
「手先がジンジンして、箸がうまく持てない」
そんな悩みを抱えながら、治療を続けている患者さんは少なくありません。抗がん剤によるしびれは、治療を重ねるごとに強くなる傾向があり、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。
「このしびれ、いつになったら治るのだろう…」と不安に感じている方に向けて、末梢神経障害の特徴・回復期間・日常生活での工夫まで、できる限り丁寧にお伝えします。
がん免疫療法の研究と臨床に長年携わってきた立場から、患者さんが知っておくべき情報を、誠実にまとめました。
手足のしびれが気になっている方へ
東京都千代田で抗がん剤治療後のしびれや感覚異常について確認したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックへご相談ください。
「いつ改善するのか不安」「生活に支障が出ている」という方にも対応しています。

しびれは、医学的には「末梢神経障害」と呼ばれます。
抗がん剤治療では、がん細胞だけでなく正常な神経細胞にも影響が及ぶため、手先・足先を中心にしびれや感覚の異常が現れることがあります。感覚神経障害・運動神経障害・自律神経障害の3種類があり、それぞれ異なる症状として現れます。
具体的な症状としては、以下のようなものが挙げられます。
これらの変化は、しびれによって引き起こされている場合があります。
すべての抗がん剤でしびれが起きるわけではありません。
しびれが起こりやすい薬として知られているのは、細胞障害性抗がん薬の白金製剤(シスプラチン、オキサリプラチンなど)、タキサン系製剤(パクリタキセル、ドセタキセルなど)、ビンカアルカロイド系製剤(ビンクリスチン、ビンブラスチン、ビノレルビンなど)、分子標的薬のボルテゾミブ、免疫チェックポイント阻害薬の抗PD-1抗体薬などです。
また、抗がん剤の種類によっては、冷感刺激によってしびれが誘発されるものもあります。冷たい水を飲んだときに喉や口の周囲にしびれが現れるケースもあり、患者さんが「なぜ?」と戸惑われることがあります。
担当医や薬剤師に、使用中の薬剤がしびれを起こしやすいものかどうかを確認しておくことが大切です。

「いつ治るのか」は、患者さんが最も知りたいことの一つです。
率直にお伝えすると、しびれの回復期間には非常に大きな個人差があります。使用した薬剤の種類・総投与量・治療期間・患者さん自身の体質や年齢など、多くの要因が絡み合うため、「○か月で治ります」と断言することは難しいのが現状です。
一般的に、抗がん剤によるしびれは投与開始から数週間後、または数回目の投与後に現れることが多いとされています。治療回数を重ねるごとに症状が強くなったり、範囲が広がったりする傾向があります。
初めは手足の指先の違和感だけだったり、一時的な症状だったりする場合もあります。しかし、総投与量が増えるにつれて症状が出てきたり、強くなったりすることが知られています。
治療を終えた後からゆっくり改善する場合があります。
しかし、回復までの期間は月単位、あるいは年単位となることがあります。実際に患者さんから聞かれる声の中には、「1年以上かかった」「やわらいでくるまで6〜7年かかった」というものもあります。また、「手のしびれはよくなったけど、足の指先はまだ残っている」など、部位によって回復状況が異なる方もいらっしゃいます。
残念ながら、改善しない場合もあることも、正直にお伝えしなければなりません。
「しびれは、治療が終わってからが本当の付き合いの始まりかもしれない」
そう感じている患者さんは多くいます。だからこそ、早い段階から正しい知識を持ち、医療チームと連携することが重要です。
一旦出てしまったしびれは、治療中止後も長期間継続することがあります。我慢せず、早めに医師・薬剤師・看護師に相談することが大切です。
しびれに対して、有効な予防法や治療法は十分に確立されていないのが現状です。
ただし、しびれの原因や程度に応じて、症状を和らげるための薬を補助的に使うことがあります。
これらはあくまで補助的な対症療法です。すべての方に効果があるわけではなく、担当医・薬剤師と相談しながら慎重に検討する必要があります。
症状の程度によっては、治療法の変更(薬の減量・変更・休薬など)を検討することもあります。
その際は、薬の治療効果としびれ(副作用)による生活への影響のバランスを十分に考慮することが重要です。「治療を続けるべきか、それとも一時休止すべきか」という判断は、患者さん一人で抱え込まず、担当医と丁寧に話し合ってください。
抗がん剤治療を一時的に休んだり、量を減らしたりすることで症状が軽減されることがあります。

しびれがある状態での日常生活は、思いのほか危険が潜んでいます。
感覚が鈍くなることで、やけどやけがに気づきにくくなります。足のしびれがあれば、転倒リスクも高まります。以下の工夫を取り入れることで、安全に日常生活を送ることができます。
冷えると血行が悪くなり、しびれが強くなる場合があります。
お風呂にゆっくり浸かって体を温めることや、寒い時期には手袋を使用して保温に努めることも有効な場合があります。マッサージをすると症状が楽になるという方もいます。冷えた缶を持つとしびれを強く感じることもあるため、取っ手の付いたマグカップや水筒に飲み物を移して飲む工夫も助けになります。
患者さんそれぞれが、自分に合った方法を日常生活に取り入れることが大切です。

「我慢していれば治るだろう」と思っていませんか?
しびれは、放置すると症状が固定化してしまうリスクがあります。早期に医療チームへ相談することが、回復への近道です。
しびれの程度・部位・いつ始まったか・どのような状況で強くなるかを、できるだけ具体的に伝えましょう。
「なんとなくしびれる」ではなく、「右手の親指と人差し指の先が、朝起きたときに特に強くしびれる」というように、詳細に伝えることで、医師がより適切な判断を下せます。
高齢になると、筋力の低下・足首の関節が硬くなる・視力低下(老眼、白内障など)などが起こりやすくなります。そこに足のしびれが加わることで、転倒リスクがさらに高まります。
家でできるバランス運動(例:片足を軽く10cm程度上げて30秒間そのままでいる動作を左右交互に行うなど)を取り入れることも、転倒予防に役立つ場合があります。ただし、ふらつきがある場合は壁や椅子を支えにして行ってください。
近年は外来通院で抗がん剤治療を受けるケースが増えています。
外来化学療法では、医師・看護師・薬剤師・栄養士など多職種が連携し、副作用管理や生活支援を行います。しびれについても、それぞれの専門家の視点からアドバイスを受けることができます。一人で抱え込まず、チーム全体を頼ってください。

抗がん剤治療を続ける中で、「このまま治療を続けるべきか」「ほかに選択肢はないか」と悩まれる方は多くいます。
特に、標準治療で十分な効果が得られなかった場合や、副作用がつらくなってきた場合には、免疫療法という選択肢を検討することも一つの道です。
ICVS東京クリニックは、2008年に設立された進行がん・再発がん治療を専門とする免疫療法クリニックです。東京都港区のホテルニューオータニ内に位置しています。
同院では、**HITV療法**という独自のがん免疫療法を提供しています。患者さん自身の免疫細胞を利用し、がん細胞への攻撃力を高める治療です。具体的には、樹状細胞を活性化させてがん細胞をターゲティングし、キラーT細胞などの免疫活性を強化します。
治療の流れは、初診・治療計画→アフェレーシス(血液成分採取)→生検→免疫細胞培養→治療実施→経過観察という段階を踏みます。身体への負担が比較的少ない点も特徴とされています。
同院の独自技術として「CTガイド下投与」があります。
リアルタイムのCT画像をもとに穿刺によって樹状細胞を腫瘍内へ正確に直接投与する、高度な医療技術です。これにより樹状細胞の機能を最大限引き出すことが可能となります。
免疫療法は、抗がん剤や放射線治療などの標準治療と組み合わせることで、その働きを助け治癒を早めることを目指しています。
抗がん剤治療後や、標準治療で十分な効果が得られなかった患者さんに対する治療選択肢として、免疫療法を提案しています。
「抗がん剤が効かなくなった」「副作用がつらくて続けられない」という状況に直面したとき、次の一手を一緒に考えてくれる専門家の存在は、大きな支えになります。
抗がん剤によるしびれは、個人差が非常に大きく、「いつ治る」と断言できないのが現実です。
治療終了後も月単位・年単位で回復に時間がかかることがあり、場合によっては改善しないケースもあります。だからこそ、早期に医療チームへ相談し、自分に合った対処法を見つけることが大切です。
日常生活での工夫(保温・転倒防止・やけど予防)を積み重ねながら、しびれと上手に付き合っていくことが、QOL(生活の質)を守ることにつながります。
そして、標準治療の限界を感じたとき、免疫療法という新たな選択肢があることも、ぜひ知っておいてください。
あなたの治療の歩みを、一人で抱え込まないでほしいと思います。
▼ 進行がん・再発がん・抗がん剤治療後の方へ
ICVS東京クリニックでは、HITV療法を中心としたがん免疫療法の無料相談を承っています。
標準治療との併用も含め、あなたに合った治療の選択肢をご提案します。
まずはお気軽にご相談ください。
治療後の体調変化が気になる方へ
東京都千代田で抗がん剤の副作用について継続的に相談したい方は、医療法人社団ICVS東京クリニックをご利用ください。
現在の症状や生活への影響を整理しながら、無理のない対応を確認できます。
ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

埼玉医科大学卒業。
東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。
世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。
米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。
ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。
その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。