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甲状腺がんリンパ節転移の実態

甲状腺がんがリンパ節に転移したと診断された時、多くの患者さんやご家族が「余命はどのくらいなのか」という不安を抱かれます。

しかし、甲状腺がんは他のがんと比較して、リンパ節転移があっても予後が比較的良好であることが知られています。

甲状腺がんの中で最も多い**乳頭がん**は、約90%を占めており、リンパ節に転移しやすい特徴があります。ただし、基本的にゆっくりと進行するため、急に命に関わる状況になることはまれです。

リンパ節転移が見つかった場合でも、適切な検査と治療を受けることで、長期的な生存が期待できます。実際、甲状腺がん全体の5年生存率は94.7%と推計されており、他のがんと比べて非常に高い数値を示しています。

がん治療で自由診療は必要?保険診療との違いと検討すべき理由

がん治療における自由診療と保険診療の違いについて解説します。自由診療が検討される理由や、どのようなケースで選択肢となるのかをわかりやすくまとめた記事です。

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甲状腺がんの種類と転移の特徴

甲状腺がんには複数の種類があり、それぞれ転移の傾向や予後が異なります。

乳頭がん・・・最も多く予後良好

甲状腺がんの約90%を占める乳頭がんは、リンパ節転移しやすい性質を持ちます。

しかし、進行速度が遅く、10年生存率は約90%以上と非常に良好です。リンパ節転移があっても、適切な治療により長期的な生存が期待できます。

ただし、ごく一部の乳頭がんは再発を繰り返すことがあり、まれに悪性度の高い未分化がんに変化することもあるため、継続的な経過観察が重要です。

濾胞がん・・・血行性転移に注意

甲状腺がんの約5%を占める濾胞がんは、乳頭がんと比べてリンパ節転移は少ないものの、血液の流れに乗って肺や骨など遠くの臓器に転移しやすい傾向があります。

遠隔転移が起こらない場合は、乳頭がんと同様に予後は比較的良好とされています。

低分化がん・髄様がん・未分化がん

低分化がんは甲状腺がんの1%未満とまれですが、乳頭がん・濾胞がんと未分化がんの中間的な性質を持ちます。

髄様がんは約1〜2%を占め、リンパ節転移と遠隔転移の両方が生じやすい特徴があります。

未分化がんは約1〜2%と非常にまれですが、悪性度が極めて高く、進行速度が非常に速いため、早期の集学的治療が必要です。

詳細はこちらのHPをご覧ください

ステージ別の生存率と余命の目安

甲状腺がんの予後は、ステージ(病期)によって大きく異なります。

ステージⅠ〜Ⅲの予後

2007年から2009年に治療を受けた患者さんを対象にした全国がんセンター協議会の調査によると、甲状腺がんの5年生存率はステージⅠで100.0%、ステージⅡで98.6%、ステージⅢで99.0%となっています。

この数字は、早期に発見できれば予後が非常に良好であることを示しています。

ステージⅣの予後と平均余命

遠隔転移を伴うステージⅣになると、5年生存率は73.2%まで低下します。

特に甲状腺未分化がんのステージⅣでは、平均余命は平均で4〜6か月程度といわれています。手術による治療ができた場合でも、平均余命は1〜2年程度とされています。

ただし、これはあくまで統計上の数値であり、個々の患者さんの状態や治療への反応によって大きく異なります。

詳細はこちらのHPをご覧ください

リンパ節転移後の治療選択肢

リンパ節転移が確認された場合、がんの組織型、大きさ、転移の状態に応じて、複数の治療法が検討されます。

手術療法・・・基本となる治療

甲状腺がんの基本治療は手術です。

リンパ節に転移がある場合には、甲状腺の摘出・切除とともにリンパ節を取り除く**リンパ節郭清**が行われます。がんの広がりに応じて、片葉切除(片側の甲状腺のみ)または全摘手術(甲状腺全体とリンパ節)が選択されます。

放射性ヨウ素内用療法

手術後、微細な転移を消す目的で放射性ヨウ素内用療法が行われることがあります。

甲状腺はヨウ素を取り込んで甲状腺ホルモンを産生する性質があり、この性質を利用して放射線を放出するヨウ素(I-131)を内服することで、体内に残存する正常甲状腺細胞やがん細胞の死滅を図ります。

治療は通常2〜3日間の入院で行われ、体内から放出される放射線の量が法律で定められた線量まで下がれば退院可能です。

薬物療法・放射線治療

肺や骨などに遠隔転移があった場合、放射線治療や薬物療法が検討されます。

近年では、分子標的薬などの新しい治療法も登場しており、治療選択肢は広がっています。

ICVS東京クリニックの次世代免疫療法

標準治療だけでは十分な効果が得られにくいケースや、再発・転移を繰り返すケースに対して、新たな治療の可能性を提供しているのが免疫療法です。

HITV療法とは

ICVS東京クリニックでは、甲状腺がんを含む進行がん・再発がんに対し、「延命ではなく、救命を目指す」という理念のもと、次世代免疫療法である**HITV療法**に取り組んでいます。

HITV療法は、免疫システムの司令塔である**樹状細胞**を活用し、患者さんご自身の腫瘍が持つ情報を免疫に正確に伝えることで、がん細胞を効率的に攻撃する免疫反応の誘導を目指す治療法です。

CTガイド下投与という独自技術

当院の特徴は、CTガイド下で樹状細胞を腫瘍内、または腫瘍に栄養を与える主要血管内へ直接投与する独自技術です。

この方法により、樹状細胞の機能を最大限に引き出すことを重視しています。免疫がより的確にがんを認識する環境を整えることで、体内でがんを攻撃する力を引き出すことを目的としています。

GMP基準準拠の細胞培養施設

免疫療法では、使われる細胞の品質が非常に重要です。

当院では、院内に国際的GMP基準に準拠した細胞培養加工施設(CPC)を完備し、専任の培養士が高品質な樹状細胞の培養・管理を行っています。治療の基盤となる免疫細胞の品質を厳格に保つことで、安心して治療を受けていただける環境を整えています。

オーダーメイドの治療計画

甲状腺がんの治療においても、当院は画一的な治療は行いません。

事前診断で提供されるPET-CTなどの画像データや血液検査、治療履歴をもとに、専門医が慎重に適応を判断し、患者さん一人ひとりの状態・病状・生活背景を考慮したオーダーメイドの治療計画を提案します。

治療開始前の丁寧な説明と納得

免疫療法は、短期間で結果が見える治療ではありません。

そのため当院では、治療開始前の段階から治療の目的・見込まれる経過・リスクや副作用・費用面まで丁寧に説明し、十分な理解と納得をいただくことを何よりも大切にしています。

治療の目的と期待できる可能性

HITV療法は、保険適用外の自由診療であり、日本国内では未承認の医療に該当します。

そのため、治療の目的、期待できる可能性と限界、想定されるリスク・副作用、費用や治療の流れについて、治療前に丁寧な説明を行うことを重視しています。「よく分からないまま治療が始まる」ということはありません。

患者さんのパートナーとして

治療が始まったその瞬間から、私たちは患者さんのパートナーです。

甲状腺がんという病気と向き合う中で、不安や迷いを抱える患者さん・ご家族に寄り添いながら、最良の治療選択をともに考え、支え続ける医療を提供しています。

甲状腺がんと向き合うために

甲状腺がんがリンパ節に転移したと診断されても、多くの場合、適切な治療により長期的な生存が期待できます。

特に最も多い乳頭がんは、リンパ節転移があっても予後が比較的良好であり、10年生存率は約90%以上と報告されています。

ただし、がんの種類や進行度、個々の患者さんの状態によって予後は大きく異なります。標準治療だけでは十分な効果が得られにくいケースや、再発・転移を繰り返すケースに対しては、免疫療法などの新たな治療選択肢も検討する価値があります。

「今の状態で免疫療法は検討できるのか」「他にできることは残っているのか」そう感じたときこそ、一度、医療相談という形で話してみることをお勧めします。

ICVS東京クリニックでは、患者さんとご家族の気持ちに寄り添いながら、治療の選択肢を一緒に考える姿勢を大切にしています。ひとりで抱え込まず、まずは相談から始めてみませんか。

甲状腺がんの免疫療法について、詳しくはICVS東京クリニックの公式サイトをご確認ください。専門医による無料相談も受け付けています。

詳細はこちらのHPをご覧ください

著者情報

ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

 

【経歴】

埼玉医科大学卒業。

東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。

世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。

米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。

ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。

その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

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甲状腺乳頭がんとは何か

甲状腺乳頭がんは、甲状腺にできる悪性腫瘍の中で最も多いタイプです。

甲状腺がん全体の約90%を占めており、比較的進行が緩やかな特徴を持っています。のどぼとけのすぐ下にある甲状腺という小さな臓器に発生し、多くの場合は女性に見られます。甲状腺は蝶が羽を広げたような形をしており、新陳代謝を調整する甲状腺ホルモンを分泌する重要な役割を担っています。

この乳頭がんは、他のがんと比べて生命に関わることが少ないとされていますが、適切な診断と治療が必要です。

甲状腺乳頭がんの進行の特徴

ゆっくりとした進行速度

甲状腺乳頭がんの最大の特徴は、進行が非常にゆっくりであることです。

多くの患者では、数年単位で腫瘍が大きくなることもあり、急に命に関わる状況になることはまれとされています。このため、診断された時点で適切な治療方針を医師と相談しながら決めることができます。特に1cm未満の微小な乳頭がんの場合、手術をせずに経過観察を選択することもあります。

ただし、進行が緩やかだからといって放置してよいわけではありません。

リンパ節転移の傾向

乳頭がんは、リンパ液の流れに乗って転移するリンパ節転移が比較的多く見られます。

首の周囲にあるリンパ節に転移することがありますが、これは乳頭がんの特性であり、適切な治療によって対処可能です。リンパ節転移があっても、予後は比較的良好とされています。一方で、肺や骨などの遠くの臓器への転移(遠隔転移)は、乳頭がんでは比較的少ない傾向にあります。

再発と未分化がんへの変化

大半の乳頭がんは治療後の経過が良好ですが、ごく一部では再発を繰り返すケースがあります。

また、非常にまれではありますが、乳頭がんが突然悪性度の高い未分化がんに変化することがあります。未分化がんは進行が速く、甲状腺周囲の臓器への浸潤や全身への転移を起こしやすい特徴があります。このため、乳頭がんの治療後も定期的な経過観察が重要です。最低でも10年間は、年に1回の超音波検査やCT検査などで転移や再発の有無をチェックする必要があります。

詳細はこちらのHPをご覧ください

甲状腺乳頭がんの初期症状

しこり以外の症状はほとんどない

甲状腺乳頭がんの初期段階では、自覚症状がほとんどありません。

多くの場合、のどぼとけの下にしこりを触れることで気づくか、健康診断での触診やエコー検査、胸部CT検査などで偶然発見されます。痛みやつらさが比較的少ないため、気づかないまま過ごしている方も少なくありません。しこりの大きさが数年間変わっていないからといって、がんではないとは言い切れないため注意が必要です。

進行すると現れる症状

病状が進行すると、さまざまな症状が出てくることがあります。

のどの違和感、声のかすれ(嗄声)、痛み、飲み込みにくさ、誤嚥、血痰、呼吸困難感などが代表的な症状です。これらの症状は、甲状腺がんが周囲の組織を巻き込んだり、声帯を動かす反回神経に影響を与えたりすることで起こります。首のリンパ節に転移が起こると、首の横にもしこりを触れるようになります。

このような症状に気づいたら、早めに耳鼻咽喉科や内分泌科を受診しましょう。

免疫チェックポイント阻害薬とは?仕組みと治療で期待できる効果を解説

免疫チェックポイント阻害薬の基本的な仕組みや、がん治療において期待される効果について解説します。従来の治療との違いや、治療を検討する際に知っておきたいポイントをまとめた記事です。

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甲状腺乳頭がんの診断方法

超音波検査と細胞診

甲状腺乳頭がんの診断では、まず超音波検査が行われます。

首に超音波を当てることで、甲状腺の大きさやしこりの性質、リンパ節転移の有無を調べることができます。がんが疑われる場合は、しこりに細い針を刺して細胞を採取する細胞診検査を行います。この検査によって、良性か悪性か、どのタイプのがんかを判断することが可能です。

画像検査による進行度評価

がんと診断された場合、進行度を評価するためにCTやPET-CTなどの画像検査を行います。

これらの検査によって、がんの広がりや転移の有無を詳しく調べることができます。当院では、これらの画像データや血液検査、治療履歴をもとに、専門医が慎重に適応を判断し、患者一人ひとりの状態・病状・生活背景を考慮したオーダーメイドの治療計画を提案しています。

詳細はこちらのHPをご覧ください

甲状腺乳頭がんの治療法

手術による治療

甲状腺乳頭がんの治療は、手術が第一選択となることが多いです。

がんが甲状腺の左右いずれかにある場合は、がんがある部分を半分切除する部分切除術を行います。左右ともにがんがある場合は、甲状腺を全部切除する全摘術となります。リンパ節への転移が疑われる場合は、周囲のリンパ節も切除します。手術の際は、声帯を動かす反回神経を傷つけないように慎重に操作が行われます。

経過観察という選択肢

1cm未満の微小な乳頭がんで、低リスクの場合は手術を行わない選択肢もあります。

ただし、その場合でも経過観察は必須です。定期的に受診して、超音波検査や血液検査を受け続ける必要があります。放置すると、やがて気管や食道、頸部リンパ節に腫瘍が広がり、肺や骨にも転移するおそれがあるため、医師の指導にしたがって適切に対処することが重要です。

ICVS東京クリニックの免疫療法という選択肢

HITV療法とは

ICVS東京クリニックでは、甲状腺がんを含む進行がん・再発がんに対し、次世代免疫療法である**HITV療法**に取り組んでいます。

この治療法は、免疫システムの司令塔である「樹状細胞」を活用し、患者自身の腫瘍が持つ情報を免疫に正確に伝えることで、がん細胞を効率的に攻撃する免疫反応の誘導を目指すものです。特に、CTガイド下で樹状細胞を腫瘍内、または腫瘍に栄養を与える主要血管内へ直接投与する独自技術により、樹状細胞の機能を最大限に引き出すことを重視しています。

延命ではなく救命を目指す理念

当院の理念は「延命ではなく、救命を目指す」ことです。

甲状腺がんは比較的進行が緩やかなタイプが多い一方で、再発や遠隔転移を繰り返すケースや、標準治療のみでは十分な効果が得られにくいケースも存在します。そうした患者に対し、がんの消失を目指す免疫療法の可能性を検討する場を提供しています。免疫療法は短期間で結果が見える治療ではありませんが、治療開始前の段階から治療の目的・見込まれる経過・リスクや副作用・費用面まで丁寧に説明し、十分な理解と納得をいただくことを何よりも大切にしています。

オーダーメイドの治療計画

当院では、画一的な治療は行いません。

事前診断で提供されるPET-CTなどの画像データや血液検査、治療履歴をもとに、専門医が慎重に適応を判断し、患者一人ひとりの状態・病状・生活背景を考慮したオーダーメイドの治療計画を提案します。また、院内に国際的GMP基準に準拠した細胞培養加工施設(CPC)を完備し、専任の培養士が高品質な樹状細胞の培養・管理を行っています。これにより、治療の基盤となる免疫細胞の品質を厳格に保っています。

甲状腺乳頭がんと向き合うために

定期的な経過観察の重要性

甲状腺乳頭がんは進行が緩やかでも、放置は厳禁です。

治療後も最低10年間は年に1回、超音波検査やCTなどで経過観察を続ける必要があります。リンパ節や肺などへの転移の有無をチェックし、再発の早期発見に努めることが大切です。また、全摘術を受けた場合は甲状腺ホルモンの内服が必ず必要となり、部分切除術の場合でもホルモンが不足した場合は内服が必要となります。

不安や迷いを抱えたときの相談

甲状腺がんと向き合う中で、不安・迷い・焦りを感じるのは自然なことです。

「今の状態で免疫療法は検討できるのか」「他にできることは残っているのか」そう感じたときこそ、一度医療相談という形で話してみる価値があります。当院では、患者とご家族の気持ちに寄り添いながら、治療の選択肢を一緒に考える姿勢を大切にしています。治療が始まったその瞬間から、私たちは患者のパートナーです。

まとめ

甲状腺乳頭がんは、甲状腺がんの中で最も多く、比較的進行が緩やかな特徴を持っています。

初期症状はしこり以外にほとんどなく、健康診断などで偶然発見されることも少なくありません。リンパ節転移が多く見られますが、適切な治療によって対処可能であり、予後は比較的良好とされています。ただし、ごく一部では再発を繰り返したり、悪性度の高い未分化がんに変化したりすることがあるため、定期的な経過観察が重要です。

治療は手術が第一選択となりますが、微小がんの場合は経過観察という選択肢もあります。

また、再発や転移を繰り返すケースでは、ICVS東京クリニックが提供するHITV療法のような免疫療法も選択肢の一つとなります。甲状腺がんと診断されたら、医師の指導のもと適切な治療を受け、定期的な経過観察を続けることが大切です。首のしこりや声のかすれに気づいたら、そのままにせず早めに耳鼻咽喉科や内分泌科を受診しましょう。

ICVS東京クリニックでは、甲状腺がんを含む進行がん・再発がんに対し、患者一人ひとりに寄り添った医療を提供しています。不安や疑問がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

著者情報

ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

 

【経歴】

埼玉医科大学卒業。

東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。

世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。

米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。

ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。

その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

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甲状腺がん末期とは?進行期の定義と特徴

甲状腺がんの「末期」という言葉には、医学的には明確な定義があります。

一般的に、甲状腺がんが周囲の組織に深く浸潤したり、リンパ節や遠隔臓器(肺・骨・肝臓・脳など)に転移した状態を指します。これは病期分類でいうと、多くの場合「ステージⅣ」に相当する段階です。

甲状腺がんには複数の種類があり、それぞれで進行の速さや悪性度が大きく異なります。最も多い「乳頭がん」は進行が緩やかで、10年生存率が90%以上と予後が良好です。一方で、「未分化がん」は非常に進行が早く、診断後の平均余命が4~6か月程度と厳しい状況になります。

甲状腺がんの種類によって、末期の症状や治療の選択肢も変わってきます。

「濾胞がん」は血行性転移(肺や骨への転移)が起こりやすく、「髄様がん」はカルシトニンを産生する特殊ながんで、遺伝性の場合もあります。それぞれの特性を理解することが、適切な治療選択につながるのです。

末期の甲状腺がんで現れる主な症状

進行した甲状腺がんでは、さまざまな症状が出現します。

局所的な症状

 

首の腫れや痛みは、最も分かりやすい症状の一つです。甲状腺がんが大きくなると、首の前部に固いしこりとして触れるようになります。さらに進行すると、周囲の組織への浸潤により、嚥下障害(飲み込みにくさ)や声のかすれ(嗄声)が生じることがあります。

声帯を動かす「反回神経」ががんに侵されると、声が出にくくなったり、声質が変わったりします。気管が圧迫されれば、呼吸困難感や息苦しさを感じるようになるでしょう。血痰が出ることもあり、これは気管への浸潤を示唆する重要なサインです。

転移による症状

 

甲状腺がんが遠隔臓器に転移すると、転移先の臓器に応じた症状が現れます。

肺転移では、咳が続いたり、血痰が出たり、呼吸が苦しくなったりします。骨転移では、転移した部位に痛みが生じ、場合によっては病的骨折(わずかな力で骨が折れる状態)を起こすこともあります。脳転移が起これば、頭痛・めまい・意識障害などの神経症状が出現する可能性があります。

全身症状

 

がんが進行すると、全身に影響が及びます。体重減少・倦怠感・発熱などの症状が現れることがあります。これらは、がん細胞が体のエネルギーを消費したり、免疫システムが活性化したりすることで生じる症状です。

特に未分化がんでは、甲状腺の腫脹(腫れ)や痛み、発熱などが急速に進行し、数週間から数か月の間に症状が悪化することもあります。

甲状腺がん末期の診断方法

進行した甲状腺がんの診断には、複数の検査を組み合わせて行います。

画像検査

 

超音波検査は、甲状腺がんの大きさや周囲組織への広がり、リンパ節転移の有無を確認するために最も基本的な検査です。さらに詳しく調べるために、造影剤を用いたCTやMRI検査が実施されます。これらの検査により、気管・食道・血管などへの浸潤の程度を正確に把握できます。

遠隔転移の評価には、PET-CT検査が有用です。全身のがん細胞の分布を一度に確認でき、治療方針の決定に重要な情報を提供します。骨転移が疑われる場合には、骨シンチグラフィーで転移の範囲を詳しく調べることができます。

血液検査

 

甲状腺がんの種類によっては、血液検査で特定の腫瘍マーカーを測定します。

「髄様がん」では、カルシトニンやCEA(癌胎児性抗原)が診断や経過観察の指標となります。また、サイログロブリンという物質は、甲状腺がんの再発を示すマーカーとして参考にされることがあります。ただし、これらは甲状腺がんに特有のものではないため、他の検査結果と合わせて総合的に判断する必要があります。

甲状腺がん末期の治療選択肢

進行した甲状腺がんの治療は、がんの種類・進行度・患者さまの全身状態を総合的に考慮して選択します。

手術療法

 

可能であれば、手術によるがんの切除が検討されます。甲状腺全摘出術やリンパ節郭清が行われることが多く、場合によっては気管や食道の一部を切除することもあります。手術の目的は、根治を目指す場合と、症状を和らげる姑息的な目的の場合があります。

ただし、未分化がんや広範な浸潤がある場合には、手術が困難なこともあります。その場合は、他の治療法を中心に考えていくことになります。

放射線療法

 

放射線治療には、外部照射と放射性ヨウ素内用療法の2種類があります。

外部照射は、手術が難しい局所進行がんや、骨転移による痛みの緩和に用いられます。放射性ヨウ素(RAI)治療は、ヨウ素を取り込む性質を持つ乳頭がんや濾胞がんの遠隔転移に対して効果的です。特に肺転移などでは、長期的な制御が期待できる場合もあります。

ただし、未分化がんや髄様がんは放射性ヨウ素を取り込まないため、この治療法は適用できません。

薬物療法

 

分子標的薬は、進行した甲状腺がんに対する重要な治療選択肢です。レンバチニブ(レンビマ)やソラフェニブは、進行性の乳頭がん・濾胞がん・髄様がんに使用され、がんの進行を遅らせる効果が期待できます。これらの薬剤は、血管新生や細胞増殖に関わる経路を阻害することで、腫瘍の成長を抑制します。

未分化がんに対しては、ドキソルビシンやシスプラチンなどの化学療法が試みられることもありますが、効果は限定的です。副作用として、高血圧・手足症候群・倦怠感・下痢などが現れることがあるため、適切な管理が必要です。

免疫療法という選択肢

 

近年、免疫療法が進行がん治療の新たな選択肢として注目されています。

ICVS東京クリニックでは、「HITV療法」という次世代免疫療法を提供しています。これは、免疫システムの司令塔である「樹状細胞」を活用し、患者さまご自身の腫瘍情報を免疫に伝えることで、がん細胞を効率的に攻撃する免疫反応の誘導を目指す治療法です。

CTガイド下で樹状細胞を腫瘍内、または腫瘍に栄養を与える主要血管内へ直接投与する独自技術により、樹状細胞の機能を最大限に引き出すことを重視しています。院内に国際的GMP基準に準拠した細胞培養加工施設を完備し、専任の培養士が高品質な樹状細胞の培養・管理を行っています。

甲状腺がん末期の予後とケア

甲状腺がんの予後は、がんの種類によって大きく異なります。

がんの種類別予後

 

乳頭がんや濾胞がんなどの分化型甲状腺がんは、比較的予後が良好です。ステージⅣであっても、5年生存率は73.2%と報告されています。進行が緩やかなため、適切な治療を受けることで長期的な生存が期待できる場合も多いのです。

一方、未分化がんは非常に予後が厳しく、診断後1年以内に多くの方が亡くなってしまいます。5年生存率も7%程度と低く、早期からの緩和ケアが重要になります。

緩和ケアの重要性

 

進行したがんでは、痛みや呼吸困難などのさまざまな症状が出現します。

緩和ケアは、こうした身体的な苦痛を和らげるだけでなく、精神的な不安やストレスにも対応します。患者さまご本人だけでなく、ご家族の心理的サポートも含めた包括的なケアを提供することで、療養生活の質を維持・向上させることができます。

気分が落ち込んだり、不安になったりすることは自然なことです。そんな時こそ、緩和ケアチームや医療スタッフに相談することが大切です。痛みのコントロール、栄養管理、心理的サポートなど、多角的なアプローチで患者さまとご家族を支えます。

生活の質を保つために

 

治療を受けながらも、できる限り自分らしい生活を送ることは可能です。体調に合わせた活動、趣味の継続、家族や友人との時間を大切にすることで、心の安定にもつながります。

医療チームと十分にコミュニケーションを取りながら、ご自身の希望や価値観を伝えていくことが重要です。治療の目的や見通し、リスクや副作用、費用面まで丁寧に説明を受け、納得した上で治療を選択していくことが、後悔のない療養生活につながります。

ICVS東京クリニックの甲状腺がん治療へのアプローチ

ICVS東京クリニックでは、「延命ではなく、救命を目指す」という理念のもと、甲状腺がんの治療に取り組んでいます。

オーダーメイドの治療計画

 

当院では、画一的な治療は行いません。

事前診断で提供いただくPET-CTなどの画像データや血液検査、治療履歴をもとに、専門医が慎重に適応を判断します。患者さま一人ひとりの状態・病状・生活背景を考慮したオーダーメイドの治療計画をご提案することで、最良の治療選択を目指します。

再発や遠隔転移を繰り返すケース、標準治療のみでは十分な効果が得られにくいケースに対しても、免疫療法の可能性を検討する場を提供しています。

治療開始前の丁寧な説明

 

免疫療法は、短期間で結果が見える治療ではありません。

そのため当院では、治療開始前の段階から治療の目的・見込まれる経過・リスクや副作用・費用面まで丁寧にご説明し、十分なご理解とご納得をいただくことを何よりも大切にしています。わからないことや不安なことがあれば、遠慮なくお尋ねください。

患者さまのパートナーとして

 

治療が始まったその瞬間から、私たちは患者さまのパートナーです。

甲状腺がんという病気と向き合う中で、不安や迷いを抱える患者さま・ご家族に寄り添いながら、最良の治療選択をともに考え、支え続ける医療を提供してまいります。一人で悩まず、まずはご相談ください。

まとめ

甲状腺がん末期の症状は、がんの種類や進行度によって大きく異なります。

局所的な症状としては、首の腫れ・痛み・嚥下障害・声のかすれ・呼吸困難などがあり、転移による症状としては、咳・血痰・骨痛・神経症状などが現れることがあります。全身症状として、体重減少や倦怠感も見られます。

治療法には、手術・放射線療法・薬物療法・免疫療法などがあり、患者さまの状態に合わせて選択されます。特に、ICVS東京クリニックが提供するHITV療法は、樹状細胞を活用した次世代免疫療法として、進行がん・再発がんに対する新たな選択肢となっています。

甲状腺がんの予後は、乳頭がんや濾胞がんでは比較的良好ですが、未分化がんでは厳しい状況になります。いずれの場合も、緩和ケアを積極的に活用し、生活の質を保ちながら治療を進めることが大切です。

治療の選択に迷ったり、不安を感じたりした時は、医療チームとしっかりコミュニケーションを取り、納得のいく治療を選んでいきましょう。ICVS東京クリニックでは、患者さま一人ひとりに寄り添い、最良の治療選択をともに考えるパートナーとして、支え続けてまいります。

甲状腺がんでお悩みの方、治療の選択肢を広げたい方は、ぜひ一度ICVS東京クリニックにご相談ください。専門医が丁寧にお話を伺い、最適な治療計画をご提案いたします。

著者情報

ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

 

【経歴】

埼玉医科大学卒業。

東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。

世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。

米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。

ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。

その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

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甲状腺がんの生存率と治療の現状

甲状腺がんと診断されたとき、多くの患者さんが最初に気になるのは「生存率」ではないでしょうか。

甲状腺がんは、他のがんと比較して比較的進行が緩やかで、治療成績が良好ながんとして知られています。年間の診断数は約16,500人で、女性に多く見られる特徴があります。5年生存率は約95%と非常に高く、男性で91%、女性で96%という優れた治療成績を示しています。

しかし、甲状腺がんにも複数の種類があり、それぞれ性質や進行速度が異なります。最も多い乳頭がんは10年生存率が約90%以上と予後が良好ですが、未分化がんのように進行が速く悪性度の高いタイプも存在します。また、再発や遠隔転移を繰り返すケースでは、標準治療だけでは十分な効果が得られにくい場合もあるのです。

治療方法の選択は、がんの種類・進行度・患者さんの状態によって大きく変わります。手術、放射線治療、薬物療法といった標準治療に加え、近年では免疫療法など新しい治療選択肢も登場しています。

甲状腺がんの種類と特徴

甲状腺がんは、がん細胞の形や増殖の仕方によっていくつかの種類に分類されます。

それぞれの特徴を理解することが、適切な治療選択の第一歩となります。

乳頭がん(最も多いタイプ)

 

甲状腺がんの約90%を占める最も一般的なタイプです。非常にゆっくり進行する「おとなしい」性質を持ち、生命に関わることはまれです。リンパ節への転移が多く見られるものの、適切な治療により良好な予後が期待できます。ただし、ごく一部の乳頭がんは再発を繰り返したり、悪性度の高い未分化がんに変化したりすることがあるため、継続的な経過観察が重要です。

濾胞がん(2番目に多いタイプ)

甲状腺がんの約5%を占めます。良性の甲状腺腫瘍との区別が難しいことが少なくありません。乳頭がんと比べるとリンパ節転移は起こりにくいものの、肺や骨などへの遠隔転移を起こしやすい傾向があります。遠隔転移がない場合、治療後の経過は比較的良好とされています。

髄様がん(進行が速いタイプ)

甲状腺がんの約1~2%を占める比較的まれなタイプです。乳頭がんや濾胞がんと比べると進行が速く、リンパ節や肺、肝臓などへの転移を起こしやすい性質があります。10年生存率は75%と、他のタイプより低くなります。髄様がんの一部は遺伝性で、生まれつきの遺伝子変異が原因で発症することがあります。

未分化がん(最も悪性度が高いタイプ)

甲状腺がんの約1~2%を占める非常にまれなタイプですが、進行が極めて速く、悪性度が高いのが特徴です。甲状腺周囲の臓器に広がりやすく、肺や骨などへの遠隔転移も起こしやすい性質があります。1年生存率は20%以下と予後が厳しいため、早期の積極的な治療が必要となります。

標準治療の選択肢と効果

甲状腺がんの治療は、がんの種類・進行度・患者さんの状態に応じて選択されます。

手術療法(基本となる治療)

甲状腺がん治療の基本は手術です。手術の方針は大きく2つあります。1つは甲状腺を全摘出して生涯ホルモン療法を行う方法、もう1つは甲状腺を温存してなるべく術後の補助療法を行わない方法です。がんの大きさ・位置・転移の有無などを総合的に判断し、患者さん一人ひとりに最適な術式を選択します。

近年では、低リスクの乳頭がんに対しては経過観察という選択肢も検討されるようになっています。1cm以下の微小な乳頭がんの場合、通常は一生涯大きくならずに経過することが多いため、慎重な経過観察を選択することも可能です。

放射性ヨード内服療法

甲状腺がんに対して特徴的な治療法として、放射性ヨード内服療法があります。海藻類などに含まれるヨードが体内では甲状腺だけに取り込まれる性質を応用した治療で、ヨードに放射能をつけてカプセルに入れて内服します。甲状腺がん細胞を選択的に攻撃できるため、全身への影響を抑えながら治療効果を得ることができます。

薬物療法(分子標的薬など)

遠隔転移がある場合や、放射性ヨード治療が効かない場合には、分子標的薬による治療が選択されることがあります。ただし、甲状腺がんに対する従来の抗がん剤治療の有効性はあまり高くないとされています。近年では、免疫チェックポイント阻害薬など新しいタイプの薬剤も研究が進められています。

免疫療法という新しい選択肢

標準治療だけでは十分な効果が得られにくいケースに対して、免疫療法が注目されています。

免疫療法は、患者さん自身の免疫システムを活性化させてがん細胞を攻撃する治療法です。抗がん剤や放射線治療のような強い副作用が出にくいとされ、体力に不安のある方でも治療を受けられる可能性があります。

HITV療法の特徴

ICVS東京クリニックでは、甲状腺がんを含む進行がん・再発がんに対し、「延命ではなく、救命を目指す」という理念のもと、HITV療法という次世代免疫療法に取り組んでいます。

HITV療法は、免疫システムの司令塔である「樹状細胞」を活用した治療法です。樹状細胞は、がん細胞の情報を他の免疫細胞に伝える重要な役割を担っています。患者さんご自身の腫瘍が持つ情報を免疫に正確に伝えることで、がん細胞を効率的に攻撃する免疫反応の誘導を目指します。

CTガイド下投与という独自技術

HITV療法の大きな特徴は、CTガイド下で樹状細胞を腫瘍内、または腫瘍に栄養を与える主要血管内へ直接投与する独自技術です。この方法により、樹状細胞の機能を最大限に引き出すことを重視しています。腫瘍そのものを免疫反応の起点(ワクチン化)とする考え方に基づいた治療アプローチです。

院内には国際的GMP基準に準拠した細胞培養加工施設(CPC)を完備し、専任の培養士が高品質な樹状細胞の培養・管理を行っています。治療の基盤となる免疫細胞の品質を厳格に保つことで、安全性と効果の両立を目指しています。

治療選択で重要となるポイント

生存率を上げるためには、適切な治療選択が不可欠です。

個別化医療の重要性

甲状腺がんの治療において、画一的な治療は適切ではありません。がんの種類・進行度・転移の有無・患者さんの年齢や全身状態・これまでの治療歴など、さまざまな要素を総合的に判断する必要があります。

ICVS東京クリニックでは、事前診断で提供いただくPET-CTなどの画像データや血液検査、治療履歴をもとに、専門医が慎重に適応を判断します。患者さん一人ひとりの状態・病状・生活背景を考慮したオーダーメイドの治療計画をご提案しています。

事前診断と適応判断

免疫療法は、すべての甲状腺がん患者さんに適応となるわけではありません。現在の病状、腫瘍の大きさ・数、これまでの治療歴などをもとに、HITV療法が適応となるかどうかを医師が慎重に判断します。

いきなり治療を勧めるのではなく、事前診断を通して客観的に判断することを大切にしています。受けられるかわからない治療だからこそ、まずは専門医による適切な評価が必要です。

十分な説明と納得

免疫療法は、短期間で結果が見える治療ではありません。そのため、治療開始前の段階から治療の目的・見込まれる経過・リスクや副作用・費用面まで丁寧にご説明し、十分なご理解とご納得をいただくことを何よりも大切にしています。

治療が始まったその瞬間から、私たちは患者さまのパートナーです。甲状腺がんという病気と向き合う中で、不安や迷いを抱える患者さま・ご家族に寄り添いながら、最良の治療選択をともに考え、支え続ける医療を提供してまいります。

まとめ:生存率を上げるために大切なこと

甲状腺がんの生存率は、がんの種類や進行度によって大きく異なります。

乳頭がんのような予後良好なタイプでは、適切な治療により10年生存率が90%以上と非常に高い治療成績が得られています。一方で、未分化がんのように悪性度の高いタイプや、再発・遠隔転移を繰り返すケースでは、標準治療だけでは十分な効果が得られにくい場合もあります。

生存率を上げるためには、以下のポイントが重要です。

  • 早期発見・早期治療:定期的な検診や自己チェックで早期発見を心がける
  • 適切な治療選択:がんの種類・進行度・患者さんの状態に応じた最適な治療法を選ぶ
  • 継続的な経過観察:治療後も定期的な検査で再発の早期発見に努める
  • 新しい治療選択肢の検討:標準治療で十分な効果が得られない場合、免疫療法などの選択肢も検討する
  • 専門医との十分な相談:治療の目的・効果・リスクを理解し、納得した上で治療を選択する

甲状腺がんの治療は、一人ひとりの状況に応じた個別化医療が重要です。標準治療に加え、免疫療法という新しい選択肢も登場しています。ICVS東京クリニックでは、「延命ではなく、救命を目指す」という理念のもと、患者さまとともに最良の治療選択を考え、支え続ける医療を提供しています。

甲状腺がんと診断されたとき、不安や迷いを感じるのは当然のことです。しかし、適切な治療選択と継続的なサポートにより、多くの患者さんが良好な予後を得ています。まずは専門医に相談し、ご自身に最適な治療法を見つけることから始めてみてください。

事前診断を通じて、HITV療法が適応となるかどうかを専門医が丁寧に判断いたします。治療の可能性について、まずはお気軽にご相談ください。

 

著者情報

ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

 

【経歴】

埼玉医科大学卒業。

東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。

世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。

米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。

ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。

その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。