
「大腸がんは中高年の病気」——そう思っていませんか?
実は近年、20代・30代の若い世代でも大腸がんの発症が増加しており、医療の現場でも大きな問題となっています。さらに2025年4月、英国科学誌「Nature」に掲載された国際共同研究の成果が、この問題に新たな光を当てました。
日本人の大腸がん患者の5割に、特定の腸内細菌が産生する「コリバクチン毒素」による変異パターンが存在することが明らかになったのです。
この発見は、若年者大腸がんの発症メカニズムを理解するうえで、非常に重要な手がかりとなります。腸内細菌と大腸がんの関係、そして若い世代が知っておくべきことを、詳しく解説します。
若いうちから健康管理を考えたい方へ
東京都千代田で大腸がんのリスクについて相談したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。
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まず、数字を見てください。
大腸がんは日本において年間罹患者数が14万人を超え、全がん種の中で第1位となっています(2020年)。死亡数も年間53,000人以上にのぼり、肺がんに次いで第2位という深刻な状況です。
さらに注目すべきは、若年層の動向です。全国がん登録の詳細集計が始まった2016年以降、20〜39歳の大腸がんは毎年1,900〜2,100例で推移し、長期的には右肩上がりとなっています。1975年から2015年の40年間で、約1.7倍に増加したというデータもあります。
世界的な視点でも、日本の状況は際立っています。
50歳未満の若年者大腸がんの発症率では、日本は世界5位。50歳以上でも世界3位という、突出して高い水準にあります。欧米諸国を超えるほどの発症率であり、その原因解明が急務とされてきました。
30代になるとがん全体が急増し、その8%が大腸がんであるとも言われています。「若いから大丈夫」という思い込みが、診断の遅れにつながるケースも少なくありません。

「コリバクチン」という言葉を、初めて聞く方も多いかもしれません。
コリバクチンとは、大腸菌など一部の腸内細菌が産生する毒素です。この毒素は細胞のDNAに直接傷をつけ、突然変異を引き起こすことが知られています。発がん性物質はそれぞれ特徴的な変異のパターンを残しますが、これを「変異シグネチャー」と呼びます。タバコが肺の細胞に特定のパターンの変異を残すように、コリバクチン毒素も大腸の細胞に固有の変異パターンを刻みます。
今回の国際共同研究では、この変異シグネチャーを手がかりに、大腸がん発症の要因を探りました。
研究チームは、日本を含む11カ国981人の大腸がん患者から採取した血液と腫瘍組織のサンプルを分析。その結果、日本人の大腸がん患者の50%にコリバクチン毒素による変異パターンが存在することが判明しました。これは他の地域と比べて2.6倍以上高い割合です。
さらに重要な発見がありました。
コリバクチン毒素による変異パターンは、大腸がんの発症において最も早期に起こるドライバー異常である「APC変異」の15%に見られることが分かりました。つまり、コリバクチン毒素によるDNA変異が、大腸がん発症の非常に初期の段階から関与している可能性があるのです。

この研究で最も注目すべき発見の一つが、年齢と変異パターンの関係です。
コリバクチン毒素による変異パターンは、50歳未満の若年発症者に多く見られ、70歳以上の高齢者と比べて3.3倍多いという結果が得られました。40歳未満で大腸がんと診断された人たちでは、70歳を過ぎてから診断された人たちと比べて、コリバクチン由来の変異を持っている割合が約3倍にのぼります。
年齢が低い患者ほど、コリバクチンに関わる変異シグネチャーの頻度が平均して高い傾向にあることも確認されています。
では、なぜ若い人ほどこの変異が多いのでしょうか?
研究では、コリバクチン毒素による変異パターンがあるかどうかと、現在の腸内に存在するコリバクチン産生菌の量とは関連が見られませんでした。このことから、現時点での菌の量ではなく、「早期から長期間にわたってコリバクチンにさらされ続けること」が発症に関わっているのではないかと推測されています。
がんのDNA配列を解析すると、その人の一生で起こったことすべての「考古学的な記録」が見えてくると言われています。つまり、腸内で特定の変異がいつ起こったのか、おおよその時期を突き止めることができるのです。この観点から見ると、幼少期や若い時期からのコリバクチンへの暴露が、後の大腸がん発症リスクと深く関わっている可能性が示唆されます。
若い世代の大腸がんには、中高年のそれとは異なる特徴があります。
まず、進行が速い傾向があります。
初期症状が乏しく、気づきにくいという点も大きな問題です。健診で見つかりにくいという特性もあり、特に便潜血検査では陽性にならないことがあります。さらに、医師も本人も「若いから大丈夫」と判断してしまいやすく、診断が遅れるケースが少なくありません。
実際に、来院時にはすでに進行した状態だったというケースも報告されています。
以下のような症状が続く場合は、年齢に関わらず早めに医療機関を受診することが大切です。
「まだ若いから」「もともと痔があるから」と安心せず、気になる症状があれば早めに受診してください。
大腸がんは早期に発見すれば、治療によって完治が期待できるがんです。
最も信頼性の高い検査法は**大腸内視鏡検査(大腸カメラ)**です。肛門から内視鏡を挿入し、大腸全体の粘膜をリアルタイムで観察します。がんやポリープが見つかった場合には、その場で組織を採取したり切除したりすることも可能です。便潜血検査はスクリーニングとして有効ですが、小さなポリープや出血のない初期がんは検出されないこともあるため、陰性でも安心はできません。
お腹の不調が続いている方へ
若年層の大腸がんリスクについて相談したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックまでご相談ください。
症状や生活習慣に合わせて、必要な確認事項をご案内しています。

腸内細菌と大腸がんの関係は、コリバクチン毒素の研究だけにとどまりません。
東京大学医学部附属病院と岡山大学の研究グループは、口腔内細菌の一種である「アクチノマイセス・オドントリティカス(A. odontolyticus)」が大腸がんの発がん初期過程に密接に関与することを明らかにしました。この細菌が産生する膜小胞(Membrane vesicles)が腸管上皮細胞の炎症を引き起こし、DNA損傷をもたらすことで発がんに関与する可能性が示されています。
また、大阪大学微生物病研究所の研究では、大腸がん患者で異常増殖している12菌種を同定。その中でも「P. gingivalis」が酪酸を分泌することで細胞老化を誘導し、大腸がんの発症を促進することが動物実験で確認されています。
これらの研究が示すのは、腸内環境の乱れが大腸がんの発症に深く関わっているという事実です。
腸内細菌叢を制御することによる効果的な大腸がん予防法の確立が、今後の研究の重要な方向性の一つとなっています。
若年発症であれ、高齢発症であれ、大腸がんが進行・再発した場合、治療の選択肢は限られてきます。
「抗がん剤を続けているけれど効果が感じられない」「転移や再発を繰り返し、次の選択肢が見えない」——そうした状況に直面している患者さんやご家族の方も、少なくないと思います。
「延命ではなく、救命を目指す」——この理念こそが、免疫療法の本質です。
ICVS東京クリニックでは、ステージⅣの進行大腸がんや再発大腸がんに対して、次世代免疫療法「**HITV療法**」を専門的に行っています。
HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)は、免疫システムの司令塔である「**樹状細胞**」を活用した、独自のがん免疫細胞療法です。
この治療の大きな特徴は、**CTガイド下で樹状細胞をがんの腫瘍内へ直接投与する**点にあります。腫瘍の中に入った樹状細胞は、患者さん自身の大腸がんが持つ複数のがん抗原を学習し、その情報をもとに**CTL(キラーT細胞)**を体内で誘導します。
これにより、以下のような作用が期待されます。
ICVS東京クリニックは、がん免疫療法の臨床・研究に長年携わってきた医師が中心となり、2008年に設立された専門医療機関です。
第一の強みは、**CTガイド下による高精度な樹状細胞投与**です。大腸がんの転移巣(肝転移・肺転移・リンパ節転移など)に対しても、CT画像で腫瘍の位置をリアルタイムで確認しながら投与を行い、治療効果の精度向上を図っています。
第二の強みは、**院内CPCによる高品質な細胞培養**です。国際的GMP基準に準拠した細胞培養加工施設(CPC)を院内に完備し、専任の細胞培養士が樹状細胞および活性化T細胞を厳格に管理・培養しています。
第三の強みは、**オーダーメイドの治療計画**です。大腸がんの進行度、転移の有無、これまでの治療歴、全身状態は患者さん一人ひとり異なります。事前診断や詳細なカウンセリングを通じて、個別の治療計画を提案しています。

今回の国際共同研究が示したことは、明確です。
日本人の大腸がん患者の5割にコリバクチン毒素による変異パターンが存在し、その変異は若年者に3.3倍多く見られます。幼少期からの腸内細菌への暴露が、若年者大腸がんの重要な発症要因である可能性が強く示唆されています。
「若いから大丈夫」という思い込みは、今すぐ捨てる必要があります。
気になる症状があれば早めに受診し、定期的な検診を心がけることが、大腸がんの早期発見・早期治療につながります。そして、万が一進行・再発大腸がんと診断された場合でも、治療の選択肢はまだあります。
ICVS東京クリニックでは、「治癒をあきらめない」という理念のもと、HITV療法を軸としたオーダーメイドの治療計画を提案しています。まずは医療相談や事前診断を通じて、現在の状態にHITV療法が適応となるかどうかを一緒に確認することから始められます。
進行大腸がん・再発大腸がんに向き合うすべての患者さんとご家族へ——あなたのパートナーとして、寄り添う医療を提供します。
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将来の健康が気になる方へ
大腸がんのリスクや検査について相談したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックをご利用ください。
生活習慣や現在の症状を踏まえて、受診の目安についてご説明しています。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎
埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

「最近、食事量は変わっていないのに体重が落ちている…」
そう感じたとき、多くの方は疲れやストレスのせいだと片付けてしまいます。しかし、その体重減少が大腸がんの初期サインである可能性を、見逃してはいけません。
大腸がんは、日本において年間罹患者数が14万人を超え、全がん種で第1位の罹患率を誇る、非常に身近ながんです。早期発見できれば根治が期待できる一方、進行すると治療の選択肢が大きく狭まります。
本記事では、大腸がんによって体重減少が起こるメカニズムと、見逃しやすい初期症状について、専門医の視点からわかりやすく解説します。
原因不明の体重減少が気になる方へ
東京都千代田で大腸がんの症状について相談したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。
体調の変化が続いている方にも相談しやすい環境を整えています。

体重が減る。
これは、大腸がんが進行していく過程で現れる、非常に重要なサインです。ダイエットをしているわけでも、食事を減らしたわけでもないのに、気づいたら体重が落ちていた——そのような場合は、身体の内側で何かが起きているかもしれません。
大腸がんによる体重減少には、主に2つのメカニズムが関係しています。
がんにおける体重減少を語るうえで、欠かせない概念があります。
がん悪液質(がんあくえきしつ)…
これは、がん細胞から分泌される「炎症性サイトカイン」と呼ばれる物質が全身に広がることで、筋肉や脂肪が急速に分解されていく病態です。通常の飢餓状態とは異なり、食事を増やしても体重が戻りにくいという特徴があります。
主な症状は以下の通りです。
「食べたいのに食べられない」「食べても体重が戻らない」という状態になるのは、この悪液質が関係しています。がん患者さんの死因の一つにも挙げられるほど、深刻な病態です。
もう一つの理由は、がん細胞そのものの「エネルギー消費」です。
がん細胞は増殖するために大量のエネルギーを必要とします。周囲の正常組織から栄養を奪いながら成長するため、患者さんがどれだけ食事をとっても、その栄養の多くをがん細胞に持っていかれてしまいます。
さらに、炎症性サイトカインが全身に放出されることで、安静にしていても通常より多くのカロリーを消費する状態が続きます。これが「食べているのに痩せる」という現象を引き起こします。
また、大腸がんが大きくなると腸管を塞ぎ、食事の通過を妨げることもあります。その結果、食欲低下や消化吸収の障害が重なり、体重減少がさらに加速します。
一般的に、ダイエットをしていないにもかかわらず1ヵ月に1kg以上の体重減少が3ヵ月以上続く場合は、何らかの病気が隠れている可能性があります。5kg以上の体重減少が見られる場合は、速やかに医療機関を受診することをお勧めします。
体重が落ちるだけなら大丈夫—そう思っていませんか?
体重減少は、単に「痩せる」だけの問題ではありません。栄養状態の低下は、全身にさまざまな悪影響を及ぼします。
これらは、がんの治療そのものにも悪影響を及ぼします。低栄養状態では抗がん剤の副作用が強く出やすくなり、治療の継続が困難になることもあります。
だからこそ、原因不明の体重減少を「様子見」で放置することは、非常に危険です。

大腸がんは、初期段階では自覚症状がほとんど現れません。
これが、発見が遅れる最大の理由です。しかし、がんが少しずつ進行するにつれて、身体はさまざまなサインを発し始めます。体重減少以外にも、以下の症状には特に注意が必要です。
「最近、便秘と下痢を繰り返している」
そんな経験はありませんか?大腸がんが腸管の内側を狭めていくと、便の通過が妨げられ、便通に変化が生じます。具体的には、以下のような変化が見られることがあります。
特にS状結腸や直腸にがんができた場合、肛門に近い部位であるため、比較的早い段階で便通の変化として気づきやすいとされています。一方、右側(上行結腸など)のがんは腸の内容物が液状で通過しやすいため、進行するまで気づかないことが多いです。
血便は、大腸がんを疑う重要なサインの一つです。
大腸がんでは、がん細胞が増殖する過程で「新生血管」と呼ばれる新しい血管を作り出します。この新生血管は正常な過程で作られたものではないため非常に脆く、出血しやすい傾向があります。その出血が便に混じることで、血便として現れます。
注意すべきは、鮮血だけではありません。褐色便や黒色便も出血のサインである可能性があります。排便後は便の色や状態を確認する習慣をつけることが大切です。
また、じわじわと続く出血は「鉄欠乏性貧血」を引き起こします。ヘモグロビンが減少することで、立ちくらみ・めまい・動悸・息切れといった症状が現れます。「最近、立ちくらみが多い」と感じている方は、貧血の可能性を念頭に置いてください。
お腹の痛みや張りも、見逃せない症状です。
がんが大きくなり腸管を圧迫すると、ガスが溜まりやすくなり、腹部膨満感(お腹の張り)が生じます。さらに進行すると、食べ物の通過が困難となり、腸閉塞に近い状態になることもあります。腹痛は様々な原因で起こりますが、継続する場合は要注意です。
体調の変化が続いている方へ
大腸がんの初期症状や検査について相談したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックまでご相談ください。
現在の症状や生活状況を確認しながらご案内しています。

大腸がんは、発生する部位によって現れる症状が異なります。
大腸は、結腸(盲腸・上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸)と直腸に分けられます。日本人ではS状結腸と直腸に約70%のがんが発生するとされています。
腸管の径が太く、便も液状であるため、腸閉塞の症状が出にくいです。出血しても排便までに時間がかかるため、血便として気づきにくい傾向があります。腹部のしこりや出血による貧血、全身倦怠感が出始めて初めて気づくケースも少なくありません。
腸管が狭くなると便が通過しにくくなり、便秘や間欠的な下痢などの便通異常が現れやすいです。さらに進行すると腹痛や腸閉塞様の症状が出ることもあります。
肛門に近い部位であるため、血便で発見されることが多いです。便に血液が付着して発見されることが多く、比較的鮮血に近い状態です。便の狭小化や残便感も特徴的な症状です。

大腸がんは、早期に発見できれば根治が期待できるがんです。
だからこそ、定期的な検診と、気になる症状があれば躊躇せず検査を受けることが重要です。主な検査方法を確認しておきましょう。
便潜血検査…
大腸などから出血が起きていないかを調べる検査です。便に血液が混じっているかどうかを調べることで、自覚症状のない大腸がんを発見するために有効です。2日法(日を変えて便を2回採取する方法)のほうが精度が高いとされています。
陽性になった場合は、大腸がんだけでなく大腸ポリープ・潰瘍性大腸炎・クローン病・痔核なども疑われます。陽性が出たら、必ず大腸内視鏡検査を受けることが大切です。
大腸内視鏡検査…
小型カメラが取り付けられた管を肛門から挿入し、大腸全体を調べる検査です。大腸がんの有無を判断するために最も重要な検査です。病変が発見された際は、一部を採取して顕微鏡で確認し、確定診断を行います。
「痛そう」という理由で検査を避ける方も多いですが、鎮静剤を使用することで苦痛を軽減できます。40歳を過ぎたら、定期的に受けることをお勧めします。
大腸がんの診断が確定した後は、CT検査・MRI検査などの画像診断で、がんの進行具合や転移の有無を調べます。肝臓・肺・リンパ節への転移の確認に用いられます。また、腫瘍マーカー(CEA・CA19-9など)の血液検査も、術後の再発確認などに活用されます。
「抗がん剤を続けているけれど、効果が感じられない」
「転移や再発を繰り返し、次の選択肢が見えない」
そうした深刻な状況に直面している患者さんやご家族は、決して少なくありません。標準治療の選択肢が限られてきたとき、免疫療法という道を検討することも一つの選択肢です。
HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)…
これは、免疫システムの司令塔である「樹状細胞」を活用した、ICVS東京クリニック独自のがん免疫細胞療法です。
この治療の最大の特徴は、CTガイド下で樹状細胞をがんの腫瘍内へ直接投与する点にあります。腫瘍の中に入った樹状細胞は、患者さん自身の大腸がんが持つ複数のがん抗原を学習し、その情報をもとにCTL(キラーT細胞)を体内で誘導します。
これにより、以下のような作用が期待されます。
ICVS東京クリニックは、がん免疫療法の臨床・研究に長年携わってきた医師が中心となり、2008年に設立された専門医療機関です。
①CTガイド下による高精度な樹状細胞投与
肝転移・肺転移・リンパ節転移などに対しても、CT画像で腫瘍の位置をリアルタイムで確認しながら投与を行います。治療効果の精度向上を図っています。
②院内CPCによる高品質な細胞培養
国際的GMP基準に準拠した細胞培養加工施設(CPC)を院内に完備しています。専任の細胞培養士が、樹状細胞および活性化T細胞を厳格に管理・培養しています。
③オーダーメイドの治療計画
大腸がんの進行度、転移の有無、これまでの治療歴、全身状態は患者さん一人ひとり異なります。事前診断や詳細なカウンセリングを通じて、HITV療法を軸とした個別の治療計画を提案しています。患者さんご本人だけでなく、ご家族のお気持ちにも配慮し、生活の質(QOL)を大切にした診療が行われています。

大腸がんによる体重減少は、がん悪液質やエネルギー消費の亢進によって引き起こされます。
そして、体重減少以外にも、便の変化・血便・貧血・腹痛といった初期症状が重なって現れることがあります。これらのサインを見逃さないことが、早期発見への第一歩です。
「体重が落ちているのは、疲れのせいだろう」——その一言が、発見を遅らせることがあります。
大腸がんは、早期発見できれば根治が期待できるがんです。定期的な便潜血検査や大腸内視鏡検査を受けることが、何より大切です。
また、進行・再発大腸がんに直面している方も、「もう治療がない」と諦める必要はありません。ICVS東京クリニックでは、延命ではなく救命を目指す「HITV療法」を通じて、治癒をあきらめない医療を提供しています。
まずは医療相談や事前診断を通じて、現在の状態にHITV療法が適応となるかどうかを一緒に確認することから始められます。一人で抱え込まず、専門家に相談してみてください。
あなたの不安に、真摯に向き合います。
▼ ICVS東京クリニックへのご相談・お問い合わせはこちら
進行大腸がん・再発大腸がんでお悩みの方、HITV療法についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひICVS東京クリニックの公式サイトよりお気軽にご相談ください。
症状を整理したい方へ
体重減少や大腸の症状について相談したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックをご利用ください。
不安な症状が続いている場合の受診目安についてもご説明しています。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

トイレで血を見つけたとき、多くの方が不安になります。
「これは痔なのか、それとも大腸がんなのか」と迷われる方も少なくありません。実際、排便時の出血は日常的に起こりやすい症状であり、痔が原因であることも多いのですが、大腸がんの初期症状である可能性も否定できません。
大腸がんは早期には自覚症状がほとんど現れず、血便に気づいたときには進行している場合もあります。だからこそ、血便が出たときに「ただの痔だろう」と自己判断せず、正しい知識を持って適切に対処することが重要です。
この記事では、大腸がんと痔の出血の違いや見分け方、そして検査の必要性について、がん免疫療法の専門医としての視点から詳しく解説します。
血便が気になる方へ
痔と思ってよいのか、大腸がんとの違いを確認したい方は、東京都千代田区の医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。受診の目安を整理したい方にもおすすめです。
血便が出たとき、まず知っておきたいのは「出血の特徴」です。
大腸がんと痔では、血の色や量、出血のタイミングに違いがあります。これらの違いを理解することで、早期発見につながる可能性が高まります。

痔による出血は、鮮やかな赤色をしていることが特徴です。
これは肛門近くで出血が起こるため、血液が酸化せずに排出されるからです。一方、大腸がんの場合は、出血が大腸の内部で起こるため、便と混ざって排泄されることが多く、比較的暗い赤色や黒色の便として現れることがあります。ただし、肛門部に近い直腸がんの場合は、痔と同様に鮮やかな赤色の血液が排泄される場合もあります。
痔の出血は、肛門から少量の血が垂れる程度の場合もあれば、便器が血で染まるほどの大量の血が出る場合もあります。大腸がんの場合は、初めは出血量が少なく、気づかないこともあるほどです。しかし、徐々に便のまわりに血が付着するようになり、少量の血が持続的に出るのが特徴です。
痔の出血は、排便直後に起こりやすいです。
特に硬い便や大きな便を排出する際に、肛門周りの血管に負担がかかるため、出血が引き起こされます。トイレットペーパーに血が付く程度のこともあれば、便器に血が滴る場合もあります。
一方、大腸がんによる出血は、継続的で不規則に現れることが多いです。排便のたびに必ず出血するわけではなく、時々血が混じることもあれば、数日間続くこともあります。この不規則性が、大腸がんの出血の特徴の一つといえます。
痔では、出血の他に痛みやかゆみが伴うことが多いです。
特に長時間座っているとその症状が現れやすくなります。ただし、内痔核からの出血の場合は痛みが無いこともあります。切れ痔の場合は、排便時に強い痛みを感じることが一般的です。
大腸がんの場合は、多くの症状が同時に現れることがあります。便秘や下痢が交互に現れること、便が細くなる、腹部の張りや痛み、体重減少、疲労感などが挙げられます。これらの症状が複数重なって現れる場合は、早急に医療機関を受診することが重要です。
痔は日本人の3人に1人程度が経験するといわれる身近な病気です。
出血をともなう痔には、大きく「いぼ痔(痔核)」と「切れ痔(裂肛)」の2つがあります。それぞれの特徴を理解することで、自分の症状がどちらに当てはまるのか、ある程度の判断ができるようになります。

いぼ痔は、肛門に過度な負担がかかることで起こります。
うっ血や腫れが起こったり、いぼができたりする状態です。いぼができる位置によって「内痔核」と「外痔核」に分けられます。主な症状は排便時の出血で、内痔核の場合は濁りのない鮮やかな色をしており、肛門から少量の血が垂れる程度の場合もあれば、便器が血で染まるほどの大量の血が出る場合もあります。
内痔核は痛みを感じにくいため、出血に気づいて初めて痔であることを知る方も多いです。外痔核の場合は、腫れや痛みを伴うことが一般的です。
切れ痔は、便秘などの便通異常が原因で起こります。
歯状線より下にある肛門上皮に裂け傷ができた状態です。主な症状は排便時の痛みと出血で、いぼ痔と同様に血の色は濁りのない鮮やかな色をしていますが、大量に出血することはあまりありません。ティッシュに付く程度の少量の出血が一般的です。
切れ痔の場合、排便時に強い痛みを感じることが特徴です。この痛みのために排便を我慢してしまい、さらに便秘が悪化するという悪循環に陥ることもあります。
痔の既往がある方は、血便が出ても「また痔だろう」と考えがちです。
しかし、切れ痔の場合でも30%の方が便潜血検査で陽性となるという調査結果があります。症状があるときやその直後は偽陽性となりやすいため、その期間は検査を避けることが推奨されますが、便潜血検査が陽性になった際には痔の既往があっても、その都度医師に相談することが重要です。
痔と大腸がんが同時に存在する可能性もあるため、自己判断は避けるべきです。
大腸がんの出血には、痔とは異なる特徴があります。
初期の大腸がんはほとんど自覚症状が現れず、血便に気づいたときには進行している場合もあります。だからこそ、出血の特徴を正しく理解し、早期発見につなげることが大切です。
大腸がんの出血は、初めは出血量が少なく、気づかないこともあります。
しかし、少しずつ便のまわりに血が付着するようになり、少量の血がつねに出るようになるのが特徴です。直腸がんは肛門に近いため、頻繁に血便がみられ、結腸がんは血と便が混ざり、黒色の便がみられます。
この黒色の便は、出血が大腸の奥の方で起こり、血液が消化される過程で酸化するために生じます。タール便と呼ばれることもあり、見た目が通常の便とは明らかに異なります。
大腸がんの出血は、継続的で不規則に現れることが多いです。
排便のたびに必ず出血するわけではなく、時々血が混じることもあれば、数日間続くこともあります。痔のように排便時の刺激で出血するのではなく、腫瘍からの出血が便に混ざるため、このような不規則なパターンになります。
また、大腸がんが進行すると、便秘や下痢が交互に現れることがあります。これは腫瘍が大腸の内腔を狭くすることで、便の通過が妨げられるためです。
大腸がんでは、出血以外にもさまざまな症状が現れることがあります。
便が細くなる、腹部の張りや痛み、体重減少、疲労感などが挙げられます。これらの症状が複数重なって現れる場合は、早急に医療機関を受診することが重要です。特に、原因不明の体重減少や持続する疲労感は、がんの進行を示唆する可能性があります。
また、貧血の症状(めまい、動悸、息切れなど)が現れることもあります。これは持続的な微量出血により、体内の鉄分が徐々に失われるためです。
血便が出たとき、どのような検査を受けるべきでしょうか。
大腸がん検診として広く行われている「便潜血検査」と、より精密な「大腸カメラ検査」について、それぞれの特徴と限界を理解することが重要です。

便潜血検査は、便に含まれる微量な血液を調べる検査です。
厚生労働省が定めた大腸がん検診として、各自治体のがん検診を中心に広く実施されています。2日ぶんの便をスティックで採取して提出するだけの、食事制限なども必要ない非侵襲的で簡便な検査です。
しかし、便潜血検査は陽性=大腸がんというわけではありません。あくまで「便に血が混じっている」ということで、いぼ痔や切れ痔が原因で陽性となることもあります。反対に、陰性だったからといって、あくまで「便に血が混じっていない」ということで、早期の大腸がんが見逃されている可能性もあります。
便潜血検査の病変検出精度は、進行大腸がんへの感度が1日法で73.3%、2日法で85.6%といわれており、内視鏡検査等の精密検査に比べると劣ります。しかも前駆病変と言われる大腸ポリープや早期がんでは更に感度は低くなるといわれています。
大腸がんを確定的に診断するために行う検査には大腸内視鏡検査があります。
大腸内視鏡検査は、受けることで大腸がんの95%以上を見つけることができると言われています。便潜血検査が陽性だった場合はもちろん、陰性だった場合でも大腸カメラ検査は欠かせないといえます。
大腸内視鏡検査では、大腸の内部を直接観察できるため、ポリープやがんの有無を確認できます。また、検査中に発見されたポリープをその場で切除することも可能で、大腸がんの予防にもつながります。
便潜血検査が陰性でも安心せず、40歳を過ぎたら年に1回は大腸カメラ検査を受けることをおすすめします。
特に、便秘や下痢が続く、便が細い、腹痛などがある場合は、便潜血検査の結果に関わらず、大腸内視鏡検査などの精密検査を実施したほうがよい場合もあります。また、家族に大腸がんの既往がある方は、より若い年齢から定期的な検査を受けることが推奨されます。
大腸内視鏡検査は、費用がかかり身体的なリスクもあることから、健康診断としてすべての人に実施するのは難しいですが、血便などの症状がある場合や、便潜血検査で陽性となった場合は、必ず受診することが重要です。
血便が出たとき、すぐに受診すべきか迷う方も多いでしょう。
ここでは、受診の目安と、医療機関を選ぶ際のポイントについてお伝えします。早期発見・早期治療のためには、適切なタイミングでの受診が何より重要です。
以下のような症状がある場合は、早急に医療機関を受診してください。
大量の出血が続く場合、黒色のタール便が出る場合、便秘や下痢が交互に現れる場合、便が細くなった場合、原因不明の体重減少がある場合、腹痛や腹部の張りが続く場合などです。これらの症状は、大腸がんや他の重大な疾患の可能性を示唆します。
また、貧血の症状(めまい、動悸、息切れなど)が現れた場合も、持続的な出血による鉄欠乏性貧血の可能性があるため、受診が必要です。
少量の鮮血がトイレットペーパーに付く程度で、排便時の痛みがある場合は、切れ痔の可能性が高いです。
この場合、便秘を改善し、肛門への負担を減らすことで症状が改善することがあります。ただし、1週間以上症状が続く場合や、出血量が増える場合は、医療機関を受診してください。
また、痔の既往がある方でも、出血のパターンがいつもと異なる場合や、他の症状が伴う場合は、自己判断せずに受診することをおすすめします。
血便が出た場合、まずは消化器内科を受診することをおすすめします。
消化器内科では、便潜血検査や大腸内視鏡検査などの精密検査を受けることができます。痔が原因と思われる場合でも、まずは消化器内科で大腸がんなどの重大な疾患を除外してから、必要に応じて肛門科を受診するという流れが安全です。
また、かかりつけ医がいる場合は、まずはかかりつけ医に相談し、必要に応じて専門医を紹介してもらうという方法もあります。
大腸がんは、早期に発見できれば治癒率の高いがんです。
日常生活での予防策と、定期的な検診による早期発見が重要です。ここでは、大腸がんのリスクを減らすための生活習慣と、早期発見のためのポイントについてお伝えします。
大腸がんのリスクを減らすためには、生活習慣の改善が重要です。
食生活では、食物繊維を多く含む野菜や果物を積極的に摂取し、赤肉や加工肉の摂取を控えることが推奨されます。また、適度な運動を習慣化することで、大腸の蠕動運動が促進され、便秘の予防にもつながります。
喫煙や過度の飲酒も大腸がんのリスク因子とされているため、禁煙や節酒も重要です。肥満も大腸がんのリスクを高めるため、適正体重を維持することも大切です。
40歳を過ぎたら、年に1回は便潜血検査を受けることをおすすめします。
便潜血検査で陽性となった場合は、必ず大腸内視鏡検査などの精密検査を受けてください。また、家族に大腸がんの既往がある方は、より若い年齢から定期的な検査を受けることが推奨されます。
大腸内視鏡検査は、大腸がんの早期発見だけでなく、前がん病変であるポリープを発見し、その場で切除することで大腸がんの予防にもつながります。

万が一、大腸がんが進行してしまった場合でも、諦める必要はありません。
ICVS東京クリニックでは、「延命ではなく、救命を目指して」という理念のもと、ステージⅣの進行がん・再発がんに特化した次世代免疫療法「HITV療法」を提供しています。HITV療法は、樹状細胞を活用し体内でがんを攻撃するCTL(キラーT細胞)を効率的に誘導することで、がんの消失(治癒)を目標としています。
樹状細胞を腫瘍へ直接投与することで、患者さまご自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を正確に学習させ、腫瘍のワクチン化により、CTLが24時間休むことなくがん細胞へ攻撃を継続します。2008年の設立以来、世界各国から患者さまをお迎えし、2,000名以上の治療支援実績があります。
標準治療だけでは治癒が難しいとされる場合でも、一つの選択肢として検討していただけます。
血便が出たとき、痔か大腸がんかを自己判断することは危険です。
痔と大腸がんでは出血の色や量、タイミングに違いがありますが、これらの違いだけで確実に判断することはできません。痔の既往がある方でも、大腸がんが同時に存在する可能性があるため、血便が出た際には必ず医療機関を受診してください。
便潜血検査は簡便で有用な検査ですが、陰性だからといって大腸がんがないとは言い切れません。40歳を過ぎたら、年に1回は便潜血検査を受け、陽性となった場合や症状がある場合は、大腸内視鏡検査などの精密検査を受けることが重要です。
大腸がんは早期に発見できれば治癒率の高いがんです。日常生活での予防策と定期的な検診により、早期発見・早期治療につなげましょう。万が一、進行がんとなった場合でも、ICVS東京クリニックのような専門施設で新たな治療の選択肢を検討することができます。
血便が出たら、自己判断せず、早めに医療機関を受診してください。あなたの健康を守るために、今日から行動を起こしましょう。
ICVS東京クリニックでは、進行がん・再発がんに特化したHITV療法を提供しています。標準治療だけでは治癒が難しいとされる場合でも、一度ご相談ください。詳しくは公式サイトをご覧ください。
血便が出たときの判断に迷ったら
痔との違いや、受診すべきタイミングを確認したい方は、東京都千代田区の医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。まずは症状の経過確認からでも大丈夫です。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

大腸がんの治療で抗がん剤を使用している方の中には、副作用のつらさに直面し、「このまま続けるべきか」「治療を見直すべきか」と悩まれる方が少なくありません。
下痢や吐き気、倦怠感といった症状が日常生活に影響を及ぼし、心身ともに疲弊してしまうこともあります。
しかし、つらいからといって安易に治療を中断することは、がんの進行を許してしまうリスクもあります。
この記事では、大腸がんの抗がん剤治療における副作用への具体的な対処法と、医師と相談すべきタイミング、そして治療方針を見直す際の判断基準について詳しく解説します。
抗がん剤のつらさで悩んでいる方へ
大腸がんの抗がん剤がつらく、続けるか見直すか迷うときは、東京都千代田区の医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。副作用と治療のバランスを整理したい方にも向いています。
大腸がんの治療には、内視鏡治療、手術、薬物療法(抗がん剤)、免疫療法、放射線治療などがあります。
抗がん剤治療は、がんの進行度や転移の有無によって選択され、手術後の再発予防や、切除が困難な進行がんに対して重要な役割を果たします。
ステージⅢや再発リスクが高いステージⅡの場合、手術後に「術後補助化学療法」として抗がん剤が用いられることがあります。これは、目に見えない微小ながん細胞を攻撃し、再発を防ぐことを目的としています。
また、ステージⅣで他の臓器に転移がある場合や、再発した場合には、抗がん剤が治療の中心となります。

近年では、抗がん剤や分子標的薬の進歩により、進行がんであっても長い生存期間が得られるケースが増えています。
しかし、抗がん剤は正常な細胞にも影響を及ぼすため、副作用が避けられません。
治療効果と副作用のバランスを見極めながら、患者さん一人ひとりに合った治療計画を立てることが重要です。
出典国立がん研究センター がん情報サービス「大腸がん(結腸がん・直腸がん)治療」より作成
抗がん剤治療では、さまざまな副作用が現れることがあります。
下痢、吐き気、嘔吐、食欲不振などが代表的です。特に下痢は、大腸がんの抗がん剤治療で頻繁に見られる症状で、日常生活に大きな影響を与えることがあります。
吐き気や嘔吐は、治療開始直後から数日間続くことが多く、食事が摂れなくなることで体力が低下する原因にもなります。
白血球減少、貧血、血小板減少などが起こることがあります。白血球が減少すると感染症にかかりやすくなり、貧血が進むと倦怠感や息切れが強まります。
血小板が減少すると、出血しやすくなったり、止血しにくくなったりするため注意が必要です。
倦怠感、脱毛、手足のしびれ(末梢神経障害)、口内炎などが挙げられます。
倦怠感は、治療期間中ずっと続くこともあり、日常生活の質を大きく低下させる要因となります。

これらの副作用は、抗がん剤の種類や投与量、患者さんの体質によって異なります。
副作用が強く出る場合もあれば、比較的軽度で済む場合もあるため、自分の症状を正確に医療チームに伝えることが大切です。
副作用に苦しむとき、まず知っておいていただきたいのは、「我慢する必要はない」ということです。
副作用が出始めたら、すぐに医療チームに報告してください。症状の程度や頻度を具体的に伝えることで、適切な対症療法や薬の調整が可能になります。
「このくらいなら大丈夫」と我慢してしまうと、症状が悪化し、治療の継続が困難になることもあります。
吐き気には制吐剤、下痢には止瀉薬、口内炎には口腔ケア用品など、副作用を和らげるための「支持療法」があります。
これらは治療と並行して行うことができ、生活の質を保つために非常に重要です。
食事は無理をせず、少量ずつ食べやすいものを選びましょう。水分補給も忘れずに行い、脱水を防ぐことが大切です。
また、十分な休息を取り、無理な活動は避けるようにしてください。

倦怠感が強い場合は、短時間の散歩や軽いストレッチなど、体調に合わせた軽い運動を取り入れることで、気分転換にもなります。
ただし、無理は禁物です。自分のペースを大切にしてください。
副作用がつらいとき、「治療を続けるべきか」「別の方法を検討すべきか」と迷うのは当然のことです。
抗がん剤治療の目的は、がんの縮小や進行の抑制です。定期的な検査(血液検査、CT検査、PET-CT検査など)で治療効果を確認し、がんが縮小している、または進行が止まっている場合は、副作用があっても治療を継続する意義があります。
一方で、治療効果が見られず、副作用だけが強く出ている場合は、治療方針の見直しを検討する必要があります。
副作用によって日常生活が著しく制限され、食事も摂れない、外出もできないといった状態が続く場合、治療の継続が本当に患者さんにとって最善かを考える必要があります。
治療の目的は「延命」だけでなく、「生活の質を保ちながら、できる限り長く生きる」ことです。
治療方針を見直す際には、必ず主治医と十分に話し合ってください。
抗がん剤の種類を変更する、投与量を減らす、投与間隔を延ばす、一時的に休薬するなど、さまざまな選択肢があります。
また、標準治療以外の選択肢として、免疫療法などの先進的な治療法を検討することも可能です。

患者さんご自身の希望や価値観を医師に伝え、納得のいく治療計画を一緒に作り上げることが大切です。
標準治療だけでは十分な効果が得られない場合や、副作用が強すぎて継続が困難な場合、免疫療法という選択肢があります。
免疫療法は、患者さん自身の免疫システムを活性化し、がん細胞を攻撃する治療法です。
ICVS東京クリニックでは、「延命ではなく、救命を目指して」という理念のもと、ステージⅣの進行がん・再発がんに特化した「HITV療法」を提供しています。
HITV療法は、免疫システムの司令塔である「樹状細胞」を活用し、体内でがんを攻撃する「CTL(キラーT細胞)」を効率的に誘導する治療法です。
CT画像で確認しながら腫瘍内へ直接樹状細胞を投与することで、患者さん自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を正確に学習させます。
この「腫瘍のワクチン化」により、CTLが24時間休むことなくがん細胞へ攻撃を継続し、転移・再発の抑制を目指します。
HITV療法は、比較的身体への負担や副作用が少ないとされており、体力に不安のある方でも検討しやすい治療法です。
来院回数は基本的に4回程度で、通院負担にも配慮されています。
患者さんの状態・症状・生活環境を総合的に考慮し、専門医が丁寧にカウンセリングと診断を行った上で、相乗効果を生む治療法を組み合わせたオーダーメイドの治療計画を提案します。
治療方針は、医師から十分な説明を受け、納得したうえで開始できる体制が整えられています。
なお、HITV療法は日本国内の医薬品医療機器等法において未承認であり、保険適用外の自由診療となります。

大腸がんの抗がん剤治療で副作用がつらいとき、「治療を続けるべきか」「見直すべきか」と迷うのは自然なことです。
まず大切なのは、副作用を我慢せず、早めに医療チームに相談することです。
支持療法の活用や生活習慣の工夫によって、症状を和らげることができます。
治療方針を見直す際には、治療効果と生活の質のバランスを考え、医師と十分に対話してください。
抗がん剤の種類変更や投与量の調整、休薬など、さまざまな選択肢があります。
また、標準治療以外の選択肢として、免疫療法という可能性もあります。
ICVS東京クリニックでは、ステージⅣの進行がん・再発がんに特化したHITV療法を提供しており、身体への負担を抑えながら、がんの消失を目指す治療を行っています。
がん治療の選択は、簡単なものではありません。しかし、「治すことを諦めない」という姿勢を、医療チームと共有することが大切です。
今の治療に限界を感じている方、別の可能性を知ったうえで判断したい方は、ぜひ専門医に相談してみてください。
ICVS東京クリニックでは、無料相談を受け付けています。がん治療に関する不安や疑問がある方は、お気軽にお問い合わせください。
つらさを抱えたまま続ける前に
今の治療を続けるか、休むか、見直すか迷うときは、東京都千代田区の医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。状態に応じて考え方を確認できます。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

大腸がんの再発は、患者さまとご家族にとって大きな不安をもたらします。
しかし、再発後の治療方針は一律ではありません。
再発の部位や広がり、患者さまの全身状態など、さまざまな要因によって選択される治療法は大きく異なります。本記事では、大腸がん再発後にどのような治療選択肢があるのか、そしてその分岐がどのような要因で決まるのかを解説します。
治療方針の決定プロセスを理解することで、ご自身やご家族が納得できる治療選択に近づけるはずです。
大腸がん再発後の治療方針を整理したい方へ
再発後の治療で、何を基準に方針が変わるのか確認したい方は、東京都千代田区の医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。今後の選択肢を落ち着いて考えたい方にも向いています。
大腸がんの再発とは、根治手術後に再びがん細胞が現れることを指します。
再発した大腸がんの治療方針を決定する際、最も重要な判断基準は「再発巣が切除可能かどうか」です。切除可能な場合は手術による根治を目指し、切除不能な場合は薬物療法や放射線治療などの全身治療が中心となります。
再発部位としては、肝臓や肺などの血行性転移、腹膜播種、局所再発などがあります。それぞれの再発パターンによって、治療戦略は大きく変わります。

再発巣が切除可能かどうかは、以下のような要素を総合的に評価して決定されます。
これらの判断は、CT・MRI・PET-CTなどの画像検査と、血液検査による全身状態の評価をもとに行われます。
初回治療から再発までの期間も、治療方針を決定する重要な要素です。
一般的に、初回治療後2年以内の早期再発は、がんの悪性度が高い可能性があり、より積極的な全身治療が検討されます。一方、2年以上経過してからの晩期再発は、比較的予後が良好な傾向があり、切除可能であれば手術が優先されることが多いです。
大腸がんの再発は、転移する臓器によって治療アプローチが異なります。
ここでは、最も頻度の高い肝転移、肺転移、そして局所再発について、それぞれの治療選択を解説します。

大腸がんの血行性転移で最も多いのが肝転移です。
肝転移が切除可能な場合、手術による完全切除が第一選択となります。肝切除後の5年生存率は約30〜50%と報告されており、根治の可能性があります。切除不能な肝転移に対しては、薬物療法が中心となりますが、薬物療法によって腫瘍が縮小し、切除可能になるケースもあります。
また、肝転移に対しては熱凝固療法(ラジオ波焼灼術など)も選択肢の一つです。これは、小さな転移巣に対して、針を刺して熱で焼き切る治療法です。手術よりも体への負担が少なく、複数回の治療が可能です。
肺転移も大腸がんの再発部位として比較的多く見られます。
肺転移が片側の肺に限局し、数が少ない場合は、手術による切除が検討されます。肺は肝臓と比較して切除後の機能回復が良好であり、複数回の手術が可能な場合もあります。切除不能な肺転移に対しては、薬物療法が選択されます。
近年では、低侵襲手術として胸腔鏡下手術やロボット支援手術も普及しており、患者さまの負担を軽減しながら治療を行うことが可能になっています。
局所再発とは、原発巣があった大腸やその周囲に再びがんが現れることです。
特に直腸がんの術後に骨盤内で再発するケースが多く見られます。局所再発が切除可能な場合は、再手術が検討されますが、骨盤内の複雑な解剖学的構造のため、手術の難易度は高くなります。切除不能な直腸がん局所再発に対しては、放射線治療が有効な選択肢となります。
放射線治療は、局所のがんをコントロールし、痛みなどの症状を緩和する効果も期待できます。
切除不能な再発大腸がんに対しては、薬物療法が治療の中心となります。
近年の大腸がん薬物療法は、単に抗がん剤を投与するだけでなく、がんの遺伝子変異などの「バイオマーカー」を調べ、それに応じた薬剤を選択する個別化医療が主流になっています。
再発大腸がんの薬物療法を開始する前に、以下のようなバイオマーカー検査が推奨されます。
これらのバイオマーカーの結果によって、最も効果が期待できる薬剤が選択されます。

MSI-High(高頻度マイクロサテライト不安定性)を示す大腸がんに対しては、免疫チェックポイント阻害薬が高い効果を示すことが明らかになっています。
MSI-Highは大腸がん全体の約5%程度ですが、該当する患者さまにとっては画期的な治療選択肢となります。従来の化学療法とは異なり、患者さま自身の免疫システムを活性化してがんを攻撃する仕組みです。
切除不能大腸がんに対する導入薬物療法で効果が得られた場合、その後の維持療法をどうするかも重要な判断ポイントです。
強力な化学療法を継続すると副作用の蓄積が問題となるため、効果を維持しながら副作用を軽減する「維持療法」が選択されることがあります。これにより、患者さまの生活の質(QOL)を保ちながら、長期的な治療継続が可能になります。
標準治療だけでは十分な効果が得られなかった再発大腸がんの患者さまにとって、次世代の免疫療法は新たな希望となる可能性があります。
ICVS東京クリニックでは、「延命ではなく、救命を目指して」という理念のもと、ステージⅣの進行がん・再発がんに特化したHITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)を提供しています。
HITV療法は、免疫システムの司令塔である「樹状細胞」を活用した治療法です。
最大の特徴は、樹状細胞を腫瘍へ直接投与する点にあります。CT画像で確認しながら腫瘍内へ直接注入することで、患者さまご自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を、より正確に樹状細胞へ学習させることを目指します。
腫瘍に投与された樹状細胞は、がん情報を高精度で認識し、CTL(キラーT細胞)への指示を精密化します。投与後2週間前後からCTLが体内に誘導され、24時間休むことなくがん細胞へ攻撃を継続します。これが「腫瘍のワクチン化」という考え方です。

画像診断で判別できない微細ながん細胞が血液により移動・着床することが転移・再発の一因とされます。
HITV療法では、腫瘍のワクチン化によって生まれる高精度なCTLが血液中を巡回し、がん細胞を見つけると即時に攻撃することで、転移・再発を防ぐことにつなげることを目指しています。
ICVS東京クリニックは、がん免疫療法の専門医である蓮見賢一郎によって2008年に設立されました。
国内外の研究者・臨床現場とのネットワークを持ち、HITV療法専門施設として研鑽を重ねています。
院内にはCPC(細胞培養加工施設)を完備し、国際的GMP基準に沿った環境を整え、専任の細胞培養士が適切に管理・処置を行っています。また、再生医療等安全性確保法に則った運用を行い、厚生労働省の許可を受けた特定細胞加工施設として、品質管理を重視した培養体制を構築しています。
なお、HITV療法は日本国内の医薬品医療機器等法において未承認であり、保険適用外の自由診療となります。

再発大腸がんの治療方針は、一人ひとりの状態によって異なります。
がんの進行度、再発部位、全身状態、これまでの治療歴、そして患者さまご自身の希望など、多くの要素を総合的に考慮して決定されます。
再発大腸がんの治療方針を決定する際、以下のような要素が重視されます。
これらの要素を専門医が丁寧に評価し、最適な治療計画を提案します。
再発大腸がんの治療選択は、患者さまの人生に大きく影響します。
一つの医療機関だけでなく、複数の専門医の意見を聞くセカンドオピニオンは、納得できる治療選択のために非常に重要です。特に、標準治療で効果が得られなかった場合や、治療選択に迷いがある場合は、積極的にセカンドオピニオンを活用することをお勧めします。
大腸がんの再発後の治療方針は、再発部位や切除可能性、バイオマーカーの状態など、多くの要因によって決定されます。
肝転移や肺転移が切除可能な場合は手術による根治を目指し、切除不能な場合は薬物療法が中心となります。近年では、バイオマーカーに基づく個別化医療や免疫チェックポイント阻害薬など、新しい治療選択肢も登場しています。
標準治療だけでは十分な効果が得られなかった場合でも、HITV療法のような次世代免疫療法という選択肢もあります。
ICVS東京クリニックでは、患者さまの状態に応じたオーダーメイドの治療計画を提案し、「治すことを諦めない」姿勢で医療に取り組んでいます。
再発大腸がんの治療は複雑ですが、専門医と十分に話し合い、納得できる治療選択をすることが何より大切です。
治療の可能性を最後まで追求し、希望を持ち続けることが重要です。
詳しい治療内容や相談をご希望の方は、ICVS東京クリニックまでお問い合わせください。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

大腸がんの診断を受けた患者さんやご家族にとって、「転移」という言葉は大きな不安を伴うものです。
特に肝臓への転移は、大腸がんで最も頻度の高い転移形態として知られています。
なぜ大腸がんは肝臓に転移しやすいのでしょうか?
この問いに対する答えを理解することは、今後の治療方針を考える上で非常に重要です。本記事では、大腸がんの肝転移が起こるメカニズム、診断方法、そして最新の治療選択肢について、専門的な視点から詳しく解説します。標準治療だけでは限界を感じている方、新たな治療の可能性を探している方にとって、有益な情報となるはずです。
大腸がんが肝臓に転移しやすいのには、明確な解剖学的理由があります。
大腸から吸収された栄養や物質は、門脈という血管を通じて肝臓へ運ばれます。この血流の経路が、がん細胞の移動ルートとなってしまうのです。大腸で発生したがん細胞が血管内に侵入すると、門脈を介して直接肝臓へ到達します。肝臓は体内で最も血流が豊富な臓器の一つであり、がん細胞が着床しやすい環境が整っているといえます。
大腸癌研究会のデータによれば、大腸がん治癒切除後の肝臓への初発再発率は約7.1%とされています。これは他の臓器への転移と比較しても高い数値です。肝転移は血行性転移の中で最も頻度が高く、肺転移がそれに続きます。
転移のメカニズムを理解することで、なぜ早期発見と適切な治療が重要なのかが明確になります。がん細胞が血管内に侵入する前、つまり粘膜や粘膜下層にとどまっている段階で発見できれば、転移のリスクを大幅に減らすことができるのです。
出典日本大腸肛門病学会「大腸がんが肝臓に転移したら…?」より作成
肝転移の診断には、複数の画像検査が用いられます。
最も一般的なのは造影CT検査です。造影剤を使用することで、肝臓内の転移巣を明瞭に描出することができます。超音波検査も初期スクリーニングとして有用で、定期的なフォローアップに適しています。より詳細な診断が必要な場合には、肝臓MRI検査、特にEOB-MRI検査が実施されます。
EOB-MRI検査は、肝臓に特異的に取り込まれる造影剤を使用するため、転移巣の位置、大きさ、個数をより正確に把握できます。手術が可能かどうかを判断する際には、この検査結果が重要な判断材料となります。

血液検査による腫瘍マーカー測定も、転移・再発のチェックに欠かせません。
大腸がんではCEAとCA19-9という2つのマーカーが主に使用されます。これらの数値が高値を示す場合、転移や再発の可能性が示唆されます。ただし、腫瘍マーカーだけでは確定診断はできず、必ず画像検査と組み合わせて総合的に判断します。
他の臓器への転移の有無を確認するため、PET-CT検査が行われることもあります。
この検査は全身のがん細胞の分布を一度に把握できる利点があり、治療方針の決定に役立ちます。特に手術を検討する際には、肝臓以外に転移がないことを確認するために重要な検査となります。

大腸がんとポリープは似たように感じられますが、性質や対応方法には違いがあります。本記事では、それぞれの違いや放置してよいケースと注意が必要なケース、受診の判断ポイントについてわかりやすく解説します。
肝転移の治療において、最も根治の可能性が高いのは手術による切除です。
他の臓器に転移がなく、肝臓のみの転移で、かつ肝切除が可能な場合は、積極的に手術が推奨されます。肝転移の部位、大きさ、個数により手術術式は異なりますが、近年では腹腔鏡手術も普及してきており、身体への負担を軽減した低侵襲な手術も選択できるようになっています。
肝切除後の5年生存率は30%を超える報告が多く、肝転移巣をすべて取りきれた場合には、生存期間の延長だけでなく、治癒する可能性もあります。手術前には肝機能のチェックが必須で、残される肝臓の容積と機能が十分であることを確認します。
出典日本大腸肛門病学会「大腸がんが肝臓に転移したら…?」より作成
肝切除が困難な場合、化学療法が選択されます。
近年、分子標的薬をはじめとする化学療法は著しく進歩しており、切除不能大腸がんの生存期間中央値は約30ヵ月を超えるようになってきました。通常、抗がん剤と分子標的薬を組み合わせて治療を行います。
現在では、患者さん各々のがん組織で起きている遺伝子変異などに応じて、効果を示す化学療法剤を選択できるようになっています。RAS遺伝子、BRAF遺伝子、そしてMSIの測定を行い、適切な化学療法レジメンを選択します。大腸がん治療ガイドラインでは、切除不能な場合でも5次治療まで候補があり、多様な治療選択肢が用意されています。

化学療法が著明に奏効し、転移巣が縮小した場合、根治手術が可能になることがあります。
これを「Conversion Surgery」と呼びます。当初は切除不能と判断された多発肝転移であっても、化学療法により腫瘍が縮小すれば、肝切除可能となる場合があるのです。実際に、切除不能大腸がんの生存期間中央値は約30ヵ月とされていますが、Conversion Surgeryにより根治術を行えた患者さんの中には、10年以上無再発で生存されている方もいます。
熱凝固療法には、マイクロ波凝固療法とラジオ波焼灼療法があります。
肝切除と比較すると出血が少なく、身体への負担が少ない治療法です。ただし、手術よりは再発が多いため、切除しにくい部位の転移や、手術に危険が伴う患者さんに使用されることが多い治療方法です。切除する肝転移巣が多数存在する場合には、切除できる部位は肝切除を行い、残りの切除しにくい転移巣に対して熱凝固療法を行うという組み合わせも可能です。
大腸がんの肝転移治療では、外科医、腫瘍内科医、薬剤師、看護師によるチーム医療が不可欠です。
手術と化学療法を組み合わせた集学的治療により、より良い治療成績が得られるようになっています。大腸外科医と肝臓外科医が連携し、腫瘍内科医が最適な薬物療法を提案することで、患者さん一人ひとりに最適な治療計画を立案します。
治療方針は、がんの進行度だけでなく、患者さんの年齢、体力、これまでの治療歴、生活環境なども総合的に考慮して決定されます。
ステージⅣであっても、諦めずに治療を受けることが重要です。標準治療に加えて、患者さんの状態や希望に応じた治療法を検討することで、生活の質を保ちながら治療を続けることが可能になります。
標準治療だけでは十分な効果が得られなかった方にとって、免疫療法は一つの選択肢となります。
ICVS東京クリニックでは、「延命ではなく、救命を目指して」という理念のもと、ステージⅣの進行がん・再発がんに特化したHITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)を提供しています。この治療法は、免疫システムの司令塔と呼ばれる樹状細胞を活用した次世代のがん免疫療法です。
HITV療法の大きな特徴は、樹状細胞を腫瘍へ直接投与する点にあります。CT画像で確認しながら腫瘍内へ直接注入することで、患者さん自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を、より正確に樹状細胞へ学習させることを目指します。腫瘍内注入が難しい場合は、腫瘍を栄養する主要血管内への投与も可能です。

HITV療法では、腫瘍そのものを免疫細胞の生産工場に変えるという独自の考え方を採用しています。
腫瘍内に直接投与された樹状細胞は、患者さん自身のがん細胞が持つ情報を高精度で学習し、それをもとに強力な免疫細胞(CTL:キラーT細胞)を体内で誘導します。投与後2週間前後からCTLが体内に誘導され、24時間休むことなくがん細胞へ攻撃を継続します。
誘導されたCTLは血液に乗って全身を巡り、画像診断では捉えきれない微細ながん細胞に対しても攻撃を続けるため、転移・再発の抑制を目指す治療とされています。これは、大腸がんの肝転移のように血行性転移が問題となる場合に、特に意義のある考え方といえます。
ICVS東京クリニックは、2008年の設立以来、世界各国から2,000名以上の患者さんを受け入れてきました。
院内には国際的なGMP基準に準じた細胞培養加工施設(CPC)を完備しており、採取した細胞はすべて院内で厳密に管理・培養されます。再生医療等安全性確保法に則り、厚生労働省の許可を受けた特定細胞加工施設として運営されており、細胞の品質管理と治療の安全性が確保されています。
治療は、事前に提出されたPET-CTや血液検査などのデータをもとに、一人ひとりに合わせた治療計画を丁寧に立案します。医師から十分な説明を受け、納得したうえで治療を開始できる体制が整えられています。来院回数は基本的に4回程度で、通院負担にも配慮されています。
なお、HITV療法は日本国内の医薬品医療機器等法において未承認であり、保険適用外の自由診療となります。
肝転移の治療後は、定期的なサーベイランス(経過観察)が極めて重要です。
再発の早期発見により、再度の治療介入が可能になる場合があります。通常、血液検査による腫瘍マーカー測定と画像検査を組み合わせて、定期的にチェックを行います。根治手術後の患者さんでは、特に最初の2年間は3〜6ヵ月ごとの厳重なフォローアップが推奨されます。

治療効果だけでなく、生活の質(QOL)を保ちながら治療を続けることも重視されています。
身体への負担を抑えた治療法の選択、副作用への適切な対応、心理的サポートなど、多角的なケアが提供されることで、患者さんが日常生活を維持しながら治療を継続できる環境が整えられています。
大腸がんが肝臓に転移しやすいのは、門脈を介した血流の解剖学的経路が理由です。
しかし、肝転移が見つかったとしても、決して希望を失う必要はありません。手術、化学療法、熱凝固療法など、患者さんの状態に応じた多様な治療選択肢が用意されています。特に近年では、化学療法の進歩により、当初は切除不能と判断された転移巣でも、治療によって切除可能になるケースが増えています。
標準治療に加えて、免疫療法という選択肢も存在します。ICVS東京クリニックのHITV療法のように、樹状細胞を活用した次世代の免疫療法は、標準治療だけでは限界を感じている方にとって、一つの可能性となるかもしれません。
大切なのは、現在の治療に限界を感じたときでも、別の可能性を知ったうえで判断することです。外科医、腫瘍内科医、そして免疫療法の専門医など、複数の専門家の意見を聞き、ご自身とご家族が納得できる治療法を選択してください。ステージⅣであっても、諦めずに治療を受け続けることが、何よりも重要なのです。
ICVS東京クリニックでは、進行がん・再発がんに特化した免疫療法の相談を受け付けています。標準治療だけでは十分な効果が得られなかった方、新たな治療の可能性を探している方は、ぜひ一度ご相談ください。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

大腸がんは、日本人に最も多く発生するがんのひとつです。
2019年の統計では、男性が約8.8万人、女性が約6.8万人が大腸がんと診断されており、男女合計で罹患数第1位という結果が出ています。また、2021年には女性のがん死亡数第1位となっており、決して軽視できない病気です。
大腸がんの最大の特徴は、初期段階では自覚症状がほとんど現れない点にあります。
症状が出る頃には進行している場合も多く、早期発見が何よりも重要です。本記事では、大腸がんの初期症状を総合的に整理し、「血便」「便秘や下痢の変化」「残便感」「腹部の違和感」など、見逃したくない複数のサインをご紹介します。
大腸がんは、早期の段階では全く症状がないことが一般的です。
腫瘍が小さいうちは腸の通り道を大きく妨げないため、痛みや便通異常などの症状がほとんど現れません。国立がん研究センターの情報によれば、早期の大腸がんは無症状のことが多く、進行してはじめて症状として自覚されるようになります。
これが大腸がんの早期発見を難しくしている最大の理由です。症状が現れてから発見された場合、すでに進行している可能性があり、治療の負担が大きくなることがあります。手術の範囲が広がったり、抗がん剤治療が必要になったり、場合によっては人工肛門(ストーマ)が必要になることもあります。
だからこそ、わずかな体の変化にも注意を払い、定期的な検診を受けることが重要なのです。

悪性リンパ腫はさまざまな要因が関係して発症すると考えられていますが、明確な原因が特定できないケースもあります。本記事では、発症に関係するとされる主な要因やリスクについてわかりやすく解説します。
大腸がんの代表的な症状のひとつが血便です。
便に血が混じる、トイレットペーパーや下着に血がつくといった症状が現れます。血液の色は、鮮やかな赤、暗い赤、黒っぽい色などさまざまです。右側の大腸に腫瘍がある場合は出血に気づきにくく、鉄欠乏性貧血として発見されることもあります。
血便は痔と誤認されやすく、受診が遅れる原因になりやすい症状です。「痔だろう」と自己判断せず、血便が続く場合は必ず医療機関を受診してください。
腫瘍によって腸の内腔が狭くなると、便通に異常が現れます。
便秘が続く、下痢と便秘を繰り返す、便が細くなる(鉛筆状)、便が出きらない感覚(残便感)などの症状が見られます。特に便が細くなる変化は、大腸がんの特徴的なサインのひとつとされています。
排便習慣が変わった、便秘や下痢が繰り返されるといった変化を感じたら、早めに専門医に相談することをお勧めします。

排便後にも便が残っている感じがする「残便感」も、大腸がんの初期症状のひとつです。
腫瘍が直腸に近い位置にある場合、特にこの症状が現れやすくなります。何度トイレに行ってもすっきりしない、常に便意を感じるといった状態が続く場合は注意が必要です。
お腹が張る、重たく感じる、食事中や食後に痛むといった腹部の違和感も、大腸がんのサインとなることがあります。
腫瘍によって便やガスの通過が妨げられると、腹部の張りや痛みが生じます。腫瘍の位置によって痛みの性質が異なり、右側(盲腸〜上行結腸)では鈍い痛み、左側(下行結腸〜S状結腸)では比較的強い痛みを感じることがあるとされています。
大腸がんが進行すると、より明確な症状が現れるようになります。
腫瘍からの出血が続くと鉄分が失われ、赤血球が十分に作れなくなることで鉄欠乏性貧血を起こしやすくなります。赤血球が減ると全身に運ばれる酸素量が低下するため、疲れやすさ、動悸、めまい、立ちくらみ、顔色が青白いといった症状を伴うことがあります。
特に右側の大腸にがんがある場合、進行しても腹部症状が目立たないことが多く、貧血や腹部のしこりといった症状で発見されることがあります。
がん細胞による代謝異常やエネルギー消耗の影響で、意図しない体重減少がみられることがあります。
食事や運動量に変化がないのに減量が続く場合は、早めに医療機関を受診してください。1カ月で3〜4kg減少するような急激な体重減少は、特に注意が必要です。
腫瘍によって腸の通過が高度に妨げられると、便やガスが滞留し、激しい腹痛、嘔吐、便が出ないといった緊急性の高い症状が現れることがあります。
この状態は腸閉塞(イレウス)と呼ばれ、緊急手術が必要になる場合があります。硬い便が通る下行結腸やS状結腸、直腸のがんでは、便の通りが悪くなることによる腹痛や嘔吐が起こりやすいとされています。

大腸がんの発症には、生活習慣や加齢が大きく関わっています。
大腸がんの罹患率は、男女とも40代以上で急激に増えます。そのため、市町村の大腸がん検診の対象も40歳以上となっています。加齢とともに細胞の遺伝子に変異が蓄積され、がん化しやすくなります。60代、70代ではさらに罹患率が高くなります。
大腸がんの約70%前後は、加齢や生活習慣などのリスク因子が関係しています。
遺伝子異常によって大腸がんが発生する場合が5%程度、遺伝子異常との関係は明らかではないが近親者に大腸がん患者が複数いる場合が20〜30%程度あります。家族に大腸がんの既往歴がある方は、発症リスクが高まるとされています。
日本人の食生活が欧米化したことで、大腸がんのリスクが高まっています。
牛肉や豚肉などの赤身肉、ハムやソーセージなどの加工肉の摂取量が増えました。世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関は、加工肉を「発がん性がある」と分類しており、赤身肉も「おそらく発がん性がある」としています。
動物性脂質を多く摂ると、胆汁酸(脂肪の消化を助ける物質)の分泌が増えます。胆汁酸は腸内細菌によって二次胆汁酸に変換されますが、この二次胆汁酸が大腸の粘膜を刺激し、がんの発生を促進する可能性があります。
また、野菜や海藻、きのこ類などに含まれる食物繊維の摂取量が減少しています。食物繊維は便の量を増やし、腸内の有害物質を吸着して排出する働きがあります。食物繊維が不足すると、有害物質が腸内に長く留まり、大腸がんのリスクが高まります。
デスクワークの増加や自動車での移動が増えたことで、日常的な運動量が減少しています。
運動不足は腸の動きを鈍らせ、便秘を引き起こします。便が腸内に長く留まると、発がん物質が腸粘膜に接触する時間が長くなり、がんのリスクが高まります。また、運動不足による肥満は、体内の慢性的な炎症を引き起こし、がんの発生を促進します。

大腸がんのリスク因子として、喫煙と飲酒があります。
男性では、日本酒で1日平均1合以上飲む人は、飲酒しない人に比べて大腸がんの発生率が1.4倍となり、1日平均2合以上の人は2.1倍になることがわかっています。女性の場合も大量に飲酒をすると、同様の結果が出るでしょう。
喫煙による大腸がんのリスクは、たばこを吸わない人に比べて喫煙者の大腸がん発生率は男女とも1.4倍です。そして、たばこをやめた人も1.3倍という結果が出ています。
大腸がんの早期発見には、定期的な検査が欠かせません。
便潜血検査は、2日分の便を採取し、目に見えない微量の血液が含まれていないかを調べる検査です。
自覚症状がない段階でも異常を検出できるため、検診として広く用いられています。感度は約70〜80%とされ、安全で簡単、そして安価な検査です。便潜血検査が陽性になった場合には、その原因を明らかにするために、精密検査を受けることが必要です。陽性になった人の約25〜30人に1人にがんが診断されます。
内視鏡スコープを肛門から挿入して、大腸全域の粘膜を細部まで確認できる検査です。
検査中の組織採取と病理検査によって、幅広い疾患の確定診断が可能になります。また、検査中に発見された前がん病変の大腸ポリープは、その場で切除する日帰り手術が可能です。これにより、将来の大腸がん予防につながります。
がんやポリープに対する診断精度が非常に高い検査法で、精密検査として第一に推奨されます。最近は楽に安全に受けられるようになってきました。米国では10年に1度内視鏡検査を受けた50歳以上の人が過半数に達し、大腸がん死亡率が減ってきました。
身体内部の情報を断層画像として得られる検査で、CT検査ではX線を、MRI検査は磁気を使用して調べています。
適切な治療方針を決めるために、周辺臓器などへのがんの広がりや、転移の有無を確かめる目的で行われます。
以下のような症状が当てはまる場合は、できるだけ早く医療機関を受診してください。
特に、これらの症状が2週間以上続く場合、40歳以上の方、家族に大腸がんの既往歴がある方は、早めの受診をお勧めします。
がん検診を毎年欠かさず受けている方でも、症状を契機に大腸がんが発見されることがあります。検診はすべてのがんを指摘できるわけではありませんので、気になる症状があるときはお近くの医療機関への受診をお勧めします。
大腸がんの予防には、生活習慣の改善が重要です。

食物繊維には予防効果が確実とされています。
野菜、海藻、きのこ類、全粒穀物などを積極的に摂取することで、腸内環境を整え、有害物質の排出を促進します。
赤肉(牛肉、豚肉、羊肉など)や加工肉(ハム、ベーコン、ソーセージなど)の過剰摂取は、発がん性があるとされています。
これらの食品は適量にとどめ、魚や鶏肉、大豆製品などでタンパク質を補うことをお勧めします。
運動はリスクを下げることがわかっています。
週に150分以上の中程度の運動(ウォーキング、軽いジョギングなど)を心がけることで、腸の動きを活発にし、便秘を予防します。
喫煙と過度の飲酒は、大腸がんのリスクを高めます。
禁煙を心がけ、飲酒は適量(日本酒1合程度)にとどめることが重要です。
大腸がんと診断された方、特にステージⅣの進行がんや再発がんでお悩みの方にとって、「治す可能性」を最後まで諦めたくないという思いは当然のことです。
ICVS東京クリニックは、「延命ではなく、救命を目指して」という理念のもと、標準治療だけでは治癒が難しいとされるステージⅣの進行がん・再発がんに特化した次世代免疫療法を提供しています。
当院の中核となる治療は、HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)です。
HITV療法は、免疫システムの”司令塔”とも呼ばれる樹状細胞を活用し、体内でがんを攻撃する主力であるCTL(キラーT細胞)を効率的に誘導することで、がんの消失(治癒)を目標にする免疫細胞療法です。
なお、HITV療法は日本国内の医薬品医療機器等法において未承認であり、保険適用外の自由診療となります。

多くの樹状細胞療法では、体外で人工的に作成した抗原や摘出組織から情報を学習させる工程を踏みます。
これに対し当院では、CT画像で確認しながら腫瘍内へ直接注入(腫瘍内注入が難しい場合は腫瘍を栄養する主要血管内への投与)を行うことで、患者さまご自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を、より正確に樹状細胞へ学習させることを目指します。
腫瘍に投与された樹状細胞は、がん情報を高精度で認識することで、CTLへの指示も精密化します。
投与後、2週間前後からCTLが体内に誘導され、24時間休むことなくがん細胞へ攻撃を継続します。結果として、腫瘍そのものがCTLを生み出す”工場”のように機能する状態(腫瘍のワクチン化)を狙います。
画像診断で判別できない微細ながん細胞が血液により移動・着床することが転移・再発の一因とされます。
HITV療法では、腫瘍のワクチン化によって生まれる高精度なCTLが血液中を巡回し、がん細胞を見つけると即時に攻撃することで、転移・再発を防ぐことにつなげることを目指します。
当院は、がん免疫療法の専門医である蓮見賢一郎によって2008年に設立されました。
国内外の研究者・臨床現場とのネットワークを持ち、HITV療法専門施設として研鑽を重ねています。これまで日本のみならず、台湾、中国、マレーシア、ロシア、オーストラリアなど世界各国から患者さまをお迎えし、2,000名以上の治療支援に携わってきました。
また当院は、樹状細胞の力を最大限に引き出すため、CTガイド下投与、院内CPC(細胞培養加工施設)完備、再生医療等安全性確保法に則った運用といった体制を整えています。
詳しい治療内容や費用については、当院の公式サイトをご覧いただくか、直接お問い合わせください。
大腸がんは、初期段階では自覚症状がほとんど現れないため、早期発見が難しい病気です。
しかし、血便、便通の変化、残便感、腹部の違和感といったわずかなサインを見逃さず、定期的な検診を受けることで、早期発見の可能性は大きく高まります。
40歳を超えたら年1回、便潜血検査による大腸がん検診を受けることが大切です。陽性の場合は、必ず精密検査を受けてください。また、気になる症状があるときは、検診を待たずにお近くの医療機関を受診してください。
大腸がんは、早期発見と適切な治療によって、予後の改善が期待できる病気です。ご自身の体の変化に注意を払い、健康的な生活習慣を心がけることで、大腸がんのリスクを減らすことができます。
進行がんや再発がんでお悩みの方は、ICVS東京クリニックのような次世代免疫療法を提供する医療機関にご相談いただくことも、ひとつの選択肢となるでしょう。
あなたの健康を守るために、今日から行動を始めてください。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

大腸がんの治療を終えた後、多くの方が「もう大丈夫」と安心される一方で、再発への不安を抱える方も少なくありません。
実際、大腸がんが再発した患者さんのうち、約80%が手術から3年以内、95%以上が5年以内に再発が見つかっているという報告があります。
再発は決して珍しいことではありません。しかし、早期に発見できれば再び手術を行うことで完治する可能性があり、手術で切除することができなくても、薬物療法や放射線療法により生存期間を延ばすことが期待できます。
本記事では、大腸がん再発時に現れる症状や体の変化、そして早期発見のために知っておくべき注意点について詳しく解説します。
大腸がんの「再発」とは、手術でがんをすべて切除できたと判断されても、手術で切り取った範囲の外に”飛び火”(転移)した少量のがん細胞が残っていることがあり、その残っていたごく小さながんが少しずつ大きくなり、目に見える(画像に写る)大きさになって現われることを指します。
手術の際、目に見えるがんはすべて取り除かれます。しかし、顕微鏡レベルで進展するがん細胞は、手術中にお腹の中を確認しても正確に診断できないことがあります。
これらの微細ながん細胞が血液により移動・着床することが転移・再発の一因となります。画像診断で判別できない微細ながん細胞が体内に残っていた場合、時間の経過とともに増殖し、再発として発見されるのです。
大腸がんの再発は、主に以下の部位で起こりやすいとされています。
日本人ではS状結腸と直腸にがんができやすく、これらの部位での再発にも注意が必要です。

大腸がんの再発は、初期段階では自覚症状がほとんどありません。しかし、進行するにつれて様々な症状が現れます。
以下のような症状に気づいたら、自己判断せず早めに医療機関を受診することが重要です。
便の状態は、大腸の健康状態を知る重要なバロメーターです。
これらの症状は、痔などの良性の病気でも起こりますが、大腸がん再発の可能性も考慮する必要があります。
腹部に現れる症状も、再発の重要なサインとなります。
局所的な症状だけでなく、全身に現れる症状にも注意が必要です。
再発の部位によって、特徴的な症状が現れることがあります。
局所再発と診断される患者さんは、定期的な手術後の検診で診断されることが多く、症状がない状態で診断される場合もあります。

大腸がんの再発リスクは、いくつかの要因によって高まることが知られています。
初回診断時のステージが進行していた場合、再発リスクが高くなります。特にステージⅢやⅣの場合、リンパ節転移や遠隔転移があったため、再発の可能性が高まります。
大腸がんの多くは腺がんですが、その中でも低分化腺がん、粘液がん、印環細胞がんなどは、より悪性度が高く再発リスクが高いとされています。
食習慣の欧米化(高脂肪・低食物繊維)、飲酒・喫煙、睡眠不足、運動不足などが慢性炎症や酸化ストレスを引き起こし、再発リスクを高める可能性があります。
家族性大腸腺腫症やリンチ症候群などの遺伝性の疾患がある人は、大腸がんの発症リスクだけでなく、再発リスクも高くなることが報告されています。
潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患がある人は、大腸の粘膜の慢性的な炎症を原因とする大腸がんになる可能性が高くなり、再発リスクも高まるとされています。
再発を早期に発見するためには、定期的な検査が不可欠です。
定期検査を怠ると、再発の発見が遅れ、適切な治療を受けるタイミングを逃してしまう可能性があります。
定期的に受ける検査の種類や間隔は、ステージや患者さんの状態によって若干異なりますが、医師の指示に従って、きちんと定期検査を受けるようにしましょう。
一般的には、手術を受けてから最低5年間は、定期的に検査を受ける必要があります。

再発が起こっても、早期に発見できれば再び手術を行うことで完治する可能性があります。手術で切除することができなくても、薬物療法や放射線療法により生存期間を延ばすことが期待できます。
定期検査は、再発を早期に発見し、適切な治療につなげるための最も重要な手段です。
再発が発見された場合、その部位や進行度に応じて様々な治療法が選択されます。
再発部位が限局しており、完全に切除が可能と診断された場合、手術が第一選択となります。
特に肝臓や肺への転移が単発または少数の場合、切除により根治を目指すことができます。局所再発の場合も、周囲臓器合併切除や骨盤壁合併切除を含む拡大手術により、完全切除を目指します。
手術が難しい場合や、複数の臓器に転移がある場合には、抗がん剤治療が選択されます。
最初の薬の効き目が薄れた後も他の薬に切り替えることで延命を期待することができます。分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬など、新しい治療法も登場しています。
骨盤内の局所再発や骨転移に対して、放射線療法が有効な場合があります。痛みの緩和や腫瘍の縮小を目的として行われることもあります。

標準治療だけでは治癒が難しいとされるステージⅣの進行がん・再発がんに対して、HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)という次世代免疫療法が選択肢の一つとなっています。
この治療法は、免疫システムの”司令塔”とも呼ばれる樹状細胞を活用し、体内でがんを攻撃する主力であるCTL(キラーT細胞)を効率的に誘導することで、がんの消失(治癒)を目標にする免疫細胞療法です。
樹状細胞を腫瘍へ直接投与することで、患者さんご自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を正確に学習させ、腫瘍そのものを免疫細胞の”生産工場”に変えるという考え方に基づいています。
なお、HITV療法は日本国内の医薬品医療機器等法において未承認であり、保険適用外の自由診療となります。
治すことが難しい場合も、生活の質を保つことを重視し、がんの症状を和らげる薬物療法や緩和ケアが行われます。
痛みのコントロール、栄養管理、精神的サポートなど、患者さんの生活の質を維持・向上させるための包括的なケアが提供されます。
再発を100%防ぐことはできませんが、日常生活の中で再発リスクを少しでも下げるための工夫があります。
適度な運動は、免疫機能を高め、体重管理にも役立ちます。無理のない範囲で、ウォーキングや軽いジョギング、水泳などを習慣化しましょう。
喫煙は大腸がんの再発リスクを高めるだけでなく、他のがんのリスクも高めます。禁煙は再発予防の重要な要素です。
慢性的なストレスは免疫機能を低下させる可能性があります。十分な睡眠、リラクゼーション、趣味の時間などを大切にしましょう。
肥満は大腸がんの再発リスクを高める要因の一つです。適正体重を維持するよう心がけましょう。

再発を告知されたときは、初めてがんと告げられたときよりも強いショックを受けるかもしれません。
しかし、大腸がんの場合は、再発を繰り返しても元気に生活している人がたくさんいます。
将来が見通せない絶望感や怒り、がんになったことを否定したい気持ちがわき上がってくることもあるでしょう。これらの感情は自然な反応です。
どうがんばっても今、ここにある「がん」をなかったことにすることはできません。しかし、足元をしっかり見つめながら今できる最善のことを一歩一歩、着実に進めていくことが大切です。
悩みや不安、痛みなどは一人で抱え込まず、担当医はもちろん、家族や親しい友人、知人、医療相談室のスタッフなどに伝えましょう。
落ち込みや否定の気持ちが強く自分一人では抜け出せないようなときは、サイコオンコロジスト(精神腫瘍医)や公認心理師などといった心の専門家の助けが必要です。
担当医とよく相談し、治療に関する患者さん自身の希望をしっかり伝え、前向きに治療を受けることが大切です。
人間は最悪の事態に直面しても、心の奥底に希望を信じる力を秘めています。「治療法があるだけありがたい」と開き直った心境になることで、治療に前向きになれることもあります。
大腸がんの再発は決して珍しいことではありません。しかし、早期発見と適切な治療により、再発後も長く元気に生活することは十分に可能です。
便の異常、血便、腹痛、貧血などの症状に気づいたら、自己判断せず早めに医療機関を受診しましょう。定期検査を怠らず、医師の指示に従って検査を受けることが、早期発見の鍵となります。
再発が見つかった場合でも、外科的切除、薬物療法、放射線療法、そして次世代免疫療法など、様々な治療選択肢があります。担当医とよく相談し、ご自身の希望を伝えながら、最適な治療法を選択していくことが大切です。
また、日常生活での食生活の改善、運動習慣、禁煙、ストレス管理などを通じて、再発リスクを少しでも下げる努力も重要です。
心のケアも忘れてはいけません。一人で悩みを抱え込まず、家族や医療スタッフ、心の専門家のサポートを受けながら、前向きに治療に取り組んでいきましょう。
ICVS東京クリニックでは、「延命ではなく、救命を目指して」という理念のもと、ステージⅣの進行がん・再発がんに特化したHITV療法を提供しています。標準治療だけでは治癒が難しいとされる状態でも、治すことを諦めず、患者さんとご家族の力となるために、治療の可能性を最後まで追求しています。
再発への不安や治療の選択肢について、詳しく知りたい方は、ぜひ一度ご相談ください。一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療計画を、専門医が丁寧にご提案いたします。
あなたの希望を、私たちと一緒に追求していきましょう。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

大腸の検査を受けたとき、「ポリープが見つかりました」と言われて不安になった経験はないでしょうか。
大腸ポリープと大腸がんは、どちらも大腸の粘膜にできる病変ですが、その性質やリスクには大きな違いがあります。大腸ポリープは粘膜がイボのように盛り上がった良性のもので、多くの場合は心配する必要はありません。一方で、大腸がんは粘膜から発生する悪性腫瘍であり、放置すると命に関わる可能性があります。
大腸ポリープには「腫瘍性ポリープ」と「非腫瘍性ポリープ」の2つのタイプがあります。腫瘍性ポリープの代表格である「腺腫」は、時間をかけて徐々に成長し、がん化する可能性を持つため、前がん病変とも呼ばれています。特に大きさが1cm以上になると、がん化のリスクが高まることが知られています。
非腫瘍性ポリープには「過形成性ポリープ」や「炎症性ポリープ」があり、これらは基本的にがんになるリスクがほとんどありません。ただし、外見だけでは腫瘍性かどうかを正確に判断することは困難なため、内視鏡検査で疑わしい病変が見つかった場合は切除し、病理診断で組織型を確定するのが一般的です。

大腸ポリープの中でも、特に注意が必要なのが「腺腫性ポリープ」です。
腺腫性ポリープは、大腸内視鏡検査で最も多く見つかる腫瘍性ポリープであり、時間の経過とともに細胞が異常をきたし、最終的に大腸がんへと進行する可能性があります。腺腫自体は特に自覚症状を引き起こすことはありませんが、腫瘍細胞は制御されることなく増殖し、自ら成長していきます。
腺腫性ポリープは、内視鏡で観察すると丸い形状や突起物として見えます。色は白っぽいものからピンク色まで様々で、滑らかな表面を持っていることが多いです。形状には茎のあるもの(キノコのような形)、茎のないもの、両者の中間の形のものがあり、ほとんど平らな形のポリープも存在します。
大腸ポリープの大きさとがん化には密接な関わりがあります。5mm以下の大腸ポリープにがんが含まれる可能性は0.6%とされていますが、20mmを超えるものでは35.8%と言われています。一般的に、大腸ポリープのサイズが5~8mm程度の場合、それが大腸がんに進展するリスクは3%以下とされていますが、20mmを超えるとリスクは急激に50%程度まで高まります。
近年注目されているのが「鋸歯状病変(SSL:sessile serrated lesion)」です。SSLは大腸にできるポリープの一種で、粘膜表面がギザギザしている特徴があります。腺腫ポリープとは異なる組織学的特徴を持っていますが、平坦な形状をしていることが多く、一般的な腺腫性ポリープと比べて発見が難しい特徴があります。そのため、注意深い検査が必要となります。

炎症性ポリープは、大腸の炎症によって形成される非腫瘍性ポリープです。潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患に伴って発生することが多く、基本的にがん化するリスクは極めて低いと考えられています。ただし、炎症性ポリープと腺腫性ポリープを外見だけで区別することは難しいため、内視鏡検査で切除し、病理診断で確定することが重要です。
すべての大腸ポリープががん化するわけではありません。
非腫瘍性ポリープである「過形成性ポリープ」は、がんに進展する可能性が極めて低いとされています。過形成性ポリープは大腸の粘膜細胞が過剰に増殖してできたもので、通常は小さく、5mm以下のものがほとんどです。これらのポリープは基本的に良性であり、がん化のリスクはほとんどないため、経過観察で問題ないケースが多いです。
大腸内視鏡検査で発見されたポリープの中には、すぐに切除する必要がないものもあります。一般的に、以下の条件を満たすポリープは経過観察となることがあります。
ただし、これらの判断は内視鏡専門医による正確な診断が前提となります。外見だけでは判断が難しい場合も多く、疑わしい病変は切除して病理検査を行うことが推奨されます。
経過観察となったポリープでも、定期的な検査は欠かせません。
小さなポリープは急激に大きくなることはありませんが、何年もかけて徐々に成長していきます。ポリープの大きさが1cm、2cmとさらに大きくなるにつれて、がん化するリスクも高くなります。そのため、定期的な大腸内視鏡検査を受けることで、ポリープの成長を監視し、必要に応じて切除することが大切です。
大腸がんや大腸ポリープの切除歴のある患者さまは、2年に1回程度の検査が推奨されています。また、家族に大腸がんの既往歴がある方や、40歳を過ぎた方は、検査のタイミングを逃さず、適切な診断・治療につなげることが重要です。

大腸ポリープの中には、早期に切除すべきものがあります。
腺腫性ポリープは、時間の経過とともにがん化する可能性があるため、発見された時点で切除することが推奨されています。特に10mm以上の大きなポリープは、がんへ進行する確率が高まるため、定期的な経過観察または切除が必要です。腺腫を発見し切除することで、将来的な大腸がんの発生やそれによる死亡リスクを大幅に低減できるとされています。
以下のような特徴を持つポリープは、早期に切除することが推奨されます。
これらのポリープは、がん化のリスクが高いため、内視鏡検査中にその場で切除することが可能です。多くの大腸ポリープは大腸カメラ検査中にその場で安全に切除できます。
大腸ポリープの切除には、いくつかの方法があります。小さなポリープには「コールドポリペクトミー」という、電気メスを使わずに切除する方法が用いられます。中程度のポリープには「ホットポリペクトミー」という、電気を使ってポリープを焼き切る方法が適用されます。大きめのポリープには「内視鏡的粘膜切除術(EMR)」という、安全に切除するための方法が選択されます。
非常に大きなポリープや、がん化の疑いがある場合は、腹腔鏡手術や開腹手術による切除が必要になることもあります。ただし、ほとんどの大腸ポリープは内視鏡的に切除可能であり、日帰りで治療できるケースが多いです。
ポリープを切除した後も、定期的な検査が重要です。
切除したポリープは病理検査に出され、組織型やがん化の有無が確認されます。腺腫性ポリープだった場合、再発のリスクがあるため、1~3年ごとの定期的な大腸内視鏡検査が推奨されます。また、切除後の合併症(出血や穿孔など)のリスクもあるため、術後の経過観察も欠かせません。

大腸ポリープや大腸がんは、初期の段階では自覚症状がほとんどありません。
確実に大腸ポリープや大腸がんを発見する方法は、大腸内視鏡検査が最も有効といわれています。人間ドックや健康診断で行われる便潜血検査は、低コストでありながら約80%のがん感度があることから、一般の検診において多く普及しています。ただし、腺腫タイプのポリープに対しては、感度が低く便潜血が陰性と診断されることも多いです。
便潜血検査は、便の中に血液がないかどうかを検査する方法です。大きいポリープや進行大腸がんは、便とこすれて出血することがあります。しかし、進行大腸がんはいつも出血しているわけではなく、出血していても採取した便に血液が含まれないと、本当は進行大腸がんがあるのに便潜血検査で「陰性」に出てしまいます。
約20~30%の進行大腸がんは、偽陰性のために見落とされることがありえます。便潜血検査が陰性であっても、すでに血便や便通異常、腹部症状などがある場合は、大腸内視鏡検査が必要になります。また、大腸以外の消化管からの出血や、痔の出血でも陽性になることがあります。
以下のような方は、定期的な大腸内視鏡検査を受けることが推奨されます。
大腸内視鏡検査は、病変の早期発見・治療が可能です。ポリープが見つかった場合には、その場で日帰り切除も可能であり、肉体的・精神的・金銭的負担の軽減を可能にする検査です。
大腸内視鏡検査は、おしりから専用のカメラを挿入することや事前に大腸を空にするための下剤服用が必要なことから「痛い」「違和感がある」「つらい」などといわれることがあります。しかし、最近では鎮静剤を使用した検査が一般的になり、不安や痛みを軽減しながらリラックスして検査を受けることができます。
消化器内視鏡専門医による検査を選ぶことで、より安全で正確な診断が可能になります。また、検査後のフォローアップも充実しており、ポリープの種類や今後の治療方針について丁寧に説明を受けることができます。
大腸がんが進行してしまった場合、標準治療だけでは治癒が難しいケースもあります。
ICVS東京クリニックは、「延命ではなく、救命を目指して」という理念のもと、ステージⅣの進行がん・再発がんに特化した次世代免疫療法を提供している医療機関です。治療の中核となるのは、HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)という免疫細胞療法で、樹状細胞を活用し体内でがんを攻撃するCTL(キラーT細胞)を効率的に誘導することで、がんの消失(治癒)を目標としています。

HITV療法の大きな特徴は、樹状細胞を腫瘍へ直接投与する点です。CT画像で確認しながら腫瘍内へ直接注入(腫瘍内注入が難しい場合は腫瘍を栄養する主要血管内への投与)を行うことで、患者さまご自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を、より正確に樹状細胞へ学習させることを目指しています。
腫瘍のワクチン化という考え方を採用しており、腫瘍に投与された樹状細胞ががん情報を高精度で認識することで、CTLへの指示も精密化され、投与後2週間前後からCTLが体内に誘導され、24時間休むことなくがん細胞へ攻撃を継続します。
画像診断で判別できない微細ながん細胞が血液により移動・着床することが転移・再発の一因とされるため、腫瘍のワクチン化によって生まれる高精度なCTLが血液中を巡回し、がん細胞を見つけると即時に攻撃することで、転移・再発を防ぐことにつなげることを目指しています。
当院は、がん免疫療法の専門医である蓮見賢一郎によって2008年に設立され、国内外の研究者・臨床現場とのネットワークを持ち、HITV療法専門施設として研鑽を重ねています。これまで日本のみならず、台湾、中国、マレーシア、ロシア、オーストラリアなど世界各国から患者さまを受け入れ、2,000名以上の治療支援に携わってきました。
治療体制としては、CTガイド下投与によりリアルタイムのCT画像をもとに穿刺を行い、腫瘍内へ正確に樹状細胞を直接投与する高度な医療技術を採用しています。また、院内CPC(細胞培養加工施設)を完備し、国際的GMP基準に沿った環境を整え、専任の細胞培養士が適切に管理・処置を行っています。
さらに、再生医療等安全性確保法に則った運用を行い、厚生労働省の許可を受けた特定細胞加工施設として、品質管理を重視した培養体制を構築しています。
なお、HITV療法は日本国内の医薬品医療機器等法において未承認であり、保険適用外の自由診療となります。治療は患者さまの状態・症状・生活環境を総合的に考慮し、専門医が丁寧にカウンセリングと診断を行った上で、相乗効果を生む治療法を組み合わせたオーダーメイドの治療計画をご提案します。
大腸ポリープと大腸がんの違いを理解することは、早期発見と適切な治療につながります。
大腸ポリープには腫瘍性と非腫瘍性があり、腺腫性ポリープは時間をかけてがん化する可能性があるため、発見された時点で切除することが推奨されています。一方、過形成性ポリープや炎症性ポリープは基本的にがん化のリスクが低く、経過観察で問題ないケースが多いです。
大腸ポリープや大腸がんは初期段階では自覚症状がほとんどないため、定期的な検査が重要です。便潜血検査は有用ですが、偽陰性のリスクもあるため、40歳以上の方や家族歴がある方は、大腸内視鏡検査を受けることをおすすめします。
大腸内視鏡検査によってポリープの段階で発見し、適切に切除することで、大腸がんの発生リスクを大幅に抑えられます。また、大腸がんであっても早期発見・早期治療によって、健康を守ることが可能です。
進行がんや再発がんの場合でも、ICVS東京クリニックのような専門施設では、HITV療法などの次世代免疫療法を提供しており、治癒を目指した治療が可能です。気になる症状がある方や、定期検査をご希望の方は、ぜひ専門医にご相談ください。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。

大腸がんそのものには、実は痛みはありません。
多くの方が驚かれるかもしれませんが、がん細胞自体が痛みを引き起こすわけではないのです。では、なぜ大腸がんで腹痛が起こるのでしょうか。その答えは、腫瘍が大きくなることで腸管の通りが妨げられることにあります。
腫瘍が成長すると、便の通り道が狭くなります。すると、腸が便を送り出そうとして強く収縮するため、痛みが生じるのです。この痛みは持続的なものではなく、腸の蠕動運動に伴って波のように起こる「間欠痛」であることが多いです。
さらに進行すると、腫瘍が腸管を完全に塞いでしまう「腸閉塞」という状態になることがあります。この場合、激しい腹痛や嘔吐といった症状が現れ、緊急の処置が必要になります。
直腸がんの場合、腫瘍が肛門に近い位置にあると、肛門痛として感じられることもあります。また、がんが進行して腸管外の神経や他臓器に浸潤すると、足や腰、背中、お尻など、腹部以外の場所に痛みが広がることもあるのです。

早期の大腸がんでは、自覚症状がほとんどありません。
これが大腸がんの発見を遅らせる大きな要因となっています。初期段階では、がん細胞が粘膜に留まっており、腸管の通りを妨げるほどの大きさではないため、痛みを感じることはまれです。
ステージⅠの段階でも、がん細胞が筋肉層まで進行していますが、まだ症状が出にくい状態です。多くの患者さんは、この段階では何も気づかずに日常生活を送っています。
ステージⅡになると、がん細胞が筋肉層を超えて浸潤し始めます。この段階から、腹痛などの自覚症状が現れやすくなります。痛みは刺すような感覚で、周期的に起こることが特徴です。
ステージⅢでは、リンパ節への転移が見られるようになり、腹痛の頻度や強さが増してきます。腸の動きが妨げられることで、便秘や下痢を繰り返すようになり、それに伴う腹部の不快感も強くなります。
ステージⅣになると、がんが他の臓器に転移している状態です。この段階では、腹痛だけでなく、全身のさまざまな場所に痛みが広がることがあります。腸閉塞による激しい腹痛や嘔吐が頻繁に起こるようになり、日常生活に大きな支障をきたします。
進行期の痛みは、鎮痛剤を必要とするほど強くなることもあります。がんが神経を圧迫したり、周囲の臓器に浸潤したりすることで、持続的な痛みが生じるようになるのです。

血便は、大腸がんの最も代表的な症状の一つです。
腫瘍の表面に便がこすれることで出血が起こり、便に血が混じるようになります。肛門に近い直腸がんからの出血は、鮮やかな赤色の血液が便に付着します。一方、肛門から遠い結腸がんからの出血は、血液が変色して黒っぽい便として現れることが多いです。
血便と腹痛が同時に現れる場合、大腸がんがある程度進行している可能性があります。腫瘍が大きくなって腸管を狭めているため、便の通過が困難になり、腹痛が生じます。同時に、腫瘍からの出血も続いているため、血便が見られるのです。
特に注意が必要なのは、慢性的な出血による貧血の症状です。めまいや立ちくらみ、疲れやすさなどが続く場合、大腸がんからの継続的な出血が原因かもしれません。
血便が出ると、多くの方が「痔だろう」と自己判断してしまいます。しかし、大腸がんによる血便と痔による血便には、いくつかの違いがあります。
痔の場合、排便時の痛みや肛門周囲の違和感を伴うことが多いです。一方、大腸がんによる血便は、痛みを伴わないことも多く、便に血が混じっている状態が続きます。また、便の形が細くなったり、残便感があったりする場合は、大腸がんの可能性を考える必要があります。
血便に気づいたら、自己判断せずに消化器内科や胃腸科を受診することが重要です。早期発見が治療の鍵となります。
腹痛と血便という症状は、大腸がんだけでなく、他の消化器疾患でも現れます。
虚血性大腸炎は、大腸への血流が一時的に悪くなることで起こる病気です。突然の腹痛と血便が特徴で、大腸がんと症状が似ているため、見分けることが難しい場合があります。
虚血性大腸炎は、高齢者や動脈硬化のある方に多く見られます。突然の左下腹部痛と、その後に起こる血便が典型的な症状です。痛みは比較的短時間で治まることが多く、数日から数週間で自然に回復することもあります。
大腸がんとの大きな違いは、症状の経過です。虚血性大腸炎は急性の症状であり、適切な治療で比較的早く改善します。一方、大腸がんは徐々に進行し、症状も長期間続く傾向があります。
潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患も、腹痛と血便を引き起こします。これらの疾患は、大腸の粘膜に慢性的な炎症が起こることが特徴です。
炎症性腸疾患の場合、下痢が頻繁に起こり、粘液を伴う血便が見られることが多いです。また、若年者に発症することが多く、症状が長期間続くという特徴があります。
炎症性腸疾患がある方は、大腸がんのリスクが高くなることが知られています。そのため、定期的な大腸カメラ検査を受けることが推奨されます。

腹痛と血便がある場合、正確な診断のためには大腸カメラ検査が必要です。大腸カメラでは、大腸の内部を直接観察できるため、がんやポリープ、炎症の状態を確認できます。
また、CT検査やMRI検査によって、腫瘍の大きさや周囲への広がり、リンパ節転移の有無などを評価することができます。血液検査では、貧血の程度や炎症の状態、腫瘍マーカーの値などを確認します。
これらの検査を組み合わせることで、大腸がんと他の疾患を正確に見分けることができるのです。
大腸がんは、早期に発見すれば90%以上の確率で治癒が期待できます。
しかし、初期症状がほとんどないため、定期的な検診が非常に重要です。40歳を超えたら、症状がなくても年に1回の便潜血検査を受けることが推奨されています。
便潜血検査は、便に微量の血液が混じっていないかを調べる検査です。肉眼では見えない出血も検出できるため、大腸がんの早期発見に役立ちます。
検査が陽性になった場合、必ず大腸カメラ検査を受ける必要があります。便潜血検査が陰性でも、大腸がんがないとは断言できないため、気になる症状がある場合は医療機関を受診することが大切です。
以下のような症状が続く場合は、早めに消化器内科を受診しましょう。
これらの症状は、大腸がん以外の病気でも起こりますが、自己判断は禁物です。特に、複数の症状が同時に現れる場合は、早急に検査を受けることをお勧めします。

大腸カメラ検査は、大腸がんの最も確実な診断方法です。検査中にポリープが見つかれば、その場で切除することも可能です。ポリープががん化する前に取り除くことで、大腸がんの予防にもつながります。
50歳を超えたら、症状がなくても一度は大腸カメラ検査を受けることが推奨されます。また、家族に大腸がんの患者さんがいる場合は、より早い時期からの定期検査が必要です。
出典 国立がん研究センター 中央病院「大腸がんの症状について」 より作成
標準治療だけでは治癒が難しいとされる進行がん・再発がんに対して、ICVS東京クリニックでは「延命ではなく、救命を目指して」という理念のもと、次世代免疫療法を提供しています。
当院の中核となる治療は、HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine)です。この治療法は、免疫システムの司令塔と呼ばれる樹状細胞を活用し、体内でがんを攻撃するCTL(キラーT細胞)を効率的に誘導することで、がんの消失を目標とする免疫細胞療法です。
HITV療法の大きな特徴は、CT画像で確認しながら樹状細胞を腫瘍内へ直接投与することです。患者さまご自身の腫瘍が持つ複数のがん情報を、より正確に樹状細胞へ学習させることを目指します。
腫瘍に投与された樹状細胞は、がん情報を高精度で認識することで、CTLへの指示も精密化します。投与後、2週間前後からCTLが体内に誘導され、24時間休むことなくがん細胞へ攻撃を継続します。
この仕組みにより、腫瘍そのものがCTLを生み出す工場のように機能する状態を狙います。画像診断で判別できない微細ながん細胞が血液により移動・着床することが転移・再発の一因とされますが、HITV療法では、高精度なCTLが血液中を巡回し、がん細胞を見つけると即時に攻撃することで、転移・再発を防ぐことにつなげることを目指します。
当院は、がん免疫療法の専門医である蓮見賢一郎によって2008年に設立されました。これまで日本のみならず、台湾、中国、マレーシア、ロシア、オーストラリアなど世界各国から患者さまをお迎えし、2,000名以上の治療支援に携わってきました。
院内には国際的GMP基準に沿った細胞培養加工施設(CPC)を完備しており、専任の細胞培養士が適切に管理・処置を行っています。また、再生医療等安全性確保法に則った運用を行い、厚生労働省の許可を受けた特定細胞加工施設として、品質管理を重視した培養体制を構築しています。
CTガイド下投与により、リアルタイムのCT画像をもとに穿刺を行い、腫瘍内へ正確に樹状細胞を直接投与する高度な医療技術を採用しています。

HITV療法は一律の実施ではなく、患者さまの状態・症状・生活環境を総合的に考慮し、専門医が丁寧にカウンセリングと診断を行った上で、相乗効果を生む治療法を組み合わせたオーダーメイドの治療計画をご提案します。
治療は基本4回の来院で完了し、患者さまご本人とご家族のお気持ちを最優先し、QOL(生活の質)を維持・向上させながら、できる限り心身の負担が少ない診療を目指します。
なお、HITV療法は日本国内の医薬品医療機器等法において未承認であり、保険適用外の自由診療となります。詳しい治療内容や費用については、当院までお問い合わせください。
大腸がんによる腹痛は、がん自体ではなく、腫瘍が腸管の通りを妨げることで起こります。
初期段階では症状がほとんどありませんが、進行するにつれて波のような間欠痛が現れ、さらに進行すると腸閉塞による激しい痛みが生じることもあります。血便や便通の変化、残便感などの症状が伴う場合は、早めに医療機関を受診することが重要です。
虚血性大腸炎や炎症性腸疾患など、他の疾患でも似た症状が現れるため、正確な診断のためには大腸カメラ検査が必要です。40歳を超えたら定期的な便潜血検査を受け、陽性の場合は必ず精密検査を受けましょう。
早期発見・早期治療が大腸がん克服の鍵となります。気になる症状がある方は、自己判断せずに専門医にご相談ください。また、進行がんや再発がんでお悩みの方は、ICVS東京クリニックの次世代免疫療法という選択肢もあります。
「治すことを諦めない」という姿勢で、私たちは患者さまと共に歩んでまいります。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。