
悪性リンパ腫は、血液がんの一つです。
白血球の中のリンパ球という細胞ががん化し、身体の一部にしこりを作ります。リンパ球は免疫をつかさどる重要な細胞であり、全身を流れる性質があるため、悪性リンパ腫は身体のどこにでも発生する可能性があります。
この病気は、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫の2種類に大きく分類されます。日本人の90%以上は非ホジキンリンパ腫であり、さらに細かく分けると100種類近くのタイプが存在します。高齢者に多く、70歳代が発症のピークです。男女比は3:2と男性のほうが多く、高齢化に伴って年々増加傾向がみられます。
悪性リンパ腫の原因は、完全には解明されていません。
しかし、リンパ球の中で起こった遺伝子の異常により、リンパ球の寿命や増え方に異常が生じることが一因と考えられています。悪性リンパ腫の細胞を調べると、染色体異常が見つかる場合があり、染色体異常に伴う遺伝子の異常が発症にかかわっていると考えられています。
遺伝子異常の原因としては、加齢、慢性の炎症、放射線への曝露などが関連しているともいわれていますが、まだ完全には解明されていません。ただし、遺伝子の異常が見つかっていても、親から子に遺伝する病気ではありません。
ウイルスや細菌の感染が一部のリンパ腫の原因になることがあります。
ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)は、成人T細胞白血病リンパ腫の原因になることがあります。また、胃に発生するマルトリンパ腫は、ほとんどのケースでピロリ菌に感染し、慢性胃炎が起こっています。ピロリ菌を除菌すると悪性リンパ腫も小さくなる場合もあります。
ただし、これらに感染したすべての人ではなく、ごく一部の人に悪性リンパ腫が発症します。感染が直接的な原因となるのは限られたケースであり、多くの場合は複数の要因が複雑に絡み合っています。

免疫不全が原因となって悪性リンパ腫が発症することもあります。
免疫システムが正常に機能しない状態では、リンパ球の異常な増殖を抑制できなくなる可能性があります。臓器移植後に免疫抑制剤を使用している患者や、先天性免疫不全症の患者では、悪性リンパ腫の発症リスクが高まることが知られています。
免疫システムの監視機能が低下すると、異常な細胞の増殖を早期に発見し排除することが困難になります。このため、免疫不全の状態は悪性リンパ腫の発症に関与する重要な要因の一つと考えられています。

がん治療における自由診療と保険診療の違いについて解説します。自由診療が検討される理由や、どのようなケースで選択肢となるのかをわかりやすくまとめた記事です。
悪性リンパ腫の初期症状として最も特徴的なのは、痛みを伴わないリンパ節の腫れです。
首やわきの下、足の付け根などリンパ節が集まっている箇所に、見た目や触診で確認できる腫れが出現します。ホジキンリンパ腫では頸部のリンパ節が腫れやすく、非ホジキンリンパ腫では腋の下や足の付け根のリンパ節が腫れやすいという特徴があります。
リンパ節の腫れは多くの場合、痛みを伴いません。そのため、気づかないまま進行してしまうケースもあります。首やわきの下、足の付け根に普段と異なるしこりを感じたら、早めに医療機関を受診することが重要です。
病気が進行すると、B症状と呼ばれる特徴的な全身症状が現れることがあります。
B症状とは、発熱、体重減少、寝汗の3つを合わせた専門用語です。原因不明の発熱、大量の寝汗(暑くもないのに起こります)、急激な体重減少などが見られる場合は、悪性リンパ腫の進行を示唆する重要なサインです。また、皮膚に発疹や腫瘤が見られることもあります。
造血を司る骨髄の機能が抑制されると、貧血などの症状も現れます。自覚症状のないものでは脾臓の腫脹なども見られます。リンパ腫が他の臓器や器官へ広がると、転移先特有の症状が出現します。肺や気道など胸部では呼吸困難や気道閉塞、咳が起こり、肝臓では黄疸や腹水、骨では骨痛などが生じます。

腫れやしこりが大きくなると、周囲の臓器を圧迫する可能性があります。
尿管(腎臓から膀胱への尿の通り道)や静脈、脊髄などの臓器が圧迫されると、水腎症(尿管がせき止められて、腎臓に尿がたまって広がった状態)、むくみ、麻痺などの症状があらわれます。これらの症状は緊急で治療が必要な場合もあるため、速やかに医療機関を受診する必要があります。
しかし、リンパ腫に特徴的な症状があるわけではなく、まったく症状がなく健康診断のX線検査などで偶然見つかるケースも多くあります。定期的な健康診断を受けることも、早期発見につながる重要な手段です。
悪性リンパ腫の診断は、まず問診と触診から始まります。
既往症、治療中の疾患、合併症、初発症状、症状の出現時期、全身症状(発熱、体重減少、盗汗など)の有無を詳しく確認します。その後、腫れているリンパ節の触診を行い、大きさや硬さ、痛みの有無などを評価します。
この初期評価により、悪性リンパ腫の可能性を判断し、さらに詳しい検査が必要かどうかを決定します。家族歴についても確認し、遺伝的要因の可能性を評価することもあります。

悪性リンパ腫の確定診断には、リンパ節生検または腫瘍生検が必須です。
腫れているリンパ節や腫瘍の一部または全体を切り取り、採取した組織を顕微鏡で観察します。この病理検査により、悪性リンパ腫であるかどうか、また病型を確定します。組織はH-E染色や免疫染色を行い、染色体異常があるか、細胞表面のタンパク質を見てどの病型であるかを判定します。
血液検査では、白血球、赤血球、血小板などの数値や、肝臓や腎臓などの機能を調べます。悪性リンパ腫では、LDH(乳酸脱水素酵素)の上昇を伴うことがあります。また、sIL2-R(可溶性インターロイキン2受容体)の上昇が悪性リンパ腫の腫瘍マーカーとして有用であることが分かってきました。
病気の広がりや全身の状態を詳しく調べるために、さまざまな画像検査が行われます。
胸部X線検査では、胸のリンパ節の腫れや肺の病変の有無を確認します。腹部超音波検査では、おなかの中のリンパ節の腫れや、肝臓、腎臓などの臓器の異常を調べます。CT検査では、X線を使用して体の断面を画像化し、病変の大きさや広がりを詳しく評価します。
PET検査は、放射性物質を含むブドウ糖によく似た薬剤を注射し、全身各臓器への薬剤の取り込みを調べる検査です。がんの広がりを把握して病期の診断に用いるほか、治療効果の判定や再発の確認などにも用いられます。骨髄検査では、骨髄液または骨髄組織を採取し、そこに異常細胞がいないかどうかを調べます。
ICVS東京クリニックでは、ステージⅣを含む進行がん・再発がんに特化した免疫療法を提供しています。
悪性リンパ腫は、抗がん剤治療や分子標的薬によって寛解を目指せる一方で、再発を繰り返したり、治療が効きにくくなったりするケースも少なくありません。標準治療だけでは十分な効果が得られなかった患者さまに対して、慎重な診断のもとで治療の選択肢を提案しています。
「これ以上、選べる治療がないと言われた」「今後どう向き合えばいいのか分からない」といった不安を抱える患者さまに対して、治療の可能性を一緒に整理する場を提供しています。

ICVS東京クリニックで行っているHITV療法は、免疫システムの司令塔である樹状細胞を活用する免疫細胞療法です。
患者さまご自身の免疫機能に着目し、がん細胞を認識・攻撃する免疫反応を引き出すことを目的としています。悪性リンパ腫においても、免疫の働きを高めることやがん細胞に対する反応を持続させることを重視しています。
CTガイド下での正確な投与技術や、院内に完備された国際的GMP基準に準拠した細胞培養加工施設(CPC)により、品質管理を徹底した治療体制が整えられています。ただし、HITV療法は日本国内では未承認の医療であり、健康保険が適用されない自由診療です。治療の可否は、事前診断をもとに慎重に判断されます。
悪性リンパ腫は、病型、進行度、これまでの治療内容、全身状態によって、適した治療の考え方が大きく異なります。
ICVS東京クリニックでは、画像検査や血液検査、これまでの治療経過を総合的に確認したうえで、患者さま一人ひとりに合わせた治療方針を提案しています。治療そのものだけでなく、生活への影響、ご家族の不安、生活の質(QOL)にも配慮しながら、無理のない形で治療を検討できるようサポートしています。
再発や進行により「この先どうすればいいのか分からない」と感じている方に対して、医療相談、事前診断、セカンドオピニオンを通じて、現在の状況を整理し、今後の選択肢を一緒に考えることを大切にしています。治療を無理に勧めるのではなく、患者さまご自身が納得できる判断ができるよう寄り添う姿勢が、このクリニックの特徴です。
悪性リンパ腫の原因は完全には解明されていませんが、遺伝子異常、ウイルス・細菌感染、免疫不全などが発症に関与していると考えられています。
初期症状として痛みを伴わないリンパ節の腫れが特徴的であり、進行するとB症状と呼ばれる全身症状が現れることがあります。早期発見のためには、定期的な健康診断と身体の変化への注意が重要です。
診断には問診・触診から始まり、リンパ節生検や血液検査、画像検査などを組み合わせて総合的に評価します。標準治療で十分な効果が得られなかった場合、ICVS東京クリニックのような専門施設での免疫療法という選択肢もあります。
悪性リンパ腫は多様な病型があり、患者さま一人ひとりに適した治療方針が異なります。不安や疑問を感じたら、専門医に相談し、ご自身が納得できる治療の選択を行うことが大切です。
医療の進歩により、悪性リンパ腫の予後は大きく改善してきています。適切な診断と治療により、多くの患者さまが良好な経過をたどることが可能です。早期発見と適切な医療機関での診療が、最善の結果につながります。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

悪性リンパ腫は、血液のがんの一種です。
白血球の一つである「リンパ球」ががん化して増殖する病気で、体のさまざまな部位にしこりを作ることが特徴的です。日本の成人では最も頻度が多いがんの一つであり、女性よりも男性にやや多く見られます。
悪性リンパ腫には100種類以上のタイプがあります。大きく分けると「ホジキンリンパ腫」と「非ホジキンリンパ腫」の2つに分類されます。日本人の悪性リンパ腫の90%以上は非ホジキンリンパ腫といわれており、進行の早さによってさらに細かく分類されています。
低悪性度リンパ腫は年単位でゆっくり進行します。
中~高悪性度リンパ腫は月単位で進行し、高悪性度リンパ腫は週から日単位で急速に進行するため、早期の診断と治療が重要です。
悪性リンパ腫の初期症状は軽微で、他の疾患と混同されやすい特徴があります。
最も特徴的な症状は、リンパ節の腫れやしこりです。特に首、脇の下、足の付け根(鼠径部)などのリンパ節に腫れを自覚することが多く、触ってもゴムのような感触で痛みを伴わないことが特徴です。風邪や感染症によるリンパ節の腫れは症状が改善すると消えますが、悪性リンパ腫の場合は数週間以上腫れが継続します。
悪性リンパ腫が進行すると、「B症状」と呼ばれる特徴的な全身症状が現れることがあります。
B症状には、原因不明の発熱(37℃台の微熱や38℃以上の発熱が周期的に起こる)、体重減少(数か月で10%以上の体重が減少)、激しい寝汗(盗汗)の3つがあります。これらの症状は悪性リンパ腫の約20%の患者さんにみられ、治療をしなければ改善しません。

悪性リンパ腫は早期発見と早期治療で完治可能な病気です。
毎日、入浴時や着替えをする際に、首、わきの下、足の付け根などにあるリンパ節が腫れていないか確認する習慣をつけることが大切です。リンパ節の腫れを見つけたら、できるだけ速やかに医療機関を受診しましょう。
悪性リンパ腫によるリンパ節の腫れには特徴があります。
痛みを伴わないことが多く、触るとゴムのような弾力がある感触です。赤みや発疹が現れることもありますが、硬すぎず柔らかすぎないことが特徴です。数週間以上腫れが継続する場合には要注意となります。
発熱や発汗(特に夜間)、原因不明の体重減少、だるさの持続、皮膚のかゆみがある場合は、医療機関を受診することが大切です。
また、免疫不全や自己免疫疾患などの基礎疾患をお持ちの方は、悪性リンパ腫になる可能性が高いため、定期的な診察を受けて早期発見に努めましょう。多くの悪性リンパ腫には自覚症状がないため、健康診断のレントゲン検査や腹部エコーなどで発見されることもあります。
悪性リンパ腫の治療では、病型や進行度に応じた標準治療が行われます。
急性の白血病や悪性リンパ腫、胚細胞腫瘍などは薬物療法の効果が特に高いがんであり、薬物療法のみで治療することがあります。治療効果を高めるために、作用の仕組みの異なる何種類かの薬を組み合わせて治療することもあります。

悪性リンパ腫は血液やリンパ系に由来するがんであり、化学療法や分子標的薬などの治療によって寛解が得られることが多い病気です。
しかし、再発や治療抵抗性が課題となるケースも少なくありません。病型によって治療法は異なりますが、多くの場合、複数の抗がん剤を組み合わせた化学療法が行われます。
最近の免疫治療の進歩は目覚ましく、特に悪性リンパ腫に対しては生命予後を大幅に改善させています。
CAR-T細胞療法は、自分のT細胞を体の外に取り出してがん細胞を攻撃するCAR-T細胞に変えて増やし、再び体に戻してがんを治療する方法です。一部の血液・リンパのがんの治療で使用されていますが、治療ができる施設は限られており、治療費が高額です。また、CD3とCD20を標的とする二重特異性抗体の出現は、B細胞リンパ腫治療に大きな進歩をもたらしています。
出典
CareNet「リンパ腫・骨髄腫に対する新たな免疫治療/日本臨床腫瘍学会」
より作成
免疫療法は、免疫の力を利用してがんを攻撃する治療法です。
標準治療だけでは十分な効果が得られなかったケース、再発や進行により治療選択に悩まれている方、標準治療後の次の選択肢を検討されている方に対して、免疫療法という選択肢があります。
効果が証明された免疫療法として、免疫チェックポイント阻害薬があります。
T細胞の表面には「異物を攻撃するな」という命令を受け取るためのアンテナがあり、がん細胞もアンテナを持ってT細胞のアンテナに結合して命令を送ります。免疫チェックポイント阻害薬は、T細胞やがん細胞のアンテナに作用して、免疫にブレーキがかかるのを防ぎます。ホジキンリンパ腫などの一部の悪性リンパ腫に対して保険診療で受けることができます。

ICVS東京クリニックで行っているHITV療法は、免疫システムの司令塔である樹状細胞を活用する免疫細胞療法です。
悪性リンパ腫においても、患者さまご自身の免疫機能に着目し、がん細胞を認識・攻撃する免疫反応を引き出すことを目的としています。HITV療法では、CTガイド下で樹状細胞を体内へ正確に投与する独自の技術を採用しており、院内に完備した国際的GMP基準に準拠した細胞培養加工施設(CPC)を用いた高品質な細胞培養体制を整えています。
抗がん剤治療が難しくなってきた方、再発を繰り返している方、他院では治療の選択肢がないと言われた方でも、免疫療法という選択肢があります。
ただし、本治療は日本国内において未承認医療であり、健康保険の適用外となる自由診療です。治療の適応可否については、事前診断にて慎重に判断されます。悪性リンパ腫の治療においては、病型・進行度・これまでの治療歴・全身状態などにより、適した治療方針が大きく異なります。
ICVS東京クリニックは、ステージⅣを含む進行がん・再発がんに特化した免疫療法専門クリニックです。
臨床経験豊富な専門医が、画像検査や血液検査、治療経過を総合的に評価し、患者さまごとにオーダーメイドの治療計画を提案します。治療そのものだけでなく、患者さまご本人やご家族の不安や負担にも配慮し、生活の質(QOL)を大切にした診療を心がけています。
治療開始前には、期待できる効果だけでなく、リスクや副作用についても丁寧に説明し、十分に理解・納得いただいたうえで治療を進めていきます。
「治すことを決してあきらめない」という理念のもと、患者さま一人ひとりの状態に応じた治療方針を検討しています。治療のパートナーとして、患者さま一人ひとりと向き合いながら、最善と考えられる医療を追求し続けることが、ICVS東京クリニックの使命です。
再発や進行により治療選択に悩まれている方、標準治療後の次の選択肢を検討されている方に対して、医療相談・事前診断・セカンドオピニオンを通じて、現状を整理するお手伝いを行っています。
まだできることがあるかもしれないと思われた方は、まずは医療相談や事前診断から一歩踏み出してみてください。悪性リンパ腫の治療は、身体だけでなく心にも大きな負担がかかります。治療が始まった瞬間から医師がパートナーとして寄り添うことを大切にしています。
悪性リンパ腫は、早期発見と早期治療で完治可能な病気です。
首や脇の下、足の付け根などのリンパ節の腫れ、原因不明の発熱や体重減少、激しい寝汗などの症状に気づいたら、速やかに医療機関を受診することが大切です。標準治療だけでは十分な効果が得られなかったケースや、再発・進行により治療選択に悩まれている方には、免疫療法という選択肢もあります。
ICVS東京クリニックでは、樹状細胞を活用したHITV療法による免疫細胞療法を提供しており、患者さま一人ひとりの状態に応じたオーダーメイドの治療計画を提案しています。治療のパートナーとして、最善と考えられる医療を追求し続けることが、私たちの使命です。
一人で抱え込まず、まずは医療相談や事前診断から一歩を踏み出してみてください。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

悪性リンパ腫と診断されたとき、多くの方が「これからどうなるのか」と不安を感じられるのではないでしょうか。
治療法の選択肢は、病気の進行度や病型によって大きく異なります。
本記事では、悪性リンパ腫の治療方針を決める重要な要素から、標準治療の内容、そして免疫療法という新たな選択肢まで、包括的に解説していきます。
治療に関する正確な情報を知ることで、ご自身やご家族にとって最善の選択をするための一助となれば幸いです。
悪性リンパ腫の治療方針を決めるうえで、最も重要なのは「病気のタイプ(病型)」「悪性リンパ腫の進行度(病期)」「悪性リンパ腫の予後因子」の3つです。
これらを総合的に判断することで、患者さん一人ひとりに最適な治療計画が立てられます。

腫れているリンパ節や腫瘤の一部を切除し、組織を採取します。
採取された組織は、顕微鏡で細胞の形態や性質を詳しく調べられます。さらに、染色体異常の有無や細胞表面のタンパク質(表面抗原)なども確認し、最終的にどのタイプのリンパ腫かを判定します。
悪性リンパ腫は、大きく「ホジキンリンパ腫」と「非ホジキンリンパ腫」に分類されます。非ホジキンリンパ腫は、さらにB細胞性とT/NK細胞性の二つに分けられ、50種類以上の細かい病理組織型が存在します。
病変の広がり(病期)は、治療法の選択や予後予測に大きく影響するため、正確に把握することが非常に重要です。
病期の分類法としては、「アン・アーバー分類」が使われ、Ⅰ~Ⅳ期の4段階に分けられます。さらに、各病期ごとに全身症状の有無によって「A」または「B」と分類されます。
近年では、「FDG-PET/CT」という検査が広く使われるようになっています。この検査では、がん細胞が取り込みやすい薬(FDG)を体に注射して、がんのある場所を詳しく調べることができます。
病気の進行度合いによる臨床分類も重要です。ホジキンリンパ腫はⅠ期、Ⅱ期を「限局期」、Ⅲ期、Ⅳ期を「進行期」と分けています。非ホジキンリンパ腫は、進行速度によって「低悪性度リンパ腫」(年単位で緩やかに進行)、「中悪性度リンパ腫」(週~月単位で進行)、「高悪性度リンパ腫」(日~週単位で急速に進行)の3つに分けられます。

予後因子としては、年齢、血清LDH、ヘモグロビン値、PS(パフォーマンスステータス)、病期、節外病変数などがあります。
予後不良因子が少ないほど、治療効果や予後はよいとされています。進行期ホジキンリンパ腫に対する予後を予測する因子としては「国際予後スコア(IPS)」が、中~高悪性度非ホジキンリンパ腫の予後予測モデルとしては「国際予後指標:IPI」が使われています。
出典武田薬品工業株式会社「リンパ腫のお話 – リンパ腫の治療方針」より作成
非ホジキンリンパ腫の治療法は、悪性度と病期によって変わります。
リンパ球のうちB細胞、T細胞、NK細胞のどの細胞ががん化しているかによっても、治療法が異なることがあります。
B細胞リンパ腫(ろ胞性リンパ腫、MALTリンパ腫など)の場合、Ⅰ期またはⅡ期で二つの病変の場所が近い場合は、放射線療法が標準的な治療です。
Ⅱ期で病変の場所が離れているときやⅢ、Ⅳ期は、経過観察、薬物療法、圧迫症状がある部位への放射線療法と治療選択があります。
胃のMALTリンパ腫で限局期の場合、ピロリ菌が陽性であればピロリ菌除菌療法、ピロリ菌が陰性であれば放射線療法が第一選択となります。ピロリ菌除菌後に効果が不十分な場合には、放射線療法の治療選択があります。
薬物療法の薬剤は、細胞表面マーカー検査で抗体を調べ、CD20抗原が陽性であれば抗CD20モノクローナル抗体薬を投与します。
びまん性大細胞B細胞リンパ腫の場合、I、Ⅱ期は薬物療法と放射線治療を組み合わせるのが標準的な治療です。
Ⅲ、Ⅳ期は投与回数を増やした薬物療法を行います。場合によっては放射線療法を併用します。また、I~Ⅳ期のうち、18歳から80歳までで「予後因子(IPIスコア)」が2以上の方には、治療の選択肢として「微小管阻害薬を結合した抗CD79b抗体」と「抗CD20抗体」、そして「抗がん剤」を組み合わせて行う治療が検討されることもあります。
末梢性T細胞リンパ腫の治療は、ALK陽性未分化大細胞リンパ腫と、それ以外の病型で分けて治療を行います。ALK陽性未分化大細胞リンパ腫は、複数の抗がん剤を組み合わせ薬物療法を行います。場合によっては放射線療法を併用します。

バーキットリンパ腫、リンパ芽球性リンパ腫は、早い時期で強力な薬物療法を開始することが重要です。
成人T細胞白血病リンパ腫は、70歳未満の患者さんでは複数の抗がん剤を組み合わせた薬物療法後、同種造血幹細胞移植を検討します。
出典武田薬品工業株式会社「リンパ腫のお話 – 非ホジキンリンパ腫の治療」より作成
悪性リンパ腫の再発では、前回と異なるタイプのリンパ腫となってあらわれることがあります。
そのため、再発部位の病理検査(生検)により、腫瘍のタイプを調べ、治療の方法を検討することが重要です。
中悪性度のびまん性大細胞リンパ腫や高悪性度のバーキットリンパ腫で再発・治療効果が得られなかった場合の治療法としては、前回と違う薬剤の組み合わせで、救援化学療法を行います。
救援化学療法の効果が出たときに、造血幹細胞移植を行う場合もあります。
びまん性大細胞リンパ腫で、救援化学療法で十分な効果が得られない方、または造血幹細胞移植ができない方、あるいは移植後に再発した方には、CAR-T細胞療法という治療法が選択肢のひとつとなります。
CAR-T細胞療法は、免疫ががん細胞を攻撃する力を強め、免疫にアクセルをかける方法です。がん細胞への攻撃力を強めるために、自分のT細胞を体の外に取り出してがん細胞を攻撃するCAR(キメラ抗原受容体遺伝子)-T細胞に変えて増やし、再び体に戻してがんを治療します。
CAR-T細胞療法は、一部の血液・リンパのがんの治療で使うことがありますが、治療ができる施設は限られており、治療費が高額です。また、血圧や酸素濃度の低下、心臓、肺、肝臓などのさまざまな臓器に障害が起こるサイトカイン放出症候群、意識障害などの強い副作用が起きやすいため、入院して治療します。
出典国立がん研究センター がん情報サービス「免疫療法 もっと詳しく」より作成

免疫療法は、免疫の力を利用してがんを攻撃する治療法です。
私たちの体は免疫の力によって、発生したがん細胞を排除しています。免疫では、免疫細胞と呼ばれる血液中の白血球などが中心的な役割を果たします。このうち「T細胞(Tリンパ球)」には、がん細胞を攻撃する性質があり、免疫療法で重要な役割を担います。
免疫チェックポイント阻害薬は、免疫ががん細胞を攻撃する力を保つ薬です。
T細胞の表面には、「異物を攻撃するな」という命令を受け取るためのアンテナがあります。一方、がん細胞にもアンテナがあり、T細胞のアンテナに結合して、「異物を攻撃するな」という命令を送ります。すると、T細胞にブレーキがかかり、がん細胞は排除されなくなります。
免疫チェックポイント阻害薬は、T細胞やがん細胞のアンテナに作用して、免疫にブレーキがかかるのを防ぎます。
2025年10月現在、標準治療として診療ガイドラインに記載され、日本において保険診療で受けることができる免疫チェックポイント阻害薬があります。治療が行えるがんは、メラノーマ(悪性黒色腫)、非小細胞肺がん、腎細胞がん、ホジキンリンパ腫、頭頸部がん、胃がん、悪性胸膜中皮腫、子宮頸がん、食道がん、肝細胞がんなどです。
最近のCD3とCD20を標的とする二重特異性抗体の出現は、B細胞リンパ腫治療に大きな進歩をもたらしています。
T細胞の細胞膜上に発現するCD3とB細胞性がん細胞の膜上に発現するCD20の両者に結合し、T細胞の増殖および活性化を誘導することでCD20が発現しているがん細胞を攻撃する治療法です。
CD3とCD20を標的とする二重特異性抗体に関する臨床試験は、CAR-T細胞療法後の再発を含む再発または難治性の進行性リンパ腫を対象に実施され、約50~60%の患者に奏効し、奏効した患者の約半数が完全奏効となっていました。加えて、完全奏効した患者は、その状態が長く持続し、患者の病態や前治療の数や内容などにかかわらず、効果は一貫してみられていました。
出典CareNet「リンパ腫・骨髄腫に対する新たな免疫治療/日本臨床腫瘍学会学術集会」より作成

ICVS東京クリニックでは、ステージⅣを含む進行がん・再発がんに特化した免疫療法を行う専門クリニックとして、悪性リンパ腫の患者さまに対する治療を提供しています。
悪性リンパ腫は血液やリンパ系に由来するがんであり、化学療法や分子標的薬などの治療によって寛解が得られる一方、再発や治療抵抗性が課題となるケースも少なくありません。当院では、標準治療だけでは十分な効果が得られなかったケースを含め、慎重な診断のもとで治療の選択肢をご提案しています。
当院で行っているHITV療法は、免疫システムの司令塔である樹状細胞を活用する免疫細胞療法です。
悪性リンパ腫においても、患者さまご自身の免疫機能に着目し、がん細胞を認識・攻撃する免疫反応を引き出すことを目的としています。
HITV療法では、CTガイド下で樹状細胞を体内へ正確に投与する独自の技術を採用しています。また、院内に完備した国際的GMP基準に準拠した細胞培養加工施設(CPC)を用いた高品質な細胞培養体制を整えており、免疫療法の特性を最大限に引き出すことを目指しています。
本治療は、日本国内において未承認医療であり、健康保険の適用外となる自由診療です。治療の適応可否については、事前診断にて慎重に判断いたします。
悪性リンパ腫の治療においては、病型・進行度・これまでの治療歴・全身状態などにより、適した治療方針が大きく異なります。
ICVS東京クリニックでは、臨床経験豊富な専門医が、画像検査や血液検査、治療経過を総合的に評価し、患者さまごとにオーダーメイドの治療計画をご提案します。
治療そのものだけでなく、患者さまご本人やご家族の不安や負担にも配慮し、生活の質(QOL)を大切にした診療を心がけています。治療開始前には、期待できる効果だけでなく、リスクや副作用についても丁寧にご説明し、十分にご理解・ご納得いただいたうえで治療を進めていきます。
再発や進行により治療選択に悩まれている方、標準治療後の次の選択肢を検討されている方に対して、当院では医療相談・事前診断・セカンドオピニオンを通じて、現状を整理するお手伝いを行っています。
治療のパートナーとして、患者さま一人ひとりと向き合いながら、最善と考えられる医療を追求し続けることが、ICVS東京クリニックの使命です。
悪性リンパ腫の治療法は、病型・進行度・予後因子によって大きく異なります。
標準治療として、化学療法や放射線治療、造血幹細胞移植などが確立されており、多くの患者さまが寛解を得られています。一方で、再発や治療抵抗性が課題となるケースも少なくありません。
近年では、免疫チェックポイント阻害薬やCAR-T細胞療法、二重特異性抗体など、免疫療法の分野で目覚ましい進歩が見られています。これらの新たな治療法は、従来の治療法では十分な効果が得られなかった患者さまにとって、新たな希望となる可能性があります。
ICVS東京クリニックでは、樹状細胞を活用したHITV療法という免疫細胞療法を提供しており、標準治療だけでは十分な効果が得られなかったケースにも対応しています。治療の選択肢に悩まれている方は、まずは医療相談や事前診断を通じて、ご自身の状態に最適な治療法を検討されることをおすすめします。
悪性リンパ腫の治療は、身体だけでなく心にも大きな負担がかかります。医療のパートナーとして、患者さま一人ひとりと向き合いながら、最善の医療を追求していくことが重要です。
「まだできることがあるかもしれない」
そう思われた方は、まずは一歩踏み出してみてください。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

悪性リンパ腫ステージ4は、がんがリンパ節にとどまらず、骨髄や肝臓、肺などの遠隔臓器にも広がった最も進行した状態を指します。
この段階では、がん細胞が全身に広く転移している状態ですが、適切な治療を行うことで症状の緩和や病状のコントロールが期待できます。
悪性リンパ腫は、白血球の一部であるリンパ球ががん化した病気です。リンパ系は免疫機能を担う重要な役割を持ち、リンパ節、脾臓、骨髄などに広がっています。ステージ4では、これらの臓器を超えて、リンパ系ではない部位へのびまん性浸潤が認められる状態となります。
ステージ4と診断されても、悪性リンパ腫は治療によって寛解が得られる可能性のある疾患です。病型や患者さまの全身状態によって治療方針は異なりますが、化学療法や分子標的薬などの治療選択肢があります。
悪性リンパ腫は、大きく「ホジキンリンパ腫」と「非ホジキンリンパ腫」の2つに分類されます。
ホジキンリンパ腫は日本人には稀で、全体の約10%程度です。リード・シュテルンベルク細胞という特徴的な細胞がみられ、主に連続したリンパ節に広がります。一方、非ホジキンリンパ腫は日本人の悪性リンパ腫のうち90%以上を占め、多様な種類があります。
非ホジキンリンパ腫は、もととなったリンパ球の種類によってさらに分類されます。
細かく分類すると、悪性リンパ腫は100近くの種類に分類することができます。病型によって進行の速さや治療への反応が大きく異なるため、正確な診断が重要です。

悪性リンパ腫を、進行の速さによって3つに分類する方法もあります。
この分類は、リンパ腫を治療しなかった場合の進行の速さを示したものです。高悪性度のものが必ずしも治療が難しいわけではなく、むしろ治療への反応が良好なケースも少なくありません。
ステージ4では、がんがリンパ節を超えて臓器や皮膚、骨髄、血液中など、全身に広く転移している状態です。
主な症状としては、精神症状や頭痛・悪心・嘔吐などの頭蓋内圧亢進症状が挙げられます。また、発熱、寝汗、体重減少などの全身症状が現れることがあり、これらは専門的に「B症状」と呼ばれています。
これらの症状は、体内でがんが進行しているサインです。症状の程度は患者さまによって異なり、発生した部位や転移した部位によっても症状は変わってきます。

悪性リンパ腫は全身のどこにでも発生する可能性があります。脳や皮膚、目、鼻腔、甲状腺、肺、胃、腸、骨髄、肝臓など、発生した部位によって異なる症状が現れます。
例えば、脳に発生した場合は精神症状や頭痛が、消化管に発生した場合は腹痛や消化不良が見られることがあります。
悪性リンパ腫の診断には、さまざまな検査が行われます。
まず、リンパ節の腫れや症状が疑われる場合、血液検査を行い、白血球数やリンパ球の異常を確認します。しかし、血液検査だけでは確定診断が難しいため、リンパ節生検が重要な検査となります。
リンパ節生検では、腫れているリンパ節の一部または全体を採取し、顕微鏡でがん細胞の有無や特徴を調べます。切除は麻酔下で行われるため、痛みは伴いません。この検査により、悪性リンパ腫かどうかの特定、および病型分類を行います。
がんの広がりを評価するために、以下の検査が行われます。
これらの検査結果を総合的に評価して、悪性リンパ腫のタイプや進行度(ステージ)を診断し、最適な治療方針を決定します。
悪性リンパ腫ステージ4の治療は、病型や患者さまの全身状態に基づいて検討します。
治療の中心は薬物療法と放射線療法です。基本的には手術は行いませんが、リンパ節以外の臓器にリンパ腫がある場合は、手術を行うこともあります。

悪性リンパ腫の治療では、抗がん剤や分子標的薬を組み合わせて投与する多剤併用療法が治療の中心となります。
非ホジキンリンパ腫の患者さまに対する初回治療には、CHOP療法(シクロフォスファミド・ドキソルビシン・ビンクリスチン・プレドニゾロン)、R-CHOP療法(CHOP療法にリツキシマブを併用)、Pola-R-CHP療法(ポラツズマブ ベドチンを併用)などがあります。
ホジキンリンパ腫に対する初回治療には、ABVD療法(ドキソルビシン・ブレオマイシン・ビンブラスチン・ダカルバジン)やA-AVD療法(ブレンツキシマブ ベドチンを併用)などがあります。
これらの治療の多くは一般的に外来通院で行います。再発をした患者さまでは、初回治療として用いた治療とは違う抗がん剤を組み合わせた治療を用いることが多いです。
ゆっくり進行するタイプの悪性リンパ腫で病変が狭い限られた範囲にある場合は、放射線単独で治療できる場合もあります。
リンパ腫を治す目的以外にも、一時的に症状を緩和して苦痛を和らげる目的や、造血幹細胞移植前に放射線治療を行うことがあります。
骨髄などから造血細胞のもとになる造血幹細胞を取り出し、患者さまに移植する方法です。
造血幹細胞移植には、患者さま本人の造血幹細胞をあらかじめ採取、冷凍保存しておき、大量化学療法という強力な抗がん剤治療に引き続いてそれを体に戻す「自家移植」と、提供者(ドナー)から造血幹細胞移植を提供してもらう「同種移植」があります。リンパ腫の治療では、自家造血幹細胞移植が主となっています。
悪性リンパ腫の予後は、細胞の種類と発見されたときのステージが関連しています。
5年生存率は、がんの治療効果を比較するために使われる目安で、その病気になった人が5年後に生きている確率です。生存率が高い場合は治療効果が得られやすいがんと考えられます。
悪性リンパ腫全体の5年生存率は、男性で66.4%、女性で68.6%、全体では67.5%となっています。2002~2006年のデータでは男性で52.5%、女性で60.5%と報告されており、治療の効果は年々向上していると考えられます。
ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫に分けた進行度別の5年生存率は以下の通りです。
出典
(2009~2011年のデータ)より作成
ただし、これらの数値はあくまで統計的な目安です。悪性リンパ腫は種類が多く、それぞれ病気の特徴が異なることや、同じ病気であっても発生した部位が異なる場合もあるため、個々の患者さまの予後は病型や治療への反応によって大きく異なります。

ICVS東京クリニックでは、ステージⅣを含む進行がん・再発がんに特化した免疫療法を行う専門クリニックとして、悪性リンパ腫の患者さまに対しても治療の選択肢をご提案しています。
当院では、標準治療だけでは十分な効果が得られなかったケースを含め、慎重な診断のもとで治療方針を検討しています。「治すことを決してあきらめない」という理念のもと、患者さま一人ひとりの状態に応じた治療を目指しています。
当院で行っているHITV療法は、免疫システムの司令塔である樹状細胞を活用する免疫細胞療法です。
悪性リンパ腫においても、患者さまご自身の免疫機能に着目し、がん細胞を認識・攻撃する免疫反応を引き出すことを目的としています。HITV療法では、CTガイド下で樹状細胞を体内へ正確に投与する独自の技術を採用しています。
また、院内に完備した国際的GMP基準に準拠した細胞培養加工施設(CPC)を用いた高品質な細胞培養体制を整えており、免疫療法の特性を最大限に引き出すことを目指しています。
本治療は、日本国内において未承認医療であり、健康保険の適用外となる自由診療です。治療の適応可否については、事前診断にて慎重に判断いたします。
悪性リンパ腫の治療においては、病型・進行度・これまでの治療歴・全身状態などにより、適した治療方針が大きく異なります。
ICVS東京クリニックでは、臨床経験豊富な専門医が、画像検査や血液検査、治療経過を総合的に評価し、患者さまごとにオーダーメイドの治療計画をご提案します。
治療そのものだけでなく、患者さまご本人やご家族の不安や負担にも配慮し、生活の質(QOL)を大切にした診療を心がけています。治療開始前には、期待できる効果だけでなく、リスクや副作用についても丁寧にご説明し、十分にご理解・ご納得いただいたうえで治療を進めていきます。
悪性リンパ腫ステージ4は、がんが全身に広がった進行した状態ですが、適切な治療によって症状の緩和や病状のコントロールが期待できます。
治療の選択肢は多様で、化学療法、放射線治療、造血幹細胞移植など、病型や患者さまの状態に応じた治療が行われます。近年では、治療の効果が年々向上しており、5年生存率も改善傾向にあります。
再発や進行により治療選択に悩まれている方、標準治療後の次の選択肢を検討されている方に対して、ICVS東京クリニックでは医療相談・事前診断・セカンドオピニオンを通じて、現状を整理するお手伝いを行っています。
治療のパートナーとして、患者さま一人ひとりと向き合いながら、最善と考えられる医療を追求し続けることが、当院の使命です。
悪性リンパ腫でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
ICVS東京クリニックでは、進行がん・再発がんに特化した免疫療法を提供しており、患者さま一人ひとりに合わせた治療計画をご提案いたします。まずは医療相談や事前診断から、一歩踏み出してみませんか。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

70代で「悪性リンパ腫」と診断されたとき、多くの方が生存率や治療の可能性について不安を感じられます。
年齢を重ねた状態でのがん治療は、若い世代とは異なる配慮が必要です。
しかし、治療法の進歩により、高齢者であっても適切な治療を選択することで、予後を改善できる可能性があります。
この記事では、70代の悪性リンパ腫における生存率の実態、治療によって変わる予後、そして専門医に相談すべきタイミングについて、医療現場の視点から詳しく解説します。
悪性リンパ腫は、血液がんの一種で、リンパ系の細胞ががん化する病気です。
リンパ系は免疫系の一部であり、リンパ節・リンパ管・脾臓などから構成されています。
悪性リンパ腫は高齢者に多く、70歳代が発症のピークとされています。男女比は3:2と男性のほうが多く、高齢化に伴って年々増加傾向がみられます。

悪性リンパ腫は、組織学的に「ホジキンリンパ腫」と「非ホジキンリンパ腫」に分類されます。
日本人の90%以上は非ホジキンリンパ腫です。
非ホジキンリンパ腫は、さらに100種類以上のサブタイプに分類され、がん化しているリンパ球の種類によって、B細胞リンパ腫・T細胞リンパ腫・NK細胞リンパ腫に分けられます。
非ホジキンリンパ腫は、進行速度によって「高悪性度」「中悪性度」「低悪性度」に分類されます。
高悪性度リンパ腫は急速に進行しますが、化学療法によく反応し、治癒する可能性が高いとされています。
中悪性度リンパ腫は中程度の速さで進行し、低悪性度リンパ腫はゆっくりと進行する特徴があります。
出典
より作成
70代の悪性リンパ腫患者さまにとって、生存率は大きな関心事です。
年齢が進むと生存率に変化があるのか、治療によってどの程度改善が期待できるのかを理解することが重要です。

悪性リンパ腫、特に非ホジキンリンパ腫では、若い人に比べ、年齢層が上昇するごとに完全奏効率は低下する傾向があります。
若い人では68%の完全奏効率が、高齢者では45%であり、全生存率も加齢とともに低下するとの報告があります。
これは、高齢の患者さまの場合には合併症や臓器機能の低下、薬物代謝・排せつの遅延などから治療への配慮が必要であるため、若い人と同等の治療強度で治療できず、弱い治療を行う傾向にあることが原因として考えられます。
ただし、合併症がない場合では、70歳以下の患者さまと71歳以上の患者さまで生存の差はないと報告されています。
2012年から2015年診断症例の5年純生存率を見ると、部位によって大きな差があります。
男性では前立腺94.3%から膵臓10.7%、女性では甲状腺92.7%から膵臓10.2%まで、部位によって生存率は大きく異なります。
また、1993年からの生存率を純生存率の年次推移として改めて集計した結果、多くの部位で生存率が向上していることが確認されています。
出典
Ubie「高齢者の場合、余命(生存率)はどのくらいですか?」
(2010年報告)より作成
悪性リンパ腫の治療は、病型・進行度・これまでの治療歴・全身状態などにより、適した治療方針が大きく異なります。
標準治療だけでは十分な効果が得られなかったケースを含め、慎重な診断のもとで治療の選択肢を検討することが重要です。
悪性リンパ腫の標準治療としては、化学療法や分子標的薬などが用いられます。
これらの治療によって寛解が得られる一方、再発や治療抵抗性が課題となるケースも少なくありません。
抗がん剤・分子標的薬は共に有効な治療ですが、耐性化という問題を避けては通れません。そのため微小がんが体内に残り、それが新たな再発や再燃といった問題を引き起こします。

免疫療法、特に免疫細胞療法は、標準治療の弱点とされる微小がんに対して、高い排除能力を有していると考えられます。
ICVS東京クリニックでは、免疫システムの司令塔である「樹状細胞」を活用したHITV療法を提供しています。
HITV療法では、CTガイド下で樹状細胞を体内へ正確に投与する独自の技術を採用しており、院内に完備した国際的GMP基準に準拠した細胞培養加工施設を用いた高品質な細胞培養体制を整えています。
臨床経験豊富な専門医が、画像検査や血液検査、治療経過を総合的に評価し、患者さまごとにオーダーメイドの治療計画を提案することが重要です。
治療そのものだけでなく、患者さまご本人やご家族の不安や負担にも配慮し、生活の質を大切にした診療を心がけることが求められます。
治療開始前には、期待できる効果だけでなく、リスクや副作用についても丁寧に説明し、十分に理解・納得いただいたうえで治療を進めていくことが大切です。
悪性リンパ腫の治療において、適切なタイミングで専門医に相談することは、予後を大きく左右します。
どのような状況で相談すべきか、具体的なタイミングを理解しておくことが重要です。
標準治療を終えた後、次の治療選択に悩まれている方は、早めに専門医に相談することをおすすめします。
再発や進行により治療選択に悩まれている方、標準治療後の次の選択肢を検討されている方に対して、医療相談・事前診断・セカンドオピニオンを通じて、現状を整理するお手伝いを行っています。
再発を繰り返している場合、従来の治療法だけでは十分な効果が得られない可能性があります。
このような状況では、免疫療法など新たな治療選択肢を検討することが有効な場合があります。
「抗がん剤治療が難しくなってきた」「再発を繰り返している」「他院では治療の選択肢がないと言われた」といった状況の方でも、まずは相談する価値があります。
高齢者の治療では、延命だけでなく、生活の質を維持することも重要な視点です。
治療による身体的負担を抑えながら、日常生活を維持したいと考える方にとって、免疫療法は選択肢の一つとなります。
患者さまご本人やご家族の不安にも丁寧に向き合い、治療内容・期間・費用についても十分な説明と納得を大切にする姿勢が求められます。

ICVS東京クリニックは、ステージⅣを含む進行がん・再発がんに特化した免疫療法を行う専門クリニックとして、悪性リンパ腫の患者さまに対する治療を提供しています。
当院の理念は「治すことを決してあきらめない」というものであり、患者さま一人ひとりの状態に応じた治療方針を検討しています。
当院で行っているHITV療法は、免疫システムの司令塔である樹状細胞を活用する免疫細胞療法です。
悪性リンパ腫においても、患者さまご自身の免疫機能に着目し、がん細胞を認識・攻撃する免疫反応を引き出すことを目的としています。
HITV療法では、CTガイド下で樹状細胞を体内へ正確に投与する独自の技術や、院内に完備した国際的GMP基準に準拠した細胞培養加工施設を用いた高品質な細胞培養体制を整えています。
これにより、免疫療法の特性を最大限に引き出すことを目指しています。
本治療は、日本国内において未承認医療であり、健康保険の適用外となる自由診療です。
治療の適応可否については、事前診断にて慎重に判断いたします。
治療開始前には、期待できる効果だけでなく、リスクや副作用についても丁寧にご説明し、十分にご理解・ご納得いただいたうえで治療を進めていきます。
再発や進行により治療選択に悩まれている方、標準治療後の次の選択肢を検討されている方に対して、当院では医療相談・事前診断・セカンドオピニオンを通じて、現状を整理するお手伝いを行っています。
治療のパートナーとして、患者さま一人ひとりと向き合いながら、最善と考えられる医療を追求し続けることが、ICVS東京クリニックの使命です。
70代で悪性リンパ腫と診断されても、適切な治療を選択することで予後を改善できる可能性があります。
年齢による生存率の違いは存在しますが、合併症がない場合には若い世代と生存の差はないとの報告もあります。
標準治療だけでは十分な効果が得られなかったケースにおいても、免疫療法という選択肢があります。
ICVS東京クリニックでは、樹状細胞を活用したHITV療法を通じて、進行がん・再発がんの患者さまに対する治療を提供しています。
「まだできることがあるかもしれない」と思われた方は、まずは医療相談や事前診断から一歩踏み出してみてください。
治療の選択肢を広げ、生活の質を維持しながら、前向きに治療に取り組むことが大切です。
一人で抱え込まず、専門医に相談することが、より良い予後への第一歩となります。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。