん情報を高精度で認識することで、CTLへの指示も精密化します。投与後、2週間前後からCTLが体内に誘導され、24時間休むことなくがん細胞へ攻撃を継続します。結果として、腫瘍そのものがCTLを生み出す”工場”のように機能する状態(腫瘍のワクチン化)を狙います。
画像診断で判別できない微細ながん細胞が血液により移動・着床することが転移・再発の一因とされます。HITV療法では、腫瘍のワクチン化によって生まれる高精度なCTLが血液中を巡回し、がん細胞を見つけると即時に攻撃することで、転移・再発を防ぐことにつなげることを目指します。
当院は、がん免疫療法の専門医である蓮見賢一郎によって2008年に設立されました。国内外の研究者・臨床現場とのネットワークを持ち、HITV療法専門施設として研鑽を重ねています。これまで日本のみならず、台湾、中国、マレーシア、ロシア、オーストラリアなど世界各国から患者さまをお迎えし、2,000名以上の治療支援に携わってきました。
院内には国際的GMP基準に準じた細胞培養加工施設(CPC)を完備しており、採取した細胞はすべて院内で厳密に管理・培養されます。また、再生医療等安全性確保法に則った運用を行い、厚生労働省の許可を受けた特定細胞加工施設として、品質管理を重視した培養体制を構築しています。
なお、HITV療法は日本国内の医薬品医療機器等法において未承認であり、保険適用外の自由診療となります。
長引く咳は、決して軽視してはいけない症状です。
特に2週間以上続く咳、血痰を伴う咳、安静時にも出る咳などは、肺がんのサインである可能性があります。市販薬で改善しない場合は、早めに呼吸器専門医を受診しましょう。
肺がんは、喫煙や加齢、職業性曝露、既往症、遺伝的要因などがリスク因子となります。特に喫煙歴がある方、50歳以上の方は定期的な検診が重要です。禁煙を始めることで、肺がんのリスクを大きく減らすことができます。
早期発見・早期治療が予後を大きく左右する肺がん。咳という身近な症状を正しく理解し、適切なタイミングで医療機関を受診することが、あなたの命を守ることにつながります。
標準治療だけでは十分な効果が得られなかった方、進行がん・再発がんと診断された方には、ICVS東京クリニックのHITV療法という選択肢もあります。「治す可能性」を最後まで諦めず、一度ご相談されてみてはいかがでしょうか。
あなたの健康を守るために、今日から行動を始めましょう。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

肺がんは日本におけるがん死亡原因の上位を占める重大な疾患です。
その症状は多岐にわたりますが、特に「背中の痛み」は見逃されやすい重要なサインの一つとなっています。
肺がんで背中に痛みが生じる主な原因は、がんが周囲の組織や神経に浸潤・圧迫することです。肺の外側や周囲の神経に広がることで、肩甲骨から肩にかけて痛みが現れやすい傾向があります。また、がんが胸壁や肋骨、神経などに浸潤することで、背中に局所的な痛みが生じることもあります。
さらに注意すべきは、骨転移による背中の痛みです。
がんが骨に転移すると、腫瘍が神経を圧迫したり骨を破壊したりして激しい痛みが生じることがあります。特に胸椎に転移した場合は背中の痛みとして、腰椎に転移した場合は腰の痛みとして現れます。
整形外科で筋膜炎などと診断されても、痛みが強くなる場合や息切れなどの症状が伴う場合は、内科での精密検査が必要です。
最も気になるのは、背中の痛みが現れた場合の予後でしょう。
肺がんで背中に痛みがある場合、骨への転移やその周辺の神経にがんが広がっている可能性が考えられます。ただし、転移以外の原因も考えられるため、まずは背中の痛みの原因を医師に診てもらうことが重要です。
骨転移がある場合、平均生存期間は肺がん全体で約4.8ヶ月、非小細胞肺がんで5.2~9.5ヶ月、小細胞肺がんで2.4~10.4ヶ月とされています。
しかし、これはあくまで統計的な数字です。
新しい治療薬の導入により、肺がんの治療成績は近年大きく改善してきています。予後が厳しい場合でも、適切な治療で改善の可能性があります。
実際の症例として、背中全体に痛みがあり、整形外科で筋膜炎と診断された70代女性の事例があります。
電気治療などを受けましたが、痛みと息切れの症状が強くなり、内科を受診したところ、非小細胞肺がんのⅣB期(ステージ4B)であると診断されました。骨、リンパ、脳にも転移していましたが、適切な薬物療法により、皮膚炎や口内炎など軽い副作用はあるものの、痛みや息切れなどはなく楽に日常生活が送れるようになっています。
この事例が示すように、進行がんであっても治療により生活の質を維持できる可能性があります。

肺がんには特徴的な症状はなく、風邪や肺炎、気管支炎など一般的な呼吸器の病気にみられる症状と似ています。
最も多い症状は咳と痰です。
風邪をひいているわけでもないのに、2週間以上咳と痰が続く場合や、血が混じった痰(血痰)が出る場合は注意が必要です。また、発熱が5日間以上長引く場合にも医療機関を受診すべきでしょう。
肺がんのできた場所や大きさによって、ほとんど症状が出ないこともあるため、定期的な検診が重要となります。
肺がんが進行すると、より深刻な症状が現れます。
動いたときに息苦しさを感じたり、動悸がしたりすることがあります。これは、肺にできたがんが大きくなったことで、気管の分泌物が増えて空気が通りにくくなることや、がんそのものの影響で気管支を空気が通りにくくなることが原因です。
大きくなったがんが気管支を圧迫してしまい、気管支が狭くなると、発熱や胸の痛みを伴う「閉塞性肺炎」を起こすこともあります。また、がんが大きくなって胸に異常に水がたまる(がん性胸膜炎)ことや、肋骨や神経にまでがんが広がっていることが原因で、胸の痛みを感じることもあります。
声がかすれる症状も末期の特徴的なサインの一つです。
呼吸器の症状がなくても、いつの間にか肺がんが転移していて、転移による症状がきっかけとなり、肺がんが見つかることもあります。
肺尖(肺の上部)にがんが発生する場合、隣接する神経、筋肉、骨に影響を与えることで肩に痛みが生じます。
特に、パンコースト腫瘍と呼ばれる肺尖部に発生するがんでは、肩から腕にかけての痛み、しびれや筋力低下が特徴的です。また、肺がんが骨や筋肉に転移した場合にも肩の痛みが現れることがあります。
がんが骨に転移すると、転移した部位によって痛みの場所が変わります。
胸椎に転移した場合は背中の中央部分に、腰椎に転移した場合は腰に痛みが現れます。進行すると、神経を圧迫することで麻痺症状が出たり、骨が弱って軽い衝撃で骨折したりする可能性もあります。
過去にがんの既往がある方や、原因不明の背中の痛みが続く方は、できるだけ早く医療機関を受診することが重要です。

背中の痛みがすべて肺がんと関係するわけではありません。
日常的によくある症状であり、多くの場合は筋肉や骨格系の問題、神経痛、内臓疾患など、がん以外の原因で生じています。
筋膜炎や肋間神経痛、椎間板ヘルニアなどの整形外科的疾患、あるいは膵臓や腎臓などの内臓疾患による関連痛の可能性もあります。ただし、長期間続く痛みや、他の症状を伴う痛みの場合は、専門医による精密検査が必要です。
特に喫煙歴がある方や50代以降の方は、リスクが高いため早めの受診を検討しましょう。
標準治療だけでは治癒が難しいとされるステージⅣの進行がん・再発がんに対して、新たな選択肢があります。
ICVS東京クリニックでは、「延命ではなく、救命を目指して」という理念のもと、HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)を提供しています。
この治療法は、免疫システムの”司令塔”とも呼ばれる樹状細胞を活用し、体内でがんを攻撃する主力であるCTL(キラーT細胞)を効率的に誘導することで、がんの消失(治癒)を目標にする免疫細胞療法です。
最大の特徴は、CT画像で確認しながら腫瘍内へ直接注入(腫瘍内注入が難しい場合は腫瘍を栄養する主要血管内への投与)を行うことで、患者さまご自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を、より正確に樹状細胞へ学習させることです。
腫瘍に投与された樹状細胞は、がん情報を高精度で認識することで、CTLへの指示も精密化します。
投与後、2週間前後からCTLが体内に誘導され、24時間休むことなくがん細胞へ攻撃を継続します。結果として、腫瘍そのものがCTLを生み出す”工場”のように機能する状態(腫瘍のワクチン化)を狙います。
画像診断で判別できない微細ながん細胞が血液により移動・着床することが転移・再発の一因とされますが、HITV療法では、腫瘍のワクチン化によって生まれる高精度なCTLが血液中を巡回し、がん細胞を見つけると即時に攻撃することで、転移・再発を防ぐことにつなげることを目指します。

当クリニックは、がん免疫療法の専門医である蓮見賢一郎によって2008年に設立されました。
国内外の研究者・臨床現場とのネットワークを持ち、HITV療法専門施設として研鑽を重ねています。これまで日本のみならず、台湾、中国、マレーシア、ロシア、オーストラリアなど世界各国から患者さまをお迎えし、2,000名以上の治療支援に携わってきました。
また、リアルタイムのCT画像をもとに穿刺を行い、腫瘍内へ正確に樹状細胞を直接投与する高度な医療技術を採用しています。院内CPC(細胞培養加工施設)を完備し、国際的GMP基準に沿った環境を整え、専任の細胞培養士が適切に管理・処置しています。
さらに、再生医療等安全性確保法に則った運用を行い、厚生労働省の許可を受けた特定細胞加工施設として、品質管理を重視した培養体制を構築しています。
当クリニックの免疫治療の研究・開発は、1948年に故・蓮見喜一郎博士が開発したがんワクチン(ハスミワクチン)を起点とし、約80年にわたる実績の延長線上にあります。
さらに、樹状細胞研究の功績により2011年にノーベル生理・医学賞を受賞したラルフ・スタインマン博士が、当クリニック母体の技術顧問としてHITV療法の確立にも長年貢献しました。
こうした背景を踏まえ、当クリニックでは「治癒をあきらめない」ための免疫療法を、臨床と研究の両輪で追求しています。
HITV療法は、オンライン面談等を除き、7ステップで進行し、来院回数は基本4回です。
まず初診では、PET-CT等の検査データをもとに治療計画をご提示し、医師が丁寧に説明します。
次にアフェレーシス(成分採血)として、約3時間かけて治療に必要な血球・血漿成分を抽出します。生検では炎症性サイトカインの発現解析を行い、炎症抑制に用いる薬剤選択へつなげます。
その後、院内CPCにて樹状細胞・活性化T細胞を培養します(基本4週間前後)。培養完了後、特許取得済アジュバント(LCM)等と併用し、CTで確認しながら腫瘍内(または主要血管内)へ投与します。樹状細胞投与の24〜48時間後には、活性化T細胞を点滴で静脈投与します。
最後に、PET-CT・血液検査などで総合判定を行います(計画により追加治療の可能性があります)。

アフェレーシス(成分採血+細胞培養費)は1,540,000円、樹状細胞局所注入は220,000円/1箇所、樹状細胞動脈内注入は400,000円、樹状細胞静脈内注入は55,000円、活性化T細胞点滴注入は45,000円となっています。
いずれも保険適用外です。外国籍の患者さまは料金が異なります。HITV療法は日本国内の医薬品医療機器等法において未承認であることをご理解ください。
当クリニックでは安全性に配慮し、治療前にリスク説明を十分に行います。
主な可能性として、注入および隣接臓器の炎症、38℃以上の発熱(一過性)、穿刺に伴う出血・感染、嘔気・嘔吐、気胸などが起こり得ます。
肺がんで背中の痛みが現れた場合、骨転移や神経への浸潤の可能性があり、統計的には厳しい予後が示されています。
しかし、新しい治療法の登場により、進行がんであっても生活の質を維持しながら治療を続けられる可能性が広がっています。
背中の痛みが2週間以上続く場合、咳や血痰、息切れなどの症状を伴う場合は、早めに医療機関を受診することが重要です。特に喫煙歴がある方や50代以降の方は、リスクが高いため注意が必要でしょう。
ICVS東京クリニックでは、ステージⅣの進行がん・再発がんに特化したHITV療法を提供しており、「延命ではなく、救命を目指す」という理念のもと、患者さま一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療計画を提案しています。
標準治療だけでは十分な効果が得られなかった方、「治す可能性」を最後まで諦めたくない方にとって、一つの選択肢となる医療を提供しています。不安や迷いを抱える方は、一度ご相談されることをおすすめします。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。