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大腸がんのステージとは何か

大腸がんと診断された際、まず知ることになるのが「ステージ」という言葉です。

ステージとは、がんの進行度を示す指標のことで、治療方針を決定する上で極めて重要な情報となります。大腸がんのステージは0からⅣまでの5段階に分類され、数字が大きくなるほど進行したがんであることを示しています。

ステージの判定には、3つの重要な要素が考慮されます。第一に、がんが大腸の壁にどれだけ深く入り込んでいるか(**深達度**)、第二に、周囲のリンパ節への転移の有無と程度、第三に、肝臓や肺など他の臓器への遠隔転移の有無です。これらの要素を総合的に評価することで、患者さま一人ひとりの状態を正確に把握し、最適な治療計画を立てることができます。

大腸がんは、早期に発見できれば高い確率で完治が期待できる疾患です。しかし、進行するまで自覚症状が出にくいという特徴があるため、定期的な検診が非常に重要となります。

ステージ0からⅢまでの特徴と治療法

ステージ0:最も早期の段階

 

ステージ0は、がんが大腸の粘膜内にとどまっている最も早期の状態です。

この段階では、内視鏡治療によってがんを完全に切除できることがほとんどです。内視鏡治療は開腹手術と比較して体への負担が少なく、入院期間も短くて済みます。病変が完全に取り切れていることが確認されれば、それで治療が完了となります。

ステージⅠ:早期がんの段階

 

ステージⅠでは、がんが固有筋層までにとどまっている状態です。大腸の壁への浸潤が浅い場合は内視鏡治療が選択されますが、浸潤が深い場合はリンパ節転移の可能性を考慮し、手術治療が必要となります。手術方法には、お腹を切る開腹手術と、腹腔鏡を用いた手術があり、患者さまの状態や病変の位置によって選択されます。

ステージⅡ:進行がんの初期段階

 

ステージⅡは、がんが固有筋層を超えて周囲に広がっているものの、リンパ節転移がない状態です。この段階では手術治療が標準となります。ただし、腸閉塞を起こしていた場合や、多臓器浸潤を認めた場合など、再発リスクが高いと判断される場合には、手術後に再発予防のための補助化学療法が推奨されることがあります。

ステージⅢ:リンパ節転移を伴う段階

 

ステージⅢは、がんの深さに関わらず、リンパ節への転移が認められる状態です。

手術治療では、がんが存在する腸管とともに、転移の可能性があるリンパ節を郭清します。手術後は、再発予防を目的とした補助化学療法が強く推奨されます。化学療法には複数の選択肢があり、患者さまの全身状態や副作用のリスクを考慮しながら、最適な治療法を選択していきます。

ステージⅣの治療戦略

ステージⅣは、肝臓や肺、腹膜などへの遠隔転移が認められる段階です。

この段階の治療は、転移巣が切除可能かどうかによって大きく方針が異なります。原発巣と転移巣の両方が切除可能な場合は、両方を手術で切除することが検討されます。大腸がんは、たとえステージⅣであっても、切除によって根治が望める可能性がある疾患です。

一方、転移巣が切除不能な場合は、化学療法や放射線治療が中心となります。原発巣による症状がない場合、原発巣を切除せずに化学療法を先行する治療が標準治療として確立されています。これは、原発巣切除に伴う合併症のリスクや、化学療法開始の遅れによる不利益を避けるためです。

ステージⅣの治療では、がんの制御だけでなく、生活の質(QOL)を維持することも重要な目標となります。症状緩和のための緩和治療も並行して行われ、患者さまとご家族が納得できる治療を選択していくことが大切です。

出典

国立がん研究センター「ステージ4大腸がんの新たな標準治療を検証」

(2021年2月)より作成

ステージ別の生存率と予後

大腸がんの治療効果を判断する重要な指標として、5年生存率があります。

5年生存率とは、診断から5年後に生存している確率を示すもので、大腸がんの場合、再発の96.5%が5年以内に起こることから、5年間再発がなければ完治に近いと考えられています。

ステージ0では5年相対生存率が94.0%と非常に高く、ステージⅠでは91.6%となっています。ステージⅡでは84.8%、ステージⅢaでは77.7%、ステージⅢbでは60.0%と、進行するにつれて生存率は低下していきます。

ステージⅣになると、5年相対生存率は18.7%まで低下します。特に結腸がんの場合は16.5%とさらに低くなります。しかし、これはあくまで統計的な数値であり、個々の患者さまの状態や治療への反応によって予後は大きく異なります。

近年の治療技術の進歩により、ステージⅣであっても長期生存される方が増えています。特に、免疫療法などの新しい治療法の開発により、治療の選択肢は広がり続けています。

出典

大腸癌研究会「患者さんのための大腸癌治療ガイドライン 2022年版」

(大腸癌全国登録2000~2004年度データ)より作成

術後の経過観察と補助化学療法

定期検査の重要性

 

手術後は、再発の早期発見のために定期的な検査が必要です。

再発の約80%以上が術後3年以内に起こり、5年を超えての再発は1%以下とされています。そのため、術後3年までは3か月に1回、3年以降は6か月に1回、術後5年間を目安に定期検査を行います。検査内容には、腫瘍マーカーの測定、CT検査、大腸内視鏡検査などが含まれます。

補助化学療法の役割

 

術後補助化学療法は、再発を予防するために行う抗がん剤治療です。基本的にはステージⅢが適応となりますが、ステージⅡでも再発リスクが高いと判断される場合には推奨されます。

治療開始時期は術後1~2か月頃までが目安です。使用される抗がん剤には複数の選択肢があり、点滴による5FU+ロイコボリン療法や、内服薬であるカペシタビン、TS-1などがあります。さらに、オキサリプラチンを併用することで、より高い再発予防効果が期待できます。

治療期間は原則6か月間ですが、ステージⅡや比較的進行していないステージⅢでは、3か月間でも再発予防効果にほとんど差がないという報告もあり、副作用のリスクを考慮して3か月間で終了することも検討されます。

出典

日本臨床外科学会「大腸癌手術後について」

(大腸癌研究会プロジェクト研究1991~1996年症例)より作成

ICVS東京クリニックの免疫療法という選択肢

進行大腸がんや再発大腸がんに対して、標準治療以外の選択肢を探している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ICVS東京クリニックでは、ステージⅣの進行大腸がんや再発大腸がんに対し、「延命ではなく、がんの消失を目指す」という理念のもと、次世代免疫療法「**HITV療法**」を専門的に提供しています。

HITV療法の特徴

 

HITV療法は、免疫システムの司令塔である樹状細胞を活用した免疫細胞療法です。

最大の特徴は、樹状細胞をCTガイド下で腫瘍へ直接投与する点にあります。腫瘍内に直接投与された樹状細胞は、患者さまご自身の大腸がんが持つ複数の抗原情報を高精度に学習し、その情報をもとにCTL(キラーT細胞)を体内で強力に誘導します。

これにより、腫瘍そのものが免疫細胞を生み出す「ワクチン化」、血液中を巡る微細ながん細胞への継続的な攻撃、転移・再発の抑制といった作用が期待されます。

専門性の高い医療体制

 

ICVS東京クリニックは、がん免疫療法の臨床・研究に長年携わってきた医師が中心となり、2008年に設立された専門医療機関です。国内外の研究機関・医療機関と連携しながら、進行がん・再発がんに対する治療に研鑽を重ねています。

院内には、国際的GMP基準に準拠した細胞培養加工施設(CPC)を完備しており、専任の細胞培養士が樹状細胞および活性化T細胞を厳格に管理・培養しています。また、CT画像を用いて腫瘍の位置をリアルタイムで確認しながら投与を行う高精度な技術により、治療効果の向上を図っています。

オーダーメイドの治療計画

 

大腸がんの進行度、転移の有無、これまでの治療歴は、患者さま一人ひとり異なります。

当院では、事前診断や詳細なカウンセリングを通じて、HITV療法を軸とした個別の治療計画をオーダーメイドでご提案します。患者さまご本人だけでなく、ご家族のお気持ちにも配慮し、生活の質(QOL)を大切にした診療を心がけています。

「もう治療がない」と感じておられる患者さまやご家族に対し、治すことをあきらめず、患者さまのパートナーとして寄り添う医療を提供しています。まずは、医療相談や事前診断を通じて、現在の状態にHITV療法が適応となるかどうかを一緒に検討いたします。

まとめ

大腸がんのステージは、治療方針と予後を決定する重要な指標です。

ステージ0からⅠの早期がんでは、内視鏡治療や手術によって高い確率で完治が期待できます。ステージⅡからⅢでは、手術とともに補助化学療法を組み合わせることで、再発リスクを低減させることができます。ステージⅣの進行がんであっても、転移巣の状態によっては切除が可能であり、また化学療法や免疫療法などの選択肢があります。

大腸がんは、早期発見できれば予後が良好な疾患です。定期的な検診を受けることで、早期発見・早期治療につながります。また、進行がんや再発がんと診断された場合でも、標準治療に加えて免疫療法などの新しい治療法が選択肢となる可能性があります。

治療を選択する際は、ご自身の状態や希望を主治医にしっかりと伝え、納得できる治療を選ぶことが大切です。ICVS東京クリニックでは、進行大腸がん・再発大腸がんでお悩みの患者さまに対し、HITV療法という選択肢をご提案しています。まずは医療相談を通じて、ご自身の状況でどのような可能性があるのかを確認してみてください。

大腸がんと向き合う患者さまへ、最善の治療選択をサポートいたします。

著者情報

ICVS東京クリニック 理事長 蓮見 賢一郎

 

【経歴】

埼玉医科大学卒業。

東京大学医科学研究所を経て、現在は米国法人 蓮見国際研究財団理事長。

世界各国で『国際がんワクチン・シンポジウム』を開催し、がん免疫療法の啓蒙と研究活動を推進している。

米国Thomas Jefferson 大学 Kimmel Cancer Center に研究講座を開設、同大学の客員教授。

ブルガリアPleven 医科大学より、がん免疫療法の研究活動に対して名誉博士号授与。

その他、米国Maryland 州立大学、ドイツ Erlangen 大学との共同研究や、マレーシア国民大学(UKM)との臨床試験を行っている。