健康診断だけでは不十分?がん検診との違いと受けるべき理由を解説|コラム|東京のがん免疫療法なら【ICVS東京クリニック】まで

Columnコラム

健康診断だけでは不十分?がん検診との違いと受けるべき理由を解説がん2026/05/28(木)

「毎年、健康診断を受けているから大丈夫」

そう思っていませんか?

実は、この認識が命取りになる可能性があります。健康診断とがん検診は、目的も検査内容もまったく異なるものです。毎年欠かさず健康診断を受けていても、がんを早期発見できるとは限りません。がんは自覚症状が出にくい病気であり、症状が現れた段階ではすでに進行していることも少なくないのです。

日本人の2人に1人ががんになるといわれる時代。早期発見・早期治療こそが、がんを「治せる病気」にする最大の鍵です。今回は、健康診断とがん検診の違いを正確に理解し、あなたとご家族の命を守るために知っておくべき重要なポイントをお伝えします。

検査内容を見直したい方へ

東京都千代田で健康診断やがん検診の違いについて確認したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。

「どの検査を受けるべきかわからない」という方にも対応しています。

ICVS東京クリニックに相談する

健康診断とがん検診は「別物」です

まず、根本的な違いを押さえましょう。

健康診断は、血圧・血糖値・コレステロール値・肝機能など、全身の健康状態を幅広くチェックするものです。生活習慣病の早期発見や、日常的な健康管理を目的としています。職場の定期健康診断や、保険者が実施する特定健康診査がこれにあたります。

一方、がん検診は特定のがんを早期発見することに特化した検査です。目的が明確に絞られており、検査内容も異なります。

「定期健康診断」だけではがんは見つからない

ここが最も重要なポイントです。

事業者には「定期健康診断」の年1回実施が義務づけられていますが、がん検診の実施は任意となっています。つまり、職場の健康診断を毎年受けていても、がん検診が含まれていないケースが多いのです。職域の健康診断の案内が届いたら、まずがん検診が含まれているかどうか、検診内容(検査項目・対象年齢・受診間隔)を必ず確認してください。

「健康診断を受けた=がん検診を受けた」ではありません。この誤解が、発見の遅れにつながっています。

がん検診の「二次予防」としての役割

がんを予防するために、禁煙・食事・運動などの生活習慣を見直すことを「一次予防」といいます。

がん検診を定期的に受けることは「二次予防」、つまり病気の重症化を予防することにつながります。がん検診とは、がんを早期に発見し、大切な命を守ることを目的とするものです。早期発見できれば治療の選択肢が広がり、身体への負担も軽減できます。

国が推奨する5種類のがん検診とは

知っておくべき検診の種類があります。

厚生労働省は、科学的根拠に基づくがん検診を推進しており、現在5種類のがん検診を対策型検診として推奨しています。これらは、がん死亡を減らす効果が確実で、かつ利益が不利益を上回ることが科学的に認められたものです。

胃がん検診

対象年齢:50歳以上 受診間隔:2年に1回

検査項目は、問診および胃部X線検査または胃内視鏡検査です。受診者がいずれか一方を選択できます。なお、当分の間、胃部X線検査については40歳以上に対し実施可能とされています。

大腸がん検診

対象年齢:40歳以上 受診間隔:1年に1回

問診および便潜血検査(免疫法)が検査項目です。自宅で採取できる簡便な検査であるため、受診のハードルが低い点が特徴です。

肺がん検診

対象年齢:40歳以上 受診間隔:1年に1回

問診および胸部X線検査が基本です。原則として50歳以上の重喫煙者(喫煙指数600以上の方)には喀痰細胞診も追加されます。

乳がん検診

対象年齢:40歳以上 受診間隔:2年に1回

問診およびマンモグラフィが検査項目です。視診・触診の単独実施は推奨されていません。

子宮頸がん検診

対象年齢:20歳以上 受診間隔:2年に1回

問診・視診・子宮頸部の細胞診および内診が検査項目です。30歳以上の方については、HPV検査単独法(実施体制が整った自治体のみ)を5年に1回受けることも選択できます。

早期発見がもたらす圧倒的な差

数字が、すべてを物語っています。

早期発見(ステージⅠ)し、早期に治療した場合の5年生存率は、胃がんで98.7%、大腸がんで98.8%、肺がんで91.7%、乳がんで100.0%、子宮頸がんで93.6%となっています。多くのがんは、早期に発見できれば「治せる病気」になりつつあるのです。

一方で、がんが進行してからでは、治療の選択肢が大幅に狭まります。

腫瘍はある程度の大きさになると、1〜2年という短期間で急速に成長が進むことがあります。だからこそ、がん検診で見つけられる早期の段階での発見が重要であり、対象年齢になったら1〜2年ごとの定期的な受診が必要とされているのです。

「陰性」でも油断は禁物

一度がん検診で「陰性」と判断されても、数年後にがんが発生する可能性があります。

がん検診はあまりに小さいがんは発見されにくいとされています。そのため、定期的に受診間隔を守って受け続けることが大切です。「去年受けたから今年はいい」という考え方は、命に関わるリスクをはらんでいます。

がん検診の受け方と費用について

では、実際にどこで受ければよいのでしょうか。

日本のがん検診は大きく3つに分類されます。市区町村が実施する「住民検診(対策型検診)」、事業者や保険者が実施する「職域検診」、そして個人が任意に受ける「任意型検診」です。

住民検診(対策型検診)

お住まいの市区町村が健康増進法に基づいて実施しています。

ほとんどの市区町村では費用の多くを公費で負担しており、一部の自己負担でがん検診を受けることができます。精度管理によりがん検診の質の担保も図られています。お住まいの市区町村のがん検診担当窓口・ホームページ・広報誌などで受診方法をご確認ください。

職域検診

職場や加入する健康保険組合でもがん検診を実施している場合があります。

ただし、定期健康診断にがん検診が含まれているとは限りません。案内が届いたら、必ず検診内容を確認する習慣をつけましょう。職場でがん検診を受けられない場合や、検診内容が推奨内容と異なる場合は、住民検診を受診することをお勧めします。

任意型検診(人間ドックなど)

医療機関や検診機関が提供する検診で、個人が任意で受診するものです。

費用は医療機関によって異なり、原則として全額自己負担となります。ただし、健康保険組合によっては補助金が出る場合があり、国民健康保険では自治体によって助成金制度が設けられていることもあります。詳細はご加入の保険組合や自治体にお問い合わせください。

自分に合う検査を確認したい方へ

年齢や生活習慣に合わせた検査内容を相談したい方にも向いています。

忙しくて検査を後回しにしている方もご相談ください。

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精密検査が必要と言われたら、必ず受診を

ここで立ち止まってはいけません。

がん検診の流れは、まず検査でがん疑いの選別を行い、精密検査が必要な方をふるい分けます。精密検査を含めて「一連のがん検診」として、がんの有無が確認できます。精密検査が必要と通知された場合は、必ず医療機関でより詳しい検査を受けてください。

「精密検査が必要」と判定されても、実際にがんと診断されるのはごくわずかです。令和6年度の報告によると、「要精密検査」と判定された方のうち、実際にがんが見つかる割合は、胃がんで約1.80%(要精検者約56人に1人)、大腸がんで約3.02%(要精検者約33人に1人)、肺がんで約1.66%(要精検者約60人に1人)、乳がんで約5.69%(要精検者約18人に1人)、子宮頸がんで約0.99%(要精検者約101人に1人)でした。

しかし、「症状がない」「健康だから」という理由で精密検査を受けないと、もしがんがあった場合、診断が遅れ、がんが進行してしまう恐れがあります。精密検査の受診は、自分自身への責任です。

がん検診で見つからないケースと、その先の選択肢

がん検診は万能ではありません。

対策型検診は、科学的根拠に基づき死亡率減少効果が確認された5種類のがんを対象としています。しかし、それ以外のがんや、検診で発見が難しい段階のがんが存在することも事実です。また、検診を受けていたにもかかわらず、がんが進行した状態で発見されるケースもあります。

進行がん・再発がんに直面したとき

「もう手術もできない」「抗がん剤が効かなくなった」

そのような状況に直面したとき、治療を諦める必要はありません。近年、患者自身の免疫機能を活用する「がん免疫療法」が、進行がんや再発がんの新たな治療選択肢として注目されています。

がん免疫療法は、人間が本来持っている免疫機能を活用し、がん細胞を攻撃する治療法です。副作用が比較的少ないケースもあり、通院しながら治療を続けられる可能性があります。QOL(生活の質)を維持しながら治療を続けたいという方にとって、重要な選択肢のひとつです。

ICVS東京クリニックのHITV療法について

東京都千代田区紀尾井町に位置するICVS東京クリニックは、進行がん・再発がんに特化したがん免疫療法を専門的に提供するクリニックです。

同クリニックが提供する「HITV療法(Human Initiated Therapeutic Vaccine Therapy)」は、免疫システムの司令塔と呼ばれる「樹状細胞」を活用した独自の治療法です。CT画像を確認しながら樹状細胞を腫瘍へ直接注入する「CTガイド下投与」により、がん細胞の情報を高精度で免疫細胞へ伝達することが期待されています。また、血液中を巡回する免疫細胞によって、画像診断では確認できない微細ながん細胞への攻撃も目指しています。

なお、HITV療法は日本国内における医薬品医療機器等法において未承認であり、保険適用外の自由診療となります。治療の詳細や適応については、必ず専門医にご相談ください。

まとめ:がん検診は「命を守る習慣」です

健康診断とがん検診は、まったく別の検査です。

毎年健康診断を受けていても、がん検診が含まれていなければ、がんの早期発見にはつながりません。国が推奨する5種類のがん検診(胃がん・大腸がん・肺がん・乳がん・子宮頸がん)を、対象年齢になったら適切な間隔で定期的に受けることが、命を守る第一歩です。

早期発見できれば、多くのがんは治せる病気になっています。一方で、進行がんや再発がんに直面した場合でも、がん免疫療法など新たな治療の選択肢が広がっています。

 

「検診を受けること」は、自分と家族への最大の贈り物です。

 

あなたは、最後にがん検診を受けたのはいつですか?

まだ受けていない方、受診間隔が空いてしまっている方は、ぜひ今すぐお住まいの市区町村の窓口や、かかりつけ医にご相談ください。

また、進行がん・再発がんでお悩みの方、抗がん剤以外の治療法を探している方は、ICVS東京クリニックへのご相談もご検討ください。患者さまお一人おひとりの状況に合わせた治療計画をご提案しています。

▼ ICVS東京クリニックへのお問い合わせはこちら

公式サイト:https://www.icv-s.org/

所在地:東京都千代田区紀尾井町

(全国からのご相談に対応しています)

検査の受け方に迷っている方へ

東京都千代田で健康診断やがん検診について相談したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。

必要な検査を整理しながら、無理のない健康管理を進められます。

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著者情報

ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

 

【経歴】

埼玉医科大学卒業。

東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。

世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。

米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。

ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。

その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。